夏草の賦(下)
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夏草の賦(下)

小説・文芸
740円 (税込)

3pt

もし、おれが僻地の土佐ではなく東海の地に生れていたならば……長曽我部元親は嘆く。強盛を誇った信長が斃れても、素早く跡を襲った豊臣秀吉によって、営々と築きあげてきた四国に侵略の手が伸びてきた。そして再び土佐一国に、押し込められようとしている――土佐に興り、四国全土を席巻した風雲児の生涯。

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夏草の賦 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 夏草の賦(上)
    740円 (税込)
    英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ……。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。
  • 夏草の賦(下)
    740円 (税込)
    もし、おれが僻地の土佐ではなく東海の地に生れていたならば……長曽我部元親は嘆く。強盛を誇った信長が斃れても、素早く跡を襲った豊臣秀吉によって、営々と築きあげてきた四国に侵略の手が伸びてきた。そして再び土佐一国に、押し込められようとしている――土佐に興り、四国全土を席巻した風雲児の生涯。

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夏草の賦(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長宗我部元親という武将は名前くらいしか知らなかったのですが、読み進めるうちに「もっと早く知っておけばよかった」と思うくらい惹かれました。
    土佐の一領主から四国統一を目指して勢力を広げていく姿はやっぱり面白く、戦が強いだけではなく、いつ攻めるか、誰と組むかを冷静に考えて動いているところに、元親の凄さを感じました。
    ようやく四国統一が見えてきたところで、信長や秀吉というさらに大きな存在が立ちはだかり、「生まれた場所や時代が少し違っていたら」と思いたくなる気持ちも、なんとなく分かる気がしました。
    妻とのやり取りが入ることで、英雄というより、一人の夫や父親としての顔が見えるところも良かったです。
    ただ、著者らしさとはいえ説明が長く続くところもあり、もう少し元親自身の感情を追いたいと感じる場面もありました。
    それでも、どれだけ力をつけても、自分より大きな時代の流れには抗えないということが、歴史のリアルを表しているなとも感じ、勝者の物語というより、大きな夢を持った男の無念のほうが強く残る一冊でした。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    有望な後継者である信親公が亡くなり、元親公の気力が減退していき、長宗我部家が最後は無くなっていく様は切ないですね。。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    長宗我部家の栄子衰退が臨場感をもってして読める作品。
    司馬遼太郎さんの本は何を読んでも本当に面白い。
    そして本文後の解説もまさにの内容で良かった。

    -----以下解説引用-----
    運命をつかさどる女神は、まことに手厳しい。祈るだけのものには、断じて笑みを見せない。情熱を失えば、たちまち「運のころも」を引き剥がしにくる。
    運のころもは薄手で、やすやすと破れる。
    ひたむきに生きてこそ、ひとは息災でいられる。
    ----------------------

    情熱を失わずに人生を全うしたいものだと思った。

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    上巻では若さと勢いで四国を統一してしまった長宗我部元親だが、長宗我部家のピークは過ぎ、下り坂に向かっていた。

    信長の侵入に敗北を覚悟したものの本能寺の変でちょっと一息。しかし、次なる信長の後継者、秀吉によって多くの領土を没収される。さらに秀吉に命じられた九州遠征で大敗北を喫し、長男の信親が戦死、後を追うように最愛の妻も死去。

    これまで努力して広げた領土を失い、期待していた後継者も失う。隠居を目前にしての老人にとって、この仕打はきつい。元親にはこの逆境を乗り越える精神も根気も残ってはいなかった。

    どんなに才能がある人間でも、運と老いには勝てないということか。

    0
    2019年11月19日

    Posted by ブクログ

    長曾我部元親の物語です。 司馬遼太郎氏は、元親を、臆病さが生み出した智謀の将として描いています。元親は、天下を夢想し戦乱をかけぬけた英雄ですが、夢半ばで目覚めさせられた悲嘆は想像に難くありません。『戦雲の夢』とともに読んでもらいたい作品です。

    0
    2012年10月27日

    Posted by ブクログ

    四国の覇王になるまでのサクセスストーリーと、圧倒的な強者である信長、秀吉と対峙し没落していくまでの栄枯盛衰がとても可憐だった。特に元親と信親のすれ違いながらも互いに信頼し合う親子関係にとても惹かれた。司馬さんの小説っていつも淡白だけど、この小説は切なくてジーンときました。

    0
    2012年09月12日

    Posted by ブクログ

    脇役のない物語だなあと。

    追記
    元親と信親のお墓をおまいりして 元親初陣の像を見て 岡豊城址を訪ねて
    土佐湾を眺める旅をした。
    この本を読んで本当によかった。

    0
    2014年04月06日

    Posted by ブクログ

    高知に縁があり、長宗我部のことしらないなぁとふと思い読んでみた。中村が何で小京都なのかとか、高知の歴史が知れて勉強になった。逆に縁のない人はどうなんどろう??司馬遼太郎の作品らしくスルスル読めたけど。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎、やはり歴史がわかりやすく、人物像が形になる。長宗我部元親、情熱と思慮深さと人間臭さと興味深い人物。

    0
    2026年10月14日

    Posted by ブクログ

    土佐岡豊城城主、長曾我部元親が四国制覇を目指す話。
    勇ましい武士というより、政治的センスのある思慮深い武士。
    合理的で先見の明があるあたり、信長タイプか。
    天下統一が叶わぬのは、土佐に生まれたからと嘆くあたりは、なかなかの自信家なのかもしれない。

    大河ドラマ龍馬伝を観ていて、土佐の武士に興味を持ち読んでみたが、この元親の影響があるのかもしれない。

    0
    2025年05月18日

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