配信予定・最新刊

作品一覧

  • ハイデガーの超-政治――ナチズムとの対決/存在・技術・国家への問い
    NEW
    -
    1巻1,584円 (税込)
    20世紀最大の哲学者ハイデガーはなぜナチスに加担したのか? 「黒ノート」の「反ユダヤ主義的」覚書の真意とは? 後期の「存在の思索」に秘められた政治的メッセージとは? 『存在と時間』以後のハイデガー後期思想を徹底解明! 従来のハイデガー像をくつがえす「ハイデガー・ナチズム論」の決定版! ―――――――――――――――――― 本書を読まずにハイデガーは語れない! ―――――――――――――――――― ◎書評掲載 2020年7月10日 『文藝春秋』2020年8月号、評者・角幡唯介氏 2020年4月16日 『表現者クライテリオン』2020年5月号、評者・篠崎奏平氏 2020年3月29日 読売新聞「本よみうり堂」、評者・苅部直氏 「存在の問い」そのものが、ハイデガーの政治的実践だった! ハイデガーの「存在への問い」は独自の共同体構想と、それに基づいた現実政治に対する批判を内包したものだった――その反ユダヤ主義的とも取りうる覚書によって衝撃を与えた最新資料「黒ノート」の詳細な検討も交えつつ、ハイデガーのナチスとの関わりを時系列的に丹念に描きだし、彼みずからが「超-政治」と呼んだ「存在の問い」の政治性を浮き彫りにする。 1930年代後半以降の「存在の思索」の一環としての技術論と近代国家批判にも論及し、現代社会の本質を剔抉する後期思想のアクチュアルな意義を平易な言葉でわかりやすく解説。 現代の混迷した政治状況に見通しを与えるべく、ハイデガー研究の第一人者が満を持して世に問う渾身の著!
  • ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで
    値引きあり
    4.7
    1巻1,116円 (税込)
    「20世紀最大の哲学者」ハイデガーが生涯を賭けて問い続けた「存在への問い」とはどのような「問い」だったのか? 変容し続ける思索の跡を丹念にたどり、その最後にたどり着いた境地に迫る。また、近年「黒ノート事件」によってスキャンダルを巻き起こした悪名高い「ナチス加担」がいかなる哲学的見地からなされ、そしていかなる理由からナチス批判に転じたのかについても徹底的に解明する。「道であって作品ではない」――ハイデガー哲学の魅力と魔力を余すところなく捉えた力作。
  • ハイデガー『存在と時間』入門
    値引きあり
    4.4
    1巻1,001円 (税込)
    本書は、、可能な限り日常の日本語で『存在と時間』を理解することを目指します。章立てに従って、原文を忠実に読解した上で平易な日本語で解説して行きますので、翻訳書で『存在と時間』を読むよりもはるかに容易にその内容を理解することができます。また、なぜハイデガーはこの書を完成させることができず、未完のままに終わったのか、その「限界」についても、本書を読み進めていけば、おのずと理解できるでしょう。

ユーザーレビュー

  • ハイデガー『存在と時間』入門

    Posted by ブクログ

    存在と時間に、キリスト教、現象学の影響があることを見て取れた。

    繰り返し表現が多いが、そのおかげで、記述において置かれる事態はなくなり、素晴らしい読書体験だった。

    現存在を時間という地平で見れることがよく分かった。

    存在と時間がなぜ未完だったのか、も丁寧に考察されている。

    0
    2025年12月09日
  • ハイデガー『存在と時間』入門

    Posted by ブクログ

    三大難解書としても有名なハイデガーの「存在と時間」を平易な言葉で解説した入門書。

    分かりやすさだけではなく、なぜ未完のまま終わってしまったのかなども専門家の視点から考察されており入門書としては最適なように思う。講談社現代新書にしては厚めの431ページで読み応えたっぷりなところもとても良かった。
    本来性と非本来性がハイデガーの思考の重要な部分だと思っていたので、そこが少し理解できたような気がする。

    「ひと」としておしゃべりに勤しまぬよう、きちんと『存在と時間』自体も読んでみなければならないなと思いました。

    0
    2025年07月15日
  • ハイデガー『存在と時間』入門

    Posted by ブクログ

    ハイデガー『存在と時間』に絞った解説者,書物の成立から本来性と非本来性,未刊行の内容まで詳細に検討。

    0
    2024年12月27日
  • ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで

    Posted by ブクログ

    骨太な読書になりました。
    ハイデガーの『存在と時間』については大体理解していたつもりだったが、著者の胆力ある丁寧な説明のおかげで理解がより深まった。人生論としての存在という表層的な思考に留まることなく、ハイデガーが追い求めた思索の過程とその結果生まれ得た多くの概念に肉薄していく。
    存在という概念に取り憑かれたハイデガーおじさんは、その思考の果てに存在を超出していく。
    ナチとの繋がりについてはフェアな立ち位置から出来るだけ冷静に分析していて興味深い。
    ツェランとのエピソードはなぜか泣いてしまったた。
    ただハイデガーの胡散臭さは免れ得ない印象。

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    2024年05月22日
  • ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで

    Posted by ブクログ

    ハイデガーって、『存在と時間』の解説はけっこうあるんだけど、後期の著作を含めて整合的に理解できる解説ってほとんどないんですよね。これはかなり理解しやすい形でまとめられている。ただ、ナチに関してはちょっとハイデガーに好意的すぎない?! というのと、最後半の「主体性」をめぐって「その"主体性"の"主体"は誰?」「ひとつに収斂しないのはなぜで、その違いは何?」という疑問がぬぐえなかった。またいつか読んでみての感想が自分でも楽しみ。

    0
    2023年10月03日

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