失うことは永遠にない

失うことは永遠にない

1,584円 (税込)

7pt

3.7

私も、みんなと家族だったらよかった。

東京・目黒の家で暮らす小学5年生の奈保子の家族は、父親の不倫をきっかけに崩壊しつつあった。奈保子は母の失踪を機に、大阪にある父の実家にひとり預けられることになる。河原で出会った同じ年の少女・アサコが奈保子を連れて帰ったのは、血のつながらない4人の兄弟たちが住む、穴ぐらのような家だった。なかでも歳の離れた長男の鋭い眼光に、奈保子は心を奪われるが──。
痴呆が進んだ祖父の静けさと、灼熱の太陽を反射して光る大阪の川面が、冷え切った主人公の心を揺さぶる。人がはじめて対峙する「孤独」を丁寧に描いた、少女のひと夏の成長物語。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2025年01月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
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失うことは永遠にない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小学5年生のひと夏の大阪での祖父との暮らしで出会った5人の兄弟。彼らとの濃密な関わりの中でその貧しさと絆の強さに魅せられていく。現実と想像のも曖昧な過去が主人公の東京での壊れていく家族の生活を侵食していく描写など、ゾクゾクしながら読んだ。
    これが初めてのオリジナル小説とのこと、すごく良かったです。

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    只々悲しい。胸が痛いです。呪縛、固定観念、高い所から低い所へ転がる。けれど、もう一度、読んでみたいです。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    東京で暮らす小5の奈保子は、母の失踪を機に夏休みの間、大阪にある父の実家にひとり預けられる。
    祖母が亡くなり、少し認知症の祖父と暮らす毎日は退屈だったが、河原で出会った同じ年のアサコと血のつながらない4人の兄弟と親しくなる。

    夏休みの思い出といえばかなり濃い思い出だろう。
    両親がいなくて、子どもた

    0
    2025年05月21日

失うことは永遠にない の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2025年01月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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