作品一覧

  • 笑いのある世界に生まれたということ
    3.5
    「僕にとってお笑いは、人に好きになってもらい、かつ自分を好きでいるための処世術なんです」(EXIT兼近大樹) 「笑いがない世界では、私たちは生き延びていくことさえ難しい」(中野信子) なぜ人間だけがお金を払ってまで笑うのか? 「いじり」と「いじめ」はどこが違うのか? 笑いとリテラシーはどう関係しているのか? 「地アタマが良い」とはどういうことか? 「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色対談。兼近さんが見た、お笑い界のレジェンドたちがくり出すテクニックは、人間の奥底にある心理を刺激する方法だと中野さんは言います。 お笑い芸人のコミュニケーション力や、芸人が「おいしい」と思う状況、上手なリアクションを理解すれば、仕事はもちろん人間関係を豊かにしてくれることでしょう。
  • むき出し
    4.0
    1巻1,599円 (税込)
    小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろう――上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。 ここにいるのは、出会いと決断があったから。 著者渾身の、初小説。  優しい眼差しが  純粋な言葉が  誠実な覚悟が  重要な小説を生んだ。  (又吉直樹)

ユーザーレビュー

  • むき出し

    Posted by ブクログ

    自分と正反対の性格の方の本が読みたいと思い読みましたが、やるせなさ、寂しさに共鳴し、とても面白かったです。

    もし私が主人公の石山の同級生だったら彼のことは大嫌いだろうし、いじめられる側だったと思います。
    実際、学生時代にいじめられなかったらもっと私は明るい性格で生きれたんじゃないかといじめっ子を憎んでいます。

    でも思い返せば、上手くいかないことを全部過去のいじめっ子で説明するとか、自分成長が無さすぎる。と読んでて思いました。
    ちょっとだけ克服はできても、完全には許せない。

    いじめっ子もいじめられっ子も傷を負ってて、その傷を癒すために誰かに迷惑をかけてしまう。悪いことをして、本当に許される

    0
    2025年05月18日
  • むき出し

    Posted by ブクログ

     いわゆる暴走族あがりで活躍していた人の講演を聴いて、いやいや今の若い子に刺したいならEXITの話をしなきゃ駄目でしょ……と感じて読みました。初版から2年半も経ってはいますが。
     どこまでやったらイジメになるのか?道徳の教科書だけで説明しきれないことはたくさんあるし、お手本にならない大人もたくさんいる中で、最低限コレやったらダメってことがわかる内容だと思います。

    0
    2024年06月13日
  • むき出し

    Posted by ブクログ

    まじか、上手すぎてびびった、、
    経験が浅いんじゃなくて経験が違うだけなんだっていう考えはすごい刺さった。

    0
    2024年01月08日
  • むき出し

    Posted by ブクログ

    「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」って本があるんだけど、ちょっとそれを思い出した。当事者性っていうのかな。あぁ〜こう感じて、こうゆう筋道で、こうゆう言動ってのがストンと。
    自分とは違う人のことも、こうして知れるって素敵だ。
    あと、根っこ。根っこ良い人なんだな、きっと。だから愛されるのね。

    0
    2023年04月01日
  • むき出し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みはじめて思ったのが言葉ひとつひとつがすごくきれい、、なんか独特な感じがした。でも読んでてもどかしくて苦しくなる。辛くなる。うんちの話で最後トイレで感謝してたところは笑った。同じ経験がある。

    文章がすごいうまくてスラスラと情景も入ってくる。ラジオとか以外の文章はほぼ全部が主人公『石山大樹』の言葉や心情。読んでてすごく苦しいけど先が気になってどんどん進む。
    人の気持ちもすごくわかってて、理解しようとしていい人。納得することが多い。考え方に。ほんとその通りやんって思うことが沢山ある。考えさせられる言葉もいっぱい。
    兼近さん文才があるんやなーすごいなーって思った。

    0
    2022年12月23日

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