【感想・ネタバレ】探偵は壊れた街でのレビュー

あらすじ

クレア・デウィットはただの女探偵ではない。独特の探偵術を駆使し、巧みに銃を扱い、師と仰ぐ探偵たちの教えを守り困難な調査でも諦めずに事実を追う。2007年、ハリケーンの傷痕が未だ残るニューオーリンズで、クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。洪水で死んだと思われる一方で、嵐のあとに姿を見た者もおり、経緯がわからない。真実によって誰かが傷つくこともある。しかし探偵にできるのは、謎を解決し先に進むことだけだ。変わり者で偏屈、そして最高にクールな女性私立探偵を描く、マカヴィティ賞最優秀長篇賞受賞作。

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Posted by ブクログ

風変わりな女探偵の話。
ハリケーンの傷跡も生々しいニューオリンズが舞台。

クレア・デウィットは、10年ぶりにニューオリンズに戻ってきました。
洪水で死んだとされた地方検事補の男性が、実は生きているかもしれないと、調査を依頼されたのです。

世界一の探偵を名乗るクレアの探偵術は独特で、勘を研ぎ澄ませ、暗示を解いていくことと、実力行使の双方を使うもの。
‥ええ?と驚く不可思議なムードが漂う展開。
ユニークな捜査方法を指南してくれた恩師の女性もまたユニーク。
この街には恩師の知己も多かったのです。

ニューオーリンズの犯罪発生率の高さと事件の解決率の低さは、日本人の想像を絶するもの。
危険な街を行き、難事件に立ち向かうヒロインの、クールで鬱屈しているようでいてタフで実は熱い?ところは、意外と伝統的な私立探偵かも。
マカヴィティ賞最優秀長編賞受賞作☆

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2016年10月05日

Posted by ブクログ

タイトルから探偵モノ期待して手に取ると人によっては違和感があるかも。作者なりに書きたかったニューオリンズの社会、自然災害後の様子、人生への対峙の仕方のひとつを小説にした感じ。

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2015年07月11日

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