あらすじ
一回しかない人生をどう過ごすかは、個々の人間にとって、大きな課題である。人生には思うようにならない場面はしばしば起きるものだが、そのときどう対処するか。それによって自分の人生の主人公になれるか、負け犬になるかが決まる。幕末の思想家、佐藤一斎は名著『言志四録』で、「天下のこと、もと順逆なく、わが心に順逆あり」と喝破している。「順境や逆境は自分の外にあるのではなく、自分の内にある。自分の弱さに勝ってこそ、世の荒波を乗り越えていける」というのだ。私はこの言葉を引用して、聖光学院高校の野球部の選手たちを励ましている。天風先生は自分の弱さに打ち克つにはどうしたらいいか大いにヒントになる「心の運用の仕方」を語っておられる。今回も逆境を乗り越えてこられた方々が、天風先生の言葉を実際にどう応用したかを紹介した。
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Posted by ブクログ
人間が逆境を乗り越えるには、心の力でしかない。
逆に言えば、心の力を上手く使える人は、逆境を乗り越えることができる。
こんなシンプルな法則だけど、実践できる人は少ない。
この本には、こんな中村天風の教えを実践して逆境を乗り越えてきた人たちが紹介されている。
何かに躓いている人は、手に取ってみることをお勧めします。