炎の来歴

炎の来歴

1,496円 (税込)

7pt

炎は消えてもその来歴は残る。ひとりの男の人生を根底から動かして、海の向こうへ、燃えさかる炎へと向かわせた、崇高なその行為とは。二人の間を流れた電流とは何だったのだろうか――。戦後の日本とヴェトナムを舞台に人間の尊さと愚かさ、平和と戦争、愛と憎しみを描き出す激しくも美しい物語。心震わせる著者入魂の飛翔作。

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炎の来歴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本とアメリカ、今よりもはるかに交流が大変だった時代に、文通で強く結ばれた1組の男女。
    戦争と平和、峻烈な愛。
    この物語の孕む熱量は、凄まじい。

    0
    2018年10月08日

    Posted by ブクログ

    とても熱量のある作品でした。面白かったです。
    ベトナム戦争については世界史くらいの情報しかありませんでしたが、終盤の描写には圧倒されました。
    暴力そして戦争の残酷さ愚かさ、平和の尊さ。「戦争をする世の中になったらいいと思う」という、昔少しの間やりとりした人はやっぱり病んでたのだと思いました。
    作品か

    0
    2018年08月22日

    Posted by ブクログ

    時代は、軍国少年が戦争の終わりにより価値観を変えなければならなかった、1940年代終盤だろうか。作家たちのぶつ戦争批判に賛同していたころ、生活階級の違いをまざまざと見せつけられた隣の先輩に届いた一通の手紙を開けてしまう。
    中にはアメリカからの手紙。勉強していなかった彼だが一生懸命辞書を引きながら訳し

    0
    2018年07月02日

    Posted by ブクログ

    北川が平和運動家のレターナ・ヴァイスと文通を続ける過程を、メーデー事件を皮切りに当時の世相を織り込みながら綴っていく物語だが、北川の思いが迸り出てきて楽しめた.ヴァイスの焼身自殺で文通は終わったが、圧巻は鈴本教授の誘いでベトナム戦争の最中に現地を訪問する件だ.文通の甲斐あって通訳として参加した北川.

    0
    2021年06月23日

    Posted by ブクログ

    戦争、平和を考えるいいきっかけになりました。
    小さい頃によその国でやっていたベトナム戦争。その真実を少しでも知ることができてよかった。
    ただ、ラストは私には、、受け入れられない。でも、あの終わり方でなければ終わらなかったのかな、とも。

    0
    2019年09月20日

    Posted by ブクログ

    湿気をはらんだ、熱い空気。
    行きかうすさまじい量のバイク。
    活気あふれる若々しい国。
    そう、この街には、老人が少ない。
    何十年にもおよぶ長い戦いが終わって、
    まだ40年しか経たない、私が見たホーチミン。
    欧米人のツアー客に紛れて、見た戦争証跡博物館。
    長くバスに揺られて訪れた、クチトンネルツアー。

    0
    2018年08月13日

    Posted by ブクログ

    小さなきっかけから、アメリカに住む平和運動家の女性と文通することになった北川。
    14年間の文通期間を経て、戦時下のベトナムを訪問することになった。

    文通という手段が、二人の関係を濃密にした感があると思う。
    ましてや、北川にとっては異国の言語で、それを読み解くために、何度も何度と手に取っていたのだろ

    0
    2018年08月02日

    Posted by ブクログ

    ベトナム戦争,ひいては戦争反対への著者の強い思い,平和への希求が伝わってくる.始めは,きみというのが誰のことかわからなかったが,読むにつれ,主人公への嫌悪も募り,私にとって微妙な味わいの小説であった.

    0
    2019年04月28日

    Posted by ブクログ

    太平洋を挟んで「平和」で繋がった男女の物語。男はベトナムに行き、戦争の真実を肌で感じる。焼身自殺した彼女への思慕は、男の運命をどこに導くか?

    0
    2018年07月26日

    Posted by ブクログ

    奥深~い、恋愛小説である。
    爽やかな、とかドキドキと言った展開ではなく、
    手紙による言葉の心への恋愛である。

    平和とはあなた!
    恋愛は思想確認!

    壮絶な死による衝撃事実!!

    0
    2018年07月18日

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