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新装版 かの子撩乱
女学校時代から歌人となり、その後は仏教研究家としてもてはやされ、ついには情熱を傾け続けていた小説で大いに注目を集めた女性作家・岡本かの子。だがその創作過程は尋常ではなかった。大人気漫画家・岡本一平の妻でありながら、金持ちの息子と青年医師に惚れこみ同居させるのだ。3人の美男子に傅かれる専制君主。世間からは奇矯と見られる共同生活から芸術作品は生み出されていった。特に一平は本業の人気も夫婦の営みも捨て、かの子を支え続けたのだった。死の前後数年にして不動の人気を勝ち得た女性作家。天衣無縫であり稀有なその生涯を、愛情をこめて描いた評伝小説の傑作! -
新装版 京まんだら
京都の旅館に集まったのは、出版社社長・植田敏子と姪の律子、随筆家・菊池恭子、カメラマン・関なおみの女性4人。それを迎える祇園のお茶屋「竹乃家」の女将・雪村芙佐。『古都旅愁』という豪華本の打ち合わせを兼ね、京都でいっしょに年を越そうという目的だった。/敏子は7年前に夫と死別。その遺産で出版社を立ち上げ成功を収めるが、女性としてもやもやしたものを感じていた。/恭子は10年前にベテラン作家と不倫に走った、つらい思い出を抱えていた。/なおみは4年のブランクを乗り越えて、妻帯者だった男性との恋を実らせようとしていた。/そして芙佐。14歳でお茶屋に入り、20歳そこそこで独立して「竹乃家」を祇園で指折りの店に育て上げてきた。──彼女たちの恋情や、芸妓・舞妓の生き方を縦糸に、京都の四季の移ろいや名所の風情を横糸にして、曼荼羅のように華やかに織り込んだ名作。季節は、冬から春へ……。 -
新・犯罪報道の犯罪
人権無視の過剰報道はもうたくさんだ! ――犯罪報道は匿名にすべきだとの、大胆な著者の主張は、人びとの深い共感を呼んだ。過剰なほどの情報が飛びかう現代での、人権と報道の内実について、新聞マスコミにおいては、多くの議論が展開された。事件の具体的な被害や論争の経過をふまえつつ、序々に広がる実践とその後の状況の変化を論ずる、必読のレポート。 -
新版 匠の時代
感動の名ドキュメント、いまここに甦る。日本を支えた技術者魂――疎開工場からスタートし、革命的なクオーツ時計を誕生させたセイコー電卓の小型軽量化にしのぎを削ったシャープとカシオなど、世界が瞠目した日本企業の技術革新。それは、開発スタッフの汗と涙の結晶であった。彼らの人間ドラマを鮮やかに描き、大ベストセラーとなった名著から、日本再生の指針を読み取る。<全6巻> -
新・武士道 いま、気概とモラルを取り戻す
現代にも通じる普遍の伝統的精神の再発見!! 「美しい日本人」と称された先達たちが持っていた日本人としての精神的バックボーン「武士道」。日本人が人として真に生きるための人間学として、いま甦る!! ――いかに物質的に豊かになったとしても、人間が感情的動物である以上、精神的な豊かさがなければ、人はけっして幸せなど感じられないのである。賢明なる明治の先達たちは、それを知っていたがゆえに、開国によって怒濤のごとく押し寄せてきた文明開化の嵐のなかでも、日本人の伝統的精神を忘れないようにと、「和魂洋才」なる思想でそれに対抗したのであった。じつは、この「和魂」こそ、武士道精神であったのだ。それは武士道が、長い歴史のなかでつちかってきた日本人のバックボーンだったからである。だが、戦後の日本人は、この「和魂」すら捨ててしまって、「顔のない日本人」と評される国民となってしまっている。日本人の誇りと気概を取り戻すためには、どうすればいいのか。 -
新聞が面白くない理由
衰退一途の日本のジャーナリズム。その根本の病巣こそ「記者クラブ」である。広いスペース、税金から支出される通信費、光熱費……。官公庁から便宜供与を受けて他のメディアを締め出すさまは、中世のギルドさながら。果たして彼らに自浄作用はあるのか? 健全な民主主義のため既得権を抉った渾身の書!(講談社文庫) -
神宝聖堂の王国 鉄剣の戦士
超古代ムー大陸が沈んだ後、乱れ始めた島々の物語。亡き王の娘・ファネラは、王国を救えるか!? ーー超古代大陸ムーが沈んだ後の島々の世界では、神宝聖堂を中心に頂く王国に混乱が訪れた。亡き王の血を引く姫・ファネラは、はたして王国を救うことができるのか!? 超古代大陸アトランティスを扱った大ベストセラー『風の大陸』と対をなす、新シリーズ『神宝聖堂の王国』。傑作ファンタジー・ノベル。 -
新名将言行録
荘園制の崩壊は、王朝貴族社会の瓦解を促し、承平天慶の乱、保元平治の乱などを経て、天下の政権は次第に武家の手に移っていった。そして、そこにまた源平の激しい確執が……。この体制変革の時代を生きのびる雄将、智将の経略譜。本巻には平将門、源義家、源義朝、平清盛、源頼朝、北条政子、源義経を収録。 -
親鸞
義経が牛若といって鞍馬にあった頃、同じ源氏の血をうけて十八公麿(まつまろ)(親鸞)は生れた。平家全盛の世、落ちぶれ藤家(とうけ)の倅として育った彼は、平家一門のだだっ子寿童丸の思うままの乱暴をうけた。彼は親鸞に生涯つきまとう悪鬼である。9歳で得度を許された親鸞の最初の法名は範宴。師の慈円僧正が新座主となる叡山へのぼった範宴を待っていたのは、俗界以上の汚濁であった。 -
森林がサルを生んだ 原罪の自然誌
霊長類は、食物が豊富な森林という楽園で、進化してきた。この生態的背景が、元来は植物食であった霊長類に、肉食獣的性質をも内包するという、二面性を持たせた。この傾向を強くおし進めたのが人類で、草食獣的性質が善の範疇に入る徳性を生み出し、肉食獣的性質が悪の範疇に入る行動を創造することになった。森林を舞台に進化した霊長類ゆえ、人間がサルから背負ってきた悪の原罪とは? 人間、この不思議な生物の進化の源流!
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