作品一覧

  • グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉

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    グノーシス主義の主要人物についての考察が中心で,初学者がグノーシスを知るために必要な知識を得るのに良い。

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    2024年06月28日
  • グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉

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    ネタバレ

    古代地中海世界に誕生し時のキリスト教正統多数派教会とも並び立った「異端思想」、キリスト教グノーシスについて概説した書。同思想が勃興した紀元2世紀という時代に焦点を絞りつつ、代表的な思想家(教師)である(ウァレンティノス派の)プトレマイオス、バシレイデース、マルキオンの教説を取り上げ、彼らの思想を考察する。
    本書は、神秘思想の一つであるグノーシス主義の中でも「紀元2世紀のキリスト教グノーシス」を解説したものである。五賢帝治世下にて宗教・哲学の大衆化が進んだ時代、まさにその時代にこそキリスト教グノーシスは盛期を迎え、後にグノーシス主義を代表する著名な教師たちを生み出していた。即ち、擬人(神)化され

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    2024年05月25日
  • グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉

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     聖書研究の一分野としての解説。どうしてもオカルトの側面で語られてしまうグノーシスについて、本当はどのようなものであるのかを丁寧に解説している。初めて知ったのだが、グノーシスといっても大きく3つの流れがあり、さらにそれぞれが全く異なったものであるという。またそれがグノーシスの研究の難しさにもつながるという。そもそもがグノーシス派側の文献がほとんど残っておらず、残っている文献も批判側(体制側)の批判や批判のために引用されたものである。批判する側は考え方の違いに関係なくグノーシス的であることだけで批判し、それを受けてのグノーシス再評価も体制に対する反発が意識的、無意識的問わず加わることでグノーシス

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    2023年07月06日
  • グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉

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    何も知らない人向けグノーシスの入門書。とても読みやすかった。他の本でグノーシスについて触れてあっても分かりにくくてつかめない印象だったけど、世界観や系譜などについてさっくりまとめてあって参考になった。至高神とアイオーンの成り立ち、救済のロジックはこんな話だったのか…とようやく納得。
    矛盾のある箇所、研究の進んでいないところ、現状存在する資料のカバーできる範囲についてや、よくわからない部分…とかも率直にはっきり書いてあって、主流の見解・著者の意見を明確にしているのも非常に好印象だった。さらにステップアップの参考文献も完備で嬉しい!
    難解な部分は省いていると言うけれど、むしろそんなところも含めても

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    2022年01月27日
  • グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉

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    グノーシスについて、大まかに知りたいと思って読みました。至高神とその他の聖なる存在があり、地上神も愚かな存在ではあるものの神には違いありません。複数の聖なる存在からはギリシャローマ的価値観が感じられて興味深かったです。内容だけでなく文献も、いろいろと参考にさせていただきました。

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    2015年03月19日

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