国内小説の検索結果

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  • 12月の向日葵
    4.3
    1巻1,584円 (税込)
    警察と極道。高校柔道部の同期生・慎二と一は卒業後、対極の道に進んだ。互いの仕事と一人の女性をめぐり危うく交錯しながらも、絆を保ち続ける二人。だが、それぞれの世界で伸し上がっていく果てに、決定的な局面が待っていた……バブル期から暴対法施行までのアングラ社会を背景に、友情と愛憎渦巻く物語が疾走する圧倒的長編!
  • 寝相
    3.8
    1巻1,584円 (税込)
    人生最後の日々を過ごす老人とその孫娘の静かな同居生活を描く「寝相」。失業中の男、元女番長、なぜか地面を這うようになった小学生が織り成す異色の群像劇「わたしの小春日和」。奇妙な美しさを放つ庭を男女四人の視点で鮮明に描き出す「楽器」(新潮新人賞受賞作)。目を凝らし、耳を澄ませるための三つの物語。瞠目のデビュー作。
  • 華アワセ 姫空木編 絢-アヤ-
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2014年2月26日に発売されたゲーム付きムック『華アワセ 姫空木編』の公式ビジュアルブックです。カバーは、キャラクターデザイン由良氏による描き下ろし美麗イラストを使用! 制作プロジェクト月花氏全面監修のもとお届けする本書は、「B's-LOG」に掲載されたイラストをはじめ、キャラクターイラスト、イベントCGなど豪華絢爛なグラフィックの数々を大判サイズで掲載。「姫空木編」のイラストの魅力をぎっしり詰め込みました。また、そのほかにも周回プレイに役立つ攻略情報や、本書企画として由良氏と月花氏の開発インタビューを収録。さらに、ここだけでしか読めない月花氏書き下ろしショートストーリーを多数収めるなど、「姫空木編」をプレイされたすべての方にお楽しみいただけます!
  • 自分を活かす思想・社会を生きる思想  思考のルールと作法 対論
    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「哲学って何の役に立つの?」という疑問にわかりやすい言葉で答える。「正しく生きる」より「楽しく生きる」ための哲学入門。

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  • 隠された刻―Hidden Times―
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    南太平洋の王国イリアキに残る謎の砂絵「金の汗」。世界の行く末を告げるというその伝説が解明された時、かつて跋扈した日本人の欲望と情念が甦る。明治末期に移民として辿り着いた鉱夫。戦時中に軍の機密を帯びて訪れた特攻隊兵士。彼らは、この地に何を封印したのか? 三つの時代を往還しながら、物語の陶酔に誘う南洋小説の傑作!
  • 開花の人―福原有信の資生堂物語
    5.0
    1巻1,584円 (税込)
    徳川の世が揺らぎはじめた元治元年(1864年)、一人の青年が蘭方医学の私塾で学ぶため、安房国(現在の千葉県)から江戸にやってきた。その青年こそが後の資生堂を創業する福原有信(ふくはらありのぶ)だ。 有信は、窮乏する福原家を再興するという使命を帯びて、勉学に励む。当初は医師を目指していたが、ある時、1冊の本と出合う。その本はワートルの『薬性論』。この本が有信の後の人生を大きく変えていくのであった。 有信の真摯に学ぶ姿に、多くの人が感化され、そして有信を支えていく。そして当時の日本ではまだ受け入れられなかった「医薬分業」に取り組み、明治5年(1872年)西洋薬舗会社「資生堂」を創業する。これが2012年に創業140周年を迎えた、あの化粧品会社「資生堂」として羽ばたいてゆくのである。 本書は数々の苦難を乗り越え、自らの意思を貫いた薬師であり実業家である福原有信の人生を描く著者渾身の評伝小説である。
  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    あたしとまだ三つだったあんたを置いて、とうさんは家を出て行った。普段着でちびた下駄をつっかけ自転車に乗って、ちょっと出かけて来る、と言ってそれっきり帰ってこなかった──。過ぎ去った長い時間の濃密な記憶と、緻密な描写による重層的なコラージュが織り成す甘美な物語。

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  • 伝説なき地 【新装版】
    4.3
    伝説も生まれぬベネズエラの涸れた油田地帯には多数の難民が住みつき、マリアという聖女が人々の団結の象徴となる。その中の鍛冶と丹波という屈強な日本人が地主の攻勢に備えた。その土地から希土類(レア・アース)という超伝導素材が大量に発見され、巨億の利権に目が眩んだ男たちの殺戮劇が始まる。南米3部作第3弾! (講談社文庫)
  • 投資銀行青春白書
    3.7
    1巻1,571円 (税込)
    外資系投資銀行の新人OLが、入社してから大規模M&A案件をまとめあげるまでのストーリーを描いた青春小説。楽しく読むだけで株式市場や企業の資金調達、ガバナンスまで自然にわかってしまいます。株式投資や投資銀行業務に興味のあるすべての人におすすめ。元投資銀行マンが書いたリアルなエピソードの数々は業界関係者も注目。
  • 空の拳
    3.7
    「強いから勝つんじゃない、勝つから強いんだ」鍛えた肉体から繰り出す拳で彼らは何を掴むのか?スピード、血と汗、強さと弱さ、過酷な一瞬の美しさ……無名のボクサーたちの成長をパワフルに描く、著者の新境地!
  • シャアル ─ 戦争という名の悪魔 ─
    NEW
    -
    1巻1,567円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争の正体を、あなたは知っているか 人類史上、大義の名のもとに起こされた戦争の数々。 そこには、歴史の影で暗躍する""悪魔""の存在があった。 愛国心、正義、祈り……「善意」を操り、戦争へと扇動する悪魔の軛(くびき)を断ち切れるのか―― 第二次世界大戦下の日本。一人の軍人が、戦争を操る悪魔の存在に気づく。 しかし姿の見えない敵に為す術なく、日本は敗北へと向かう。 時は流れ、現代。戦火の中を生き延びた青年の前に現れた、正体不明の少女。 「民衆の涙を込めよ」——その言葉の真意とは。そして悪魔と人類、戦いの果てに待つものとは。

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  • 炎の真実 ─火災鑑定人が暴く保険金詐欺の闇─
    -
    1巻1,567円 (税込)
    焼け跡に宿る声を、静かに拾い集める。 元消防官・火災鑑定人の仕事―― それは炎の痕跡と対話し、失われた真実を取り戻すこと。現場で目の当たりにした、衝撃の事件とは。

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  • すべてが円くなるように
    3.8
    貝は海からの贈り物。 真珠には、 不思議な魔力が潜んでいる。 祖母と孫、母と娘、女友達――。 真珠がつなぐ人生と夢を描く、 極上の短編集。 展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」) パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」) リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
  • 国際ビジネスマン
    -
    1巻1,567円 (税込)
    理想か、現実か。人生を左右する仕事選び、 あなたの決断は? 夢や理想を追う「天職」か、能力や適性に合う「適職」か。挫折からの再起に挑んだ一人の男が、最終的に選んだ“答え”とは─。グローバルな舞台を目指した商社マンの半生を描いた成功物語(サクセスストーリー)。 国際ビジネスマンを夢見て挑戦と挫折を繰り返してきた、赤沢崇36歳。横浜の貿易商社で働く彼のもとに、突然、念願のニューヨーク本社への転勤の話が舞い込む。夢見てきたグローバルな舞台は、赤沢にとって適職なのか、それとも天職なのか─。 現代を生きるすべてのビジネスパーソンに贈る、希望と再生の人生ドラマ

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  • 朧月
    -
    1巻1,567円 (税込)
    もう恋なんてするはずはないと思っていた――あの日、出逢うまでは。 一度はすれ違い、遠ざかった二人。再会の先に待つのは、後悔か希望か。 静けさの中に胸を打つ、大人のための恋の物語。 東京から地方都市へ単身赴任した50代の会社員・斎藤拓也は、新天地での仕事と生活に適応しようとする中、同僚の西澤レイ子と出会う。知的で誠実、気品を感じさせる彼女に対し、拓也は既婚者でありながら強く惹かれていく。互いに家庭がありながらも、仕事やランチ、何気ない会話を通して距離が縮まり、やがて淡い恋心が芽生える。禁断ともいえる感情と、それを昇華させようとする姿が丁寧に描かれる中年男女の情愛の物語。

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  • 本読むふたり
    3.4
    待ち合わせの目印は、『ノルウェイの森』だった。 村上春樹、島本理生、森見登美彦、中田永一。 ふたりの間には、いつだって本があった。それなのに……。 2010年代のカルチャーを閉じ込めた、ピュアな恋愛小説。 大学の課題で読んだ村上春樹の短編小説をきっかけに、読書の面白さに気づいたタツヤ。調べるうちに出会ったのが、Twitterの読書アカウントだった。自由で楽しそうに本の感想をつぶやく彼らの中で、タツヤはフミカというアカウントの投稿に心惹かれる。初デートの渋谷。明け方の神保町。抱きしめ合った御茶ノ水――。 わたしたち、出会うはずじゃなかったんだよ。
  • 地上に輝く星たち
    -
    1巻1,567円 (税込)
    焦る必要はない、ただ目の前の自分を全力で生きればいい 「中学に行っても、ずっとこの関係性が続くと思っていた」 変化する友情と、大人の階段を上ることへの期待と不安。 感受性豊かな思春期を過ごす青年たちの葛藤を、繊細に描いた青春小説。 みんなの人気者・晃、真面目で勉強が得意な健斗、気が利き調和的な悟。 異なる性格を持つ仲良し三人組は、幼馴染でいつも一緒に行動していた。 しかし、入塾や中学進学を機に、彼らの間には少しずつ距離が生まれてしまう。 それぞれが劣等感や嫉妬、自己への存在意義に対する疑問を抱きながらも、 彼らは心の成長を通じて、友情の大切さを再発見していく――。

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  • 漢方医・有安 忘れ形見
    4.0
    仇討ち、毒盛り、かどわかし……。江戸を騒がす数々の事件に、一人の漢方医が立ち上がった。市井に生きる人々の姿を浮き彫りにした、優しさと切なさが溢れる連作小説。
  • JANOBO 幻想のジパング
    -
    1巻1,567円 (税込)
    この国の明日はどこにあるのか。 「国際貢献」という美名の裏で、誰かが犠牲になっている── 外国人技能実習制度の矛盾に直面した青年は、社会の暗部を知ることになる。 制度は誰のためにあり、正義はどこにあるのか。 現代日本の歪みを問う、痛烈な社会派フィクション。 外国人労働者問題に関心のある方必読

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  • 我的愛人
    -
    1巻1,567円 (税込)
    守るべき未来のために、僕らは立ち上がる。 「正義のために苦しむ人が生じるなら、私はそんな正義を欲しません。」 戦禍に直面しながらも平和を願い、ひたむきに生きる若者たちの物語。 青年・三郎は、学生生活を謳歌する中で出会った弥生という女性に心惹かれながらも、明確な思いを伝えられぬまま卒業を迎え、県庁職員として充実した日々を過ごしていた。 そんなささやかな日常とは裏腹に、隣国との国境紛争は激化の一途をたどっていた。 一年越しの再会を果たした三郎と弥生。二人の元にも、戦争の影が徐々に忍び寄る。 なぜ人々は争うのか。戦争の先には、どんな結末が待っているのか。 彼らはそれぞれの決意を胸に、平和を取り戻すべく動き始めるのだった――。

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  • 80歳、私らしいシンプルライフ
    4.5
    東京から安曇野に移住して16年。元『装苑』編集長、初のエッセイ 第2の人生を自分らしく楽しむ、シンプルで心地よい暮らしとおしゃれの工夫 60代で長野県安曇野市に移住し、第2の人生をスタートさせた元『装苑』編集長、德田民子さん。移住のきっかけは、夫婦で訪れたドライブで眼前に広がる美しい北アルプスの風景だった。たくさんのものを手放し、暮らしをリセットする中で気づいたのは“シンプルって、心地いい”ということ。 移住から16年。四季のはっきりした安曇野での暮らしやおしゃれの工夫、毎日をごきげんに過ごす秘訣など、80歳を迎えた德田さんの心豊かな日々をご紹介します。 第1章 安曇野で始めたセカンドライフ 第2章 シンプルで心地よい暮らしのマイルール 第3章 おしゃれこそ元気の素 第4章 四季を楽しむ家しごと 第5章 毎日をごきげんに過ごしたい
  • ディワータの島
    4.0
    1巻1,567円 (税込)
    異郷の島で出会う、幻と現実の狭間 フィリピンの奥地、精霊伝説の残る島。医師・木田は、異文化の中で過去と現在が交錯する不思議な体験をする。幻と現実の狭間で、彼が見つけたものとは──。

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  • 本音と建前の王国
    -
    1巻1,567円 (税込)
    人々が“分かり合う心”を忘れたとき、国は二つに割れた。 ナンシン共和国には、本音国と建前国に分かれた世界が広がる。「本音を言ったらダメなの?」少年・岳斗は、人々の心の狭間を探る冒険へ出る。 二つの国の対立を超えて、彼が見つけた答えとは? 心の奥に響く物語。

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  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ
    3.8
    18歳の時に “あいつ”が放った光を、もう一度見たい。「その一瞬」のために始まった青春の延長戦は、あまりにも――。 読んだら、誰かを“応援”したくなる! 全ての人の感動スイッチを押す、胸アツ青春小説。 私たちは今、壮平君が歌った未来にいる――。 札幌で高校時代を過ごした仲間たちには、共通した「忘れられない瞬間」がある。学校祭の中庭のステージで見た、瀬川壮平の姿だ。 当時の仲間たちが同窓会と称して集まっていたある日、母校の中庭が無くなるというニュースが。 もう一度、あの場所で壮平を見たい! しかし、東京でプロの活動を始めた壮平のステージは果たして実現するのか? 10代を共に過ごした仲間と、もう一度青春することはできるのか? 掴めそうで手放してしまった「欲しかった未来」に、もう一度手を伸ばしてもいいのか? 大人になってなんとなく流されていく日々に、「あのとき感じた希望の感触」が蘇る! ~~31文字の制限中で「その瞬間」を短歌というドラマにしてきた著者が、ついに挑んだ、渾身の長編小説。
  • 逆境
    -
    1巻1,567円 (税込)
    諦めなければ、壁は必ず乗り越えられる 幼くして父を亡くした勝也は、物心ついた頃から母と姉との三人暮らし。 貧しくも幸せな生活を送っていたある時、 母が働く喫茶店の経営者一家が住むマンションに引っ越すこととなる。 やがて経営者の娘・紗香と付き合うようになった勝也だったが、 17歳で彼女の妊娠が発覚し、結婚。 紗香の家族と距離が近づいたことをきっかけに、 勝也の人生は徐々にバランスを崩し始める—— 一人の男の壮絶な人生とその闘志をリアルに描いた、社会派小説。

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  • ガッキーとグッキー 不思議な木箱
    -
    1巻1,567円 (税込)
    地球の命運を握るのは、一人の青年と二匹のワンコ!? 20年以上前にとある星から地球にやってきた、翔太と犬のガッキー・グッキー。 平凡で幸せな毎日を送る彼らだったが、ある日、竜が彫られた奇妙な木箱を手に入れたことをきっかけに謎の生命体に追われることになる。のちにそれは地球侵略をたくらむ女王の物と分かるが、木箱に彫られた竜にはどうしても守りたい人がいた—— 三人は、地球を、大切な人たちを、侵略の危機から守ることができるのか。 ハラハラドキドキ時々ほろりの傑作SFファンタジー。

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  • Live on Stage!
    -
    1巻1,567円 (税込)
    万雷の喝采を夢見て 僕はもう一度、ペンを握る 不器用だって、泥臭くたって、あきらめない。 この景色を見せるって君と約束したから。 うだつの上がらないフリーター、一宮コウスケは高校時代、演劇部で青春を共にしたツバサ先輩と再会する。 ツバサ先輩に背中を押されたコウスケは、劇作家の夢を再び追いかけ始めるが……。 瑞々しい筆致で描かれる青春ストーリー!

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  • 13.Feb チョコレーション
    -
    1巻1,567円 (税込)
    極上の物語を召し上がれ キュンキュンするようなヴァレンタインストーリー、遠い未来を舞台としたAI料理人のお話、こだわりぬいたスープのレシピの秘密…etc. よりどりみどりの食べ物にまつわるグルメな8つの短編小説集。

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  • 誰かJuneを知らないか
    -
    1巻1,567円 (税込)
    別れを切り出した真帆に、トヨタは言った。 「おまえと別れる代わりに、妹のことを探してほしい。あいつという人間を完全に知った上で。ある日不意にいなくなったあいつのこと」。 妹のなまえはJune。Innocence Defineという円山町の会員制サロンで歌を歌っていたという。 真帆はJuneを探す過程でわかったことを、物語として書き記すことにするーー。
  • 空に、祝ぎ歌
    3.0
    1巻1,567円 (税込)
    紛争で荒れ果てた国境の小さな村。復興からも取り残され、さびれていくだけに思えるその村に、5人の若者がいた。捨て子だったカーシャ、カーシャを気にかけるユーリ、荒れた農地の修復に励むサッコ、バスの運行業をはじめたエゴルの4人の青年と、都会から戻ってきた18歳の少女キーラ。希望を求め懸命に生きる彼らの運命は、一人暮らしの老女アニタの急死を機に、思わぬ方向へ動き出す。友情と裏切り、そして事件。彼らが見たものは夢か、それとも欲なのか。さまざまな葛藤の末ふと訪れる心の境地とは。心に静かな感動がひろがる物語。

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  • 今日も明日も負け犬。
    3.8
    いつだって、人生の負け組だった。 それでも、 今日、食べた朝ご飯。 今日、歩いた道。 今日、聞いた音楽。 今日、話した友達。 奇跡は少しずつ転がっている。 「病気を抱えながら生きてきた私の過去をいつか映画にしたい。小田、映画の原作になる本を書いてよ」。 この西山の言葉から全ては始まった。 新型コロナによる3ヶ月の休校期間を使って、私は西山の16年間の人生を書き上げた。 「今日も明日も負け犬。」というタイトルをつけて、ネットで100冊自費出版した。 高校生たちによる自主製作映画は西山により監督され、eiga worldcup 2021最優秀作品賞を受賞した。 「小田、本書いてよ」の一言で始まったこの物語は、商業出版という形で新たなスタートを切ろうとしている。 ――小田実里 起立性調節障害という病を抱え、学校に行けなくなった中学生の実話に基づく感動の物語。 16歳で書いた鮮烈なデビュー作。
  • なぜあなたの痛みはがんばっても消えないのか? 現役はりきゅう師が教える「痛み」のメカニズム
    -
    1巻1,567円 (税込)
    「痛くない」をあきらめない 頑固な肩こり・しんどい腰痛・辛い痺れ…… どうがんばっても緩和しないその痛み、あなたが悪いわけではありません。 ただ、痛みの原因を知らないだけ。 「どうして痛くなるのか」を知れば、「どうすれば痛くならないか」が見えてきます。 患者さまの痛みに向き合い続ける現役はりきゅう師が、今まで誰も教えてくれなかった痛みの原因と対策を、誰よりもわかりやすく解説します。 自宅でできるセルフケア&ストレッチも収録! ■目次■ 第1章 痛みの原因を考える・「なぜ痛くなるのか」を知ってほしい 第2章 姿勢について 第3章 ケガの予防・日常の中に潜む危険 第4章 痛くなる部位別、痛みの原因と対処 第5章 鍼・灸ってなんだろう 第6章 鍼灸院に行く際に知っておいてほしい基礎知識 第7章 東洋医学と西洋医学 第8章 おうちでできるセルフ鍼(はり)・お灸&ストレッチ

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  • あわら温泉物語
    -
    1巻1,567円 (税込)
    度重なる地震や大火から、北陸の人々は必ず立ち上がってきた――。 明治時代から続く福井県の名湯での実話を基にした、悲運からの再生奮闘劇! 青く晴れた日、大きな赤がすべてを飲み込み、その旅館には2つのシンボルだけが残った。 日本一の泉源数を誇るが故に、それぞれの旅館が独立していて助け合うことの少なかった温泉街。 「このままではいけない」それに気づいた人々が、老舗旅館の焼失を機についに動きだした。一人は社長、一人は議員、一人は女将として……。 地元の未来を思う気持ちが重なって作る、新しい”あわら”の形とは。

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  • 天使のように僕は死んだ
    -
    1巻1,567円 (税込)
    人生、そんなに甘くないわよ! 善人にも悪人にも、まさかの大どんでん返しが待っている。 愛すべきキャラクターたちから目が離せない、愉快痛快な短編集。 「GTRはゴー・トゥー・リボーンのこと。元の世界に生まれ変わるってことなんだ」 天国で何不自由なく暮らしているトオルのもとに舞い込んできた、人生やり直しのチャンス。 死に別れた最愛の妻に指輪を手渡すべく、GTRを賭けた「禁断のクイズ大会」に参加することに―― トオルは無事に元の世界へ戻ることができるのか。そして、最後に明かされる衝撃の事実とは。 表題作「GTR(天使のように僕は死んだ)」ほか、ユーモアたっぷりな全4編を収録。

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  • ふたりの渚 水平線を見に行こう!
    -
    1巻1,567円 (税込)
    さあ、「のぼれる灯台」をめぐる旅へ。 「参観灯台って全国にあるよ。(中略)これを全部行ったらスゴイよね」(本文より) 交通案内所に勤める池江渚は、ある日『なぎさの旅日記』というブログを見つける。 自分と同じ名前に運命めいたものを感じて読み進めてみると、 その「なぎさ」は渚のすぐ近くに住んでいるようで...? すべてをコンプリートする計画を立てたふたりの渚を待つのは、 津々浦々の絶景、名物、そしてキラキラ輝く水平線。 軽快な筆致で描かれる、前代未聞の”灯台めぐり”小説。 国内旅行のモデルコースとしても!

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  • 感染症を題材とした小説の世界 新型コロナウイルス感染症を中心として
    -
    1巻1,567円 (税込)
    人類最大の危機! パンデミックから身を守るすべはあるのか―― 『復活の日』『首都感染』『火定』など、感染症を題材とした小説の面白さを紹介しながら、現実世界の感染症対策も論じる一冊 〈感染症を題材にした小説の効用〉 ・感染症の脅威を伝え、危機意識や拡大防止の意識を高める。 ・政府や地方公共団体の感染対策の不備を知り、適切な対策を求めるきっかけになる。 ・感染症パンデミックの中で発生する人間の心理的弱さを知る。 ・感染症と闘う医療従事者への感謝や尊敬を醸成する。 ・感染症と闘う中で生まれる人間相互の助け合いの素晴らしさを知る。 ・エンターテインメント性豊かな作品に触れることができる。

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  • 哀瞳のレムリア 太平洋を巡る神々の光波と久遠の時を刻む魂たちからの伝言
    5.0
    1巻1,567円 (税込)
    未来を護るために散った魂たちが、時空を超えて今つながる かつて地球に存在していた、太古の文明「レムリア」。 その系譜は太平洋の波に抱かれ、朽ちることなく現代まで生き続けてきた。 平和への想いを語り継ぎ、深い過去世の世界へといざなう愛と調和の物語。 子供の頃から太平洋を旅してきた亜美は、最近ある夢を見る。 それに導かれるようにパラオを訪ねた亜美を待っていたのは、両親が残したメッセージだった。 父からの手紙や戦時下を生きた兵士たちの足跡、残された糸を手繰り寄せるうちに、 亜美は隠されていた歴史の真実に触れ、自分自身の前世を辿ることになる――。

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  • 七つのショートしょーと
    -
    1巻1,567円 (税込)
    誰かが生きた証は、巡り巡って繋がれていく 人生を価値あるものにするために、どう生きるべきか。 命の大切さを描いた、生命力あふれる七つの作品集。 いつからか、我が家の庭に入れ代わり立ち代わりやって来るようになった野良猫たち。 特に「チロ」と「ユウ」と名付けた二匹の猫との出会いは、わたしに癒しを与え、生き物を愛する心を育ませてくれた。 世話をして、触れてこそ抱く深い思いを、彼らの思い出とともに語る。 ――「ペットたちとわたしの物語」

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  • 猫と狸と、ときどき故郷
    4.0
    1巻1,567円 (税込)
    ちょっと不思議、だけど愛おしい。 もしも動物たちや花の精霊と話ができたら――。 個性あふれる仲間たちとの出会いを描く、ほっこり短編小説集。 運転手に化けた狸とのアイロニックな世間話――「タクシードライバー」 ネズミに鯵の塩焼きを盗まれた哀れな愛猫とのドタバタなリベンジ劇――「猫とネズミ」 庭に咲くピンクの花に宿る可愛い精霊のささやかな“お仕事”――「捩花の精霊」 ほか、15編の物語。

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  • 白い巨塔が真っ黒だった件
    3.9
    患者さんは置き去りで、俺様ファースト!? この病院は、悪意の沼です! 現役大学病院教授が、医局の裏側を赤裸々に書いた、“ほぼほぼ実話!?”の教授選奮闘物語。 古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。 僕は必ず、新しいカタチの医局を作る! 実績よりも派閥が重要? SNSをやる医師は嫌われる? 教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。 悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。 最先端であるべき場所で繰り返される、時代遅れの計謀、嫉妬、脚の引っ張り合い……。 「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」――その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、純粋な医療への情熱を捨てず、教授選に立ち向かう! 1965年に出版された『白い巨塔』の世界は、2023年になった今も残っていた! 魑魅魍魎が跋扈する、時代遅れの忌まわしき世界へようこそ――。 《目次》 暗闇の中で サイエンスの落とし穴 燃えさかる悪意 黒すぎる巨塔 怪文書のトリック C大学、お前もか……!?
  • Dear ママ
    5.0
    私はようやく、ママのことを話せる自分になった―― 見ないようにしてきた傷の数々 自分を大切にする、その本当の意味 無理に許そうとしない 吉川ひなの、再生の告白 子供時代に負った心の傷、母との複雑な関係を経て、自身が3人の母親になるまで 過去との向き合い方。 自分を大切にする、その本当の意味とは? 無理に相手を許そうとしなくていい。   ――吉川ひなの、初の告白 渾身の書き下ろし 目次 第1章 ママとわたし 告白 許すの許さないのどっちなの 愛してたの愛してなかったのどっちなの インナーチャイルド すっごい泣いた夜 宗教二世 第2章 母親になったわたし 子育て 流産 心配より信頼 水中出産 3人育児 第3章 わたしのままを受け入れる  許し 自分を大切にするということ 一人で眠れるようになりました わたしの役目
  • わたしにも、スターが殺せる
    3.7
    《エンタメは必要じゃないかな?》《誰か補償してくれるの?》 コロナ禍、不用意な発言をしたスターをSNSで追い詰めるこたつライター。 “殺される”のは、誰なのか? “自分”も加担していないと言えるのか? 時代の気分を大きく左右したコロナ禍の大衆の心理を生々しく炙り出す、 息もつかせぬサスペンス! コロナ禍、SNSで不用意な発言をした2.5次元俳優・翔馬。これまで【M】と名乗り彼を「上げる」記事を書いていた平凡なこたつライター・真生は、その発言を捉えて彼を「叩く」方へ転じる。彼のファンは大反発し、【M】を炎上させる。しかし程なく流れが変わり、コロナウイルスに危機感を抱く世間が、一斉に翔馬を叩き始め、スターは“殺された”。高揚感が抑えられない真生だったが、以前から【M】の正体が真生だと知る何者かに、自宅マンションを晒されたり、脅迫のような郵便物が届けられていた。半同棲の恋人・春希と共に嫌がらせの犯人を突き止めようとする真生だったが、浮かび上がったのは意外な人物だった……!
  • 鴨川カレイドスコープ ~京都の医大病院を舞台にした10人の物語~
    -
    医学生、看護学生、医師、看護師、技術者、研究者…… 150年の歴史をもつ医科大学とその附属病院を舞台に 医療人としての多彩な選択肢(ルビ:キャリア)を描く オムニバスストーリー。 ---------------------------------------------------------- 京都・鴨川のほとりには四季折々の景色を舞台に、医療の未来を切り拓く医学生や看護学生、 研究者や医療従事者たちが織りなす数々の物語があります。 患者や熟練の看護師に叱られながらも使命感をもって実習を重ね、 やがて患者に頼られ心の拠り所となっていく看護学生。 新生児を救う現場で、生まれたばかりの命が伝えようとしているサインを汲み取りながら 成長を見守るNICU(新生児集中治療室)の専属理学療法士。 最先端の医療技術やロボット支援手術のノウハウを取得する一方で、 一児の母としての顔をもち娘の励ましの言葉によって自分を奮い立たせている外科医。 そして、地域住民が安心して暮らせる医療体制の構築に励む外科医の病院長など、 ここには患者に寄り添う優しさとさまざまな困難を乗り越える強さを併せ持った者たちが、 明日の医療を考え担う数々の風景があります。 本書では、大学病院で学び、附属病院で働いているさまざまな医療人たちにフォーカスし、 それぞれの志や思いを胸によりよき医療を志す者たちの挑戦の姿をエピソード形式で描いています。 これから医療を学ぶ人に限らず、医療従事者が将来のキャリアを考えるうえでも 多くのヒントが散りばめられている一冊です。

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  • 悪魔のウイルス
    -
    1巻1,567円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナウイルスの騒ぎから数十年後、中国の欧米諸国への劣等感という現実から生まれた超軍事兵器であるユダウイルス(人種別に効果が異なる新型インフルエンザ、自然発生のウイルスには考えられないほどの早さで遺伝子が変化する軍事用人工ウイルス)が政府系武漢研究所から盗まれた。自然発生ではない最先端テクノロジーが開発した人工ウイルスは容赦なく世界に壊滅的被害を与える。絶望した中国から飛んでくる核兵器、街を徘徊する感染ゾンビ達、混乱する世界、日本に船で押し寄せる数万人の中国・南北朝鮮の感染難民。この最先端テクノロジーが生み出した悪魔に日本政府はすべての力を振り絞って戦う。日本はどう生き残るのか?
  • 姥捨て山戦争
    1.0
    1巻1,567円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 民主主義は失敗した。老人の数の力を頼りに権力を握った老人政治家は私利私欲に目がくらみ公益より、私益を選んだ。年金は九十歳支給となり、日本全体は不満の渦に包まれる。暴動発生! その後、革命が起こり、若者と中年による軍事独裁政権が発足。敬老の日が廃止され、若者の日が制定、政府は現役世代の負担を減らす為に超強権的処置の現代的姥捨て山政策を行う。金の為に老人を追う若者と逃げつつ若者に抵抗する老人。老人への負担に苦しむ日本の近未来小説。勝つのは老人、若者のどちらか?
  • 私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった
    -
    1巻1,567円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代の組織の中で、臆病な駒で労働力を提供し、自由を諦めた動物にしかすぎない事を誇りにするサラリーマンに疑問を持った、金持ちのイケメン芸能人を激しく憎む三十代男性ニート(無職)の物語。大学卒業してから十数年たって友人が社会に適合し、夢を捨て、妻子も持ち、諦めた無力な駒になる中で駒になる事に最後まで抵抗し、真のイキガイを求め続けた彼の選択とは? 現代の日本型資本主義社会に虐げられた者が社会の矛盾点を容赦なくえぐり抜く。
  • 僕は令和で棋士になる
    3.7
    1巻1,564円 (税込)
    正徳元年11月9日。次期名人を争う渦中にいた天才少年棋士・伊藤印達は、日本橋駿河町の呉服屋に仕立てが終わった小袖と羽織を引き取にいく途中だった。 「悪いことは言わねぇ、巾着を置いてさっさと失せな」 腰に太刀を帯びた男たちに取り囲まれた印達は生い茂るススキのなかに飛び込んだ―。 眼を開けるとそこは令和2年の東京。あらゆるものが江戸とは違う世界だった。 15歳で肺結核のため夭逝した実在の将棋指し・伊藤印達が、死の1年前に羽生善治、藤井聡太が生きる現代にタイムスリップしたら・・・。 『時空棋士』で将棋ペンクラブ大賞優秀賞を受賞した新井政彦による、新しいタイムスリップ将棋小説!
  • ソロ・エコー
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    この街の光景を、僕と誰かが見つめていた――。 失踪した父が残したカメラを手に、僕は横浜の街を歩き始める。幕末の遊女の逃亡譚、焼失した二代目横浜駅、戦後の闇市と再開発……。街の歴史とささやかな生の軌跡が交差する、新鋭作家の飛躍作!
  • 二十四五
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    第172回芥川龍之介賞候補作! 大事な人が、かつてここにいた 確かなしるしを何度でも辿る── 喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。 ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ待望の新作。 「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」 実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。 五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。
  • カメオ
    4.1
    1巻1,562円 (税込)
    第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。 本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
  • トラディション
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    かつて街から出て別の場所で働き、五年前から兄を頼って再び街の片隅で金勘定をしている私から見ると、街の外の変化に比べれば、この街の変化など微々たるものに過ぎない。もうずいぶん前に、夜と心中するような女はいなくなったし、今では男と心中するような女も少なくなった。表面だけ明るく、少し退屈になった街で、みんながごく個人的に病んでいく。 群像8月号掲載の中編を単行本化。 ホストクラブの受付で働く「私」、ホストにハマる幼なじみ。夜の世界を「生き場所」とする彼女らの蠱惑と渇望を描く傑作小説。
  • 共に明るい
    3.4
    1巻1,562円 (税込)
    \『この世の喜びよ』で芥川賞受賞、待望の受賞後第一作!/ その瞬間、語られないものたちがあふれ出す。 早朝のバス、公園の端の野鳥園、つきあってまもない恋人の家、島への修学旅行、バイト先の工場の作業部屋――。 誰もが抱える痛みや不満、不安、葛藤。 目に見えない心の内に触れたとき、「他人」という存在が、つながりたい「他者」に変容する。 待望の芥川受賞後第一作、心ふるわす傑作小説集。 「共に明るい」 早朝のバス、女は過去を語り出す。 「野鳥園」 産後の母親と少年が過ごす、仮初のひととき。 「素晴らしく幸福で豊かな」 出会って一ヵ月、恋人と過ごす不安定な日常。 「風雨」 台風で足止めをくらった修学旅行生たちの三日間。 「池の中の」 電池の検品バイトでの会話、起こる揺れ。
  • #Z世代的価値観
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    マーケティング用語じゃない。これはまったく新しい「世代論」 絶望的な世界に生まれた“Z世代”が 「愛」と「連帯」で価値観の革命を起こす! 「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」受賞! メディア・SNSで話題騒然!『世界と私のA to Z』の著者による画期的エッセイ お金、健康、人間関係、SNS、仕事―― Z世代的価値観で分析する“私たちのいま” ・「ホットガール」とセルフラブ ・セラピーは心の必需品 ・「リアル&楽しい」食に夢中 ・エブエブ旋風の奇跡 ・さよなら「インフルエンサー」消費 ・つながりが広げる読書 ・ブランド価値より「今」の価値 ・「仕事≠人生」的な働き方
  • ジューンドロップ
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    わたしたちには家族をめぐる秘密がある 母の不妊治療の失敗、凶暴な白い光と共に襲ってくる片頭痛。 しずくとタマキは、持て余した心を抱えて 縛られ地蔵に会いに行く――。 傷つき、傷つけ、思いあう。痛切な家族の愛のかたち。 「ふと脳裏に、幼い未発達の実が木から落下する光景が過りました。 どうして自分は彼らと同じ道をたどらなかったんだろう」 第66回群像新人文学賞受賞作!
  • 我が手の太陽
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    第169回芥川賞候補作。 鉄鋼を溶かす高温の火を扱う溶接作業はどの工事現場でも花形的存在。その中でも腕利きの伊東は自他ともに認める熟達した溶接工だ。そんな伊東が突然、スランプに陥った。日に日に失われる職能と自負。野球などプロスポーツ選手が陥るのと同じ、失った自信は訓練や練習では取り戻すことはできない。現場仕事をこなしたい、そんな思いに駆られ、伊東は……。 “「人の上に立つ」ことにまるで関心がった。 自分の手を実際に動かさないのなら、それは仕事ではなかった。” ”お前が一番、火を舐めてるんだよ” ”お前は自分の仕事を馬鹿にされるのを嫌う。 お前自身が、誰より馬鹿にしているというのに” 腕利きの溶接工が陥った突然のスランプ。 いま文学界が最も注目する才能が放つ異色の職人小説。
  • ごっこ
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    こんなことに付き合ってあげられるのは、自分だけだと思っていた。 夫婦ごっこ、恋人ごっこ、友達ごっこ……。曖昧な関係に振り回される女たちの、不器用すぎる恋。 野間文芸新人賞候補作『春、死なん』につづき、注目作家が「ままならない恋愛」を描く最新小説集。 ・「ごっこ」 六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。そろそろ逃亡資金が底をついてきた。 ・「見知らぬ人」 友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。あの女を探す那月が出会ったのは――。 ・「はこのなか」 田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、結婚したタクボの隣室に住むこと。
  • パレードのシステム
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    鮮明で美しく、静謐かつ余韻に満ちたレクイエム、芥川賞作家の新境地。 人生はパレード、荘厳な魂の旅路。台湾と日本、統治と戦争の歴史に及ぶ記録と記憶の軌跡――。 祖父の自死をきっかけに実家のある地元に帰った美術家の私。祖父が日本の植民地だった戦前の台湾に生まれ育った「湾生」と呼ばれる子どもだったことを知り、日本統治下の台湾について調べ、知人からも話を聞き、誘われるまま台湾を訪れることになる。祖父の自死の原因、理由を探り、自身のルーツ・アイデンティティを確かめるための台湾訪問だが、何かに導かれるように台湾先住民の系譜にある人物の葬儀に参加することになる。日本とは全く違う儀式や儀礼、風景に触れるうち、戦争や生と死・祖父の思い出・美大時代唯一の友人の死、様々なイメージが想起され喚起されていくのだった。
  • カプチーノ・コースト
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    しんどいときほど、周りに頼れない。 早柚(さゆ)は、会社を休職中の26歳。 ふとしたことから、地元の海岸のゴミ拾いを始めた。 自分を見つめ直す、ひと月の物語。
  • 鴨川ランナー
    4.0
    日本という異国に住まいながら、日本人と外国人の間をさまよう人々を巧みな心理描写と独特の文体で描いた短篇2本。 「鴨川ランナー」第二回京都文学賞受賞作。選考委員の満場一致で選出された。日本から京都に仕事に来た西洋人の日常や周囲の扱い方に対する違和感を、「君」という二人称を用いた独特の文章で内省的に描く。 「異音」・・・福井の英会話教室を突如やめる羽目になった外国人の主人公は同僚の紹介で結婚式の神父役のバイトを始める。
  • ケアの倫理とエンパワメント
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    自己と他者の関係性としての〈ケア〉とは何か。 強さと弱さ、理性と共感、自立する自己と依存する自己……、二項対立ではなく、そのあいだに見出しうるもの。ヴァージニア・ウルフ、ジョン・キーツ、トーマス・マン、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、多和田葉子、温又柔、平野啓一郎などの作品をふまえ、〈ケアすること〉の意味を新たな文脈で探る画期的な論考。 本書は、キャロル・ギリガンが初めて提唱し、それを受け継いで、政治学、社会学、倫理学、臨床医学の研究者たちが数十年にわたって擁護してきた「ケアの倫理」について、文学研究者の立場から考察するという試みである。(中略)この倫理は、これまでも人文学、とりわけ文学の領域で論じられてきた自己や主体のイメージ、あるいは自己と他者の関係性をどう捉えるかという問題に結びついている。より具体的には、「ネガティブ・ケイパビリティ」「カイロス的時間」「多孔的自己」といった潜在的にケアを孕む諸概念と深いところで通じている。本書は、これらの概念を結束点としながら、海外文学、日本文学の分析を通して「ケアの倫理」をより多元的なものとして捉え返そうという試みである。(本書「あとがき」より)
  • 室町無頼(上下)合本版(新潮文庫)
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。道賢はならず者の頭目でありながら、幕府から市中警護役を任される素性の知れぬ男。やがて才蔵は、蓮田兵衛に預けられる。兵衛もまた、百姓の信頼を集め、秩序に縛られず生きる浮浪の徒。二人から世を教えられ、凄絶な棒術修業の果て、才蔵は生きる力を身に着けていく。史実を鮮やかに跳躍させ混沌の時代を描き切る、記念碑的歴史小説。 ※当電子版は新潮文庫版『室町無頼』上下巻をまとめた合本版です。
  • 二人がいた食卓
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    良かれと思ったことが、押しつけがましさに。理想を追い求めるあまり、頑なになる。相手への気遣いが、裏目に出る。一番わかってほしい相手に限って自分の努力が伝わらない……。そんな夫婦関係の迷宮に迷いこんだ泉と旺介、きっかけはまさか、食の好みの違い……! ドリア、生姜焼き、ハンバーグ、キッシュ……出てくる料理は、「食の検定」1級を持つ著者だからこそ表現できる、読むだけで美味しそうなものばかり。だからこそ、夫婦のすれ違いのきっかけとして、鋭く鮮やかな物悲しさを湛えています。 おいしさは恋で栄養は愛? 家族として、好きを越えた関係を築いていく覚悟を持てるのか。泉と旺介、二人の選択とは。
  • 無駄花
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    ある日、死刑囚・中村は、出版社の社員から、これまでの半生について手記を書くよう手紙で促される。そこで中村は自身の半生と、因縁の男・島田との関係を綴り始めることになった。困窮した家庭に育った中村と、地元でも有数の実業家一族の島田の二人は、一度は中学で同じ不良グループに属していたが、島田の度重なる裏切りに業を煮やした中村が殴り合いの喧嘩の末、島田と縁を切ることに。  その後、上京して会社員となり、結婚して幸福な生活を送っていた中村は、父の重篤の報を受け、看病のため久しぶりに帰郷する。そこに一族の経営会社を引き継いだ島田が現れ、二人は十数年越しに再会を果たす。直後に襲った株価暴落もあり、過去の蟠りを払拭して彼の会社に入社することを決意した中村だったが、そこにはなんと犯罪や不貞が横行する世界が待ち受けていたのだった。島田に妻を寝取られ、またしても裏切りにあった中村は、遂に怒りを爆発させ凶行へとひた走る。 29歳、戦慄のデビュー。第14回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
  • プレカリアートの憂鬱
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    めくるめくプレカリアートの世界へようこそ!  活動家・雨宮処凛が、17人の「プレカリアート」な人々を徹底取材。彼らに希望は?? 社会は変わるか? 生きること、働くことの根源を問う、渾身のルポルタージュ! ――俺たちの魂の叫びを聞いてくれ! これは、明日の見えない「プレカリアート」たちの自由と生存のための闘争史だ。月収10万円のフリーター、ロスジェネ世代のニート、「派遣切り」におびえる非正規雇用者、「債務奴隷」さながらの新聞奨学生、高学歴ワーキングプア、「ネットカフェ難民」の日雇い派遣……「雇用崩壊社会」の現実に迫る懇親のルポルタージュ!!
  • 飆風
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    作家になることは悪人になることだ。生きることで他人を傷つけ、小説を書くことで自らをも痛めつけてゆく。すさまじい作家が、己の精神を追い込み、崩壊していく様を曝した、最後の私小説――「靴と下駄とスリッパが空中を飛んでいるんだ。ほら、そこに。」「くうちゃん、何言ってるの。何も飛んでいないじゃない。」「いや。飛んでいるんだ。階段も廊下も流れているし。」「変ねェ。何も流れていないじゃない。いつもの通りじゃない。」「ああ、俺は気が狂った。アロエの毒を呑まされた。」「誰に。」「誰だか分からない。俺の頭の中を風が吹いていくんだ。」「風?」(本文より)
  • 書林逍遙
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    かくも深遠なる本の世界。太宰治・江戸川乱歩・柴田錬三郎・宇野千代・岡本綺堂・川口松太郎・三島由紀夫・舟橋聖一・幸田文・芥川龍之介・川端康成・夏目漱石・柴田翔・吉行淳之介・伊集院静・吉村昭・山田風太郎・小沼丹・向田邦子・近松秋江・武田泰淳……急逝が惜しまれる、稀代の読書家・久世光彦がこよなく愛した文学のかたち、そして初版本との出逢い! 〇書は<時代>を映し、かつての数々の<恥>を呼び覚ます。特に若い日に読んだ書は厄介だ。1冊1冊に恥が纏い付いている書の記憶は、突然蘇って、いまもこの身を苛んで離れない。「右大臣実朝」の顰みに倣うなら、《歳月トハ、怯懦ノ姿デアロウカ》――。<本文より>
  • 108

    108

    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    108ーーそれは煩悩の数。妻からの思いもかけない告白。脚本家・海馬五郎が挑む悪夢の決算!松尾スズキ自らが、監督・脚本・主演・小説に挑む、一大プロジェクト始動。映画『108~海馬五郎の復讐と冒険』2019年秋公開予定映画同名小説を先行発表!!苦悩と笑いの痛快長編!松尾スズキ&「大人計画」30周年記念作品。
  • サーラレーオ
    3.3
    1巻1,562円 (税込)
    ひょんなことから手に入れた大量の大麻の種子。落ちぶれた男にとって、それはギフトかトラップか? 金もツキも度胸もない、逃げ足だけは速い究極のダメ男が、タイと日本を疾走する。『狭小邸宅』『カトク 過重労働撲滅特別対策班』著者による、圧倒的悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。
  • 瘡瘢旅行
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    何故その私小説家のみ尊しであるのかと云う質問を、誰かから気まぐれに投げつけられたとしても、彼には、「知るか」と答えるより他はない。(中略)当事者が本気で行ない、身銭を切り、人生を棒に振るつもりでやっているのならば、たとえそんな理由なぞ皆目分からなくとも、自身では一向にかまわぬことである。――<本文より>
  • 夜更けの川に落葉は流れて
    4.3
    1巻1,562円 (税込)
    稀代の無頼、西村賢太の原点を炙り出す、新たな代表作。憬れだった築地市場での仕事をたった一日で失うことになった若き日の北町貫多を描く「寿司乞食」。すべてに無気力で受動的だった貫多を、やや向日的な世界へ引き戻したのは梁木野佳穂という女性だった――「夜更けの川に落葉は流れて」。後ろ髪を引かれる思いでいた"あの店"。貫多と店主の20数年にも及ぶ蟠りがある深夜に最高潮を迎える「青痰麺」。表題作含む三篇収録。
  • 鉄塔おじさん
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    神崎あたりは田舎の役場の生活相談課でクレーム対応をしている。あたりを目の敵にする教育係の杉田さんからは、毎日暴言を吐かれる。あたりに好意を寄せる同じ職場の三浦からのアプローチを受け、付き合うことになりそうだった矢先、食堂で話す二人の姿を見つけた杉田から、信じられない告白をうける。あたりは混乱し、休職願いを出す。そしてあたりが逃げ込んだ先は、町の人々から疎まれているある人物の家だった。
  • 神様ドライブ
    4.1
    1巻1,562円 (税込)
    就職活動がうまくいかない休学中の大学生・みつるは、亡き父親そっくりの男・紡に声をかけられ、全国の神社を巡る旅に出る。途中で出逢った看護師ほのかも加わり、旅はいよいよ賑やかに。旅を続けるうち、紡が神社を巡るとした驚くべき理由を聞かされる。神社は全国に8万以上あり、コンビニより多い。全国の神社は何のために、どんな神を祀っているのか? お参りの仕方から鳥居の由来まで、神社のことが好きになります。
  • あの頃トン子と
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    東北地方の農村で養豚業を営む洋一、39歳独身。その幼馴染で、東京で夢破れ故郷に舞い戻ったマナブ、バツイチ。二人は暇しのぎに、子豚のトン子に芸を仕込み始める。だが、そのトン子が、呼びかけられると「トン子!」と返事をするようになったのだ! 「しゃべる子豚」としてテレビ局の取材が相次ぎ、ついには豚骨ラーメンのCMに出演、トン子は日本中の人気者になる。ついに二人はトン子を擁して、上京するのだが……。
  • 地鳴き、小鳥みたいな
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    子ども時代の記憶を確かめようと訪れた、母の実家の町。土地の描写のなかに、「あなた」と呼ぶ女性とのやりとりが綴られる。(「地鳴き、小鳥みたいな」)夏。K先生の訃報。若い友人の死。20代で出会ったある先生との忘れがたい対話。枯れて見えたその先生から聞かされた性欲をめぐる話が意外で、20代の私はただ驚いた(「夏、訃報、純愛」)。他に2篇を収録。
  • 歌姫メイの秘密
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    「ドライブイン蒲生」「ゆず子の形見」の芥川賞作家が贈る、峻烈な「ボーイ・ミーツ・ガール」メイは、小学校4年生のときに、母親といっしょに"ありがた教"と呼ばれるN神聖教会のキャンプから逃げてきた。かわいいのに風変わりで、歌が抜群にうまいのだ。どうしても自分の本当の父親と会ってみたい、というメイ。高校生になった僕らは、ようやく探し当てた父親の家へと向かうが……。
  • 花舞う里
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    親友が死んだのは、僕のせいだ-。そう思い、心が壊れてしまった潤。母親に連れられて愛知県の山奥・澄川にやってきた彼は、そこに「花祭り」という伝統神楽があることを学ぶ。神様なんていないと、周りに心を閉ざしていた潤だったが、澄川で出会った人々もみな、悲しみを抱えていることを知り、「花祭り」で舞う決意をする。
  • みずうみの歌
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    「すべてはあの町から始まったのよね」母が最期に残した言葉の真意を知るため、独りになった少年は母の故郷を訪れる。手がかりは古いモノクロフィルムと未完の小説。町は徐々に陥没がすすみ、一部が大きな湖に飲み込まれていた。湖底に残された"思い出の品"を回収する男性・モグリに出会った少年は、しなやかに泳ぐ姿から"サカナ"と名付けられ、彼の仕事を手伝うことに。少年は母の想いと顔を知らない父の秘密に近付いていく。
  • ここで、君の隣に任意の異性を代入する
    4.5
    1巻1,562円 (税込)
    ある数学教師との出会いが、一人の非モテ少年の人生を変える!男子校に通い、色恋沙汰とは程遠い青春をおくる神原優弥。高校2年の春、新しく赴任してきた副担任・平坂龍之介の登場で、彼の世界は一変する。「クラス全員をリア充にしてみせる」伝説のナンパ師であり冷静沈着な数学教師でもある平坂の、ゲスいながらも心に響く恋愛特別講義が今、幕をあける――。
  • 幸福な絶望
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    「鬱の坂口恭平は別人なので、油断大敵なのである。でも、彼は彼なりに大変な目に遭っているわけだし、感謝しなくてはならない」。深い溝にもぐるような鬱の時期。しかし著者はそこでさまざまな煌めくアイデアを拾い上げてくるのだ。いわば宝箱であり、生の源泉だという。その彼をあるがままに受け止める妻フーとアオと弦。日記と問答集からなる愛と闘いの記録。
  • 十四歳の情景
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    視力を失い始めた14歳の池山潤。同じ症状に苦しみ1年前に死を選んだ兄・昌義が遺した日記から、視力が消えてから見えてくる「時の情景」を知る。そして、滝口雅也。なぜ、兄貴は彼に私を託したのか――。遺伝子と折り合いをつけ、"此の世の理"に抗おうとした少女が綴った、ある夏の日記。
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    今、最も注目される詩人・最果タヒが紡ぐ、初めての長編小説――。きみがぼくに使うかわいいという言葉が、ぼくを軽蔑していない、その証拠はどこにあるんだろう。好きとも嫌いとも言えないなら、死ねって言っているようなものだと、いつだってきみは、怒っている。ぼくは、きみを好きでも嫌いでもないまま、優しくありたい。かすかな、死の気配でありたい。
  • イカロス・レポート
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    新宿区の大学に通う理系男子学生・坂崎。彼は「サイクリング同好会」に所属し、人生に波風立てる異性の影も形もない、平凡な日々を過ごしていた。そんな非モテが悪友の誘いで、鳥人間コンテストのパイロットに!? 航空機研究会の下級生・児島花澄に一目惚れした坂崎は、授業そっちのけで猛特訓を続けるが、あるトラブルが彼の心に大きな影を……。弱小航空機研究会で繰り広げられる、<恋>に不器用な男子たちの真っ直ぐな青春!
  • ある日の結婚
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    ありふれた男女の恋愛がたどる奇想天外な展開と衝撃のラスト。「ある日の結婚」は群像2013年7月号に掲載され、各紙文芸時評でも高く評価された傑作です。「恋愛の究極」を淡々とユーモラスに描いて恐ろしくも美しい、一度読んだら忘れられない表題作ほか、デビュー作「朝が止まる」、フジテレビ「世にも奇妙な物語 2013年秋の特別編」で映像化され話題を呼んだ短編「水を預かる」を収録する、注目の第一作品集。
  • 猫の目犬の鼻
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    中学三年の夏休み前、根本心美は、突然別のクラスの小山一樹から「つきあってほしい」と告白される。心美が返事を迷っている頃、生後間もない猫の姉弟が近所を歩いていた。姉猫は後に心美から「ぶち子」と名付けられることになる。初恋、遠距離恋愛、初体験、就職活動、同窓会……。心美は思春期から社会人へと成長し、ぶち子は出産と子離れを何度も繰り返す。不思議にリンクする女性と猫、それぞれの十年。
  • 金を払うから素手で殴らせてくれないか?
    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    「おい鈴木、米原正和を捜しに行くぞ」とその米原正和が言った──。失踪した米原正和の行方を、当の米原とともに追う鈴木。会社を休んで、米原の自宅、立ち寄り先を米原をともに捜す。果たして、米原は見つかるのか?
  • 陽だまり幻想曲
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    中国人作家が新たなテーマに挑んだ意欲作! 6人兄弟を抱える隣家から、金曜の夜に届くのは、すさまじいケンカの怒号とそれに続くなまめかしい女の声…。となりの家族は「私」の理想なのか、それとも……。
  • パリの猫の一日はとても長い
    3.3
    1巻1,562円 (税込)
    パリで20年間雑誌の仕事をして、昨年フランスで生まれた、銀次という名の灰色の猫をつれて東京に戻ってきた。離れてみると、パリに対して並外れた思いを抱いていたことに気づいた……ともあれパリは淑女に似ている、というひとがいるが、淑やかな女なら、必ずいくつかの秘密をもっているものだ。たしかに私のみたパリには、この淑女の条件がそろっていたような気がしてならない。――<あとがきより>
  • 黒い朝、白い夜
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    なぜなら私は、好きな男を嗅ぎ分ける女だから――。3人の男たちと、それぞれに続いていく関係。そして生まれた小さな命とその喪失。――たちまち湿る、シマコが開く、私小説。私にはもう、中国の若い男と、ベトナムのセックスが巧い愛人と、韓国のかわいそうな男がいればいい。充分すぎる。それとは違う、永遠の男も欲しい。決して手に入らない、一生逢うことも叶わない、幻の男を。――<本文より>
  • 白き失踪者
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    謎の女を、愛しぬけ。銃創が引き寄せた人々の運命は数奇にも激しく絡み合い、闇社会の渦へと呑み込まれていく。正義か。愛か。迫られる、究極の選択。
  • 蔦かずら
    -
    1巻1,562円 (税込)
    ラスト・ラブ。この恋を失ったらもう二度と人を愛せない。自分を囲っていた男が危篤になったときに抱く熱い恋心、年若の同僚に躰をゆだねられない切なさ、夫の不義を許してしまった妻の寂しさ――。曲がり角で愛に揺れる女性達の心の襞を描いた、8つの連作集。
  • 極楽家族
    3.5
    1巻1,562円 (税込)
    せっぱつまった家計は家族を明るくする?! リストラ中年男の人生の悲哀と楽しみ。ゆっくりする時間が出来て初めてわかる自分という存在。過去を振り返り人間というものをしみじみ考える好篇3本名作小説集!
  • おーい、宗像さん
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    煩悩満載の純文学小説! 少年の心を持った中年男。それは、ガキか馬鹿か? 純粋か? この小説を読みながら、考えてみて下さい。
  • 想ひ草
    -
    1巻1,562円 (税込)
    老いを目の前にした女性が、自分の人生を生きはじめる、その瞬間を描いた8つの物語。人生を喪わないために、女たちは密やかな選択をする。――だれも知らないところで。
  • あなたにだけわかること
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    桐生駿と野田夏が出会ったのは5歳のとき。夏の父に恋した駿の母が、密会のため夏の家に通ったからだ。親同士の情事の間、それとは知らず階下で待っていた幼い二人は、やがて親たちの関係を知る。以来二人は、互いに「できれば思い出したくない相手」と感じながらも、なぜか人生の曲がり角ごとに出会ってしまう。まるで、互いの恋愛の証言者のように。男と女の「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描く長編小説!
  • 第四権力〈スキャンダラス・テレビジョン〉
    2.0
    1巻1,562円 (税込)
    行政・立法・司法の三権を時として凌駕する力を擁する「報道」。中でも最大の影響力を誇るテレビ業界で、権力をめぐる権謀術数が渦を巻く。社長交代の軋轢に巻き込まれた若き経営企画部員は、局内のマドンナたる女性広報局長と連係して動き出すが……。
  • 三姉妹とその友達
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    コミュニケーションの利便性を高度に追求した結果、人々は人間性を完全に喪失していた。二〇一二年七月、そのことを憂う口べたな四兄弟が立ちあがった。長兄は、多機能携帯電話を廃棄し、貝がらを耳にあてるよう訴える。そうすることで、人は心を静め、本来は聞き取れぬはずの声と交信することまで可能になり、それにより豊かな人間性を回復することができるというのだが……。ノスタルジィとリリシズムをたたえる福永信の最新作!
  • 戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    裏から世界を支配する「統和機構」が製造した戦闘用合成人間の琥依。世界を根本から変えることができる能力を持つ危険人物の古猟邦夫。命を狙う少女と狙われた男が巡りあい、恋が生まれた。だが組織の命令に逆らうことなど、琥依に許されるはずもない。「戦い」を運命づけられた少女を待ち受けるのは幸せか、それとも破滅か?
  • 野球小僧
    3.7
    1巻1,562円 (税込)
    子供の頃から打ち込んだ野球だけが自分の存在証明だった。しかし高校を中退した雪彦は15歳で人生に行き詰る。雪彦は甲子園球場の整備のアルバイトをしながら、自分の将来を奪った男に復讐を考える。夏の高校野球全国大会開会式の前夜、男を呼び出したグラウンドでは信じられない光景が。甲子園球場がなぜ野球の聖地と呼ばれるのか。野球を愛する人々の姿が、世代を超えた感動を呼ぶ、書下ろし長編小説。
  • K

    3.9
    1巻1,562円 (税込)
    1959年、〈ぼく〉は詩の同人誌で〈K〉と出会った。ふたりは結婚し、一児をなしたが、詩人としてのプライドが強すぎた〈K〉の言動は常軌を逸しはじめ、〈ぼく〉は困惑する。ふたりの生活は、すれ違い、やがて別居へと至る……。ただ、この奇妙な生活にも、「夫婦愛」は紛れもなく存在していた!
  • 黄金街
    3.6
    1巻1,562円 (税込)
    大事な人をなくし、いまは小さなバーを営む渚。街のギター流しの入院を聞き、思いは揺れる。切なくも温かい人生を切りとる珠玉の6篇

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