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Posted by ブクログ
2025年の読み納め本でした。
今村翔吾先生の初期の作品が収められた短編集。
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今川義元の子・氏真、
北条家の四男・氏規、
信玄の長子・義信……
知られざる傑物に光をあてる
今村翔吾、初の短編小説集
ーー心ひとつで「才」は形を変える。
そこに勝敗も貴賎もない。
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よかったです!!
ミステリーやホラーっぽいものもあり、
読み応えありました。
個人的に好きだったのは、
表題作「蹴れ、彦五郎」と「狐の城」でした。
劣勢な状況でも、矜持を忘れず、自分を生きる。
様々な才能に優劣はなく、等しく尊ばれるべき。
あとがきの岩井圭也先生も仰ってますが、
時代、歴史小説なのに「今」が詰まっていて、
読みやすいです。
時代、歴史小説を読んでみたい人には今村翔吾先生おすすめです!
Posted by ブクログ
自分好みの歴史小説、今村ワールド素晴らしい、歴史の教科書に出て来ない登場人物もあるが、今川氏真や武田義信、北条氏規、著書では歴史の影に見え隠れする主人公達が生き生きと描かれており、短編集ではあるが、その奥に見える其々の歴史や成り立ちが、大河の様な奥深さを感じてしまう。
どの物語のどこを読んでも、安心感と云うか今村ワールドの安定感を感じてしまう。「じんかん」や「茜唄」「八本目の槍」などの名作と同じ位の、「人」の描写「心」の動きに心を奪われる。
個人的に7話「晴れのち月」の矛盾や葛藤、哀しみに心惹かれる。
今村翔吾ワールド今後も楽しみたい!
Posted by ブクログ
蹴鞠と和歌を愛す北条氏真が、天下人信長に示した心意地を描く表題作をはじめ、歴史の中で輝く才を描いた八編。
作者がこれまで書き溜めてあった作品集とのことで、「ぼろ鳶」などの長編シリーズや「幸村を討て」などの歴史小説のエッセンスが詰まっているように感じました。
また、作者にとって初めての短編集ということでしたが、どの作品も一つ一つ読みごたえがあり、ぜいたくな歴史物語でした。
どの主人公もこれまでの歴史であまりスポットを当てられなかった人物ばかりで、新たな視点で歴史を味わうことができました。
戦国時代を扱った作品が複数あり、それぞれの人物を通して描いてあることで、立場やタイミングによって、人の運命が変わるのだということも読み取ることができました。
人物や時代は違えども、人への思いやかけがえのない命を大切にしたいという作者の熱い思いがどの作品からも伝わって来ました。
この思いは今の時代にこそ、求められているのではないかと感じてしまう今日この頃です。
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