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第32回松本清張賞受賞作 異形の歴史小説 玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていた―― 天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。 歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。
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Posted by ブクログ
恃照と戒閻の激しいぶつかりあいが凄まじかった 僧は人々に説法し、救いの手を差し伸べたりと仏に使える善行の人達と思っていたが、周りの目を見たり、気持ちを押し測ったりとやり取りが人間味溢れていてやはり叡山と言えど組織の人たちなのだなと思った。 戒閻は特に僧でありながら我が強い人であった 恃照と戒閻は同じ...続きを読むものを持っていながら相反する者同士で激しくぶつかりあっていた 作中盤はほんとに荒波の真っ只中にいるようだった しかし最盤、一気に凪となった 憲雄と戒閻の墓に佇む恃照が悲しげにしかし前を向いている姿を感じとれた
白鷺(はくろ)とは 白い浄衣を纏い 山道を跳ぶように歩く 叡山における回峰行者を指して用いられる比喩である─。 寛政8(1796)年 比叡山 延暦寺。 成し遂げることができなければ “死” とされた〈北嶺千日回峰行〉に挑む32歳の恃照。 彼は ある特殊な生立ちを抱えていた。 そしてその後 恃照は...続きを読む自らと同じ境遇をもつ17歳の太之助を弟子として預かることになる──。 「この世には おらぬはずの者」 恃照と戒閻(太之助)。真逆のようでいて、抱えている屈託は同じもの。 戒閻を目の当たりにすることで 恃照は自らの心の奥底を覗かざるをえなくなる。 俗世から隔離された場所ではあるけれど そこにいるのは人間。忿怒、嫉妬、嫌悪、自尊、そして欲…… ないわけがない。 なまぐさ坊主たちは論外としても。 教えの全てを理解したうえでの〈北嶺千日回峰行〉だと思ので 私には到底 理解できないが、少なくても 後世に名を残す為とか語り継がれる為に行われるものではないだろうと思う。 にもかかわらず手段としてそれを選んだ 恃照も戒閻も 哀しい。 何を目的で挑もうと 結局、成し遂げることができるのは その器にある者だけなのかもしれないなと 読み終えて思った。 ラストの穏やかな恃照は それまで彼が抱えてきたものを思うと とても感慨深い。ここに至るまでの全てのことが この恃照を作っているんだなとしみじみ思う。 今までに読んだことのない題材が 新鮮でとても良かった。
失敗すれば死、叡山で行われる千日回峰行を成し遂げようとする2人の僧がいた__。お互いの心内に業火が燃え盛りぶつかりあう険悪な師弟関係。分かり合いたくなかった...だけど彼らにしか通じ合えない秘密があった。 面白い〜!!と最後まで気持ちが高揚したまま読み終えて、今とても清々しいです。これが住田さんのデ...続きを読むビュー作とは...次回作もぜひ読ませていただきたい!
比叡山の「北嶺千日回峰行」を題材とした物語。 昔 それを成し遂げた僧のニュースをちらっと聞いた覚えがある。こんなに大変な“行”だとは知らなかった。 そこに 同じやんごとなき秘密を背負わされた師弟の間の葛藤、闘い、悩み、悲しみ、寂しさ、苦しさ。けっして分かり合えない師弟。などが 絡みあって 最後ま...続きを読むで集中して読ませていただきました。なかなか読み応えがありました。
帝の血筋の人間が市井にウロウロしていては悪用されて危なっかしいため仏門に入ることになる。そんな身分の僧が比叡山の北嶺千日回峰行に挑む。 そしてその弟子も、千日回峰を望む。 比叡山を舞台に、血筋の定めに抗う葛藤と確執が、叡山の裏事情を交えて描かれている。
圧倒的な厳か感(笑) 仏教語や昔の言葉ばかり出てくるので最初は焦りますが、フリガナがついてるから安心して! スマホ片手に単語の意味を調べながら読みます。 でもね、それらが全くストレスじゃないのよ! それらがあることで、厳粛な感じ、緊張感、憤怒、嫉妬。 などがビンビンに伝わってくる。 本当に素敵...続きを読むな作品でした。 テーマが難しいように思うかもしれないけど、1度みんなに読んで欲しい! そんな一冊でした。
また新たな世界を窺い知ることができた… 僧とかさ…修行とかさ…手塚治虫のブッダを読んだ時に「こんな修行すんの?!」って目を丸くしながら読んだくらいの知識しかなかったのだけど。 こんなにものめり込んで読む自分がいるなんて。 最初から最後まで本当素晴らしい作品。人物たちを理解しきれていない自分もいると思...続きを読むう。いつか再読したときに気付けるかな?
第32回松本清張賞 圧倒的!! 作中に漂う厳粛な空気や緊張感、僧たちの胸に潜む熱、仏道の世界観に触れる読書体験ができた。 仏教用語や独特の難しい言い回しがあるのに、読みやすく心地よい文章で、前半からこれは!と星5を確信。 一見地味そうな僧の修行の話なのに、ささやかなユーモアもあり飽きることなく没入...続きを読むした。 千日回峰行はとんでもない荒行。 人って、水も飲まないと3日くらいしかもたないんじゃないっけ? 不眠も死んでしまうんじゃないっけ?? 医学的に無理だと思うし、そんな危険な修行をすることになんの意味が、、、と全く理解はできないけどすごい世界を見てしまった気分。 寺院と朝廷が深く結びつき、寺院が世を成り立たせるための存在になっている関係性がわかりおもしろいと感じた。 戒閻の悲痛な思いが表れているこんなセリフにグッとくる。 「蝉はなるほど、やかましゅうございます。が、私には蝉の大音声が要るのです。蛍の弱々しき光では足らぬのでございます」「ここに…おらぬがゆえ」
千日回峰行と二人の似た出自を持つ僧の確執、互いを憎みながらも底に流れる感情。心理描写が巧みで引き込まれました。 また、比叡山の高僧や大阿闍梨のあり様を知って興味深かったです。
直木賞候補作。作者本作デビュー作。 圧巻の作品でした。比叡山延暦寺を舞台とする、生きるか死ぬかの千日回峰行に挑む同じ境遇の2人の僧侶の師弟の感情のぶつかり合い。戒閻の憎むほどの可愛げのなさが最後の章で涙になりました。参考文献の詳細も載っておらず、ここまでの資料をどう引き出して書かれたのか知りたい。
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