作品一覧 2024/01/26更新 最後のモナ・リザ 試し読み フォロー すべての愛しい幽霊たち 試し読み フォロー 世界一高価な切手の物語 なぜ1セントの切手は950万ドルになったのか 試し読み フォロー 探偵は孤高の道を 試し読み フォロー 探偵は壊れた街で 試し読み フォロー ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦 試し読み フォロー 弁護士サマンサ・ブリンクマン 宿命の法廷 値引きあり 試し読み フォロー WHAT HAPPENED~何が起きたのか?~ 試し読み フォロー マーロー殺人クラブ 試し読み フォロー わたしは異国で死ぬ 試し読み フォロー 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> 高山祥子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 最後のモナ・リザ ジョナサン・サントロファー / 高山祥子 外国の作品は読みなれていないので難解でした。それと、日本人の自分と欧米人とは感性が微妙に違うので、感情移入しにくいところがありますが、ミステリーとしては一級品です。 Posted by ブクログ マーロー殺人クラブ ロバート・ソログッ / 高山祥子 普通の77才、大邸宅に一人暮らしの老婦人の暮らしとは、とんでもなくかけ離れた、 まさにスーパーおばあちゃん! 大きなケープを羽織って自転車を乗り回し、 暑い夜にはロンドン郊外のテムズ川をまっ裸で泳ぎ、クロスワードを作ってお金を稼ぐ。 お茶目で好奇心旺盛、「飴なめる?」は大阪のオバハンか? どきど...続きを読むきハラハラ、エンタメミステリー。 続編も早く読みたい。 Posted by ブクログ ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦 レスリー・M・M・ブルーム / 高山祥子 ジャーナリストの精神以上に、被爆地の実相の描写が身につまされる。 真実に目を向けない。とにかく隠せば良い。そんな風潮に慣れる前に、襟を正して向かい合うべきだ。 Posted by ブクログ ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦 レスリー・M・M・ブルーム / 高山祥子 お恥ずかしながら原子爆弾の影響について米国もGHQも報道を規制していた、ということを本作を読むまで知らなかった。アメリカ政府的には非人道的なナチスドイツを倒した国が非人道的な兵器を用いたと言いたくなかった、マッカーサー的には日本を倒したのはあくまで自分であって自分の預かり知らないところで開発された強...続きを読む力な兵器のことは伏せておきたかった、ということらしい。従って原爆投下直後に広島や長崎を取材した記者は何人かいたもののそれが報道されることはなかったのだそうだ。雑誌「ニューヨーカー」の編集者達は何か不自然なものを嗅ぎつけピュリッツァー賞受賞作家を広島に送り込み通常爆弾と異なり爆発後も苦痛を与える兵器でありそれを残酷にも行使したということを暴かせる。ニューヨーカーという雑誌はどちらかというと軽めの小粋な内容が主な内容というイメージなのだが通常の連載記事を全てやめて広島の取材記事だけを載せた号を突如出版しこれが大スクープとなったものらしい。その影響は大きく、トルーマン大統領は直接指示をして退役将軍に反論記事を書かせたほどで核の恐怖、ということが広く知らしめられたのはこの記事のおかげらしい。既に始まっていたソビエトとの冷戦において優位に立てる、という米国の政府や軍の思惑の変化ということも多少はあっただろうが報道の存在意義や良質なスクープの重要性ということがよく分かった。非常に面白かった。おすすめです。 Posted by ブクログ ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦 レスリー・M・M・ブルーム / 高山祥子 1945年8月に雑誌「ニューヨーカー」の全頁を使って掲載されたジジョン・ハーシーによる広島の被爆者に対する取材記事 “HIROSHIMA” 。 アメリカ政府はそれまで広島と長崎の現地調査で被曝による人体への影響をつぶさに観察、認識していながらも、原子爆弾の被害者には後遺症など確認されていないという主...続きを読む張を一貫して続けていた。これは原爆の驚異的な破壊力のみを強調し、その非人道的な側面をアメリカ国民から隠すことで第二次大戦後の東西冷戦における核兵器開発を有利に進める為の戦略だった。 そのため、原爆や、被爆地、被爆者に関する記事は必ず軍の検閲を受けなければならず、それをくぐり抜けようとして密かに編集社に送った記事が消えたり、撮影したフイルムが紛失したりする事も起こっていた。 それでは何故ジョン・ハーシーの記事は「ニューヨーカー」に掲載されたのか?そしてアメリカ政府がアメリカ国民から隠していた放射能が人間の身体に及ぼす影響について詳細に描写していた記事の公開が許されたのか? そして、すでにピューリッツァー賞も受賞して有名になっていたジョン・ハーシーはなぜ広島を取材しようと思ったのか。 「ニューヨーカー」は硬派な雑誌ではなく、軽く、ユーモアに溢れた雑誌であった。ではなぜ編集者はその全ページを使用して広島の惨状を伝える特別号を発行しようと考えたのか? “HIROSHIMA” が世に生まれ出ることができた背景を追った作品。 Posted by ブクログ 高山祥子のレビューをもっと見る