高山祥子のレビュー一覧

  • 最後のモナ・リザ

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    外国の作品は読みなれていないので難解でした。それと、日本人の自分と欧米人とは感性が微妙に違うので、感情移入しにくいところがありますが、ミステリーとしては一級品です。

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    2024年03月20日
  • マーロー殺人クラブ

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    普通の77才、大邸宅に一人暮らしの老婦人の暮らしとは、とんでもなくかけ離れた、
    まさにスーパーおばあちゃん!

    大きなケープを羽織って自転車を乗り回し、
    暑い夜にはロンドン郊外のテムズ川をまっ裸で泳ぎ、クロスワードを作ってお金を稼ぐ。
    お茶目で好奇心旺盛、「飴なめる?」は大阪のオバハンか?

    どきどきハラハラ、エンタメミステリー。
    続編も早く読みたい。

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    2022年09月29日
  • WHAT HAPPENED~何が起きたのか?~

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    【転落の落とし前】2016年のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ候補に破れたヒラリー・クリントン氏が、その敗北からしばらくして、あの頃に何が起きたかについて考察した作品。自らの生い立ちにも言及しながら、アメリカがなぜ分断されるに至ったかについて記しています。訳者は、政治系の作品の訳も手がける翻訳家の髙山祥子。原題は、『What Happened』。

    「なぜアメリカでヒラリー・クリントンはそこまで嫌われるのか」という問いを立てながら読み進めたのですが、政治家としてのヒラリーと聖職者として振る舞うヒラリー氏の二面性が本書からは伺え、その後者について「立派だけど勘弁してくれ」という思いを抱いた

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    2019年02月25日
  • わたしは異国で死ぬ

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    舞台は戦争が開始する前のウクライナ。主には2013〜2014年に起こった尊厳の革命と呼ばれるユーロマイダンを取り巻く人々の物語。歴史に残る事実とそれに関わったであろう人々の姿をフィクションだけどリアルに描いてる。ばらばらに見えたのに最後には繋がっていくのも読み応えがある。

    文章の構成や描き方が独特で、すごく叙情的というか映画のような場面切り替え。コザークやコブザ(ウクライナの民族楽器)奏者の語りを入れていて、読む人によっては読みにくいと思うけど、私はすごく感傷を誘われて良かった。「どこから始まるかって?ああ、ああ。それは誰に訊くかによる―」という一節に表れるように、今現在引かれた国境では語り

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    2025年08月11日
  • 最後のモナ・リザ

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    時代と場所が行ったり来たりするので、初めはなかなか読み進めるのに難儀したが、日記のくだりから、その先の展開が待ちきれないほどに引き込まれた。街の描写では、その街にいる気分を味わえた。

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    2025年01月18日
  • 最後のモナ・リザ

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    実在の話をもとに小説化されたというこの本の主人公はニューヨーク在住美術史家ルーク、ペローネ。祖父の日記をもとに100年前と現代が交差する。
    タイムトラベルのように時代が行ったり来たりするとかろも好きな人には受ける。
    時代背景とイタリアやフランス「アメリカ人」と言う表現も西洋文化を垣間見ることが出来る。
    途中ロマンスもあり小説としても出来が良く美術にまつわる小説はその世界に読者を連れて行ってくれる。

    美術館に行きたいな〜と思わせる本だ。

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    2024年10月22日
  • マーロー殺人クラブ

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    ネタバレ

    隣人が殺される所を目撃した老婦人。警察の対応が杜撰で殺人事件と信じてもらえず。自分で捜査を始めることに。途中で知り合った司祭の妻とドッグウォーカも交えて殺人犯を捜していく。

    開幕ほぼ全裸でテムズ川を泳ぐ主人公で笑った。気侭に生活してたまに仕事もしてって最高に充実した老後で羨ましい。

    結構捜査パートがゴリ押し多い。笑

    途中から3人で交換殺人してるんだろうな〜とは読めたけど普通にリズを疑ってしまってた。

    主人公の過去も最後の最後で語られるけど、すごい爽やかな感じで終わった。

    MVPエマ

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    2024年05月13日
  • マーロー殺人クラブ

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    ネタバレ

    もう、あらすじだけで絶対おもしろいじゃん!と
    ミステリ好きの血が騒ぎました。

    訳本というのもあるかもしれないけどなかなかどくどくな翻訳だった

    なんかこう、回りくどいような
    頭の中に入るまでに時間がかかる翻訳でした。
    でも慣れてくると愛着が湧いてくる…

    とりあえずお年寄りならではの知恵の経験を使った謎解きを~~
    ではなくて、ほぼ体!体当たり!ジュディスがとにかくパワフル!
    え!?そこも突っ込んでいく!?
    って読者も置いて行かれそうなほどの猪突猛進タイプ!

    ただただ、ジュディスが優秀すぎて
    3人のと言われてるのに
    残り2人があまり光ってなかった。
    もちろんジュディスが主人公なんだろうけど

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    2023年10月25日
  • 弁護士サマンサ・ブリンクマン 宿命の法廷(上)

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    ネタバレ

    ジャケ買いの一冊ですが上巻の感想としてはここからの展開に期待というところ。

    本作の主人公は弁護士のサマンサ・ブリンクマン。

    かっこいい敏腕弁護士といった設定ではなく、どちらかと言えばパッとせず、金銭的にも苦労をしています。

    そんな彼女が引き受けたのは女優(クロエ)とルームメイト(ペイジ)が殺害され、殺人容疑で拘留された警察官デイル・ピアソンの弁護。

    クロエと交際していたデイルは別れ話のもつれからクロエとペイジを殺害したものと思われています。

    状況証拠は圧倒的に不利、それに加えてデイルから聞かされたデイルがサマンサの実の父親であるという衝撃の事実。

    世論と警察組織はデイルが犯人だと疑

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    2023年07月17日
  • マーロー殺人クラブ

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    中高年の一般女性の探偵もの。77才のジュディスとご近所さんの2人の女性が3つの殺人事件を追うと言う展開。
    三者三様の人物造形もだが、何より身体を張っての犯人探しも面白かった。

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    2022年11月28日
  • すべての愛しい幽霊たち

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    すごい熱量があるわけじゃない。
    淡々として、なんだか寂しい。
    そりゃそうだ。だってみんな幽霊になっちゃったんだもん。
    死はありふれたものみたいにあちこちあって、
    すべての死を嘆き悲しむことなんてできないけど、
    茫漠とした寂しさをすくいとることはできる。

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    2019年08月29日
  • WHAT HAPPENED~何が起きたのか?~

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    後進の女性へのエールが、とにかく力強い。やわやわした女性活躍推進とは、桁が違う。政治家だから、この本にもいろんな駆け引きや計算があるのかもしれないが、女性として初の大統領になることの意義を誰よりも信じてたからこその悔しさに、本当に心動かされた。

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    2018年12月07日
  • 世界一高価な切手の物語 なぜ1セントの切手は950万ドルになったのか

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    史上最高額で取引された「1セント・マゼンタ」という世界に一枚しかない切手の物語。
    発行は1856年の英領ギアナ。ここで起きた暴動のため、地元の新聞社が急遽発行した切手が、コレクターの手に渡るうちに徐々に価値を高めていく。切手コレクターの世界と彼らの情熱を紹介する。
    小学生の頃、切手収集をしていた時期がある。友人達に誘われて始めたが、切手の価値がよく判らず、お金ばかり掛かる趣味で早々に諦めた。切手の価値は、業者の買取価格で決められており(そういう切手カタログが
    あったように記憶している)、友人よりも価値の高い切手を入手するのが目的になってしまう。良い切手を集めるためにはお金が必要で、結局、資産家

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    2018年10月10日
  • 探偵は壊れた街で

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    風変わりな女探偵の話。
    ハリケーンの傷跡も生々しいニューオリンズが舞台。

    クレア・デウィットは、10年ぶりにニューオリンズに戻ってきました。
    洪水で死んだとされた地方検事補の男性が、実は生きているかもしれないと、調査を依頼されたのです。

    世界一の探偵を名乗るクレアの探偵術は独特で、勘を研ぎ澄ませ、暗示を解いていくことと、実力行使の双方を使うもの。
    ‥ええ?と驚く不可思議なムードが漂う展開。
    ユニークな捜査方法を指南してくれた恩師の女性もまたユニーク。
    この街には恩師の知己も多かったのです。

    ニューオーリンズの犯罪発生率の高さと事件の解決率の低さは、日本人の想像を絶するもの。
    危険な街を行

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    2016年10月05日
  • 探偵は孤高の道を

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    正当の真逆でなかなか読ませる、次作でどう着地するか見もの。
    別で、解説の方の想いは理解できるが、活字としての日本語としてはいただけないかな。

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    2016年07月15日
  • マーロー殺人クラブ

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    SL 2024.7.20-2024.7.24
    マーローに住む3人の中高年女性が殺人事件に挑む。コージーミステリということもあって、なかなか無理な進行もあるけど、主人公のお茶目な77歳が楽しくていい。

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    2024年07月24日
  • わたしは異国で死ぬ

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    本を読みつつ映像でドライバーinウクライナを見た。
    ミハイル・シーシキンの文章でユーロ・マイダンの事情を学んでいる。

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    2024年04月15日
  • 弁護士サマンサ・ブリンクマン 宿命の法廷(下)

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    注目の事件を担当すれば、名前が売れて、事務所の経営も軌道に乗るだろうが、サマンサはその気になれない。ところが、事件の容疑者から弁護の依頼がもたらされる。彼は地元の刑事で、捜査をつうじて被害者と知りあい、つきあっていたという。警察関係者が殺人事件の容疑者になるという特異な裁判。それはサマンサ自身の人生を変える、驚くべき展開を見せる――。

    枝葉がやや多く、読みづらく感じた。もっとシンプルな筋立てにしてもよかったのではないか。

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    2024年03月18日
  • 弁護士サマンサ・ブリンクマン 宿命の法廷(上)

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    サマンサ・ブリンクマンは、苦難の道を切りひらき、ハリウッドの近くに法律事務所をかまえる少壮の弁護士だ。だが、その内実は火の車。依頼人は犯罪多発地区の懲りない面々ばかりで、報酬は安定せず、車の修理費にも事欠くありさま。今夜も、まともな法律家ならことわりそうなケーブルテレビの番組に出演したのはいいが、帰りの街角で強盗に遭遇、生命の危機に直面する。そんな場所が彼女のフィールドなのだ。さて、メディアはいま、女優とルームメイトが殺害された事件で持ちきりだったが……

    上巻は普通のリーガル・ミステリ。「悪徳渦巻くロサンゼルス」という帯の触れ込みは、今のところさほどではない。

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    2024年03月13日
  • 弁護士サマンサ・ブリンクマン 宿命の法廷(下)

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    ネタバレ

    個人的に、あくまでも個人的には悔しい読後感となりました。

    久々にやられた感が...

    それはこいつが犯人だったのーっていうのも勿論、しかし、未熟な私には登場人物の相関関係がなかなかついていけない( ノω-、)

    上巻を読み終える辺りでは自分なりにそこそこ盛り上がってきた感があったが故に勿体ない。

    初読みの著者でしたが、元検察官との事、しかも世界が注目したO・J・シンプソン裁判の検察官を務めたようです。

    それ故に緻密過ぎるのかなぁ…

    ここ最近、海外作品を続けて読んできたので、そろそろ気分転換で次は日本の作品を手にしよう!



    女優とモデルの二重殺人

    裁判は運命をかけた展開へ

    全米が

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    2023年07月18日