無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
47都道府県×1武将! 若き日の松永久秀が抱いた淡き想い、鉄砲巧者の兄弟への謀将・宇喜多直家からの依頼、秀吉から四杯目を所望された石田三成の決断、剣豪として知られる北畠具教の最期の闘い、加藤清正と小姓たちの押し問答の真相、改易された立花宗茂と家臣たちの絆……。近畿・中国・四国・九州地方の各都道府県で戦国武将を一人取り上げ、史料に遺された一文から掌編を紡ぎ出す“驚天動地”の衝撃作。待望の文庫化。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
西日本の各都道府県で戦国武将を一人ずつ取り上げ、資料に残された一文から掌編を紡ぎだす歴史短編集。
当然のことながら、戦国武将や武士たちが多数登場するので、それぞれの人物関係をおさえながら読むのに少し手間取りますが、人物がきちんと描き分けられているため、読み進めていくと自然に理解できていました。
東日本編に続き、西日本編でも各地で戦いが起き、そして、多くの武将が命をかけてせめぎ合っていたこと、まさに戦国時代だということが、この作品を通してよくわかりました。
また、天下統一を目指す秀吉の存在がどの武将にも少なからず影響を与えており、今更ながらに秀吉が日本全国さまざまな武将の運命を握っていたということがよく分かりました。
どの武将も魅力的に描かれていましたが、この西日本編で特に印象に残った武将は、和歌山県代表の雑賀孫一です。
司馬遼太郎作「尻啖え孫市」も好きな作品でしたが、本作で描かれている孫一もなかなかかっこよく、歴史の裏側に隠されたロマンを読み取ることができました。
その他、今までの自分のイメージとは違う武将や名前も知らない武将など、彼らの生き様を読むことで、自分の戦国時代の歴史観が少しではありますが、広く深くなった気がします。
歴史は人が作るということを改めて考えさせられました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。