中井英夫の作品一覧

「中井英夫」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 新装版 虚無への供物(下)
    めちゃくちゃ面白かった。

    想像は時として現実をも凌駕し、新しい物語を生み出す。蓋を開けてみれば、なんだ、こんな感じ?
    なんだけど、時代の背景と相まって、なんとも言えないスカッとしない感じが底にあって面白い。

    読んだ本と知識が半端なくすごいと思うのだが、
    『黄色い部屋の秘密』なんかも、あ、犯人言っ...続きを読む
  • 新装版 虚無への供物(下)
    日本三大奇書のひとつであり、アンチ・ミステリの金字塔とも言える作品。
    探偵達の永遠に続く推理合戦に、現実と虚構が混ざり合い、一気にワンダランドへ連れてかれました。
    犯人の独白が痺れたしミステリファンには刺さるんじゃ無いかなぁ
  • 新装版 虚無への供物(下)
    アンチミステリの世界
    これは…
    なるほど。

    『ドグラマグラ』とも『黒死館殺人事件』とも違う。奇書と構えて読むからか、胸に遺物が残る読後感。

    1955年が舞台。
    1年前に起きた洞爺丸沈没事故により両親を亡くした氷沼蒼司、紅司、藍司。
    ある晩、藍司はアイヌの格好をした不審者を目撃し、紅司は、アイヌの...続きを読む
  • 新装版 虚無への供物(下)
    まず、単純に面白い。奇書とか墓碑銘とか何も気にせずに読んだとしても、不動ー薔薇ー犯罪の符号(特に黄色の薔薇には驚かされた)や、三重の密室トリックはとてもレベルが高く、珍説もあるものの、推理合戦はかなり楽しかった。

    そして”楽しんだ”後に訪れるのがあの仰天とも肩透かしともとれる真相。
    しかし、これは...続きを読む
  • 新装版 虚無への供物(下)
    再読。
    久しぶりの中井英夫文体に実家のような安心感をおぼえた。解説の出口裕弘は美文の度がすぎると思っていたようだが、シンプルではないにせよハッキリとしたスタイルを持つ文章はそれだけで読むストレスが少ない。
    探偵気取りのキャラが何人もでてきて、推理を披露するや「いやいや…」と否定され失敗していくタイプ...続きを読む

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