あらすじ
小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろう――上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。
ここにいるのは、出会いと決断があったから。
著者渾身の、初小説。
優しい眼差しが
純粋な言葉が
誠実な覚悟が
重要な小説を生んだ。
(又吉直樹)
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
読みはじめて思ったのが言葉ひとつひとつがすごくきれい、、なんか独特な感じがした。でも読んでてもどかしくて苦しくなる。辛くなる。うんちの話で最後トイレで感謝してたところは笑った。同じ経験がある。
文章がすごいうまくてスラスラと情景も入ってくる。ラジオとか以外の文章はほぼ全部が主人公『石山大樹』の言葉や心情。読んでてすごく苦しいけど先が気になってどんどん進む。
人の気持ちもすごくわかってて、理解しようとしていい人。納得することが多い。考え方に。ほんとその通りやんって思うことが沢山ある。考えさせられる言葉もいっぱい。
兼近さん文才があるんやなーすごいなーって思った。
衝撃的でした
読めば読むほど衝撃的でした。
また学校で荒れてる時の心情が、そう思っている子もいるのかと考えさせられました。
価値観の違いを理解するのは難しい
教育とはなんぞや?と思いました。
これからたくさん幸せになってください!
応援しています
Posted by ブクログ
自分の幼少期を思い出して、石山みたいに感情を爆発させたことがあっただろうか、と思い耽ってみた。皆無かと思いきや意外とあるかもしれない。でもね、なぜあの時感情的になったのか思い出せないことも多くて、適当に生きてたのかな?と思ってしまう。
1秒前の過去は不確かな記憶だっけ?
なんか1番ささった言葉。
犯罪をするような人も赤ちゃん時代があったんだよなと不思議に思うけど、犯罪に加担してしまう思想にはやはりそれなりの背景があるんだと実感。両親からの愛も重要なファクターでもあるけど、環境も大事だなー
小説としては暴力シーンが多くて嫌悪感もあったけど、石山の正義感、人間味は好感を持てたし、鈴代の優しさ、人間性は心を打たれた。
Posted by ブクログ
初めの方、表現がとても瑞々しくて、たとえが新鮮で,なんとも楽しみだなとワクワクして読み始めたけど、小学校高学年のあたりからありふれて冗長な感じもして斜め読みしてしまった。
そうかこういう過去だったんだ、という感想。
wikiみたら江國香織と穂村弘が好きとなっててびっくりした。
Posted by ブクログ
子供の頃、なんでこんなに騒がしいのだろう、暴力的なのだろう、聞き分けがないのだろう、と思っていた人の考え方はこうだったのかもしれないと考えさせられた本だった。
グレる(という表現が合っているのか分からないが)理由は、個人の資質によるところもあるかもしれないが、それよりその子の置かれた環境によるところも多分に影響するのだろう。
自分には難しいことだが、理解し難いような人にもまずは偏見なくその人を理解する努力ができるようになりたいと思った。
また、兼近さんは大人になって「表の世界」を目指して足を踏み入れることに成功しているが、失敗する人のほうが圧倒的に多いのだろうなと思うとやるせない気持ちになった。
自分に何ができることがあるのだろうか。。