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探偵・鯉城は「失恋から自らに火をつけた男」には他に楽な自死手段があったことを知る。それを聞いた露木はあまりに不可思議な、だが論理の通った真相を開陳し……男と女、愛と欲――大正の京都に蠢く情念に、露木と鯉城が二人の結びつきで挑む連作集
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Posted by ブクログ
元警官と伯爵令息の安楽椅子探偵系の大正ミステリかと思いきや……。かなり好き。鯉城も露木もかなり良いキャラなので、シリーズ化に期待!
伊吹氏の過去2作品には、実在の人物が登場したが今回は誰もいない。 主人公鯉城武史は元刑事で、ある理由から警察官を退職した。 露木という人物から声をかけられ、探偵事務所を開き共同経営をしている。屋号は、鯉城探偵事務所という。なぜか露木の名前が入っていない。物語を読み進めると、探偵の依頼を鯉城が受...続きを読むけ、実際の調査活動も鯉城が遣っているからなのだろうと推測していた。 露木は、事務所にも出勤していない。判断に困る案件があった時だけ、鯉城は露木の家を訪れ相談をしている。事件があっても現場には赴かず、主に鯉城から状況説明や資料を基に推理に徹している安楽椅子探偵なのだ。 目次は以下の通り 第一話 うわん 第二話 火中の蓮華 第三話 西陣の暗い夜 第四話 いとしい人へ 第五話 青空の行方 鯉城と露木の関係は、唯一無二の幼友達とだけ伝えておこう。そして出生の秘密がある。 彼の推理は、いつも鯉城を呻らせる。しかし探偵事務所は、犯人を逮捕する必要がないのだ。露木の推理がどんなに素晴らしくともそれが真実とは限らない。 鯉城の推理は、自分にとって都合のいい物語を創った。 露木が反論「真実が人を救うとは限らないじゃないか」 〈ときに熱く ときに冷たく きみと謎解くいとしさよ〉(帯より抜粋) 過去の作品の中で、この作品が一番面白いと感じた。 読書は楽しい
鯉城と露木のバディ関係が絶妙。真実が人を救うとは限らない。事件解決に人を救う解釈をめぐらせる。おもしろかった。
なるほどね。 こういう切り口を時代ミステリでするんだ。 要はこの連作短編集も、推理は一つではなく 揺れる。解釈は数個もあるうちの閉じた人間にとっての都合のいい解釈が一つの推理になる。 探偵とワトソンの関係も含めて揺れる物語で、よかった。 2772冊 今年211冊目
スロースターター系ミステリー小説というか、途中まで感じる「なんか違和感が?あれ??これでいいのかな??」が綺麗にひっくり返った瞬間からが本番な一冊。 ミステリーに触れる機会が多ければ多いほど見落としてしまいそうな"意図"が最後にじわじわ来るのがいいなぁ。
直線的で、簡単な真相では、本当の解決とはならないことがある。人が生きていくためには多層的な解釈を吟味していく必要がある。 そんなことを読み取らせてくれた。
普通の短編かと思ったが探偵の独白から様子が変わる。 その前の短編の解決について探偵自らが他の解釈もあり得るとした上で、相方が好みそうな方を選んだと。 最後の短編ではその相方までもが依頼者が満足するような解釈を披露したと話す。探偵の解釈を正とするミステリのお約束をぶち壊しているが最後はまたしても探偵が...続きを読む解釈を考えるだろうシーンで終わる。 ちょっとモヤモヤして終わったので次作での解釈を期待したい。
大正時代の探偵ミステリの短編集。病弱な露木による安楽椅子探偵のごとき謎解きが、ちょっと不可思議で一癖あって面白い。時代の雰囲気も味わえます。
大正時代京都が舞台のバディもの 安楽椅子探偵でしょ?と思って読み進めると……⁉︎ 誰のためなのか、何のためなのか考えさせられる作品でした。 舞台となっている大正時代の京都が文章から 伝わってくる美しさ素敵でした。 読み終わった後に帯を見て納得 “ときに熱くときに冷たくきみと謎解くいとしさよ” こ...続きを読むの作品が2024年初読みでよかったです 続編希望!!
時代小説 現代にはない言葉や物が惜しみなくどんどん出てくるので状況を確認する為に検索しまくった 3冊読んだこの作者のものでは一番好き
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