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柳屋怪事帖 迷える魂、成仏させます
15歳の柳月神奈は、早逝した父から死者の未練を解消する成仏屋を引き継ぎ、柳屋と名乗って妖の助手、絢緒と陣郎の二人と共に仕事をしている。 今回の依頼は殺害された高校生・小坂威吹の成仏の手伝いだが、本人にはその時の記憶がなく、犯人もいまだに捕まっていない。 小坂に身に覚えがあるか尋ねると、『呪いの絵馬』を掛けたせいだと言い出す。 そこで呪いを叶えてくれるという神社を調べると、小坂自身も呪いの絵馬を掛けられていたことが分かり――。 -
屋根裏の男爵令嬢
零落した貴族の娘は、生きるために働くほかなかった。RITA賞2度受賞作家が贈る、感涙のヒストリカル! 男爵令嬢のグレースは、不安に押しつぶされそうになりながら、パン屋の扉を叩いた。借金の山を残して父親が亡くなり、住み慣れた屋敷を追い出され、働かざるを得なくなったのだ。もはや結婚も望めないだろう……。下働きにも慣れ始めたある日のこと、グレースはパン屋の常連で、変わり者の老侯爵と友人になった。そして思いがけない遺産を託される。居心地のいい屋敷と十分な手当、それから戦争で捕虜にされているという侯爵の子息を――。グレースは遺言に従って子息を迎えに行った。予期せぬ運命が待ち受けているとも知らずに。 ■抜群の人気を誇る、カーラ・ケリーの新作をお届けします。名誉あるRITA賞を2度も受賞したベテラン作家である彼女は、日の当たらない場所に生きる人々や、苦境に立たされている人々を細やかに描くことでも知られています。本作のヒロイン、グレースは男爵令嬢でありながら家族を亡くして一文無しとなり、パン屋で働かざるを得なくなった身の上。働きはじめたとたんに、貴族の“元”友人からは蔑まれ、口もきいてもらえません。それでもグレースは辛い仕事に不平を言わず、誰よりも真面目に働いています。そんな彼女にある日転機が訪れます。パン屋の常連の老侯爵が思いがけない財産を残して亡くなったのです。グレースに託されたのは、老侯爵の子息。彼女は身元引受人となって、彼を迎えに行きますが、ここから物語は意外な方向に進みます。読み応えたっぷりの名作。はらはらどきどきしながらお楽しみください! -
矢の家
フランスのディジョンに住む資産家ハーロウ夫人の死は、養女ベティによる毒殺である――夫人の義弟ワベルスキーがそう警察に告発したとの報が、ロンドンにある夫人の法律事務所に届く。事務所の若き弁護士フロビッシャーは事態を収拾すべく、事件を担当するパリ警視庁の名探偵アノーと接触してから現地に赴き、ベティとその友人アン、ふたりの可憐な女性と出会うのだった。“矢の家”グルネル荘で繰り広げられた名探偵と真犯人との見えざる闘いに、読者は解決編において驚嘆するであろう。文豪・福永武彦による翻訳で贈る、メースンの代表長編。/解説=杉江松恋 -
夜半獣
不思議な郷に迷い込んだ俺。 ココは変だ、住民は変だ、俺もなんか変だ。 やがて俺は力を得て夜半獣と呼ばれるのだった。 血と暴力と愛の郷 上槇ノ原へようこそ! 気付けば無人の車両に乗っていて、わけもわからず上槇ノ原へとたどり着いた省悟。 癖のあるどこか愛くるしい住民達と共に生活をするうち、省悟は郷にとってなくてはならない存在となった。 ある日、省悟は上槇ノ原と下槇ノ原の抗争に巻き込まれてしまう。 古より続く上下抗争だった。 そんななか省悟は「夜半獣」として圧倒的な力を得ると共に、村民から敬われる存在となり……。 夢か現か、異世界での戦争が始まった。 -
ヤバい生き霊
“幽霊や生き霊が見える”特殊能力が話題を呼んでいる、吉本興業所属芸人・シークエンスはやともの心霊エッセイ集。「女性自身」連載中の人気連載「ポップな心霊論」を再編集して構成。「幼いころから霊を見すぎて霊が全然怖くない」という著者が、これまでの人生、霊視して見えた芸能人たちの素顔、そして自身の経験から覆す世の“心霊常識”の数々、たま~に本気で怖かった心霊体験まで、“おもしろ怖~く”語りつくす1冊。 -
やばいくらい執着愛~一途な幼馴染に捕らわれています
突然婚約者にフラれ、傷心中のOL・美月(27)。仕事も辞めて途方に暮れていたところ、年下幼馴染の悟(25)と偶然再会し、話の流れでルームシェアをすることに。毎日美味しいご飯を作ってくれて、飲み会の帰りは迎えに来てくれる世話焼きな彼。同居も順調!そう思っていたある夜…急にオトコの顔で迫られちゃった!?「僕は恋愛対象になる?」優しく抱き寄せられ、熱のこもった瞳で見つめられたら身動きできない。溶けそうなくらいに濃厚なキスに、身体の奥が疼いちゃって…。「早く僕のでいっぱいにしてあげたいな」蕩けだしたあそこを舌と指で丁寧に解されたら、もう何も考えられない!…でも、あるとき悟の部屋で自分と元カレが映った写真を見つけて――?年下幼馴染の執着愛は、どうやらやばいくらい重いみたいです。 -
ヤバイぞ日本 中国の「侵略」を直視せよ!
本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 「静かな侵略」どころではない 中国が今、日本のあらゆる分野に巣くっている! 中国共産党支配下の在日中国人が84万人も 毎年約3500人の中国人が「日本国籍」を取得している 中国共産党への忠誠を誓う中国留学生が累計1万人以上も!? このままだと日本は中国に呑み込まれてしまう! ・政界に侵食する中国のワナ ・日本社会の混乱を狙う中国・人民解放軍 ・中国人に買われるニッポン ・反習近平勢力が暗躍中? ・日本人を救い出すことができない日本政府に喝! “役に立つバカ”になるな! 中国は自分たちにとって都合の良い「役に立つバカ」な日本人をリクルートして親中派として育て、国防動員法が発動された際に世論の分断工作などの攪乱工作に従事するはずだ。 「役に立つバカ」とは、無邪気にも自分では良かれと思ってやっていることが実は、特定の政治勢力に利用されている人物や勢力を意味する。ウイグルや香港、チベットなどでの人権弾圧には目をつぶり、ただひたすら日中の友好親善に注力している自分は世のためになっていると勘違いしている御仁らのことだ。 -
やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日
2020年の1年間で生み出されたデータ量は「59,000,000,000,000GB」。 これは、YouTubeの高画質動画57億年分にも相当する。 デジタルは、私たちの社会をさらに自由に、豊かにしてくれる――。 しかし、それが実にはかない願望であったことを、私たちはいま実感させられている。 SNSの広がりは「真実」と「フェイク」の境界をあいまいにし、私たちは「フェイク」に踊らされるようになった。 文脈を失い、断片化された情報は、それがデマであってもまるで真実であるかのように、「いいね」がつけられ、世界中に拡散されていく。 ビッグデータに蓄えられた検索履歴は、私たち以上に私たちのことを知り尽くしたデータ=「デジタルツイン」となり、私たちのプライバシーを丸裸になりつつある。 にもかかわらず、私たちは、デジタルの恩恵から逃れられないのだ。 フェイクが横行し、プライバシーが剥奪され、リアルはデジタルに侵食される――。不自由で非民主主義的な世界を、私たちはどう生きるべきか。 「フェイクによって何が奪われているのか」「便利さと引き換えにどのようにプライバシーを受け渡してしまっているのか」という2つの問題意識をもとに、2020年4月5日、12日に「NHKスペシャル デジタルVSリアル」というシリーズ番組を全2回で放送した。 この放送だけでは伝えきれなかった取材内容をふんだんに盛り込み、現代のデジタル世界を紐解いていくというのが、この本の狙いである。 -
ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話
バブルか暴落か? 脱デフレ後の日本経済と世界の行方を 今一番ヤバい面々が大胆に読み解く! 人生が変わる経済の読み方 ★本書の主な内容 アベノミクスはバブルを起こせないと失敗 不動産を上げることがアベノミクスの出口になる 女性の労働力を掘り起こすことで、もう一回労働力のボーナスを作れる 中国の大都市圏の物件は手金で買っているので、中国バブルは崩壊しにくい 10年続いた新興国バブルの後、もう一度先進国の時代がやってくる 日本国債はバーゼルIIIが実現でもしない限り暴落しない 観光産業は日本の有望な経営資源 カジノは関西経済復興の起爆剤になる 本当にヤバイ中国経済 2010年に潮目は変わった! 願望と未来予測がゴッチャになる韓国に経済危機到来!? 「付加価値」ではなく「希少価値」で勝負してしまうロシア人 ウラジオストックと新潟をパイプラインで結べ インドネシア経済が崩れたらアジアの一大事 接待して翌日注文をもらう金融業界の営業 長期金利が2%を超えてきたら資産運用を見直せ 医療保険はいらない金融商品の代表 【主な内容】 第1章 【日本経済編】 アベノミクスは首尾よくバブルを作れるか? 第2章 【アメリカ経済編】 オバマがこけてもアメリカ経済は世界最強になる 第3章 【中国経済編】 潮目が変わった中国経済、そのとき日本はどうするか? 第4章 【新興国経済編】 BRICsブームは完全に終わった 第5章 【マネー編】 自宅を持ってる人はインフレヘッジの必要なし -
ヤバイほどおもしろ楽しい台湾見聞録
日本人なら、行く前に読んでおきたいリアル台湾ハンドブック。これまでとは一味違った視点から台湾の表層だけでなく深層までを紹介した台湾観光協会も推薦する、“病み付き”になること間違いなしの台湾丸かじりガイドブック。 -
ヤバマン サレ妻の秘密の離婚準備 分冊版
古来より日本の「村」には独特の因習があり、夜這いなど奔放に性行為が行われていた。現代では潰えた因習に思われたが、不倫やパパ活が横行しているマンションも実在する。S県平浦駅徒歩10分の場所にある大型マンション『ファミール平浦』。ノース棟とサウス棟が向き合う大規模住宅。現在29歳の河本桃美は、3年前に幸せな家庭を夢見て、子育て世代が多いこのマンションに引っ越してきた。しかし、長女の妊娠中に夫の不倫現場を目撃。しかも、広告代理店勤務の夫は権力を武器にした女遊びの影が常にちらついている。また、マンション内で次々に発覚する不倫現場。サレ妻はモラハラでDV気質もある夫と、乱れたSEXが横行する激ヤバマンションから脱出するべく、秘密の離婚準備を始めた――。 -
ヤバめの恋は計画的に
コンビニで長年アルバイトをしている白尾琉輝(しらお りゅうき)の元には、いつも同じ買い物をする常連客がやって来る。 ボサボサ頭に無精髭、だらしない風貌をしたその男だが、妙に愛想がよくイイ匂いがするところが白尾は気になって仕方がなかった。 『あんな見た目で、普段何してる人なんだ?』 そんなある日、いつもとは違う姿で現れた常連男はめちゃくちゃイケメン!! それから少しずつ会話をするようになった二人だが、森本厘(もりもと りん)と名乗る常連男には、アブない裏があった――!? (※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています) -
野蛮人の図書室
日本人は、所詮野蛮人である! というスタンスに立って物事を考えると、脳みそから力が抜けて、ラクに知識が頭に入ってくる。当代随一の読書家であり、教養人である、佐藤優氏が、若いサラリーマン(野蛮人)がいま何を読めば必要にして十分なのかを懇切に教えてくれる。何者かに騙されないで生きるために必携のブックガイド。 ●読書によって教養を身につけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある。世の中には難しい内容を入門者向けにわかりやすく書いた本がある。こういう本をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。私は『野蛮人の図書室』で、読書好きの人だけでなく、今まであまり本を読んだことがないという人を思い浮かべながら、野蛮人を脱し、教養人になるための道案内をしたい。 -
矢吹駆シリーズ
中央アフリカで発見された謎の病、アブバジ病に罹患したパストゥール研究所の学者フランソワ。病床の彼から預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師・マドック博士に届けるため、アテネへと旅立った。しかし博士は、エーゲ海の孤島・ミノタウロス島に渡っていた。彼を追うナディアと駆。島の館・ダイダロス館には、二人を含む十人の男女が集まったが、嵐で島は孤立、ギリシア神話をなぞるように装飾された客たちの死体が次々に発見される。奇怪な連続殺人の真相は? シリーズ中白眉といわれる、記念碑的傑作本格ミステリ。/解説=飯城勇三 -
「藪の中」の死体
法医学の第一人者、元東京都監察医務院院長を務めた上野正彦さんが古今東西の名作に書かれた事件に迫る。 芥川龍之介『藪の中』では武士は誰にどのようにして殺害されたのか、谷崎潤一郎『鍵』で性交死ははたしてなぜ起きたのか、ポーの『マリー・ロジェエの怪事件』では、マリーは水死なのか……。 また戦後日本の事件史に特筆される二つの事件、青酸カリによる強盗大量殺人事件「帝銀事件」と旧国鉄総裁の轢死事件も残された資料から、アームチェア・ディテクティブよろしく、事件の様々な可能性を探る。 そのほか、森村誠一『精神分析殺人事件』と横溝正史『犬神家の一族』も取り上げている。 豊富な経験に裏付けられた斬新な検証と想像力が、物語の興味を一層深くしてくれる。 -
野望の埋火(下) 居眠り同心影御用
一橋治済の天雲閣から謎の連続身投げ事件! 一日一善が悪を呼ぶ? 元筆頭同心の居眠り番に、蝦夷をめぐる抜け荷探索の影御用が舞い込んだ! 背後に今も松平定信を怨む治済、田沼意次四男の影! 玄蕃。父の仇、松平定信に煮え湯を飲ませ、屈辱にまみれさせ死に追いやれ──。将軍家斉の実父=一橋大納言治済は、先代将軍家治の世に権勢を誇った老中田沼意次の四男、田沼玄蕃頭意正に命じた。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助に新たな影御用が舞い込んだ。蝦夷を巡る抜け荷の探索であった。どうやら治済と田沼が絡んでいるらしい。 -
野望の埋火(上) 居眠り同心影御用
八十歳超の剣客が連日、謎と戦慄の道場破り! 将軍の父の野望が蠢く。 将軍家斉の父=一橋大納言治済の大いなる企てを探れ。 元老中首座の松平定信から居眠り番源之助に影御用! 超法規『天罰組』の黒幕は? 八十歳を超える老剣客が連日、謎と恐怖の道場破り。老人の正体は?その目的は?その現場を北町奉行所筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助も目撃。源之助の許に元老中首座の松平定信が訪れ、将軍家斉の実父=一橋大納言治済がなにやら蠢いている大いなる企てを探ってほしいと影御用。江戸の町は、法度を無視した『天罰組』が我がもの顔で動き回る。 -
山一前後 日本証券市場の敗戦と復興
【不作為と怠慢により失った歳月と、試行錯誤の末の再生】 日経平均株価がバブル高値を超えるまでに34年。何故これほどの期間が必要だったのか――。ガバナンスは問われず、顧客尊重の意識も低かった日本証券業界のひずみが音を立てて噴出した1997年11月。山一証券の自主廃業こそが時代転換の瞬間だった。あの日、破綻の現場にいた日本経済新聞の編集委員が証券業界と市場の変遷を語る。 【目次】 プロローグ 自主廃業の夜 第I部 山一前 第1章 グローバルとの遭遇 第2章 PKOの時代 第3章 自由化への抵抗 第4章 会計が迫った開国 第5章 1997年 第II部 山一後 第6章 日本版ビッグバンの虚実 第7章 ファンド資本主義 第8章 リーマン・ショック 第9章 「失われた歳月」の終わり 第10章 グローバルを超えて エピローグ 破綻ロード再訪 -
病の皇帝「がん」に挑む
地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞作。 古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。 -
病を乗り切るミラクルパワー
「心の力」「信じる思い」によって、 あなたの人生に奇跡が臨む。 心の傾向性を改善! 体の健康を促進! 心と肉体の両面から、 健やかな人生を生きる秘訣を わかりやすく解説。 その「常識」に注意!? この「超・常識」に注目! ▽糖質制限や菜食主義の問題点 ▽減点主義の医師の言葉に影響を受けすぎない ▽霊的な原因によって病気になることも ▽憑依霊を撃退する信仰のパワーとは ▽「祈り」には治癒力を高める効果がある ▽年をとってもボケないための秘訣 ▽介護問題を乗りこえるためのヒント ▽統合失調症の人に対するアドバイス -
山県昌景
戦国最強を誇った「赤備え」の騎馬軍団を率いて、常に武田信玄の先陣を任された山県昌景――。若年より晴信(のちの信玄)の近習として仕え、20歳の時には晴信直属の旗本隊創設に加わり、いきなり足軽150人の隊長に大抜擢された。その後も武勲を重ね「源四郎(昌景)の赴くところ敵なし」とまで謳われる。信玄の子・義信の謀反未遂に、父のような存在だった兄・虎昌が連座し切腹させられると、昌景は涙ながらに兄が率いた「赤備え」の部隊を引き継ぐこととなる。その後の昌景は、「風林火山」の旗印とともに武田の先鋒隊長として戦場を疾駆。“赤い大津波”の如き騎馬軍団の破壊力は、三方ヶ原の戦いで徳川軍を呑み込み、「さても恐ろしきは山県」と家康を畏怖させた。しかし信玄に重用された反面、息子の勝頼には疎んじられ不遇な晩年を迎える。長篠・設楽原合戦では己の誇りをかけて挑み、壮烈な最期を遂げた猛将の生涯を描く。 -
山が見ていた
こんなに短くて、こんなに面白い!怖い!深い! 多才の人気作家・新田次郎が自ら選んだ、初期の傑作短編ミステリー15篇 夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した。その恐ろしい結末は(山靴)。 少年をひき逃げしたあげく、自首もできずにうろたえる青年が自殺を思い立ち山に入る。 そこで遭難した中学生に出会い、運命の歯車が回り始める(山が見ていた)。 冒頭からラストまで、切れ味鋭く人間の業をえぐり出す傑作ミステリー集。 ※この電子書籍は1976年10月に光文社より刊行された単行本をもとに2021年12月に新装版化した文春文庫版を底本としています。 -
山上徹也と日本の「失われた30年」(集英社インターナショナル)
山上徹也は、2019年10月13日から「silent hill 333」のアカウント名で、ツイッターへの投稿を始めた。そのツイートから見えてくるのは、人生を破壊された「宗教2世の逆襲」という表層的な理解にとどまらず、ロスジェネと呼ばれる世代に共通する絶望感、悲壮感であった。山上と同世代で、自身も宗教2世である政治学者・五野井と、『世界がもし100人の村だったら』などの著者で格差など社会問題に目を向け続けてきた池田が、それぞれの視点からツイートを精査、現代日本の重い問題をあぶり出す。 -
山口組 顧問弁護士
ドキュメンタリー映画でも話題になった、山口組の顧問弁護士を長きにわたって務めてきた山之内幸夫。なぜ彼は山口組の弁護を請けることにしたのか。山口組を近くで見続けてきた男が語る、暴力と弁護。手記、独占出版。 第一章 山口組分裂の背景 第二章 代紋の重み 第三章 ヤクザの民事介入暴力と薬物 第四章 月額十万円の顧問弁護士 第五章 四代目山口組の船出、そして射殺 第六章 暴力団の運命 あとがき -
血と抗争 山口組三代目
日本中を震えあがらせたドン田岡一雄の凄絶な闘争!! -
山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント 2008~2015
創設1世紀、日本最大の組織犯罪集団の中でいま何が起きているのか? 六代目司体制の強権支配と粛清の内部抗争、暴排条例の包囲網の中での蠢き、芸能界との接点、闇カジノなどの地下シノギ、台頭する新たな反社勢力との牽制、協力……命を賭けて反社勢力を追い続けた著者だからこそ書ける闇社会最新ルポ! -
山口貴由作品集 銃声の子守唄
名作「覚悟のススメ」を含む、珠玉の読みきり5作品を収録した作品集。圧倒的描写力、斬新な手法、そして強靭かつあたたかなメッセージ。まんがの未来がここにある。 -
ヤマケイ山学選書 マタギに学ぶ登山技術
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 秋田県を中心に東北の山間部に多いマタギ。 古来から伝統を重んじながら猟を続けてきた彼らは単なる猟師ではありません。 樹木や植物、動物に対する造詣の深さ、そしてそれらを誰よりも守ろうとする真摯な態度は、正統な狩猟の民といえるでしょう。 本書では彼らの歩き方、休み方、食事の仕方、火の焚き方など、すべてにおいて無駄がないマタギの知恵をまとめました。 たとえば 「ローインパクトな歩き方」 「夜道の歩き方」 「においのしない、快適便所の作り方」 「雪の中での焚き火の仕方」などなど。 古いけど、新しい山とのつきあい方は、これからの山登りに大いに役立つはずです。 -
ヤマケイ山学選書 山が楽しくなる地形と地学
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は、山と溪谷社が2012年4月に発行した『ヤマケイ山学選書 山が楽しくなる地形と地学』初版第4刷を底本とし、スキャンして電子化したものです。 地形や地学というと専門家だけのものと思われがちですが、実際に山に登って少し目を凝らしてみると、いろいろな現象に出合います。 山を歩きながら自分の足元の地形や地質に目を凝らし、その表情や成り立ちを知ることで、山はいっそう身近なものになります。 高山植物に注意を払うのも楽しいですが、山を作っている岩石や地形を知って、山をより身近なものにしてください。 山に登る人が山をもっと詳しく知ることこそ、山を傷つけなかったり、山の自然の中へそっと身を置く知恵になります。 -
ヤマケイ山学選書 山で困ったときのテクニック
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は、山と溪谷社が2013年5月に発行した『ヤマケイ山学選書 山で困ったときのテクニック』初版第5刷を底本とし、スキャンして電子化したものです。 山に入ってから「あっ、雨具忘れちゃった…」とか 歩きはじめてはみたけれど「すぐ息苦しくなる…」とか 「山小屋の夕食がなかなかのどを通らない」とか 「道に迷ってしまった」など、さまざまなアクシデント、トラブルに対する心構えをわかりやすく解説しました。 解説は「日本百名山」でおなじみの岩崎元郎さん。 -
ヤマケイ山学選書 山でバテないテクニック
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山登りをやっている人ならば、バテた経験は一度や二度ではないはず。 まして初心者ともなれば、バテに関する不安は大きいことだろう。 すべての登山者にとって、最も大きな不安の種がバテなのである。 本書では「山でのバテとは」でまず登山中に起こるバテについて紹介。 次に「体とバテのメカニズム」でなぜバテるか、を考えます。 そして「山でバテないための栄養学」「山でバテないためのトレーニング」で具体的な方法を掲載。 さらに「山でバテない25のテクニック」では登山中の行動、ウェアリングなどでバテないためのテクニックを紹介しています。 -
ヤマケイ新書 IT時代の山岳遭難
遭難現場をよく知る登山ガイドがひもとく、安全登山のために必要な最新のテクノロジー。 山と溪谷誌上でも活躍する現役登山ガイドが遭難に対する思考をアップデート。 「便利さ」「楽しさ」を拡大するために発達するテクノロジー。 しかしながら、そのテクノロジーに頼り、依存しすぎることが原因で遭難したり、 遭難の一歩手前まで追い込まれる登山者が増えている。 そこで本書では、現役登山ガイドとして活動し、山と溪谷誌でも執筆を続ける著者が 急速に発達するテクノロジーと登山を俯瞰して、 登山者がどのようにテクノロジーと向かい合い、活用するのが最適かを解説する。 ・目次 <第1章>テクノロジーの発達により、新しい遭難が増えている 独学で登山を続けることは可能か/検索エンジンの落とし穴/実例から考える・ウェブの情報が登山者に与えた悪影響/ 度の過ぎた承認欲求の先に待つもの/道迷いを防ぐはずのGPSを持って道に迷う <第2章>登山者の行動をサポートするために進化するテクノロジー 速やかな情報伝達をめざす試み/コミュニケーションの幅を広げたSNS/道迷いを防ぐGPSアプリ/ 登山者向け主要5大サービス 「ヤマケイオンライン」「ヤマレコ」「YAMAP」「Geographica」「スーパー地形」 <第3章>遭難者を救うために進化するテクノロジー 登山届の電子化がもたらした福音/加入者急増中のココヘリを支えるもの/ 遭難者捜索のスペシャリスト集団LISSが駆使するテクノロジーとは <第4章>登山者とテクノロジー リテラシーの高め方/これから期待したいウェアラブル/共存していくテクノロジーと登山 -
ヤマケイ新書 シカ問題を考える
現代のシカ問題の全体像がこれ1冊でわかる! 長年、シカと環境の関係を研究しつづけた第一人者によるシカ問題の入門書。 現在、増え過ぎたシカによるさまざま被害が各地で報告されている。 美しく貴重な高山植物は食べ尽くされ、植物を餌にする虫もいなくなり、森は後継樹が育たず、このままでは存続が危うい。 シカ問題はただシカの数を減らせばよいというものではなく、農林業の衰退、里山や奥山の変化と密接に関わる社会問題であり山問題である。 農林業被害から生態系の破壊まで、ますます深刻化するシカ問題。 シカ肉利用やシカ猟なども含め、シカ問題に関するニュースが毎日のように報道されている。2015年5月には「保護」から「管理」にシフトした改正鳥獣保護法も施行された。 本書では、広くシカ問題に関心のある人に向けて、シカ問題の背景・現状・影響・対策・今後を解説します。 序章 シカが増えた森を訪ねる 1章 シカ問題はどういう問題か 2章 シカ食害の現状と影響 3章 シカという生き物 4章 シカ増加の歴史、背景、原因 5章 問題解決の努力 6章 生態学的、総合的な視点でみる 7章 シカと共存する未来に向けて -
ヤマケイ新書 世界遺産を問い直す
日本の世界自然遺産の登録すべてに関わった第一人者が、世界遺産の矛盾をするどく切る! 日本における世界自然遺産の過去・現在・未来を問い直す。 1993年に日本で最初の世界自然遺産が登録されて25周年。 日本の世界自然遺産登録の経緯や登録後の「ブーム」が沈静化して、地域には何が残ったのか? 日本にとって最後の自然遺産となる可能性が高い「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は申請延期となったのはなぜか? 「人と自然の相互関係を守る」はずだったユネスコ世界遺産条約。 ユネスコがその理念を離れ、「自然遺産」と「文化遺産」の分断が進んだことで招いた弊害とは? -
ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火
2014年9月27日午前11時52分、御嶽山が、突然、水蒸気爆発。 9月最後の土曜日、素晴らしい好天と絶好の紅葉のシーズン、そして昼どきの最もゆったりした時間帯、多くの登山者でにぎわっていた御嶽山が、突然、大噴火、多数の死傷者が出るという大惨事となってしまった。今回の噴火とはなんだったのか―。 生還した登山者たちの証言を中心に、救助現場からの報告と研究者による分析を交え緊急出版! 第1章「ドキュメント御嶽山の10日間」 9月27日から10月6日までを時系列にて詳細記述。 第2章「七つの証言」 実際に被災した遭難者たちの話、特に生死を分けたその瞬間を掘り下げた内容。 第3章「科学的考察」 信州大学山岳科学研究所の専門家たち、火山学、防災危機感理学、気象学の分野から分析(降灰、雪崩、土石流等)。 第4章「救助現場からの報告」 自衛隊、岐阜県警山岳警備隊、静岡消防局、災害派遣医療チーム、山小屋オーナー、 そして「サバイバーズ・ギルト」(生存者の重荷感)の対処法を災害心理学の立場からも解説。 電子版では、巻頭に災害現場の口絵が8ページ、続いて地図が掲載されます。 -
ヤマケイ新書 名古屋発 半日徒歩旅行
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 朝寝した休日でもたっぷり楽しめる名古屋近郊<超>小さな旅。 奇景絶景、島に渡って、乗り物も満喫、歴史を感じる、里山漫遊、旧街道を漂う、廃線跡を探る、全49コース! ■内容 第1章 奇景絶景を巡る徒歩旅行 養老の滝と養老天命反転地/御在所岳と御在所ロープウエイ/赤目四十八滝/野外民族博物館リトルワールド/香嵐渓と足助/海津の輪中/鬼岩公園と中山道/八百津町と美濃加茂市の複雑飛び地 第2章 島に渡って徒歩旅行 神島/答志島/渡鹿野島/日間賀島と篠島/佐久島/坂手島 第3章 乗り物も楽しむ徒歩旅行 リニアモーターカーとガイドウェイバス/あすなろう鉄道/牛川の渡しと豊川稲荷/三岐鉄道北勢線/中野の渡し/跳ね上げ式鉄道橋「末広橋梁」 /水陸両用バスと名古屋港/小紅の渡しと鵜飼い 第4章 歴史を感じる徒歩旅行 伊勢神宮/伊賀と忍者/桶狭間と有松/熱田神宮と七里の渡し跡/関ヶ原/岡崎二十七曲り/郡上八幡/明治村 第5章 里山を漫遊する徒歩旅行 海上の森と窯垣の小径/四谷千枚田と鳳来寺/知多半島横断/半田の町とごんぎつねの里/明智の町並みと颪/飛島村 第6章 旧街道を漂う徒歩旅行 赤坂宿から御油宿/馬籠宿から妻籠宿/伊勢街道と松浦武四郎/姫街道と本坂峠/鈴鹿峠を越えて関宿へ/金谷宿から大井川/岩村城と大名街道/大湫宿と十三峠 第7章 廃線跡を探る徒歩旅行 三河線の山線廃線跡/木曽森林鉄道遺構と阿寺渓谷/谷汲線廃線跡と華厳寺/美濃町線跡とうだつの町並み/伊吹せんろみちと伊吹山 -
ヤマケイ新書 富士山1周レースができるまで ~ウルトラトレイル・マウントフジの舞台裏~
ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)を創設し、日本のトレイルシーンに絶大なインパクトを与えたふたりの男によって綴られる同大会の誕生ストーリー! 日本が誇る世界的トレイルランレース「UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)」。実現不可能と思われた夢のレースを開催させたふたりの男の苦闘の足跡が明かされる。 UTMF実行委員長・鏑木毅と実行副委員長・福田六花による共著。 日本で初めての100マイルレースにして、世界のトレイルランニングシーンからも注目を集めるウルトラ・トレイルマウントフジ(UTMF)。2012年に第1回目が開催。 現在では、日本のクラシックレースとしての地位を確立している。 大会の創設者は、日本のトレイルランシーンのパイオニアであり、今なおトップ選手としての挑戦を続ける、リビングレジェンド・鏑木毅。 そして、本業は医師という異色の経歴を持つトレイルレースオーガナイザーにして、富士山麓のトレイルシーンに誰より詳しい福田六花だ。 日本一のトレイルレースを富士山麓で創設した挑戦の記憶。 現役最強選手であった鏑木毅は、なぜ自ら大会プロデュースを買って出たのか? 日本には前例の無かった100マイルレースを立ち上げるために、どんな苦労があったのか? 今まで明かされなかった誕生秘話が大会運営のキーパーソンであるふたりの男によって明かされる。 トレイルランナーだけでなく、登山者や自然愛好者にもぜひ読んでいただきたい。 -
ヤマケイ新書 山小屋クライシス 国立公園の未来に向けて
多くの登山者が利用する日本の山小屋が存続の危機に瀕しています。 これは、戦後に制定された日本の国立公園制度が抱え続けてきた課題が、新型コロナウイルス禍を経て、 現実的な問題として表出し、制度が限界に近づいているひとつの証です。 山小屋に切迫している数々の問題を紹介しながら、日本の国立公園、 ひいては自然環境・観光行政の在り方について考え、提案する一冊です。 ■内容 まえがき コロナ禍が浮き彫りにする山小屋の問題 第1章 山小屋が抱える諸問題 1 ヘリコプター問題 ヘリの機体減少に伴って急浮上してきた山小屋への物資輸送問題。 それまで山小屋が抱えてきた山小屋運営の構造問題点。 2 登山道整備問題 登山道崩壊の原因と修復方法・その後のメンテナンスの現状から見えてくる登山道管理の問題点。 3 山小屋改修問題 山岳地という特殊な環境が考慮されず、小屋改修に対する制約、エクステリアに関する条例、国有林管理など、 さまざまな種類の管理体制が入り乱れた状況から起こる問題点。 4 トイレ問題 富士山の「トイレットペーパーの川」現象で社会問題になった山のトイレ問題。バイオ化導入の状況とその効果、 設置後の環境に対する影響評価、管理者や補助金制度などの問題点。 第2章 国立公園の未来を考える 前章で明らかにした国立公園内の山小屋に関わる諸問題が、なぜ、表面化しているのか。 法律や歴史、国家予算などを踏まえて紐解くとともに、日本との比較として米国、英国の国立公園行政を紹介。 1 日本の国立公園 2 アメリカの国立公園 3 イギリスの国立公園 第3章 対談「これからの国立公園」 日本の国立公園と山小屋が進むべき方向性と可能性を探るべく、 北海道大学大学院農学研究院准教授・愛甲哲也氏と雲ノ平山荘主人・伊藤二朗氏が対談。 あとがき ■著者紹介 吉田 智彦(よしだ・ともひこ) 1969年、東京都出身。 20代半ばに勤めていた会社をやめて、ニュージーランド、カナダ、アラスカなど諸国をまわる。 カヤックやトレッキングを通じて自然と人間のあり方を考えるようになり、エッセイ、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。 サンティアゴ、カイラス山、インドなど世界の巡礼路を歩き、全熊野古道、四国八十八カ所霊場を踏破。 現在は、日本独自の文化に注目し、埼玉県の農村歌舞伎や琵琶湖の沖島を取材している。 -
ヤマケイ新書 山の天気にだまされるな!
山岳気象専門の気象予報士 猪熊隆之氏が、一般の天気予報だけでは防げない気象リスクについて徹底的に解説。 減災や危機管理にも通じる、遭難防止のための必読の書。 気象遭難を防げ!山岳気象専門の気象予報士が天気予報だけでは説明できない山の天気の秘密を明かす。 著者自身の長年にわたる知見から導き出される「山の天気予報」の基本と裏事情を紹介します。 今どきの天気予報はこう作られている、天気予報を鵜呑みにすると痛い目に! 予報会社によって天気予報が違うのはなぜか、ピンポイント予報の落とし穴、天気図から見た気象遭難、山と平地の天気はなぜ違うのか、気象遭難が多発する気圧配置、落雷・集中豪雨・強風・低体温症が起きやすい危険な天気図の見方、難しい予報とやさしい予報、雨の日でも楽しめるおすすめハイキング……。 こうした天気にまつわる情報をどのように山行に生かせばいいのか、自分自身が生徒を連れて登る「お天気ハイキング教室」の具体例なども参考にして、わかりやすく解説します。 ◆目次 第1章 天気予報の現場 第2章 今どきの天気予報にだまされるな。 第3章 天気図から見た気象遭難 第4章 雨の日登山のすすめ 第5章 低体温症遭難を防ぐシミュレーション 第6章 増水による遭難を防ぐシミュレーション 第7章 落雷遭難を防ぐシミュレーション 第8章 突風による遭難を防ぐシミュレーション 第9章 海の天気のはなし 第10章 観天望気は山で学べ 第11章 難しい予報とやさしい予報 第12章 進化する天気予報 -
ヤマケイ登山学校 アルパインクライミング
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 クラック、エイド、アイス、ビッグウォール、冬季クライミング……。 登り方から安全対策まで、最新アルパインクライミング技術の決定版。 大きな判型で、読みやすくわかりやすい。 アルパインクライミングとは、元来、ヨーロッパアルプスなどの氷河や雪のある山岳地域での岩稜、雪稜、岩壁、氷壁といった要素が含まれたバリエーションルートの登攀を指す。 本来の意味からいえば、日本では積雪期の山岳地帯での登攀がそれにあてはまるが、実際には山岳地帯で行なわれているクライミング全般を「アルパインクライミング」と呼ぶことが多い。 不確実な自然環境の下で行なわれる、クライミング本来の冒険性にあふれた登攀行為を着実に身に着けるための教科書が本書である。 -
ヤマケイ登山学校 登山入門
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山登り、始めよう! 大きな判型で、読みやすくわかりやすいヤマケイ登山学校シリーズ。 「登山を始めたい」、「自立した登山者になりたい」 そんな初・中級者が身につけておくべき登山の基本技術と知識を約60項目にわたり、くわしく解説します。 オールカラーで、写真やイラスト満載。 あなたのよき山の先輩として、長期にわたって活用できる一冊です。 [1]計画 [2]装備と準備 [3]山を歩く [4]山で泊まる [5]トラブル対処 用語集ほか -
山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花 増補改訂新版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旧来の合弁花類、離弁花類といった分類は廃止され、「基部被子植物・モクレン類」「単子葉類」「真正双子葉類」で構成されています。 植物全体を写した生態写真と特徴のある花や果実、葉などのアップ写真を組み合わせて掲載。植物の名称・学名・特徴・花期・分布を記している。同時刊行の『増補改訂新版 野に咲く花』に収録された植物も検索できるアルファベット順の学名索引、五十音順総合索引を巻末に収録しています。 植物愛好家はもちろん、植物の調査・研究にかかわるすべての人にお勧めします。 -
ヤマケイ文庫 アイヌと神々の謡 カムイユカラと子守歌
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者が聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を日本語とアイヌ語の併記でわかりやすく紹介。 好評発売中のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』の続編であり、完結編! 池澤夏樹氏、推薦! 「昔、カムイは自然と人間界の間を自在に行き来した。だからアイヌは幸せに暮らせた。」 中川裕氏(「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修・千葉大学文学部教授) 「カムイユカラというのは、かつてのアイヌの人たちにとって歌のように歌われる楽しい物語であり、同時にこの世界の仕組みを教えてくれる大切な教科書だったのである。」(本文序文より) アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した 知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、13のカムイユカラと子守歌を収録。 著者が祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して丁寧に紹介する。 日本語訳からはカムイの目を通したアイヌの世界観が広がり、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むことでより味わい深い。 随所に著者による訳注が入り、『アイヌと神々の物語』と同様に13の謡すべてにわかりやすい解説が添えられる。 序文として『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による「アイヌに歌い継がれてきた楽しい物語」を収録。 〔もくじ〕 カッコウ鳥とポンオキクルミ ホタルの婿選び ムジナとクマ わたしの夫は 大空に描いたコタン カケスとカラス 怪鳥フリと白ギツネ マムシが人助け エゾマツの上の怪鳥 火の女神と水の女神のけんか 許嫁のちんちんが ポンヤウンぺへの子守歌 子どもと家出 -
ヤマケイ文庫 アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~
アイヌ語研究の第一人者である著者が、 祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語を読みやすく情感豊かな文章で収録。 主人公が受ける苦難や試練、幸福なエンディングなど、ドラマチックな物語を選りすぐった名著、初の文庫化。 千葉大学文学部教授 「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修 中川裕 「ウウェペケレには、カムイ(自然、環境)との関わり方や生活の知恵がちりばめられ、人としてのあり方、心構えといったようなものについての教訓も含まれている。 主人公の受ける苦難や試練、それを解決して幸福なエンディングにいたるドラマチックな展開に心躍らせ、長い冬の夜を心豊かに過ごせるような楽しみが詰まっている。」 (本文寄稿より) 心理学者 河合隼雄 「「ウウェペケレ」は「昔話」そして「お互いの心が洗われる」ことを意味する。アイヌ研究者、民俗学者などはもちろん、人間の生死について深く考えようとする人々に広く推薦したい。」 (推薦の言葉より) アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した 知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、昔話(ウウェペケレ)を初めて抄録・文庫化。 著者は、幼い頃から毎日、祖母のてかってさんにウウェペケレを聞いて育った。 本書は、祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたアイヌと神々の38の物語が、読みやすく情感豊かな文章で綴られる。 著者による冒頭解説「アイヌと神々の世界」では、著者の子どもの頃の記憶から当時のアイヌの生活をうかがい知ることができ、 ウウェペケレやカムイユカラといったアイヌの口承文芸についてもわかりやすく解説されている。 さらに、38の話すべてにわかりやすい解説が添えられ、アイヌの文化や習俗を知る意味でも面白く貴重な一冊。 文庫化にあたり、『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による寄稿を収録。 〔もくじ〕 アイヌと神々の世界 萱野茂 〈神々と人間の昔話〉身代わりの美女/怪鳥とくすり水/クマと狂ったサル/カラスと赤ん坊/子どもと遊んだ神/ 村おさは化け物/犬は聞こえた/鬼の岩屋/氷の井戸/ヘビの血/二羽のカラス/私は十三人兄弟の末っ子/羽毛の海/黒ギツネのイナウ/ 三本足の大グマ/私の名はイクレスイェ/狩小屋でクモ神が夢を/スズメの恩返し/人食いじいさんと私/クマ神の横恋慕/消えたちんちん/ 着物の片袖/カツラの木の女神/魔法の小袖/エゾマツの女神/からっぽやみの女/恋路のじゃま/淫乱の群れ/リスと平原の化け物/ 七人目の婿/四つ爪のクマ/キキンニの女/女のたしなみ/妻が私に筋子をかけた 〈川下の者と川上の者の昔話〉パナンペとペナンぺ/ パナンペと小鳥 〈和人の昔話〉打ち出の小づち 〈言伝え〉国造りの神とフクロウ ■著者紹介 萱野 茂(かやの しげる) 1926年、北海道沙流郡平取町二風谷に生まれる。小学校卒業と同時に造林・測量・炭焼き・木彫りなどの出稼ぎをして家計を助ける。 アイヌ語研究の第一人者でアイヌ語を母語とし、祖母の語る昔話・カムイユカラを子守唄替りに聞いて成長。 昭和35年からアイヌ語の伝承保存のため町内在住の古老を中心にアイヌの昔話・カムイユカラ・子守唄等の録音収集を始め、金田一京助のユカラ研究の助手も務めた。 昭和50年、『ウウェペケレ集大成』で菊池寛賞受賞。また昭和28年からアイヌ民具の収集・保存・復元・研究に取り組み、昭和47年「二風谷アイヌ文化資料館」を開設。2006年に死去。 -
ヤマケイ文庫 アルピニズムと死 ぼくが登り続けてこられた理由
「より高く、より困難」なクライミングを志向するアルパインクライマーは、突き詰めていけば限りなく「死の領域」に近づいてゆく。 そんななかで、かつて「天国にいちばん近いクライマー」と呼ばれていた山野井泰史は、山での幾多の危機を乗り越えて生きながらえてきた。 50年の登山経験のなかで、生と死を分けたものはいったい何だったのか。 極限の登攀に挑み続ける筆者が初めて語る山での生、そして死。 2014年11月刊行のヤマケイ新書『アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由』に、2023年インド・ヒマラヤのザンスカール無名峰への挑戦記と、南伊豆の未踏の岩壁初登(ルート名:登山のすべて)の登攀記録を追記。 ■内容 第1章 「天国に一番近い男」と呼ばれて 第2章 パートナーが教えてくれたもの 第3章 敗退の連鎖 第4章 2000年以降の記録より 第5章 危機からの脱出 第6章 アンデスを目指して 文庫版のためのあとがき -
ヤマケイ文庫 荒地で生きる 「新・冒険論」改訂
「冒険者は脱システムすることで、自力で命をコントロールする自由を経験する。自由であることには不快で面倒くさい面があるが、一方で圧倒的な生きている実感を手にすることもできる――」。 早稲田大学探検部の部室で「三原山計画」に出会ってから国内外でさまざまな冒険と旅に挑み続ける著者が、歴代の探検家の記録や哲学書を引きながら、冒険とは、生きるとは何かを考える。 解説/東畑開人 ■内容 第1章 本多勝一の冒険論 第2章 脱システムとしての冒険 第3章 脱システムの難しさ 第4章 現代における脱システムの実例 第5章 冒険と自由 解説 東畑開人 ■著者について 角幡 唯介(かくはた・ゆうすけ) 極地旅行家・作家。1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。同大探検部OB。2002年~03年冬に長い間「謎の峡谷」と呼ばれていたチベット、ヤル・ツアンポー峡谷の未踏査地域を単独で探検・調査した。2010年、二度のツアンポー探検を書いた『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞受賞、『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞受賞。著書多数。近著に『地図なき山』『43歳頂点論』がある。近年は、グリーンランド・シオラパルクと日本との二拠点生活を送りながら毎年、2ヵ月にわたる犬橇長期旅行に出ている。 -
ヤマケイ文庫 エスキモーになった日本人
「大島さんはエスキモーの伝統を身につけた本当の猟師であり、生きる伝説です」 角幡唯介氏、推薦! ひょっとすると私はもともとエスキモーなのに、生まれる場所を間違えたのかもしれない、と思ったりもする。しかし、せいぜい六、七十年の人生、どこに暮らそうが、おなじ地球の上、たいして変わりがあるようにも思われない。好きなことをして暮らすにこしたことはない。(本文より) シオラパルク。北緯七十七度四十七分、西経七十度四十六分。北極点まで千三百キロ。世界最北の村に単独で入り、エスキモーとなった伝説の日本人、大島育雄。植村直己との交流、キビヤの洗礼、犬橇の習得、結婚、借金生活、北極点到達、ナロオホイヤの思想――。エスキモーたちのたくましさに圧倒されながらも、酷寒の地で生きるための知恵と工夫、生きざまに魅了された。極北で「猟という、人類にもっとも古い職業の一つにたずさわる」ことを決めた男の物語。 解説/角幡唯介。 1989年発刊の名著『エスキモーになった日本人』(文藝春秋)を再編集のうえ、新たな写真を追加して復刊・文庫化! ■内容 復刊に寄せて 大島育雄 一 最北の村 二十五歳で最北の村へ/植村直己さんの笑顔に安心/まず排便作法/キビヤの洗礼/真上に輝く北極星/極地の魅力/子供たちが言葉の先生/オヒョー釣りで意外な獲物/発酵と腐敗 二 見習い猟師 ふらりとプラット/ある失敗/犬橇をもつ/初めての獲物/風下を向いて寝るアザラシ/植村さんが怒った/「植村語」/五百点近く民具を収集/ピアリーの孫 三 結婚 運命をわけた日大山岳部/TV取材班に同行して/エスキモーという呼称/エスキモーの歴史/無線連絡で結婚話/最北の村の長老/銛頭と柄/赤ん坊の命名法 四 北極点遠征 大きなヘソ/犬百十六頭が酸欠死/犬の事故で計画変更/悪戦苦闘/エスキモーと隊員の摩擦/植村さんと「競争」/盆栽と北極/ポンポン船「沈み丸」 五 嵐 酔っぱらいの横行/ピーターの急死/五本牙のセイウチ/「ないよ、どこにも」/借金生活/でっかい獲物/植村さんの悲報/失敗と教訓 六 照る日 曇る日 雷鳥に化かされる/イミーナ老人の昔ばなし/怪談・伝承/犬と結婚した娘の話/金星の伝説/方向をさがす方法/極北で生きる知恵/猟のライセンスは三種類/自然を相手に 七 四季の猟 春夏 犬橇/白クマ狩り/ウサギ猟/セイウチ猟/アッパリアス獲り/アザラシ猟/イッカク猟/白イルカ漁/トナカイ狩り 八 四季の猟 秋冬 氷/アザラシの網猟/キツネ罠猟/ウサギの罠猟/セイウチを獲る/セイウチの解体/皮の値段 九 村の生活 ……のようなもの/ナイフを片手に車座で/酒の制度/キリスト教の浸透/村に一台の電話/夜ふかしの子供たち/猟の実習もある義務教育/神経痛と虫歯/猟師列伝 十 発電所計画 私は猟師なのだ/文明圏の垂れ流しのツケが/ダッコバル/二重国籍/身体髪膚はキズだらけ/発電所建設組合『最北』/夢にみる光景/いま思うこと 解説 角幡唯介 -
ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版
2014年9月27日午前11時52分。 久しぶりの好天に恵まれた週末、紅葉の最盛期、そしてお昼どきであったことから、御嶽山の山頂付近は多くの登山者でにぎわっていた。 そこに突如として水蒸気噴火が発生する。 火山ガスに覆われ、巨大な噴石が飛び交い、一瞬にして生死の境に登山者たちは放り込まれてしまった。 頂上付近で被災しながらも生還した著者が、その決死の脱出行と教訓をもとに2016年に刊行した『御嶽山噴火 生還者の証言』に、その後の安全登山活動、御嶽山の防災への取り組みなどを追加し文庫化。 ■内容 はじめに 第一章 運命の日 絶好の登山日和/十一時五十二分、一回目の噴火/それぞれの証言、噴火の瞬間/漆黒の闇、二回目の噴火/巨大な噴石、三回目の噴火/必死の疾走/覚明堂からの下山/ロープウェイ鹿ノ瀬駅へ 第二章 噴火の実態 御嶽山という山/噴火の様相 第三章 噴火の爪痕 困難を極めた捜索活動/取材と報道、伝えることの大切さ/生存者の自責の念/命を落とされた登山者とご遺族 第四章 噴火の教訓 生還できた理由/正常性バイアスと多数派同調バイアス/シェルター、ヘルメットと危機管理/登山者の意識/御嶽山再訪 おわりに 文庫増補分 第五章 噴火から十年 はじめに/二〇一八年 規制解除/二〇一八 規制解除/二〇一九規制解除/講演会/社会の変化/自分自身の変化/文庫版のおわりに 文庫解説 及川輝樹 -
ヤマケイ文庫 完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?
沖縄県・西表島のカマイ(リュウキュウイノシシ)から本州のクマ、シカ、イノシシ、ノウサギ、ハクビシン、カモ、ヤマドリ、北海道・礼文島のトドまで各地の狩猟の現場を長年記録してきた“田中康弘渾身の日本のジビエ紀行”完全版!! 日本各地の狩猟やジビエにまつわるレポートを豊富な写真をまじえて伝えます。 --- 日本列島へ人類が入ってきたルートは、主に3つあると考えられている。 サハリン経由で北海道、半島経由で九州北部、そして島伝いで九州南部である。 偶然であるが、今回の旅はこれらに重なる部分が多い。 日本人がどこから来て何を食べて日本人になっていったのか。 もちろん、そんな高尚な学問的探求心ではなく、知らない土地を歩き、話を聞き、そして食べて理解したいのである。 “論より証拠”ならぬ“論より食”なのかもしれない。 (「はじめに」より) --- ■内容 【はじめに】肉を食べに南へ北へ 1 南の島のカマイ 西表島(沖縄県八重山郡) 2 秘境の村のイノシシ猟 椎葉村(宮崎県東臼杵郡) 3 山中のシカ肉のレストラン 宇目(大分県佐伯市) 4 貉と呼ばれるタヌキ・アナグマ 長湯温泉(大分県竹田市) 5 畑荒らしのハクビシン 穴内(高知県安芸市) コラム:肉を喰ってきた日本人 6 北陸のカモ撃ち 白山、小松(石川県) 7 シカとイノシシの箱罠猟 大津(滋賀県)/岡崎(愛知県) 8 シカの内ロースにやられる 川上(長野県南佐久郡) 9 肉も喰うけどモツも喰う 丹沢(神奈川県) 10 ツキノワグマの狩りと食 阿仁(秋田県北秋田市)/白山(石川県)/奈良俣(群馬県みなかみ町) 11 ウサギは何処へ行った? 阿仁(秋田県北秋田市) 12 厳寒の礼文島のトド猟 礼文島(北海道礼文郡) 【おわりに】肉食の旅を終えて 【文庫版あとがき】 -
ヤマケイ文庫 完本 マタギ 矛盾なき労働と食文化
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 秋田県北秋田市阿仁地区のマタギたちの猟や生活風景を15年以上にわたり撮影・記録した『マタギ 矛盾なき労働と食文化』と、 クマやノウサギなどの獣肉や山菜・キノコ、渓流魚など実際にマタギたちが利用する四季折々の阿仁の伝統食を紹介している『マタギとは山の恵みをいただく者なり』を合本して一冊に。 猟の様子から食生活まで豊富な写真をまじえてマタギの世界を伝えます。 【目次】 ・マタギ 矛盾なき労働と食文化 マタギとの邂逅 熊のけぼかい、熊の味 雪山のウサギ狩り 冬の川で漁をするマタギ マタギと渓流とイワナ釣り マタギの山のキノコ 山奥に天然マイタケを追う 西根師匠の遺したもの マタギとともに熊狩りへ マタギとは何者か マタギが伝えてきたもの ・マタギとは山の恵みをいただく者なり マタギ食堂へようこそ 雲に隠れた熊がもたらす恵み マタギのメシから生まれた郷土料理 忍びで獲ったウサギを食す マタギと犬とキノコ採り 食卓を彩る旬の山菜 マタギの家の豊かな食卓 マタギが行商で生み出した食 川とマタギと魚 マタギの里にやってくるハタハタ 消えたカヤキと囲炉裏 マタギの過去、現在、そして未来 -
ヤマケイ文庫 白き嶺の男
山岳会の新人山行として冬の八ヶ岳縦走に参加した加藤武郎。山岳会の常識にとらわれない彼の行動に、リーダーは戸惑い、怒りを覚えるが、その夜、猛吹雪がふたりを襲う――(白き嶺の男)。 『新編 単独行』から『単独行者(ルビ・アラインゲンガー)』に連なる不世出の登山家・加藤文太郎(1905年~1936年)の魂を継いで、南アルプスの渓谷や冬の北アルプス・滝谷、そしてヒマラヤの高峰を舞台に谷甲州が描く「もう一人の加藤の物語」。 1996年度新田次郎文学賞受賞作。 ●白き嶺の男 ●沢の音 ●ラッセル ●アタック ●頂稜(スカイライン) ●七ッ針―山岳ホラー ●ヤマケイ文庫版あとがき(13頁) ※八ヶ岳、滝谷が舞台の「白き嶺の男」「ラッセル」については地図を追加。 -
ヤマケイ文庫 新編 越後三面山人記
日本の狩猟文化研究の第一人者、東北芸術工科大学教授兼狩猟文化研究所所長・田口洋美氏の若き日の意欲作、隠れたロングセラーを文庫化。 朝日連峰の山懐、新潟県の三面川(みおもてがわ)中流の深い谷間にあった三面集落。 今は三面ダムの底に沈んだこの山里の狩猟文化・山村習俗を、四季折々の山の民の暮らしを追うかたちで詳細に記録した、著者若き日の意欲作。 第一章 狩りの日の出来事 第二章 降りしきる雪の中で-冬- 第三章 山の鼓動とともに-春- 第四章 むせるような緑に抱かれて-夏- 第五章 時雨れる雲ノ下で-秋- 第六章 山人の自然学 ※農山漁村文化協会刊行の単行本を文庫化しました。 -
ヤマケイ文庫 新編 西蔵漂泊 チベットに潜入した10人の日本人
仏教の経典を求めて、あるいは僧院での修学に、そして国の密命を帯びて、鎖国状態のチベットに潜入した10人の日本人を、新発見の資料と現地を含めた取材で探ったドキュメンタリー。 当時のチベットの特異性と歴史に翻弄された日本人の稀有な体験を著わしたノンフィクション。 なかでも仏教の原典を求めて潜入した河口慧海や能海寛、青木文教などの稀有な旅やその足跡をたどりながら、鎖国時代のチベットの特異性を随所に盛り込む。 一方、野元甚蔵と西川一三は、ともにモンゴル、チベットの草原でモンゴル人になりすまして特務機関の研究生として生き抜き、帰国後の不遇な時代、晩年の知られざる日々などにも言及される。 10人が実践した旅はそれぞれにきわめて稀なものであったが、そのなかでも特に象徴的な体験をした河口慧海らに焦点をあて、2冊の『西蔵漂泊』を大幅に再構成、さらに最近の動向も含めて加筆、1冊に再編集、なによりも読みやすさを心がけた。 当時のチベットの特異性と歴史に翻弄された日本人の稀有な体験を著わしたノンフィクション。 -
ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日
1996年3月のネパール入国からベースキャンプ設営、順次キャンプを延ばし、5月10日の大量遭難にいたるまでを、各国の公募隊参加者の動向や彼らの証言をもとに組み立てられた山岳ノンフィクションです。 著者のクラカワーはアメリカのアウトドア誌のレポーターとして、ニュージーランド人ガイドの率いる公募登山隊に参加、その実態をレポートするはずだったが、たまたま事故の当事者となり、幸運にも生還することができました。 5月10日の登頂後、下山中、悪天に襲われ、あいついで6人が死んでいくさまを詳細に描いた後半は、読者の胸をうちます。 著者は、帰国後、辛抱強く取材を重ね、本書を著わし、世界15カ国で出版、ベストセラーとなりました。 原題は『空へ INTO THIN AIR』。 -
ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難
人気の高いヤマケイ文庫ドキュメント気象遭難がついに電子化! 山で起きる大きな事故のほとんどは、気象の急激な変化による事故、いわゆる「気象遭難」であろう。 その原因はどこにあるのか、防ぐ方法はあるのか・・・・・・。 新旧の気象遭難事故から、季節別に「雪崩」「落雷」「低体温症」など7件のケースを取り上げ検証する。 「文庫化にあたっての追記」では近年の気象遭難事例をフォロー。 -
ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線
映画『岳』のモデルになった長野県警山岳遭難救助隊の活躍を描く。 初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐、航空隊の活躍など、遭難救助における長野県警察山岳遭難救助隊員と遭難者のドラマ。 日本百名山を中心にした中高年の登山ブームが話題になってきたころから、遭難の態様自体も大きく変わってきた。 その背景には体力の衰えが顕著になりつつある中高年登山者の増加もあるのだろうが、いわゆる「一般登山道での事故」「道迷いや突然死などの増加」「携帯電話の普及と安易な救助要請」「ヘリコプターによる迅速な救助」など、遭難現場の状況も大きく変わってきたのだ。 そうした遭難と救助の現場で、第一線で活躍する救助隊員たちが、その思いを手記に綴ったのが本書である。 初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐隊日誌、航空隊の活躍、女性隊員と家族の思いなど、遭難救助における隊員と遭難者のドラマが綴られる。 -
ヤマケイ文庫 ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見
ニホンオオカミはどうやって絶滅したのか? 古文書をもとに、その最後をみちのくの山里にたどるノンフィクション! ニホンオオカミの最後はじつははっきりしていない。 明治38年の和歌山県が最後といわれるが、それは標本として残されている最後のオオカミでしかない。 東北の地で、野生動物と人の関係を追いかけた作家が、オオカミの最後を追う。 「狼酒」、そして、近年まで東北の山里で行われていた「狼祭り」の発見、掘り起こされた貴重な歴史的資料。 東北の地で明治・大正を生き、オオカミの最後を見てきた山の民の最後の遺言を集め、藩政の書面をたどりながらニホンオオカミの最後に迫る一冊。 文庫化にあたり、日本の野生動物専門家の高槻成紀先生による解説に加え、著者自身によるその後のニホンオオカミの最後につながる最新の追記を追加。 ■内容 はじめに 1 狼酒の発見 2 狼の民俗 3 ニホンオオカミの正体 4 狼の生態 5 江戸時代の狼 6 荒れる狼 7 明治九年、狼の子を天覧 8 狼の首に賞金 9 売り物になった狼 10 狼狩りの証言 11 恐るべき攻撃力 12 いたましい最後 13 狼の形見 ■著者について 遠藤 公男(えんどう・きみお) 1933年、岩手県一関市生まれ。 一関第一高等学校卒業後、主に岩手県山間部の分校に教師として勤めるかたわら、コウモリ(岩手)とノネズミ(北海道)の新種を発見。 1973年に『原生林のコウモリ』(学習研究社)を刊行。 1975年に退職して作家生活に入り、翌年『帰らぬオオワシ』(偕成社)で日本児童文学者協会新人賞・ジュニアノンフィクション文学賞、1983年『ツグミたちの荒野』(講談社)で日本児童文芸家協会賞、2000年に日本鳥類保護連盟総裁賞、2017年に日本哺乳類学会功労賞を受賞。 -
ヤマケイ文庫 ヒグマとの戦い
大正から昭和にかけて猟銃を携え北海道の原野を駆けめぐった、ある狩人の若き日の冒険譚! 狩猟の隠れた名著を未公開写真も収録して文庫で復刊。 100年前の祖父は山野を縦横無尽に駆け巡り、狩猟に釣り、温泉開発、 鉱山発掘などフロンティアマンとしてその時代を生きていた。 100年前の根室原野を駆け巡った祖父の冒険談の楽しさが伝わると幸いです。 (「祖父・西村武重について/西村穣」より) 私の叔父(北海道石狩郡当別村)が狩猟家であったので、私の家(札幌郡篠路村)へ訪れると、 大きなガンやカモ、ウサギなどをおみやげに時々持って来た。私は大人になったら狩人になろうと思った。 私は、明治四十四年より今日に至るまでほとんど一生を、未開の森林渓谷を探して、狩猟と釣りに費やしたようなもので、 最早人生の終着駅にあり気息奄々たる老爺となってしまった。この本にあるものは大正から昭和にかけての若き時代の思い出の昔話である。 (「まえがき」より) 【内容】 ◆祖父・西村武重について 西村穣 ◆まえがき ◆ヒグマとの戦い その1 風連原野のヒグマ/牧場のギャング/茶内林野のヒグマ/養老牛のヒグマ/ケネカ川の大ヒグマ ◆カクレ原野とガンピ原 キネズミを追って/キツネに化かされたか?/カクレ原野の一夜/アマッポーとヒグマ/ヒグマとの死闘/篠路村の浪さん/ウサギの止め足/ キツネ狩り/再びキツネ狩り/ピヨッペの砂金山 ◆アイヌの狩猟 酋長榛幸太郎/さんけ爺々/老アイヌの昔話 ◆ヒグマとの戦い その2 千島エトロフ島のヒグマ/エトロフ島へ/指臼の硫黄山/ヒグマの襲来/硫黄鉱調査/東海岸を探る/再びヒグマが……/ ヒグマを倒す/紗那神社/美しい未亡人/島との別れ ◆尾岱沼と野付岬 野付半島のガン/カワウソと狂女 ◆養老牛温泉を中心として 原野移住/養老の滝/ヤマベ釣り/カムイヌプリの猛吹雪 ◆あとがき ◆解説 服部文祥 -
ヤマケイ文庫 ビヨンド・リスク
物故者6人を含め、クライミング界のレジェンドたちの貴重な証言集。 1993年に本国アメリカで、96年に邦訳版が山と溪谷社から刊行されて以来、四半世紀過ぎてなお、一線のクライマーに影響を与えるあの山岳名著が、ヤマケイ文庫で待望の復刊! 20世紀の登山スターが集結! 1 R・メスナー(1944~:ヒマラヤアルパインスタイル) 2 R・カシン(1909~2009:アルプス) 3 E・ヒラリー(1919~2008:エベレスト) 4 K・ディームベルガー(1932~:K2) 5 W・ボナッティ(1930~2011:アルプス、ヒマラヤ) 6 R・ロビンス(1935~2017:ヨセミテ) 7 W・ハーディング(1924~2002:ヨセミテ) 8 C・ボニントン(1934~:ヒマラヤバリエーション) 9 D・スコット(1941~:ヒマラヤビッグウォール) 10 V・クルティカ(1947~:アルパイン) 11 J・C・ドロワイエ(1947~:フリークライミング) 12 J・ロウ(1950~:アイスクライミング) 13 W・ギューリッヒ(1960~1992:フリークライミング) 14 C・デスティベル(1960~:女性クライマー) 15 L・ヒル(1961~:女性クライマー) 16 P・クロフト(1958~:ソロ) 17 T・チェセン(1959~:ソロ) 「クライミングというものがどこから来てどこへ行くのかを理解したければ、まずこのスポーツをリードしてきた人たちから何かを学ぶことだ(序文より)」 「何度、本書を読み返したことだろう―――」山野井泰史さんも愛読! -
ヤマケイ文庫 穂高に死す
近代アルピニズム発祥の地、穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀記録の陰で凄惨な遭難事故が起きていた。 加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)、茨木猪之吉など、名だたる登山家が槍・穂高の露と消え、前穂高岳のナイロンザイル切断事件、「松高」山岳部の栄光と悲劇など、登山史に影を落とす事故も穂高を舞台に繰り返されてきた。 穂高における山岳遭難の歴史を振り返り、連峰に若くして逝ける登山家たちの群像を描いた話題作を文庫化。 昭和初期から第2次登山ブームの30年代まで、穂高連峰で起きた遭難を、歴史を軸に紹介する。 -
ヤマケイ文庫 穂高の月
井上靖の山と自然にまつわるエッセー集。「氷壁」に関わる文章のほか、今までの紀行集やエッセー集に収められなかった作品を含め、少年期から円熟期まで、全集でしか読むことができない山と自然にまつわるエッセイ。 「氷壁」の舞台・穂高岳への登山、取材記を中心に、少年時代を過ごし「しろばんば」の背景となった天城の自然、海外ではネパールの旅など、文学者ならではの自然観が綴られたエッセー50篇を収録。作家の目が捉えた山や自然風物が作品にどう反映されたのかを探る。 内容: 1.天城の雲 少年時代の原風景について 2.穂高の月 山との出会いと「氷壁」の舞台を訪ねて 3.日本の風景 文学者の自然観 4.作品の周辺 山を舞台とした作品について 「あすなろ物語」「しろばんば」に描かれた故郷・天城によせる思い、「氷壁」の舞台となった穂高岳への山行、さらにはネパール・ヒマラヤへの旅。文学者の自然観と、作品構築に至る思索が表われたエッセー五十篇を収録。自然と旅を背景とした作品の成立過程をたどる。
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