歴史・時代小説ランキング(月間)
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101位「かれはいったい、歴史のなかでどういう位置を占めるためにうまれてきたのか」(「あとがき」より) 歴史と今を見つめ続けた司馬遼太郎さんが、自らにこう問いつつ新選組副長・土方歳三の生涯を鮮烈に描ききった『燃えよ剣』。下巻では物語もいよいよ佳境に突入。新選組も幕府軍の一角として加わり、薩長と激突した鳥羽・伏見の戦い。ここを転換点として幕末も最終局面を迎える。甲州勝沼、下野宇都宮、奥州会津……新政府軍に追い詰められていく過程で局長の近藤勇は離脱し、沖田総司は病死。残る隊士を束ねて歳三がたどり着いたのは函館五稜郭。そして、最後の決戦が迫る――! 渦巻く時代の激流に抗して闘い続け、歴史にその名を深く刻んだ男。司馬さんが活写する歳三の姿に、数多の日本人が心震わせてきました。不世出の小説家、司馬遼太郎の代表作『燃えよ剣』、電子書籍という器を得て、今ここに新たに登場!
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102位飛騨屋は天領の鷹じゃ。 鷹はここと見定めたときは迷わず飛ぶ――。 偉大な先人の跡継ぎたちは、己に与えられた役目に辿り着く。 遥か遠く離れた故郷と家族を思いながら、 ひたむきに北の山に生きた人々を描く傑作長編。 豊かな森に。穏やかな海に。 父たちの思いは息づいている。 飛騨から蝦夷を目指した初代・久兵衛。見事な湊を整えた二代目・久蔵。だが、久蔵の急逝により跡を継いだ三代目・亀之助は、わずか六歳だった。本店がある飛騨で長じた亀之助は、一日も早く蝦夷へ行きたくてたまらない。気が急く一方、かつて足を傷めたせいで、杣たちと山を歩くことはできない身だった。「飛騨屋」を見守る法師・東嶺に背を押され蝦夷行きを決意すると、なすべき務めを探し始める――。 蝦夷一の材木商「飛騨屋」の長き旅路を活写する歴史絵巻、堂々完結!
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105位
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106位
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109位日本小説の祖・曲亭馬琴、「八犬伝」を生んだ劇的人生! 200年の時を超え、作家の本分に迫る傑作長編!! 大名の家臣の家に生まれるも何一つままならず、彷徨い続けた青年時代。放浪の末、当代一の戯作者・山東京伝の門をたたき、蔦屋重三郎の店に奉公して戯作の道に踏み出す。葛飾北斎らとの交誼を経て、馬琴はやがて江戸随一の戯作者となりおおせるのだが…… 妻は不安定、愛する息子は柔弱、『南総里見八犬伝』に着手するも板元とはトラブル続き。それでも馬琴は、武家である滝沢家再興の夢を捨てず、締切に追われながら家計簿をつけ、息子とともに庭の花園で草花を丹精する。 狷介で知られた馬琴の素顔、けなげな哀歓が鮮やかに蘇る。苦難の末、大戯作者が辿り着いた花園とは?
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110位直木賞作家が描く江戸の痛快時代劇! 静かな余生のはずが・・・・・・ なんでこうなった!? ひとり静かに老後を送りたいお麓のもとへ ふたりの幼馴染が転がり込んできた! 名主の書役として暮らし、歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていた お麓の閑居へ、能天気なお菅と、派手好きなお修が転がり込んできた。 さらには、お菅が空き地で倒れていた女と声が出せない少女を 見つけてきてしまう……。 お麓にとって騒がしい悪夢の日々が始まった。 何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか――。 泣いて笑える江戸の痛快小説。 解説=田口幹人 「読みどころは、お麓、お菅、お修のお萩との交流を経て変わっていく 心模様である。お萩の出自に辿り着いてしまうと、 四人の暮らしが失われるかもしれないという不安を抱えつつ、 お萩の未来に寄り添う姿に、胸が熱くなった。」 (解説より)
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112位織田信長を裏切った荒木村重に黒田官兵衛が幽閉された。股肱の臣たちは決死の覚悟で有岡城に潜入。好評書下ろし歴史小説シリーズ! 天正6年(1578)、織田信長は畿内をほぼ制圧し、天下統一事業を次の段階に推し進めようとしていた。そんな折、有力武将の一人・荒木村重が突如反旗を翻した。村重は摂津一国を信長から任されていた。黒田官兵衛の協力を得て、摂津国の西方・播磨の国人たちの調略をほぼ終えていた羽柴秀吉は窮地に立たされる。さらに西方に君臨する毛利と、東野村重に挟まれた形になったのだ。村重謀反の報を受けて播磨の国人たちは次々に寝返り、毛利方についた。この窮地から脱するべく、官兵衛は単身で村重の拠る有岡城を訪れた。村重の反意を覆すために。だが結局、官兵衛はひと月経っても戻らず、その生死さえわからない状態になった。信長は、すでに官兵衛が裏切ったものとして、人質である官兵衛の息子の処断を命じる。官兵衛の股肱の臣、栗山善助、井上九郎右衛門、母里多兵衛は膝と膝を突き合わせて善後策を相談する。その答えは、3人がにわかの忍になって有岡城に潜入し、官兵衛の生死を確かめ、生きていれば救い出そうというものだった。計画はすぐに実行され、有岡の城下の町に3人は簡単に潜入したものの、そこから場内への侵入は困難を極める。挙句には町で、毛利の忍・座頭衆に遭遇し……。
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113位
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115位
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116位一気読み必至! 江戸時代最大の裁判劇!! その一行六人が神田橋本町の公事宿・秩父屋に着いたのは、雪まじりの北風が吹きすさぶ宝暦五年(1755)の真冬のことだった。数日降り続いた雪で道はぬかるみ、六人の草鞋も革足袋も泥にまみれていた。二日目の明け方に宿を出た六人は、闇が降りてようやく武家一人と足軽らに連れられ、宿に戻ってきた。武家は老中・酒井忠寄の家中を名乗り、六人が登城途中の老中の駕籠へ直訴に及んだことを告げた。 明朝、秩父屋の主人・半七は、武家の指示どおり訴願主二名をともない、神田橋門内の庄内藩酒井家へ向かった。美濃国郡上からやって来たという一行は、藩が出す通行手形も持たず、勝手に領外へ出てきていた。それだけでも罪となる。その上の越訴となれば、一行は酒井藩の調べの後、町奉行所へ身柄を引き渡され、そのまま牢屋に拘引されるものと思われた。だが、半七の案に相違して、酒井家は訴願主の二人を薄縁の敷かれた十二畳の間に、丁重に招き入れた。 いったい彼らは、何を訴えたのか?手に汗握る展開に、一気読み必至! 人の値打ちとは?生きる意味とは?その根源的な問いを投げかけながら、歴史小説の巨人が圧倒的な筆力で書き下ろした、江戸時代最大の裁判劇!
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118位
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121位左平次の妻子の命を奪った丹波笹野藩と結託して不正を働く丹後宮田藩。復讐の思いを胸にしたまま左平次が姿を消してしまう中、宮田藩の下屋敷で賭場が開帳されるとの情報を得た同心・清四郎は町方の職分を越えて探索を始める。藩邸に忍び込んだ清四郎が目にしたのは、大名家を相手に単身闘いを挑もうとする左平次の姿だった。無謀ともいえる二人を待つのは果たして……(「闘いの果て」より)。ほかに「三十八年目の娘」「いのちのゆくえ」の全三編を収録。見習い同心・清四郎&神と呼ばれた元同心・左平次が、時に衝突しながらも事件の謎を追う大人気捕物帖シリーズ第四弾!
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122位
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123位その慈愛に、少女は聖き母を見た。 恩ある呉服太物所の女将を助けてほしい――。 つきまとう陰陽師。 明かされる秘密。 十三歳の娘の依頼に、市兵衛の剣が舞う! 真心と感涙の傑作時代小説 江戸のかくれ切支丹をほのめかす手紙を残して、三田の陰陽師うしな秋蔵が殺された。 一方、近くの岡場所で下女奉公するみつぐは、道で折檻されていたのを、呉服太物所の女将・婉に救われる。偶然にも婉の秘密を知ってしまったみつぐは、唐木市兵衛を頼る。 異変を察した市兵衛が独自に探索を進めると、秋蔵殺しの復讐に燃える陰陽師一派もまた、周囲を嗅ぎ回り……。
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128位南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、数えで七歳となった嫡男・菊太郎に打ち込みの稽古をつけていたある日、御用聞きと下っ引きが殺られたとの報せが入った。生前のふたりは、深川の賭博を探っていたという。隼人はさっそく聞き込みを始め、半月ほど前に、やはり深川の賭博を探っていた北町奉行所の二人が殺されたことを知る。そしてその直後、今度は同心と岡っ引きが凄惨な骸となって見つかった。恐怖心にとらわれた捕り方たちが探索に尻込みするなか、隼人は、利助をはじめとする手下たちと共に、見えない敵に立ち向かう。「八丁堀剣客同心」シリーズ、隼人篇がいよいよ最終回!
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129位
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130位気張れっ、前を追え! 大川での泳ぎくらべは三つ巴の接戦に! 江戸の新たな風物詩にと泳ぎ自慢が顔をそろえる。 のどか屋に任されたのは、つなぎ所のにぎり飯と水。 千吉たちの活躍はいかに? 江戸の夏。黒四組の発案で催されることとなったのは大川での泳ぎくらべだ。町方、火盗改方、火消し、三つの組が泳ぎを競う。のどか屋は吾妻橋、両国橋、永代橋のつなぎ所でにぎり飯と水をふるまう大切な役を担う。そんな折り、伝えられた長吉の訃報…。「一日一生」その日が一生と思って生きる。悲しみのなか、おちよは悔いなく生きようと顔を上げるのだった……。
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132位文久三年。世は黒船来航の後、動乱を極めるが、内藤新宿の書房・東西屋に奉公する甲介が恐れるは一人娘の香苗。立場が弱く従順な甲介につけ込み、何かにつけて意地悪する。 血が出るほど噛まれた夜、みかねて部屋の隅から現れたのは、美しき妖し・仄香だったーー。 翌日、東西屋に軍資金を強請る浪人どもが現れる。仄香から魔力を授けられた甲介はこれを素手で撃退すると、一躍店での株は上がり、香苗の態度も一変。さらに同心・瓜生辰之助から依頼され、近藤勇らと共に不逞浪人の残党狩りに臨むことに! しかしその首魁は、試衛館を凌ぐ梶原道場の元師範代・大林恭三郎。最強剣士と素手で立ち合う甲介。仄香の力が招くのは幸か不幸か――官能ロマン最終章!!
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133位藩で一番の臆病者が暗殺を命じられ…… 「何度、泣いたことか。何度、笑ったことか。 生活に疲れた時、ふと気づくとこの本を手に取っている」──島内景二 豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。 藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。 雨が止み、川明けになれば、勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は、 怪しげな宿で、いわくありげな同宿者たちに出会う。 個性の強すぎる面々に戸惑いながらも、やがてそれはかけがえのない日々となるのだった──。 「おじいちゃんがよく言うのです。 日が落ちてあたりが暗くなっても、川面だけが白く輝いているのを見ると、元気になれる。 なんにもいいことがなくっても、ひとの心には光が残っていると思えるからって」(本文より) 人の心を震わせる名手による珠玉の一冊。 単行本 2011年1月 双葉社刊 文庫版 2014年2月 双葉文庫刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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134位2カ月連続刊行シリーズ第2弾! 「子供はわかっているの。誰が一番本当に自分を愛してくれているのか」 診療所を営む元士(さむらい)の有安と弟子の司郎は、 血のつながらぬ娘たちとの暮らしを守れるか? 素性を隠し、血のつながらぬ娘のお雪と江戸で漢方医として暮らす有安。国元を出奔し、母と死に別れた幼きお美知を引き取った元士(さむらい)の弟子の司郎とともに、家族同然の生活を送っていたが、ある時、一人の士が平穏を破った。男は司郎の国元の士で、司郎に国へ戻るよう指示したのだ。だが有安のような医者を志す司郎は、葛藤する。さらにそんな矢先、人身売買にからんだ江戸を揺るがす事件が有安たちを襲う……。心温まる時代シリーズ第2弾!
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135位たとえ職を失っても悪は必ず成敗する! 半玉同心の堅き決意。 旗本殺しと博徒殺し――。 二つは繋がっているのか!? 誰を信じればよいのか? 幕府の影の実力者を前に香取民部が真実を暴く!! 旗本・広岡栄之進が殺害された。背後には奉行職をめぐる賄賂や賭場開帳に絡む闇が広がる。広岡に賄賂を要求したのは、いったい何者か? 栄之進の弟・洋二郎は何を知っているのか? そして、「向島の御前」と呼ばれる幕府の影の実力者・大野石斎は何を目論んでいる? この一件、誰かが嘘を吐いている! 民部と虎之介が探索に乗り出した矢先、第二、第三の殺しが……。 民部と虎之介、最後の闘い 好評シリーズ第7弾
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136位蘇我馬子、推古天皇、聖徳太子――古代史を彩った傑物たちの愛憎劇 政敵との死闘、推古大王・聖徳太子との愛憎の果てに馬子が得たものとは。 かつて日本の中心地であった飛鳥(現在の奈良県明日香村)を舞台に、 蘇我馬子の国づくりにかけた生涯を描く。 時は570年、病床に臥す父・蘇我稲目から強大な豪族・蘇我一族の頭目の座を受け継ぎいだ馬子。 以来、大王に次ぐ大臣として、日本に渡ったばかりの仏教に根差した国家を目指して邁進していく。 しかし、理想のためには謀略や暗殺も辞さず、馬子は血塗られた覇道を歩んでいくのであった――。 宿敵・物部守屋との争い、日本最古の女性天皇・推古との知られざる関係、 天才・聖徳太子への嫉妬と恐れなど功罪相半ばする日本最古の〝悪役〟の実像とは。 古代史浪漫小説、待望の文庫化。
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138位禿頭王、肥満帝、青歯王、合羽王、長脛王、金袋大公、ドラキュラ公、助平ジジイ……今も伝わる55の王の綽名から、近代ヨーロッパのなりたちがわかる。ゴシップとスキャンダルに彩られた、華麗で野蛮な中世・近世欧州史! 『小説フランス革命』や『ナポレオン』をはじめ、スケールの大きな歴史小説で多くのファンを持つ直木賞作家・佐藤賢一氏が、中世から近世にかけてのヨーロッパの王の「綽名」にまつわる逸話を在位の時代順にひもといていく歴史エッセイ。1話=4ページのエスプリの効いたコラム集という趣きで、寄席の謎解きのように軽妙な語りが時空をまたいで逸話と逸話をつないでく。読んでいるとはっと掌を打ったり、思わず吹き出したり。 本書に登場するのは、9世紀のフランス・ドイツ・イタリアの元となったフランク王国の王から19世紀の二月革命で廃位されるフランスの「市民王」まで56人。北欧のヴァイキングや戦乱やまぬイベリア半島の王も登場し、星雲状態だった中世ヨーロッパがほぼ現在の国々の勢力図になっていくまでの1000年が活写される。残虐非道な謀略、親子兄弟の骨肉の争い、結婚や世継ぎを巡る醜聞、そこにカトリック教会など宗教がからみ、時に100年も続く戦争に発展する。まさに血で血を洗う歴史である。
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139位
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140位
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143位
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146位市中に跋扈する盗賊団。 放たれた伊賀者や隠密。 壱之介の探索が始まる! 倹約令が江戸の町を圧迫。 盗みや強盗が横行するなか、放たれているのは伊賀者? 出奔した呉服屋の息子の謎を追う壱之介。首尾は? 老中首座松平定信が文武を奨励したために、昨今は次々に剣術道場が作られている。そんな中、市井を探索する壱之介は町じゅうに隠密がはびこっていることを知る。盗人から呉服屋の手代を救った壱之介は盗人退治の手助けをすることになるが…。呉服屋の出奔した息子が悪事に加担しているかもしれない疑いが浮上した。この窮地を脱する方法を見つけることはできるか? 伊賀者は誰が放ったのか? 新シリーズ第3弹
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149位
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151位ドラマ化で話題沸騰「風の市兵衛」の辻堂魁、新境地! 続々重版の「刃鉄の人」シリーズ。 書評家 菊池仁氏、絶賛! 「息を呑む面白さだ。非凡な才能が、本作で大輪の花を咲かせた」 時は元禄―― 初代・市川団十郎が舞台上で刺殺されたその数日後。 刀鍛冶・一戸前国包(いっこまえくにかね)の仕事場に、傾き者のごとき、異形の男が現れた。 天を衝くほどの体躯の異相異風。だが目鼻だちは美しく整っていた。 全身の風貌は異様な妖しさを漂わせながら、むしろ、神々しささえ感じさせるほどだった。 団十郎に強い憧れを持つその男は、世間では”かげま団十郎”と陰で呼ばれる、旅一座の座長・熊太夫だった。 熊太夫の依頼はふたつ。 自身が持つ朱鞘の小さ刀と同じこしらえの大刀を打ってほしいということ、そしてその小さ刀が誰のものだったかを調べてほしい、とのこと。 その小さ刀にはなんと、「武蔵国包」と銘が打たれていたのだ。 だがその依頼は、哀しみに満ちた熊太夫の過去、さらに若き日の国包に繋がっていた。 息もつかせぬ展開、胸に迫る結末。 神陰流の達人・国包の剛剣唸る、「刃鉄の人」シリーズ!
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152位ダメ同心、 生意気な素丁稚、 おまけに厄病神まで、 みんな大ピンチ! 大坂で起きる様々な事件。 巻き込まれた貧乏絵師の運命は? 最近の大阪では、えびす小僧と名乗る盗賊が、金持ちから奪った小判を貧乏な人たちにばら撒いて、人気だった。えびす小僧に遭遇した西町奉行所の同心が追いかけるが、東町の同心に邪魔をされて……。 大坂の福島羅漢前にある「日暮らし長屋」の住人、絵師の葛幸助。自分の好きなままに絵を描くため仕事が無く、筆作りの内職で糊口を凌いでいる。おまけに彼の家の屏風には疫病神が封じ込められていた。それゆえ、様々な事件に巻き込まれている。 貧乏神と呼ばれる幸助と、福の神と呼ばれる正体不明の大金持ちがコンビを組んで、事件を解決していく痛快時代小説。 第一巻は刊行後、即重版した人気シリーズの第五弾。 第九話 死神さんいらっしゃい 素丁稚捕物帳五 手妻おそるべし 第十話 てんてん天魔の天神さん
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153位
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154位たった一人の決意が、歴史を変えた。 張学良、そのとき弱冠、35歳。 西安で蒋介石の宿営地が襲撃された。張学良軍によるクーデターなのか。 蒋介石の生命については絶望視されるがーー 「西安事件」の真相を描く、心震える歴史法廷ミステリー 一九三六年。東京で二・二六事件の動揺も収まらないころ、世界に衝撃が走る。 「西安で張学良が蒋介石の身柄を拘束した」。張学良の目的は。蒋介石の安否は。 取材を進める朝日新聞の北村に陸軍大尉の志津は、天命の証、龍玉の話を始めるーー。 壮大なスケールで日中の近現代史を描く「蒼穹の昴」シリーズ第六部。 【解説・保阪正康】 二・二六事件と西安事件。1936年に起きた2つのクーデター事件をつなぐ見えない糸をたぐることによって、歴史の転換点を描いた傑作。命や名誉よりも大切な価値を知る者が真の英雄なのである。 ――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官) 時代の求めに身を呈した軍人、記者たちが作り上げる重層の歴史ドラマ。国境を越えて連鎖する事件の決行者の役割を照射することで、見えざる大戦前夜の構図が浮き彫りになってくる。日中の若き軍人が訴えた「兵諫」の思想とは。 ――保阪正康氏(作家・評論家)
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155位先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。 まったく新しい「家康像」を描き出した本格歴史小説! 時は「大坂の陣」の数年前――。いまだ盤石でない徳川幕府を案じる老齢の家康は、二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。一方、豊臣家の威信凋落を肌身で感じる淀殿は、愛息・秀頼の復権に向けた効果的な打開策を見つけられず、焦燥感を募らせていた。宿命と因縁に翻弄され、矜持と野心の狭間で揺れ動く二人は、やがて雌雄を決する最期の戦いに、それぞれ活路を見出そうとするが……。 父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。親が子に寄せる想いが時代を動かす――。 己の「死」の先に見出そうとした「希望」とはいったい何だったのか?
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156位
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158位一九三八年十月一日、外務書記生棚倉慎はワルシャワの在ポーランド日本大使館に着任した。ロシア人の父を持つ彼には、ロシア革命の被害者で、シベリアで保護され来日したポーランド人孤児の一人カミルとの思い出があった。先の大戦から僅か二十年、世界が平和を渇望する中、ヒトラー率いるナチス・ドイツは周辺国への野心を露わにし始め、緊張が高まっていた。慎は祖国に帰った孤児たちが作った極東青年会と協力し戦争回避に向け奔走、やがてアメリカ人記者レイと知り合う。だが、遂にドイツがポーランドに侵攻、戦争が勃発すると、慎は「一人の人間として」生きる決意を固めてゆく。“世界を覆うまやかしに惑わされることなく、常に真実と共にあれ”との言葉を胸に。
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159位
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160位
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163位
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164位
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165位「のぼうの城」作者・和田竜執筆の脚本! 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉。関東の雄・北条家に約五十万にも及ぶ大軍を投じた豊臣方に抗して最後まで屈しなかった唯一の支城があった。現・埼玉県行田市に本拠を構える武州・忍城。周囲を何重もの湖で取り囲まれた「浮き城」の異名をとった難攻不落の城である。 豊臣方二万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、約数百の兵で抗戦した城代・成田長親とはどんな人物なのか。家臣はおろか所領の百姓達にも「のぼう様」などと囃されてなお泰然としていた男が決断した理由とは? 大ベストセラーとなった小説の執筆以前にすでに書かれていた瞠目の脚本。
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167位オール讀物新人賞最年少受賞! 歌舞伎小説の新星現る ◆あらすじ 時は文化文政。江戸の芝居は華盛り。 今をときめく色男・菊五郎に芝居の現人神・團十郎が揃い咲けば、たちまちそこはこの世の極楽。 天才狂言作者・鶴屋南北の筆は次々傑作を生みだすも、金が敵の世の中で、ケチな金主とあの手この手の化かし合い! すかっと笑える歌舞伎ものがたり、始まり、はじまり~。 * 文政2(1819)年。江戸歌舞伎の二大スター三代目尾上菊五郎、七代目市川團十郎はそれぞれの芝居小屋で時期を同じくして「助六」を演じる。江戸芝居イチ「粋な男」という役どころの助六は、成田屋市川團十郎が代々演じてきた演目で、上演すれば必ず大入りになるお家芸。対して、”圧倒的劣勢”と見えた菊五郎の助六に人々はなぜか沸き立ち、團十郎の助六は途中で打ち止めになってしまう――(「牡丹菊喧嘩助六」)。 文政3年。助六で喧嘩別れしたままの團菊。「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段で難しい見せ場を持つ松王丸を演じることになった團十郎は、なんとか菊五郎の助六をしのぐ工夫(その役者ならではの演じ方)をしたいと悩む(「ためつすがめつ」)。 文政6年。共演こそ再開したが、いまだわだかまりの残る團菊を仲直りさせようと奔走するは、立作者の鶴屋南北。「浮世柄比翼稲妻」で二人を配役するが、鞘当の場面に差し掛かると、二人はなんと舞台上で真剣を抜いてしまう(「伊達競坊主鞘當」)。――他3編 幼い頃から歌舞伎や演劇に親しみ、どっぷり浸かってきた著者が全身全霊で書き上げたデビュー作にして会心の勝負作。
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168位伝説の時代劇脚本家が贈る落涙の剣豪小説! 石見国浜岡藩奉行所の同心頭・香坂又十郎の平穏な暮らしは一つの藩命により一変した。「謀反を企んだ脱藩ものを討て」。その相手とは又十郎の義弟で、勘定方の兵頭数馬のことであった。藩命を拒むことはできず、数馬を追うべく妻・万寿栄を残し江戸へ向かう。断腸の思いで数馬を斬った又十郎だったが、お役御免とはいかず、江戸屋敷の目付・嶋尾久作から汚れ仕事を担わされてしまう。故郷に戻る事も許されない孤独な戦いが続いていた。 妻に会いたい――。又十郎の思いを汲み、万寿栄と会えるよう段取りを請け負ったのは、数馬が最期にその名を呟いた、下屋敷お蔵方の筧道三郎だった。筧は数馬を目黒不動前の成就院に匿った人物であり、数馬が国元を出た理由を知る者だった。万寿栄に会うことは叶わずとも、一目見られた事に安堵する又十郎だったが、嶋尾からの無理難題は続く一方。 困窮する又十郎の元に訪れた廻船問屋『備中屋』の作右衛門は「嶋尾久作を斬っていただきたい」と願い出たのだった。決断を迫られる又十郎に、浜岡藩を取り巻く陰謀が明かされる!この戦いに終止符は打てるのか?大河時代小説シリーズ涙の最終巻!
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175位神田須田町の万屋『松山屋』主人にして茶人でもある甲子太郎は、一番弟子の小千代とともに浅草の非人頭・車善七を訪ねた折、甲子太郎と同郷で、『百鬼角力』という見世物に出ている力士・水吉の話を耳にする。翌日、見世物小屋へ出向いた甲子太郎が目にしたのは、病の母と姉のため、日々の稼ぎを必死に得ようと不自由な身体で土俵に立つ男の姿だった。水吉を不幸な境遇から救い出すべく、特別な「相撲興行」を開催しようと奔走する甲子太郎だったが……(「天下無双の四股」)。表題作をはじめ全五編、苦しみにあえぐ人々へ手を差し伸べる甲子太郎の活躍を描く人情時代小説第二弾!
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176位
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177位大好評「まんまこと」シリーズ第9弾。麻之助、ついに父に――! 前作でお和歌と婚礼をあげた麻之助。今作ではお和歌に男の子が生まれます。 お気楽者の麻之助もこれで少しはしゃっきりするだろうと、町の面々もほっとしてお祝いムード。 子どもの名前を考えながら、麻之助は今日も町の揉め事に立ち向かいます。 〈文庫解説〉 杉江松恋 たのまれごと 嫡男の悪行で家が滅ぶと愚痴る旗本だが、悪行は見当たらず…… こころのこり 大店から大事なものが失せるのは、ある芝居のせいだというが よめごりょう 妻のお和歌と結婚するはずだったと息巻く男が突然現れた 麻之助走る 妻が子を宿した麻之助。何かが気になり支配町を走り回るが 終わったこと 与力の娘につきまとう謎の男。麻之助は真犯人に辿りつけるか おやごころ 息子が生まれたばかりの麻之助の周りに親子の相談事が続々と 単行本 2023年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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178位麻之助、ついに後妻をとる――!? 江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。 かつて恋女房を亡くした麻之助。 彼のもとに、縁談が3つもやってきた! しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。 麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。 果たして、麻之助の縁談の行方は……。 他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。 文庫解説・大矢博子 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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179位
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180位「あいそねえ」「金がねえ」「出世しそうにねえ」北町奉行所の平同心・渋井鬼三次は、景気悪そうな面構えのせいか、そう陰口を叩かれていた。さらに「女にもてねえ」、「女房子供にも見限られた」とも。 そんな渋井に期待する人物がいた。お奉行の永田備後守である。渋井の「少々癖のある性根が、探索にはうってつけである」らしい。 札差の若旦那が拐かされて、身代金三千両を奪われた事件が発生、その真相究明を命じられる。渋井は岡っ引きの助弥と、物真似芸の大道芸人で見目麗しき人気者・菊市と共に、粘りある探索で影さえ見えぬ犯人たちに、僅かな手掛かりで迫っていく。 「風の市兵衛」の濃厚脇役・渋井鬼三次が主役になって大活躍!
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182位開化期の大阪・川口梅本町に「自由亭ホテル」を開いた草野丈吉・ゆき夫婦は、満を持して大阪の中心地・中之島に打って出る。民間人でありながら深い「志」を持ち、夢をかなえた丈吉は、幕末から明治の外交を料理で支え、大阪の町の発展に貢献する。「食の外交官」としてその名を知られ、何もかも順風満帆に見えた矢先、思いがけない事件が起きた。より大きな夢に向かってひた走る夫を子供たちとともに見守り、応援してきたゆきは、その時――。フーカデン、ローストグースなど、「自由亭」の料理を食べたくてたまらなくなる歴史小説。解説は、朝井まかての小説をこよなく愛する作家・一穂ミチ氏。 ※本書は、2023年2月に刊行された作品に加筆・修正し、上下巻に分冊したものです。
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184位
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185位第18回中央公論文芸賞受賞作 「息もつかせぬ面白さ」 林真理子(選評より) 軍事的天才を描いた『ナポレオン』で司馬遼太郎賞を受賞した著者が、生涯無敗の剣豪・宮本武蔵の「闘い」に焦点を当てた傑作活劇小説 有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。 最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。 二刀流の剣聖が、激闘の果てに辿り着いた境地とは? 直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の名勝負! 【目次】 (序) 一、新免無二と吉岡憲法 二、宮本武蔵と有馬喜兵衛 三、宮本武蔵と秋山新左エ門 四、吉弘加兵衛と井上九郎右衛門 五、宮本武蔵と吉岡清十郎 六、宮本武蔵と吉岡伝七郎 七、宮本武蔵と吉岡一門 八、宮本武蔵と宍戸又兵衛 九、宮本武蔵と佐々木小次郎 十、宮本武蔵と新免無二 (結) 〈巻末対談〉齋藤孝(明治大学教授)×佐藤賢一
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186位騙し騙され、 知恵と欲の 丁々発止の果て 手にする物は? 天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか? 魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り! 読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!
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189位
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193位大和奥鹿野藩藩主・立花丹後守達人は、二刀流大名の異名を持っている。一刀は剣で、柳生新陰流の遣い手。もう一刀はまさかの料理包丁で、魚を捌けば当代きっての腕前だ。異色の二刀流大名が振舞う料理は、諸藩でも大評判だった。 月次御礼の日に相模小田原藩主より、以前贈った手捏ね寿司を祝いの席に届けてほしいと頼まれる。ところがそれに目をつけたのは、腹違いの兄・時敬――。自分を差し置いて藩主となった丹後を失脚させる好機だとついに動き出す! 時敬が集めた刺客たちとの戦いが勃発!御家騒動は許婚の立子姫をも巻き込んでの乱戦に! 藩の危機に覚悟を決めた丹後が見せた新たな二刀流の姿とは!?波乱の第二弾!
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