ハイデガー『存在と時間』入門

ハイデガー『存在と時間』入門

1,430円 (税込)

7pt

本書は、、可能な限り日常の日本語で『存在と時間』を理解することを目指します。章立てに従って、原文を忠実に読解した上で平易な日本語で解説して行きますので、翻訳書で『存在と時間』を読むよりもはるかに容易にその内容を理解することができます。また、なぜハイデガーはこの書を完成させることができず、未完のままに終わったのか、その「限界」についても、本書を読み進めていけば、おのずと理解できるでしょう。

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ハイデガー『存在と時間』入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三大難解書としても有名なハイデガーの「存在と時間」を平易な言葉で解説した入門書。

    分かりやすさだけではなく、なぜ未完のまま終わってしまったのかなども専門家の視点から考察されており入門書としては最適なように思う。講談社現代新書にしては厚めの431ページで読み応えたっぷりなところもとても良かった。

    0
    2025年07月15日

    Posted by ブクログ

    ハイデガー『存在と時間』に絞った解説者,書物の成立から本来性と非本来性,未刊行の内容まで詳細に検討。

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    哲学素人でもこの本のおかげで『存在と時間』をちゃんと読めた。
    筆者もウン十年と悩まされていると吐露しているので親身に感じた。

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    「八本脚の蝶」読後、哲学的なテーマの本への興味が尽きない。たまたま手に取ったのだが、本書を読んでよかった。
    ハイデガーの主著「存在と時間」についての入門書。入門書をいくら読んでも、原典を読んで自分自身のものとして吸収しないとそれは真の読書経験(理解)ではない。野矢先生もそのように書いていたが、本書で

    0
    2020年12月20日

    Posted by ブクログ

    ハイデガーの専門家である著者による、代表的著書『存在と時間』の解説。いろんな方面からこの書に照点を当てて書かれています。どのような成立過程を辿って書かれたのかから始まるのですが、幾度となくの書き直し、追加、そして未完成に終わったこと。この書の経緯がすでにドラマチックなものになっています。それが何故な

    0
    2019年10月27日

    Posted by ブクログ

    上巻を書いて、下巻は書かない学者が、なぜそのままずーと学者でいられたのか?不思議だ。
    「日本人にはハイデガーの思想は必要ない」というようなことを言っている著名人は多い。
    仏教の華厳思想があるからだ。井筒俊彦や中沢新一、木村敏、河合俊雄、大塚信一、J.ヒルマンも同様なことを言っているので、それは定説と

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ


    ハイデガーの著作の研究に人生を捧げてきた研究者の大作。具体例が多く、また一度書いたことを何度も復習するためある程度は読みやすい。ドイツ語と日本語の差異もあるが、難しい概念を上手く意訳しているのである程度はわかる。ハイデガー初心者にも相当の配慮をしているが、それでもハイデガーが難解すぎて中々掴みどこ

    0
    2021年12月31日

    Posted by ブクログ

    ハイデガー自身の書いた本は難しそうなので、とりあえず入門書の類を何冊かよんでみようという感じで読んでみた。

    なるほど、仲正さんらしい感じの本だな〜と。

    どこが「らしい」かというと、テキストや言葉を大切にしているということ。訳のわからないハイデガー用語をドイツ語的にどういう意味なのか、語源としてど

    0
    2021年07月07日

    Posted by ブクログ

    ハイデガーが『存在と時間』という書物の中で考察しようとしていた内容を解き明かしている本です。

    同じ講談社現代新書から、すでに仲正昌樹の『ハイデガー哲学入門─『存在と時間』を読む』が刊行されていますが、仲正の本が『存在と時間』の既刊部分で論じられている実存思想に焦点を絞って、比較的わかりやすいことば

    0
    2017年11月30日

    Posted by ブクログ

    個別性をもったわれわれの本来性である「良心をもとうと意志すること(≒覚悟)」に関してアリストテレスの議論に触れているところで、「何かに対して心構えをもつこと」と意訳した「ヘクシス(性状)」を「おのれの状況においておのれの問題に対して持ち場についていること」と特徴づけた。
    この「持ち場についている」と

    0
    2017年09月18日

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