あらすじ
小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろう――上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。
ここにいるのは、出会いと決断があったから。
著者渾身の、初小説。
優しい眼差しが
純粋な言葉が
誠実な覚悟が
重要な小説を生んだ。
(又吉直樹)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分と正反対の性格の方の本が読みたいと思い読みましたが、やるせなさ、寂しさに共鳴し、とても面白かったです。
もし私が主人公の石山の同級生だったら彼のことは大嫌いだろうし、いじめられる側だったと思います。
実際、学生時代にいじめられなかったらもっと私は明るい性格で生きれたんじゃないかといじめっ子を憎んでいます。
でも思い返せば、上手くいかないことを全部過去のいじめっ子で説明するとか、自分成長が無さすぎる。と読んでて思いました。
ちょっとだけ克服はできても、完全には許せない。
いじめっ子もいじめられっ子も傷を負ってて、その傷を癒すために誰かに迷惑をかけてしまう。悪いことをして、本当に許されることってあるんだろうか…と思いました。どうしたら楽になれるんだろう。。
Posted by ブクログ
いわゆる暴走族あがりで活躍していた人の講演を聴いて、いやいや今の若い子に刺したいならEXITの話をしなきゃ駄目でしょ……と感じて読みました。初版から2年半も経ってはいますが。
どこまでやったらイジメになるのか?道徳の教科書だけで説明しきれないことはたくさんあるし、お手本にならない大人もたくさんいる中で、最低限コレやったらダメってことがわかる内容だと思います。
Posted by ブクログ
「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」って本があるんだけど、ちょっとそれを思い出した。当事者性っていうのかな。あぁ〜こう感じて、こうゆう筋道で、こうゆう言動ってのがストンと。
自分とは違う人のことも、こうして知れるって素敵だ。
あと、根っこ。根っこ良い人なんだな、きっと。だから愛されるのね。
Posted by ブクログ
読みはじめて思ったのが言葉ひとつひとつがすごくきれい、、なんか独特な感じがした。でも読んでてもどかしくて苦しくなる。辛くなる。うんちの話で最後トイレで感謝してたところは笑った。同じ経験がある。
文章がすごいうまくてスラスラと情景も入ってくる。ラジオとか以外の文章はほぼ全部が主人公『石山大樹』の言葉や心情。読んでてすごく苦しいけど先が気になってどんどん進む。
人の気持ちもすごくわかってて、理解しようとしていい人。納得することが多い。考え方に。ほんとその通りやんって思うことが沢山ある。考えさせられる言葉もいっぱい。
兼近さん文才があるんやなーすごいなーって思った。
時代は変わる
2022年も兼近の活躍は目覚ましい。
彼は留まることを知らない。
正直、冒頭部分に腹が立ちました。なんだこのクソ野郎ってかねちのこと憎らしく思いました。
物語の最期には、新しい視点から物事を捉える心の豊かさを授かると共に、やっぱり彼のもつポテンシャルの高さ、あと文才力、それに絶大な彼の主人公感に、嫉みを覚えました。笑
私は学生時代、理系で文章を読むのが苦手だったので小説に魅力を感じず、どころか本を読むことが苦痛だったけれど、そんな私でも彼の言葉はスッと頭に入ってきた。
彼の小説に惹き込まれました。文字通り、彼の世界に引き込まれた。
多くの人に読んでほしいし、これからの日本の人々のために読んでほしい。とにかく得れるものが大きい作品でした。
ps.変化があまりない平らな人生を歩んできた私には全く経験というか程遠いリアルがこの本には在りました...
Posted by ブクログ
普段小説を読まない私が、一気に読みました!
本の中に入り込んだように、その場の情景が浮かび引き込まれました。
悲しくなる場面も多くありますが、
何故彼が歌を歌っているのか、何故結婚願望がないなか、何故芸人になったのか、何故本を書いたのか…
全てのきっかけが理解できた本でした。
この本を読んでから、ネタやトーク、YouTubeを見ると、今までと違った深い見方ができて
全てを見返したくなりました。
心から幸せになって欲しいですし
応援していきたくなる本でした。
自叙伝と思って読みました
24時間テレビのマラソンを見てから、兼近さんのファンになりました。
YouTubeも見て兼近さんの人間性を知り、この本が気になり読んでみました。
主人公を兼近さんだと思って読んだので、当時はこんな思いをしたんだな…とか思いながら読みました。
読み終わる頃には涙が溢れていました。
普段、本を読まない私ですが、夢中になり1日もかからずに気づいたら読み終わっていました。
北海道弁が所々出るので、北海道出身の私としては読みやすかったです。
これはオススメです!
むき出し、ですね。
息子2人を持つシンママ。
発達障害の息子がいます。
これは教育者、親、先輩…に読んでもらいたい。
この感覚、思春期に読めたら、楽になる人が多いんじゃないかな。
昔、思春期だった大人達。忘れちゃいけないな、救えなくても、知ってあげるだけで、救える事もあるのかな。自己犠牲ではない、償い。
むき出し過ぎて、震える。
Posted by ブクログ
例えば、世の中の法に引っかかる人がいるとして、そもそも産まれた時から悪人ではなくて、育つ環境がその人をかえていく。なんでのヒントを感じられる本。
Posted by ブクログ
いわゆる裏の社会で生きる人っていうのはこういう風に作られるのか…ととても学びのある本でした。性格はある程度持って生まれたものが多いかもしれませんが何が正しくて何が正しくないのか、同じものを見た時の感じ方や判断は周りの環境によって形作られていくのだと思います。
貧困かどうかに関わらず、誰と接するかはとても大事だと感じました。
ちょっと表現がくどくて読みにくかったですが、中身は面白かったです。
Posted by ブクログ
自分は過去に蓋をして、周りのせいにして、
逃げてるくせに、悔やんでばかりで記憶を消したいと思ってる。
過去の辛さや自分の嫌な事これだけ出せるってどれだけの勇気なんだろう。
出して、周りの非難の声も受け入れて、自身の非難も受け入れて、乗り越えようとして、前に進もうとしている姿に涙が出てくる。
私は人を羨まず、今を恨まず、自分にあるモノをしっかり見れているのだろうか。
私も人を笑顔にして、幸せにして、一緒に笑いたい。違う意見の人とも分かり合う事をしたい。
この事を忘れたくない。
この本に出会えて、大樹くんの話を知れて良かった。
衝撃的でした
読めば読むほど衝撃的でした。
また学校で荒れてる時の心情が、そう思っている子もいるのかと考えさせられました。
価値観の違いを理解するのは難しい
教育とはなんぞや?と思いました。
これからたくさん幸せになってください!
応援しています
Posted by ブクログ
自分の幼少期を思い出して、石山みたいに感情を爆発させたことがあっただろうか、と思い耽ってみた。皆無かと思いきや意外とあるかもしれない。でもね、なぜあの時感情的になったのか思い出せないことも多くて、適当に生きてたのかな?と思ってしまう。
1秒前の過去は不確かな記憶だっけ?
なんか1番ささった言葉。
犯罪をするような人も赤ちゃん時代があったんだよなと不思議に思うけど、犯罪に加担してしまう思想にはやはりそれなりの背景があるんだと実感。両親からの愛も重要なファクターでもあるけど、環境も大事だなー
小説としては暴力シーンが多くて嫌悪感もあったけど、石山の正義感、人間味は好感を持てたし、鈴代の優しさ、人間性は心を打たれた。
Posted by ブクログ
お笑い芸人 EXITのカネチカの初小説
極貧で壮絶でヤバい自身の生い立ちをモデルに漫才師になるまでのお話を描いた作品
お笑い芸人 entrance の石山は人気絶頂で忙しい日々を送っていた
そんな石山に絶体絶命のスキャンダルが。。。
主人公の石山は北海道出身で小さい頃から超極貧で喧嘩ばっかで
舐められたら終わりの人生を送ってきた
そのうち普通の人生から道を外れていく
根本には彼独自の正義感のある優しい人間なのに
でもある時ふとしたことをきっかけに変わっていく
どうやってお笑い芸人になり、スキャンダルの結末は?
彼の正しいと他人の正しいが違うのは
そういうわけなのかと納得もする彼の考え方
人は千差万別そんなのもありだねって
若干一貫性に欠け、思いつき綴り感はあるが
尖って疾走する主人公目線のお話の展開が
好みは分かれるものの面白いお話でした
Posted by ブクログ
どこまでがかねちーでどこまでが石山なのか……
ナンセンスかもしれないけどやっぱり考えてしまいますね。
石山の言動の根っこにはいつも必ず優しさがあって、でもそれが暴力として表れてしまうことに、どうしようもないやるせなさや、ままならなさがあって…。
終始こころがきゅーっとなりながら読み進めました。
綺麗なところばかりではなく淀みも見てきた人。
それでも染まることなく自らの正義を持ち続けている人。
「むき出し」というタイトル以外ありえないような、身を削って書かれた作品に感じました。
どうか筆者が幸せでありますように。
Posted by ブクログ
表の世界と裏の世界。裏から表に出るには、それまでの縁を切らなければいけないほどなのか。ドラマの世界に感じるけど、リアルなんだなぁ。
到底、日本の普通の教育を受けていない人だとは思えない描写が時々あり、面白かったです。
かねちーが逮捕されていた過去が赤裸々に書かれているけど、過去を美化するのではなく、同じような境遇の人に希望を与えたい、という意志が伝わってきた。
芸人を志してからの5年間はもっと濃いだろうに、、生き様が濃ゆく、小説としては楽しめたけど、そこももう少し覗き見したかった。
Posted by ブクログ
お笑い芸人としてのEXITはまあまあ好きという程度だったが、この本を読んで多少見る目が変わった。
貧しい家で育ち、気に入らないことがあれば暴力を振るって解決してきた主人公。悪い友人の紹介で罪の意識なく犯罪の仕事に手を染め、逮捕されるが、本の差し入れがきっかけでお笑い芸人を目指す。
貧困にあえぐ人こそ、この本に巡り合って欲しいと思った。作中にたびたび登場するEXITのラジオでの語り口調が楽しい。
テレビなどで兼近がとんでもない漢字の間違いなどをしているのを見てギョッとしたが、小学校レベルの教育をまともに受けていないのであれば納得。
EXITの人気がいつまで続くかは分からないが、また一旗揚げて欲しい。
Posted by ブクログ
一気に読み終えた。
自分が普通だと思うことが、皆の普通と違うことに気づき、自ら沼のような環境から抜け出していく。
そして新たに生きなおしていくことにほっとした。
Posted by ブクログ
兼近大樹が道を踏み外した人を擁護するようなことを言ったり、自身の過去を振り返る発言をするたびに「お前が言うな」「犯罪者のくせに」「消えろ」みたいな言葉を投げつける輩が湧いてくる。
兼近と、匿名を良いことに他人に無礼な言葉を浴びせてるあんたたちと、どっちが人として正しくあるのか、ちょっと振り返ってみ?
無数のカメラ、あるいは不特定多数を相手に顔をさらしている彼と、兼近をどう傷つけてやろうかとデバイスに向かう自分の顔を見比べてごらんよ。
満たされないモヤモヤを他人にぶつけて正義ヅラしてるって点では当時の兼近も投稿者もみんな同じ。それが物理か言葉かというだけ。ただやっぱり、匿名であることを分かっててやってるだけ、後者のほうが卑怯だ。
兼近本人が語る、自身の過去に関する告白を信じるなら、本書と近い青春時代を送ってきたんだろうなと想像した。それを可哀想とは思わない。彼には学校も友人関係も、それなりにあったみたいだし、そこからわざと外れようとしたのは彼だから。
だけど、本書を読んだあとでは、彼が各所で発言していたこと⋯犯罪を犯す若者が悪いんじゃない、裏で手引きしている大人が絶対的に悪い⋯とか、非行に走る少年は周りに違うやり方もあるよというお手本がないからなかなか軌道修正ができない⋯とかが、すごく説得力を持ってくる。(発言内容は彼の発言を正確になぞったものではないのであしからず。)
兼近大樹を単なる浮ついたチャラ男だと思ってるなら、本書を読んでみたらいい。「やっぱり犯罪者じゃねぇか」って思う人はそれでいい。
だけど私は、これが過去の悪行自慢でも自虐でも、ましてや自己弁護でもなく、世の中にはこういう子もいると気づいてくれ、誰だって何かの拍子でどっちにでも転べるんだと分かってくれ、犯罪者を許したり止めたりできなくても、なぜ彼らがそうなったのかということを少しでも考えてやってくれ⋯そう言われたように感じた。とはいえ、書いてあることを全肯定できるわけじゃない。いくら生活環境が荒れてたってそれが駄目なのは分かるでしょってところも。
でも、当時の彼には本当に分からなかったのかもしれない⋯んだよなぁ。私には分からない。それくらい、私と彼の子供時代には乖離がある。
ただ救いは、母親が愛情深い人として描かれていることだ。
なお、最初の方はまだ文体に慣れないというか稚拙というか、内容も相まって読むの辛ぇな、ってなるかも。だけどやっぱり最後まで読まないと意味がない本だと思うので、もし手に取ることがあったら最後まで読んで欲しい。
Posted by ブクログ
これは実話なのか?本人の半生記なのか?と思わせるようなリアルな物語だ。親ガチャの負け組、貧しさ、家庭環境にも恵まれず、力で解決していこうという、少年の心理が、こんなにありのまま語られる小説を初めて読んだ気がするほど。
知らない世界を垣間見せてもらった。読み物としても面白く、ところどころ、十分理解できないところもあったけれど、一気に読み終えた。
これからも書いていくのかなぁ。次回作も楽しみだ。
Posted by ブクログ
ちょっと不思議な本だったな。
主人公の想いがぶつけられている感じ。
EXITの兼近さんの小説。
自伝的小説でもあるように思え、どこまでが本当にあったことなのだろうとも考えさせられる。
文春での記事とかね。
今は別の話題で持ちきりだけど…。
本と出会った時の話は、あぁ分かるなぁ〜なんて思いながら読んでいた。
想いの熱さに引き込まれる感はあったかな。
ぶつけられたむき出しの想いに、熱く打たれたりもした。
“元々人に迷惑をかけるだけの価値もない人生。無理なら死ねばいい。”
そうなんだよなぁ。
Posted by ブクログ
初めの方、表現がとても瑞々しくて、たとえが新鮮で,なんとも楽しみだなとワクワクして読み始めたけど、小学校高学年のあたりからありふれて冗長な感じもして斜め読みしてしまった。
そうかこういう過去だったんだ、という感想。
wikiみたら江國香織と穂村弘が好きとなっててびっくりした。
Posted by ブクログ
子供の頃、なんでこんなに騒がしいのだろう、暴力的なのだろう、聞き分けがないのだろう、と思っていた人の考え方はこうだったのかもしれないと考えさせられた本だった。
グレる(という表現が合っているのか分からないが)理由は、個人の資質によるところもあるかもしれないが、それよりその子の置かれた環境によるところも多分に影響するのだろう。
自分には難しいことだが、理解し難いような人にもまずは偏見なくその人を理解する努力ができるようになりたいと思った。
また、兼近さんは大人になって「表の世界」を目指して足を踏み入れることに成功しているが、失敗する人のほうが圧倒的に多いのだろうなと思うとやるせない気持ちになった。
自分に何ができることがあるのだろうか。。
Posted by ブクログ
兼近大樹の自叙伝。内容は生々しい。
子供は親が居なくても育つとか言う人いるけど、それって親の影響を受けないってことじゃないんよ。そりゃ大きくはなるけど、考え方とか生き方って親の影響絶対にあるんよね。
改めて子供への接し方、親としての姿をどう見せるべきかを考えるきっかけになった。
Posted by ブクログ
タイトル通りの作品。
裸になれる人はそうそういない。
沢山の傷と過去と経験を経て、それでも裸で勝負しようと思えるのはやはり覚悟。
全てが誇れる物ではないから、だからこそむき出しに表現してくれる存在とは素晴らしい。
個人的には、それを救ったのが本だったということの「そうだよね」感。
一人でいるように思っても、自分が変だと思っても、本を沢山読むとそんな事ないことが分かる。それが救いになる。
気付くのもその人の能力なのだ。
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充実を極めてはいるが、喜びと苦しさの反復横跳びを繰り返し、感情が息切れしている。 妹が床に落ちてるビー玉くらいの物体を拾って匂いを嗅ぐ 「ちょうど一年前に〜」「何歳だよ!」「この道を通った夜〜」「門限大丈夫かー」 森山直太朗で『君は五番目の季節』 脳汁がガラナのようにシュワシュワと弾ける 適当って言葉の本当の意味は、目的や要求にピッタリと合っている。相応しいということ。これからは、適当に楽しく生きよう。 学校、恋愛、趣味、人間関係、ドラマや映画のエンタメ、有名人など。笑いを起こすには共通や共感が大切で、そこを少しズラしてみたり、途轍もなく外す裏切りや、こんなとこまで見てるのか、物事をそんな角度で捉えるのか、と思わせた時に面白い、となる。 つまり笑いに一番必要な緊張と緩和は、当たり前や、普通の上に成り立っていて、学校も行かず、知っている世界がズレている俺には到底無理だったのだ。 「長い長い!万里の長城並みに話が長いし、マリアナ海溝ぐらい内容が深い!意図が掴めなくてピサの斜塔ばりに首傾げだわ!」 象られた刹那的な空間を肯定してくれている気がした
Posted by ブクログ
むき出しというのか⁉︎
せきらら…
子どもの頃からのイタズラ、その考え方
読み進めるのがつらかった
と、思いました。
本との出会いも、なんだか唐突で。
心重かった、気がする。
Posted by ブクログ
今話題のEXITかねちーの小説。酷い家庭環境で価値観が壊れていた幼少期、ひたすら悪目立ちしたかった少年期。その後の様々も読んでいて気分が悪くなりました。
育った環境や頭の悪さを理由に、俺は悪くない感が出ているのが嫌。あと(ライターさんだと思いますが)カッコつけ過ぎ。
Posted by ブクログ
これはあくまで小説、フィクションです…で、済まないだろう。
気になって仕方ない。
どうして今のようになったのか、
元から持っていたものだったのか、
そこも気になって仕方ない。
作家レベルではないものの、
又吉を敬愛しているだけあって時々おもしろい表現がある。
くだけた日本語で、
理解出来ないところもありました。
Posted by ブクログ
育った環境でこんなにも経験する世界が違うんだなあと思った。
そして、自分の知らない世界を生きている人がこの世の中にいて
自分は可哀想な人間なんだって言葉で逃げていたってところが私自身とも重なって刺さった。
なんともできない状況にいるって思ってるのはただ逃げるだけの口実なのかな?
とか自分が変わりたかったらどうとでも変われるんだよなあとか色々考えが巡った。
今の自分も逃げて逃げて、自分はこうだ!ってしてる部分が大きくて
全て捨ててまで変わる覚悟を持った主人公はすごいなあと思った。
Posted by ブクログ
目的を持って生きていて、命の重さの違いはないのだから大切にしようぞ。
俺は、自分が不幸でありたくて。
そうすることで色んな人に構ってもらえるから、記憶から排除してたのかな。
空は同じ空を作らない。
今この瞬間にしか見られない雲が空を駆ける。
今が過去に変わり、未来は今になった。
時間は止まらない。
何かしなきゃ。
この先どうなるんだよ。
焦り出した所で、俺は別に動き出さないんだよなぁ。
暴力を使わなくたってさ、そこに至る迄に積み重ねた日々は清算できるの?
俺の思い出は、都合よく書き換えられている可能性がある。
全て過去の映像として残されていない。
1秒前の思い出は、事実ではなく、不確かな記憶の一部でしかないんだ。
自分がどこかで誰かから取り入れた考えを中心に据えているから、相手は間違えている!と思ってしまう。
相手が真逆の考えなら、わかり合うことは出来ない。
わかり合おうとすることが大事になるんだ。