塞王の楯 上

塞王の楯 上

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

時は戦国。炎に包まれた一乗谷で、幼き匡介は家族を喪い、運命の師と出逢う。石垣職人“穴太衆”の頂点に君臨する塞王・飛田源斎。彼のように鉄壁の石垣を造れたら、いつか世の戦は途絶える。匡介はそう信じて、石工として腕を磨く。一方、鉄砲職人“国友衆”の若き鬼才・国友彦九郎は、誰もが恐れる脅威の鉄砲で戦なき世を目指す。相反する二つの信念の持ち主同士に対決の時が迫る! 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極のエンタメ戦国小説!! 第166回直木賞受賞作品、上巻。

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塞王の楯 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    楯を極めるものと矛を極めるもののお話。出てくる人の生々しい感情や息遣いが感じられる。王と称えられる師匠とそれを引き継ぐものの美しいやりとり、ライバルあるいは部下たちの友情や愛情。大津城で繰り広げられた一体感。そこに忍び寄る不穏な影。人の思いとか戦国時代の緊張感とかがビシビシ伝わってきます。スリリングな展開で一気読みに。色々考えさせられるいい本だった。後半も楽しみ。大好き度❤️❤️❤️❤️

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    第166回直木賞受賞作!
    これは熱くなりました。ぐっとこみ上げるものがあります。
    鉄板の感動ストーリ
    石積み職人"穴太衆" VS 鉄砲職人"国友衆"の物語

    上巻です
    一乗谷で、家族を失った幼き匡介。石垣職人"穴太衆"の塞王の源斎に拾われます。石工として腕を磨き、鉄壁の石垣を造ることで泰平の世を造りたいと願います。

    石垣を積む理由
    家族、その地の人々を守りたいという思い。

    一方、鉄砲職人"国友衆"の彦九郎。脅威の鉄砲で戦なき世を目指します。
    どちらも、戦なき世界を目指しまていますが、その手段が違う。
    彦九郎の考え方は、現代では核による抑止力を連想させます。

    「懸」という、戦の最中に城の守りを固めるために石垣を積む行為。
    戦の状況に合わせて、あれよあれよと石垣を積んで、守りを固めます。
    こりゃすごいです。
    戦にも参戦するのですね。

    そして、いよいよ大津城の石垣作り。
    穴太衆は単に石垣を積むだけではなく、戦を知り尽くし、戦で城を護るために何をすべきかも考える集団。
    どのようにして、大津城を護るかまでも考え、指揮を執っていきます。
    大津城の城主は、蛍大名と呼ばれる京極高次。
    描かれているその人柄は天然でもありますが、微笑ましくもあります。こういう人に人はついていくのでしょうね。

    そして、いよいよ、秀吉の没後、戦が始まろうとしています。

    下巻に続きます。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    2021年下半期直木賞受賞作
    この年、同じく下半期二作品とも戦国ものなのね…
    一気に貪り読んだ感じ、相性いいのかな。

    題材の石垣職人『穴太衆』に興味があった事もデカいと思うけど、それを『盾』として、敵対軸として鉄砲職人『国友衆』を『鉾』として描いてるのも面白い。更にお互い先代が塞王、砲仙と言われる名人で主人公の飛田匡介、国友彦九郎は共に血の繋がらない息子として配されていて煽る
    凡将、愚将と思っていた(信長の野望のせい?)京極高次と初を中心に京極家の人々との関わりが心地いい♪
    下巻への期待が半端ねー!こういう時は…

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    登場人物たちが魅力的で歴史を深堀したくなり、調べながら読みました。石垣の奥の深さにも触れることができました。
    下巻も楽しみです。

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    日本のお城、特に石垣が大好きなので、この小説を読んで石垣職人のことがよくわかってもっと好きになった。
    下巻も楽しみ。

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    誰もが知る歴史上のスターではなく、その舞台裏を支える職人にスポットライトを当てた物語。
    熱かったです。

    0
    2026年06月05日

    Posted by ブクログ

    最強の盾と最強の矛。
    道は違えど、目指すは泰平の世。
    それぞれに背負うものがあり、それぞれに理がある。盾と矛、どちらが正しかったのか。下巻に続く。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    戦国時代の小説は初めてだったので、理解できるか少し緊張しながら読み始めました。
    それでも、大河ドラマの登場人物を思い浮かべながら読み進めることで、自然と物語の世界に入り込むことができました。

    物語は冒頭から疾走感があり、ページをめくる手が止まりません。
    読み進めるうちに、時代は違っても「平和」への思いは今も昔も変わらないのだと感じるようになりました。

    盾で安寧の世を作るのか。
    矛で安寧の世を作るのか。

    本当は、そんなことを考えずに済む世の中が理想なのだけれど——。
    そんな思いを抱きながら、下巻へと読み進めていきます。

    0
    2026年04月25日

    Posted by ブクログ

    2026年3冊目!とても面白く思った。最強の盾(石垣)と最強の矛(鉄砲)。破ることの出来ない石垣とどんなものでも破る鉄砲!かつての米ソ冷戦のような核の抑止力で戦争を起こさせない。双方が己の考えが正しいと思い行動する。世の中は何が正解なのかはないように思える。双方がどこかで折り合いをつけて解決するのがほとんどである。大津城の琵琶湖の水面より高い外堀に水をひくのはホースの中の水がみたってるのが条件で高い所に水をひくことができるということだろう。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    現存する石垣を見るたびに、どうやってこんなに美しく石を積んだのだろう、とは思っていたが、これだけの技術、センス、そしてチームワークが裏にあったとは。
    戦国を石積みの視点から描いた非常に面白い作品だった。
    大津城が現存していないのが残念。琵琶湖に浮かぶ姿を見てみたかった。

    0
    2025年12月30日

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