あらすじ
心臓移植手術を受けながら、生物学者はどんな夢を見たのか(「デニス・ノーブルの心臓」)。ダイアナ妃に憧れた少女が語る、プリンセスの結婚から死去までの日々とは(「ダイアナを夢見て:十二フレーム」)。“聖戦”に参加するためリクルーターの電話を待つイスラム教徒の青年たちは、観光地で何を思うのか(「ラディカル・フィッシュを褒めたたえて」)。芸術家の老女が、家のあちこちにいる幽霊たちへ向ける想いとは(「すべての愛しい幽霊たち」)。幅広い分野の著名人たち、そして世間に名前の知られていない市井の人々。彼らの人生がさりげない語り口で描かれ、浮かび上がる鮮烈なイメージが、わたしたちの心を奪う。ブッカー賞候補作家が贈る、切なさと愛おしさに満ちた12編。カナダ総督文学賞最終候補作。/【収録作】「雪解け」/「ソロで、アカペラで」/「デニス・ノーブルの心臓」/「シルヴィアはあの世でピンクの服を着る」/「大切なものがある」/「オシレイト・ワイルドリー」/「ダイアナを夢見て:十二フレーム」/「ラディカル・フィッシュを褒めたたえて」/「チェーホフを思いながら」/「市民による逮捕の方法」/「わたしたちはメソジスト教徒だ」/「すべての愛しい幽霊たち」
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Posted by ブクログ
すごい熱量があるわけじゃない。
淡々として、なんだか寂しい。
そりゃそうだ。だってみんな幽霊になっちゃったんだもん。
死はありふれたものみたいにあちこちあって、
すべての死を嘆き悲しむことなんてできないけど、
茫漠とした寂しさをすくいとることはできる。
Posted by ブクログ
「愛すべきものがたくさんある。」
アリソン・マクラウドによる、12編の短編集
時に著名人の描写も交えながら、市井の人々の人生を描く
収録作品ごとに、印象が全く異なる。
途中で読むのを断念する一編もあれば、これまで読んだ中でも上位の一編もあった
作品ごとの印象の、振れ幅の大きさは、過去の読書にないものだった