それいけ！ 平安部

宮島未奈

ピュア度１００％！ ハートフル青春小説！

いみじ！ 新入生、部活つくったってよ

県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない？」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには５人の部員が必要だった。あと３人（泣）!!
クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが──
「平安部って、何やるの？」

《平安部員求む！》
わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか？

◎平尾安以加（ひらお・あいか）
１年５組
平安時代大好き。

◎牧原 栞（まきはら・しおり）
1年5組
赤染衛門似

◎大日向大貴（おおひなた・だいき）
1年2組
中学まではサッカー部

◎明石すみれ（あかし・すみれ）
2年1組
元百人一首部の幽霊部員

◎光吉幸太郎（みつよし・こうたろう）
2年3組
元物理部 イケメン

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 小学館
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2025年04月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

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平安部！

宮島さんの著書された本のタイトルいつも惹かれてしまう！

成瀬もだが、今回のそれいけ！平安部も人とのつながりが素敵だなと思える作品

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成瀬シリーズが好きで読み始めた、
今回もすぐ読み進めてしまった、ぜひ次回作続いて欲しいし必ず読みたいと思える内容だった。
5人それぞれの個性が出ているし、ほんとにありそうなほのぼのとした学園内容で「いと、おかし」で読みやすかった。

歴史にかなり疎い自分だが、もし歴史が好きだったならこういう内容により共感できたのかなと思った。

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流石宮島未奈さんだな！平安部ってなんだろって思い作品を手にとってみる。あっという間に作品と5人の個性的な部員に惹かれていく。
彼女の代表作の「成瀬は天下を取りに行く」のように平安部の続編と映画化を期待してしまう！
「いみじ！平安部がこれからも末永く続きますように！」

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　耳慣れない「平安部」というワードに引きつけられた。「平安部？　何それ？　何やるの？」。この時点で宮島先生の術中にまんまと嵌っている。最高の気分である（笑）。

　成瀬や鏡原さんのようなクセ強キャラはいない。だが物足りなさは全然無い。
　５人の部員が個性を発揮し、次第に結束する様がハートフルでほっこりした。

　文化祭の準備など、学生時代の想い出や懐かしさを喚起される。仲間と何かを成すことの楽しさと素晴らしさを思い出した。あまりにも眩しい光景に思わず活字が滲んだ。

　続編待望！

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当然ながら、この作品には成瀬は登場しない。
しかし、成瀬が好きな読者にはきっと、成瀬と共通する宮島未奈作品の良さが伝わっていると思う。
主人公は一人ではなく五人というのが正しいのだろう。
その五人のうち、たった一人でも欠けると成立しなくなる、それぞれが大事な役割を担っているというのが、とても素敵な関係、素敵なチームに思えた。
著者曰く続編は考えていないらしいが、この作品の最後にあるように、次々とやりたいことが生まれてきて時間が足りないくらいに充実した高校生活を送ることができるのだろうと想像できた。

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青春を楽しむためのレールが画一化されていない現代でありますから。レールをどう敷いていくのかを楽しむ小説。われわれの「平安部、何するの？」の疑問は登場人物たちも抱きつつ進めていくので。

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成り行きで集まった5人だけど、
みんな穏やかで優しくていい子たちだった。
部を結成してからのわずか半年くらいの出来事だったけど、絆を深めて行く様子が微笑ましい。
今後の平安部も気になる。

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青春小説だけど、熱すぎず、ほどよくゆるい感じが心地よかったです！（部員本人たちの平安部に対する気持ちはもちろん熱かったけど！）

平安部って名前を見ただけだと、かるたとか百人一首で大会に挑む！みたいな物語を予測しましたが、そうではなかった！まさかの形から入るパターン！（笑）

でも平安部メンバーみんないい子たちすぎる、最高の仲間…私も入りたかった〜！
目的が何であれみんなで力をあわせて何かするのっていいなあ、そんなことを思いました。

[ブクログ · ★★★★☆]

　「平安の心を学ぶこと」を掲げた平安部を立ち上げた五人が平安時代の文化や歴史に触れていく青春小説で、バラバラだった五人が蹴鞠選手権の出場や文化祭などの行事を経て纏まっていく様子が印象的で和気藹々とした部活の雰囲気がものすごく楽しそうだった。いみじ！いみじ！圧倒的いみじ！！

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派手さはあまりないかもしれないけけど、微笑ましい青春が詰まっている。
登場人物皆に魅力がある。シリーズ化は間違いないし、某国民的四コマ漫画の人物をモデルにしたとしか思えない「藤原先生」だけでスピンオフがいくつもできそう。