高山祥子の作品一覧
「高山祥子」の「最後のモナ・リザ」「すべての愛しい幽霊たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高山祥子」の「最後のモナ・リザ」「すべての愛しい幽霊たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【転落の落とし前】2016年のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ候補に破れたヒラリー・クリントン氏が、その敗北からしばらくして、あの頃に何が起きたかについて考察した作品。自らの生い立ちにも言及しながら、アメリカがなぜ分断されるに至ったかについて記しています。訳者は、政治系の作品の訳も手がける翻訳家の髙山祥子。原題は、『What Happened』。
「なぜアメリカでヒラリー・クリントンはそこまで嫌われるのか」という問いを立てながら読み進めたのですが、政治家としてのヒラリーと聖職者として振る舞うヒラリー氏の二面性が本書からは伺え、その後者について「立派だけど勘弁してくれ」という思いを抱いた
Posted by ブクログ
舞台は戦争が開始する前のウクライナ。主には2013〜2014年に起こった尊厳の革命と呼ばれるユーロマイダンを取り巻く人々の物語。歴史に残る事実とそれに関わったであろう人々の姿をフィクションだけどリアルに描いてる。ばらばらに見えたのに最後には繋がっていくのも読み応えがある。
文章の構成や描き方が独特で、すごく叙情的というか映画のような場面切り替え。コザークやコブザ(ウクライナの民族楽器)奏者の語りを入れていて、読む人によっては読みにくいと思うけど、私はすごく感傷を誘われて良かった。「どこから始まるかって?ああ、ああ。それは誰に訊くかによる―」という一節に表れるように、今現在引かれた国境では語り