国内小説作品一覧

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  • 報復倒産
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    大岩昭平は闇屋から薬品メーカーに成長したワンマン社長。社風刷新のため、役員と労組が結託し、社長追放策を練りだした。大岩も負けてはいない。高値で株を売った後、内紛を流布して株価を暴落させる。社長の座は譲った。だが、制がん剤成功のニセ情報で、再び大混乱を……。悪徳経営者が社員を手玉にし、倒産へ導く残酷小説。
  • 影踏み
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    中学生のボクは、成績優秀でいわゆる優等生だった。クラスのいじめられっ子を救済したこともある。ところが、一カ月の入院生活がボクに気持ちの変化をもたらした。退院すると、かつてのいじめられっ子を、今度はこのボクがいじめるようになってしまったのだ……!? 少年の日常を通して、いじめ問題を、いじめる側から描いて警鐘を鳴らす現代教養小説。
  • 銀行喰い
    -
    バブル景気の最中、30代の若さで建設コンサルタント会社を設立した鬼頭慶之介は、「不動産こそ、濡れ手で粟の商売」を信条に、地上げに野心を燃やす。暴力団、仕手集団など闇世界の人間との絆を深めながら、都市銀行のなかでももっとも利益追求に貪欲な御堂銀行をメインバンクにして、経済界に乗り込むが……。銀行と企業の暗部を描いた衝撃のドキュメント・ノベル。
  • 死神(ザ・デス)
    3.0
    刑事安芸新八の妻・真澄は、一人息子の守介を連れて郷里の新潟県十日町に向かっていた。途中、豊富な金の産出で賑わう国分村に立ち寄った際、飢えた七人の少年に襲われ、守助は撲殺され、真澄は性交奴隷として飼われるはめに……。行方を追う新八も村人の罠に落ちた。復讐に燃え、鬼と化した夫と妻の凄絶な怨念を描く著者渾身のハード・バイオレンス衝撃作!
  • 最終列車
    -
    広島駅構内で中谷は手錠を掛けられた。〃怪盗もヤキが回ったなァ〃と舌打ちした。彼は六年前から、名古屋に多喜子、京都に比佐子、広島に美佳という美女を囲い、新幹線を活用し、窃盗で稼いでは彼女らを歓喜させてきた。だが、今は人生の「最終列車」に乗せられたに等しい。ところが、まず、美佳が激励に現われて……。犯罪小説(クライム・ノベル)の名手が、様々な男女の生きざまを展開!
  • 勇士の墓
    -
    大日本電話公社の玉城季明(たましろとしあき)は、総裁秘書の肉感的美人・桜井ケイ子を武器に、辣腕を振るってきた。しかし思わぬ左遷の打診。玉城は、マルチメディア事業への進出を図る会社・アカツキの社長へと転身した。そこに待ち受けていたのは……。「IT革命」の戦士である一人の起業家の目を通して、この新しい産業の深層と、その最も隠微な部分を白日の下に曝(さら)す経済小説。
  • 株価操作
    -
    津上修二との結婚を控えた滝沢麻衣子が突然姿を消した。勤務先の極東(きょくとう)製薬には長期休暇届が出されている。行方を探し始めた津上は、怪しげな業界紙で働く旧知の具坂英史(ぐさかえいじ)から「3年前、杉並区で起きた轢(ひ)き逃げ事件を調べろ」と示唆(しさ)された……。また極東製薬は過去に2度、株価操作の疑惑がもたれていた。津上が明らかにする驚くべき事実とは!? 傑作長編経済推理。
  • 相続人の妻
    4.0
    兜町の名門証券・玉文(たまぶん)グループは、相場師・玉木文吉(たまきぶんきち)が一代で築き上げた。文吉亡きあと、長男の由晴(よしはる)がグループの中心企業・玉文証券を、弟の耕司は系列の玉文産業を継ぐ。……バブル崩壊の不況下、玉文証券が経営危機に陥ると、由晴は責任逃れに終始。耕司が協力する代わりに経営責任を問うと、兄弟は敵対関係に。ここに名家の出、由晴の妻が絡み骨肉の内紛劇が起こった。
  • 銀行恐喝
    -
    北九州N県の地銀・西海(さいかい)銀行は、融資の停止などの業務の見直しを進めていた。そして頭取の久慈悟(くじさとる)は、取引先の怨みを買った。その一泊ゴルフは、闇の世界が仕掛けた罠だった。同伴ホステスのマリコと、裸で絡(から)んだ写真。久慈は嵌(は)められた。たった数葉の写真が、巨額の不正融資事件へとつながった。銀行と闇世界の拘(かかわ)り、銀行の旧弊な体質を、白日の下(もと)に晒した傑作。
  • 社内情事
    -
    “浮気でもしたら?”課長職にあって心身ともに疲労する夫を気づかった妻の一言は、まさに悪魔(あくま)の囁(ささや)きだった。部下とベッドをともにする男。ありふれた社内情事に、崩(くず)れはじめるサラリーマンの心理。――男と女の物語を濃密(のうみつ)なエロチシズムで描きながら、企業やサラリーマンの経済活動と、人間社会の本質を鋭く見抜いた傑作企業小説。
  • 出世運の女
    -
    シガ化学工業常務取締役の高沢秀雄(たかざわひでお)は、55歳のとき、小肥りで平凡な容貌の料理屋仲居(なかい)と、ふとしたはずみで関係を持ったことから運命が変わった。筆頭専務、副社長、社長という出世の階段を一気に駆け上がったのだ。社長の権力を利し私腹を肥やす高沢に、女が告げた言葉とは……?(表題作)――。企業人の中の人間的な部分、その心理を的確に捉えて描く異色作品集。(『取締役の首』改題)
  • 三人の賢者
    -
    エアライン・日空ビルの28階取締役室。そこでは名誉会長、会長、社長、3人の老人が、後継社長人事をめぐって暗闘を繰りひろげていた。トップの確執を、社員は息を詰めて見守った。前途に不安を抱き緊張がみなぎっていた……。「その女、スパイかもしれないぞ」上司の邪推に、経営企画室の岡弘文はたじろいだ……。巨大企業の中に息づく人間群像を鮮烈に描く力作。
  • 裏  金
    -
    年間五、六十億円の裏金。政治家への成功報酬、受注競争の工作資金はここから捻出される。アイダ建設の柏木はある日、業務企画部長を命ぜられた。それは、本来ないことになっている金、裏金の管理が仕事だった。そして贈賄が発覚、柏木の日常は一変した。逃亡生活、彼を追う殺し屋(ヒットマン)。──現代社会の暗部、ゼネコン汚職の構図を、「裏金」をテーマに鮮やかに描いた傑作。
  • 君  臨
    -
    杉友銀行会長・鹿島正勝は、なぜ13年間も君臨していられたのか? 経済評論家の岩沼満之は、その鹿島の訃報に接して自殺ではないかと疑った。低迷する杉友を最強の戦闘集団に変え、都市銀行のトップに返り咲かせた鹿島。彼はその後の独断専行と相次ぐ不祥事で、銀行を追われたのだった。一人の男の姿を通じて、バブル崩壊、金融業界の内幕を鮮烈に描く傑作。
  • 出向拒否
    -
    日本有数の巨大企業、そこで社内PR誌の編集に携わる中沢幸平は、減量作戦を図る経営者の格好の標的だった。サバイバルのため中沢がとった行動は、打算的できれいごとではなかった。なにしろ、出向されそうな会社は、今の社と天と地ほどの差がある。──綿密な取材調査によって掘り起こした、同時代に生きる人間ドラマの数々。珠玉の経済企業小説短編集。
  • 動 機
    -
    銀行の取締役が、週刊誌記者を刺殺! 二年前、本州銀行の支店長を務める亘理靖皓は、数日後の株主総会で取締役昇進が確実になっていた。気の遠くなるような出世競争に勝ち抜いた亘理にとっては、まさに春の到来だった。そんな彼に、週刊誌から取材申込みが。亘理個人の醜聞をつかんでいるという……。陰謀渦巻く銀行の暗部を、企業小説の旗手が鋭く抉った傑作。
  • 器に非ず
    -
    戦中、戦後の厳しい時代を生きぬいた神山竜男は、浜松の発明王と呼ばれ、〃本州モーターズ〃の社長である五十島繁哉を紹介された。神山は営業面で、技術屋の五十島を助け、オートバイの販売からスタートしたこの会社は、二十数年後、大企業にのし上がった。が、神山に最後の試練が……。栄光のNo2と呼ばれ、会社経営に生命を滾らせた男の〃光と影〃を鋭く抉った会心作。
  • 百億円投機
    -
    三愛銀行ニューヨーク支店資金課長代理。これがついこの間までの村田博史の地位であった。ドルのカラ売りを仕掛け、巨額の欠損に終わった投機(スペキュレーション)の責任を負った村田。美しい妻と子供に囲まれた安逸平穏な生活をとるか、それとも男の闘争本能のまま行動し、さらなる戦いを挑むか……。現代企業に生きる人間とその人生を、鮮烈に描いた経済サスペンス推理小説集。
  • 末席重役
    -
    取締役企画部長というお情けのポストにある土屋は、任期切れ直前、人生最後の勝負に賭けた。香港仕手筋の株買い占めに便乗して、自社株の思惑買いに出たのだ。スタンド割烹のママの色白な肌を掌中するために……。(表題作)人生を懸命に生き抜こうとする群像を通して、現代社会を鮮明に浮き彫りにした傑作作品集。
  • 銀 行 員
    -
    堀友銀行得意先係の吉川は、隣りの丸和銀行窓口から現金を強奪し、それを新規開拓の口座として入金した。その異常行為を本人は全く記憶していなかった。……巨大企業による吸収合併の波にのみこまれる地方銀行。その中で神経を蝕まれていく行員の悲哀。――現代社会を懸命に生き抜く人間群を鋭く描き尽くす傑作集。
  • 一億円の死角
    -
    路上に放置された一億円。拾得者が警察へ届け、大々的な報道がなされたが、落とし主は名乗り出なかった……。日本の基幹産業の一翼を担う巨大企業の内部で、何が起こっている!? T自動車販売株式会社の大功労者、〃販売の神様〃とまで言われたK氏の、不肖の息子に関連した事件らしいという噂。老いてなお煩悩に身を灼く経営者の姿を見事に捉えた経済企業小説。
  • 迷宮の女
    -
    この文庫に収めた短編のいくつかは、書けなかった事件の背景をベースにしている。主人公は、人生の迷宮に踏み込んだ女性たちばかりである。物語の状況設定にまさかと思われるものもあるだろうが、それでも小説の方が現実よりおとなしい。(略) 彼女たちのしたたかさ、裏にある寂しさ、貪欲さ、好色さなど、本書の主人公にちりばめたつもりである。〔「あとがき」より〕
  • 魔 道 拳
    -
    VALE(バーリ)-TUDO(トゥード)……どんな攻撃も許される過酷なルールのもと、素手素足で行なう命懸けの闘い。最も危険な格闘競技。ブラジルの奥地で育った少年セーギは、目の前で父を殺された。バーリ・トゥードの王者の手で。数年後、成長したセーギは、日本で父の敵(かたき)を発見し、復讐という名の魔道を歩み出す!
  • レモン・インセスト
    3.4
    生後間もなく誘拐され、行方不明になっていた弟が、見つかった。24年ぶりに再会した弟は、亡き父の端整な面影を受け継いでいた。気ままに生きる美しい姉と、アルバイトで生活費を稼ぎながら大学に通う弟。互いに恋に落ちてはいけないと理解しながら、二人は、なす術もなく惹(ひ)かれ合っていく……。禁断の恋をテーマに、純粋な愛の行方を描く、美しい物語。もっとも純粋で、もっとも不安な愛。
  • 髑髏を抱け
    -
    小谷幸一は二年前、夜明けの道を裸足で歩いているところを発見された。過去の記憶をすべて失っていた。彼は、記憶を辿る旅の途中南房総の町で、絡み付くような視線を感じる。その晩、スナックで知り合った女とベッドを共にするが、突然三人の男たちに襲われた……。わずかながらも紡ぎ出された過去の記憶、そして驚愕の事実が……!? 復讐に燃える男を描き切る!
  • 悪夢の交わり
    5.0
    真由子は、半ば強引に岩井の愛人にさせられた。彼は代議士の地元秘書で、手広く商売をしている。彼女があてがわれたマンションに定期的に届く段ボール函がある。それはすぐに岩井の後妻の弟、田原が運び出していく。その中身を知ってしまった真由子は、自分を欲する田原を利用して謀略のドラマを自作自演した!?――肉体を武器に仕掛ける悪女を描く力作!
  • 青年の領域~ビジネス・エリートへの道~
    -
    三宅謙一(みやけけんいち)、岡田徹男(おかだてつお)、高川明夫(たかがわあきお)が富国(ふこく)銀行横浜支店に就職して4年2カ月経(た)つ。揃って26歳。同じ業務渉外係で競(きそ)いながら、今は自分の足で歩いている。だが実態は転職を策したり、大口融資に勇んだり、恋に悩んだりの日々。やがて三人は配属が変わり新しい出発に燃えた。――銀行員の著者がビジネスマンの生き方を活写する!
  • 男の極楽~千束圭太(せんぞくけいた)日記~
    -
    〃男の極楽というのは、絶頂をきわめているときではない。うだうだと陽溜(ひだ)まりにうずくまりかける頃をいうのだ〃独身を謳歌(おうか)する演歌作曲家・千束圭太(せんぞくけいた)は、ヒット曲もあり、女にも不自由していない。今夜もまた、オンナが飛び込んできて……。男と女の実像と虚像をみごとに抉(えぐ)りだす、ユーモアとペーソスあふれる傑作連作小説。
  • 女主人(マダム)
    -
    「長い銀座ぐらし、さぞいろいろあったでしょうとよくひとに訊(たず)ねられる。ええ、と頷(うなず)きながら、答えのほうはいつも曖昧になってしまう……」(あとがき)。虚飾とカネが交叉するクラブで、マダムは華麗に、そして逞(たくま)しく夜を泳ぐ。女の修羅場を生き抜いた著者が男と女の本性を冷徹な目で描ききった傑作連作小説。
  • 危険な関係
    -
    父と娘の年齢差。しかし、空港で二人を見かけた者はみな、奇異な印象を受けた。小利根志郎(ことねしろう)は56歳、暗く長い過去をもつ中年男。花村絵美子(はなむらえみこ)は18歳、まだ手つかずの長い未来をもつ美少女。二人は、マドリードからカナリア諸島へ、そしてパリへと観光旅行をつづけながら、次第に男と女の愛に目ざめていった。危険で不思議な愛の形を、鮮(あざ)やかに描いた恋愛小説。(『あれはブローニュの森』改題)
  • 地獄の愛
    -
    軽井沢で偶然巡り会ったふたり。許されざる愛に苛立つ男は、六千万円強奪の企みを秘めている。深い官能に陶酔しながらも、女は男の疲れきった双眸(そうぼう)の中に、野望を垣間見た。幸福な結婚を望む彼女の前に、計画実行の日は刻々と迫ってくる……(表題作)。激しく燃える愛と人間の美醜を鮮やかに描き出した官能の美学!
  • 愛  人
    1.0
    ●愛する人と愛される人、だから愛人って素敵だと思わない? 三千代は、こう決意した。(表題作)●大邸宅に囲う美女七人、今夜もその一人の部屋へ行く。華麗な生活に浸る男の隠された一面。●相手がよければいくらでも失神くらいするわよ。平然と言ってのけるハイティーンの思わぬ誤算。――愛と欲望をめぐる傑作小説集。
  • 猛烈に不幸な朝
    -
    〃今年こそレコード大賞を獲れ〃レコード会社のやり手ディレクター鬼頭一平に至上命令が下った。――老獪な裏工作と卑劣な暴露作戦。そして生贄の女。ライバル追い落とし戦争は熾烈を極めた。病床の妻を失い、部下にも去られた鬼頭がつかんだものは?……現代社会を生きる人間が否応なくおちいる罠と孤独を非情に抉った傑作。
  • She loves him?
    -
    私は、はっきりと彼の最後の言葉を想い出す。「君がこなごなに、壊してしまったのさ」 上手に恋しているはずの私。なのに、私の洞察力は、彼と逢えない夜、私の知らないうちに、鋭利になっていた……。(表題作より) 実らぬ恋でも、せつなくても、いちばん愛しかった男(ひと)への想いを、純粋(ピュア)な気持ちで綴った短編連作6景。男女の別れをテーマにした、著者の告白的恋愛小説。
  • ノーワン・ノーラブ
    4.0
    木でできた重いドアを開けてみる。そこは、自分がより温かくなれる場所。いろんな人のいろんな人生が、薄暗い照明に映し出されている。恋に迷う女たち。新しい生き方を求め、新しい出逢いを探すひと。でもただひとつ、はっきりしていることがある。「ノーワン・ノーラブ」――誰もが皆、恋をする。 とあるバーを舞台に、やさしいまなざしで描かれた恋の物語。
  • 社長失格
    3.6
    「僕は謝るだけの株主総会なんか、嫌だ」――苦労知らずの2代目が先代の後を継いでから、相次ぐ不祥事。一部の役員たちの会社乗っ取りの計画が動きだした! 経営者に必要な資質とは何か? どういう人物が「社長失格」なのか? 経済の現場を知る著者が、真に求められる経営者像を描いた表題作のほか、ピカレスクから、ユーモアまで、味わいの違う6編の経済小説!
  • すれすれ
    -
    石原沢吉は、父が遺した自家用車で白タクを始めた。「女の子とうまくやるためには車は必需品である」という話をしばしば耳にしたからである。ところが成果はおもわしくなかった。そんな時、沢吉は亡父の友人から、父が女体遍歴の秘伝書を遺していると聞いた!? 主人公の好色物語を通して、男女の生と性を描く異色の教養小説(ビルドゥングス・ロマン)。
  • 友よ、もう会うこともないだろう
    5.0
    「ドライ・ジンのような小説を書きたいと思った。スコッチのようなミステリーでもない。バーボンのようなハードボイルドでもない。ドライ・ジンのようなアクション小説。正確にいえば、ドライ・ジンでつくったジン・トニックのような物語(ストーリー)」(「あとがき」より)ロス、カリブ、ハワイ、グアム……、強敵との一期一会の勝負を求める青年ギャンブラーの旅!(『プール・バーで待っている』改題)
  • テネシー・ワルツは、1度だけ
    -
    グアムに住みついて4年。おれの本業はカメラマンだが、仕事はほとんどこない。食うために私立探偵の真似ごとをしている。――美人歌手の依頼人は一枚のモノクロ写真をおれに差し出した。写真の男を10日間で探してという。謝礼の1000ドルは魅力的だったが……。南の島で繰り広げられる男と女の事件、乾いた文章で描く爽快作!
  • ロックンロール・ティーチャー
    -
    湘南、葉山の私立高校にとんでもないセンセーがやってきた。早川美久、ハワイ帰りの22歳。ホノルル・シャミネード音楽院で、ベートーベンからマイケル・ジャクソンまで勉強。できる楽器はピアノとロックンロール・ギター。特技は実戦カラテ!――表向きは音楽の特別講師。ところが実態はなんと番長グループ壊滅の使者だった!?
  • 暗闇の女
    4.0
    愛欲を貪り尽くして飽くことを知らぬ女。運命に抗いつつ哀しみに溺れていく女。肉体を武器に世の中をわたっていく女。男を騙す女、そして騙される女。これら百花繚乱の芳香豊かな華々しき女性たちの人生模様を、自在の筆をもって、あますところなく描ききる! 元祖超流行作家・梶山季之のきわめつき傑作小説集、登場!
  • こちら、FM遊々です!
    -
    「FM遊々」は小さなコミュニティラジオ局。音楽や交通情報、リスナーからのメッセージなどを放送していたが、市長選挙を控えて選挙へシフトした! 番組を使って、事前運動を始める者あり、たった一人で選挙運動をする者あり、宗教団体が後ろに控えている者あり──。候補者入り乱れた混戦模様の選挙戦を、軽快なタッチでコミカルに描いた痛快作。
  • 六本木シンデレラ
    -
    夏目涼太郎は六本木に生まれ、家業である銭湯の番台で女の裸を見ながら育った。美大生の彼は、アルバイトで始めたヌード・カメラマンの仕事が忙しく現在は休学中の身だ。悪友の岩田は、家業の魚屋を嫌って何やら怪しげなカフェバーを始めた。地元育ちの若者と多国からの出稼ぎモデルが繰り広げる、恋とスリルとウイットたっぷりの『六本木バナナ・ボーイズ』第二弾!
  • 密命 驀進(ばくしん)課長
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    千代田実業の少壮課長・城山悠介。体を張って企業買収にあたる彼の、今回の標的は――。装身具を扱う老舗「光琳」の女社長・葉山千奈津。資金繰りに窮した彼女が、企業再建の相談を持ちかけてきた。美しい肢体を抛(なげう)って城山に援助を求める千奈津の秘密とは……? OL、秘書、未亡人社長。困窮する美女と企業にカンフル剤を射(う)つ男の痛快譚(つうかいたん)!
  • 常務夫人の密命
    -
    社長の御曹司(おんぞうし)を殺害した「花びらオーガズムの女」を捜せ! 太陽クリエイティブ産業の法月源太郎(のりづきげんたろう)に、常務から秘命が下った。数多(あまた)の女性を抱いて出世街道を驀進(ばくしん)する法月は、早速自慢の豪物を抜き、捜査を開始した。OL、秘書、女子銀行員……はたして「花びらオーガズムの女」とは? そして浮かび上がる謀略の影。男は女を抱いて成功する! 長編ビジネス・ロマン!
  • 特命 潜入課長
    -
    経理担当重役・是政繁六(これまさしげろく)が36億円もの公金横領をして失踪! 調査をする《社内110番》課長・八雲省平は堂坂晴美との裸体会議で意外な情報を入手した。マジメ人間・是政常務に女がいたというのだ。池々野(ちぢの)真澄、白旗(しらはた)奈美恵――。是政の秘密を握る美人OLを次々に攻略する八雲だったが……!? 官能&アクション。ビジネスマンに捧(ささ)げる超痛快ロマン!
  • 荒鷲デス・アタック
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    総理の特別SP、鷲津勇人(わしづはやと)。彼が、金井(かない)総理とともに、政界の黒幕・長渕日出造(ながぶちひでぞう)邸で見たものは、水晶でできた髑髏(どくろ)だった――。世界中に散らばる4つの水晶髑髏。その全(すべ)てを集めたものは、世界の王になれるという。最後の髑髏に魔の手が迫る! 荒鷲の前に現れた謎の美女・ミリアとは? 世界征服を企むゴッドキラーを壊滅せよ!
  • 人事部長極秘ファイル
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    1~2巻550~660円 (税込)
    「いろんなドラマがあるよ」人事部長を継ぐ田島は前任者からそのファイルを渡されるとき、こう言われた。住宅建材を扱う東亜建材産業株式会社。社史をさかのぼれば、じつにさまざまな事件があった。ファイルは、公式には記されてない事実に満ちていた……。人事マンは、あなたをどう評価しているのか? ユーモア、ミステリー、ホラーに彩られた傑作ビジネス小説。
  • 女医彩子の白衣の告白
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    「オペ室で看護婦が自殺をはかった!」女医彩子が働く梅ケ谷病院に起こった衝撃の事件。重体の看護婦愛川魔子は、彩子の救急処置によって、なんとか一命を取り留める。ところが、自殺直前に書かれた魔子のメモに、P大学病院の医師たちの名前があったことから、事件は思わぬ波紋を呼ぶのだった! 現在の医学界が抱える他人ごとでない問題を抉り出す必読の傑作!
  • 女医彩子の事件カルテ
    -
    才色兼備の女医の卵・彩子は、ハッと息をのむほどの美貌であるうえに気だてもよい。先輩の経営する箱根の温泉診療所に出張を命ぜられ、事件の連続でとまどうばかり。不倫、女子大生のあっけらかんとした性、人生の終着駅を迎えようとする客……。医師でもある著者が、病院で起きる様々な事件を通じて〃本音〃を語る傑作小説。
  • 交番~巡査の誇り~
    -
    1~2巻550円 (税込)
    「お巡りさん、救けてください!」若い女が真っ青な顔をして、交番に飛び込んできた。女は右手の指を押さえ、苦痛に表情を歪めていた(指輪の女)。私鉄の駅近くにある交番で、地域住民の安全のために日夜活躍する若い巡査たちの事件簿(エピソード)。警察機構の要(かなめ)として、現在(いま)、改めて交番の重要性を問う。実際に交番勤務の経験を持つ著者の、人情味あふれる警察小説。
  • 金星ごっつぁん(3)
    -
    十両で全勝優勝した田添茂雄。しこ名も〃蠅叩〃から〃股の玉〃へ。そのスピード出世から〃ジェット機〃の異名も持つ。といっても、酒と女はやっぱりやめられない。酔っ払ったまま土俵に上がるわ、異性関係は泥沼にはまるわ……。でも強けりゃいい。いよいよ幕内に昇進となるが、ドン尻からいきなり優勝戦線へ突入……。無頼でユーモラスな力士の行く末や、いかに……!?
  • 金星ごっつぁん(1)
    -
    田添茂雄は〃瀬戸の怪童〃の異名を持つ中学生。相撲大会優勝の立役者となり、噂を聞きつけて早速スカウトに来た親方は、嫌がる茂雄を「一度、東京見物に来んかね」のひと言で口説き落とす。晴れて入門した茂雄は「土俵には金銀財宝が埋まっとる!」という親方の言葉を励みに精進するのだが……。 希代の無頼力士が繰り広げる波乱万丈の出世譚、堂々誕生!
  • とびっきり奇妙にこわい話~寄せられた体験~
    4.0
    瀟洒(しょうしゃ)な家の出窓に置かれた縫いぐるみが一つ減るたびに、恐ろしい出来事が……(「不審火」)。不自然な退職をした女性の驚愕の秘密とは……(「豹変」)。少女のころ遭遇した、脚が土に埋まった得体の知れぬ女の子の話――(「そばにいる」)。一般応募の中から作家・阿刀田 高が厳選した39点を収録。「寄せられた『体験』」シリーズ、ついに登場です。
  • 黄金の犬(上)
    3.0
    1~2巻550円 (税込)
    森林警備官・北守と愛犬ゴロは、北海道の原野で凶暴な羆と闘った。重傷を負い病院に運ばれた北守と別れ別れになったゴロは、郷愁に駆られ、一路東京を目指す。途中、ゴロが出会った流浪の男が刺殺されたことから、刑事官・安高則行が捜査に乗り出す。流浪の男の背後には、巨大な政治悪と暴力が蠢き、ゴロの孤絶の旅を阻む。人間と犬の愛を謳いあげた感動巨編!
  • 本日も誤診~医者のないしょ話~
    -
    「お婆ちゃんを一人引き取ってくれないかな」六(ろく)さんが困り果てて、やってきた。彼の飼い猫に傷物にされた雌猫の飼い主・鳴鐘(なるがね)きり子がその罰として、母親・春(はる)の世話をするように言ってきたのだ。六さんのために、私は自分の病院に春を引き取ることにしたのだが……(「愛の季節」より)。常に患者の立場に立ち、市井(しせい)の人々の視線を持ち続ける現役医師が描く、心温まる物語!
  • 遅すぎた診断~医者のないしょ話~
    3.0
    私の病院で、実習のため、看護学校の学生・梅沢軽子(うめざわけいこ)を預かることになった。真面目(まじめ)でその上、美人の軽子に、変な虫が付いてはいけないと、男嫌いで有名な長居(ながい)婦長と同居させることにしたのだが……。軽子は何と梅毒(ばいどく)にかかっていた!(「遅すぎた診断」より)。様々な人間模様があふれる医療現場。現役医師である著者が温(あたた)かな視線で描く、ハートフル・ストーリー!
  • 死闘
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    「カリスマは不要だ」そう言い切った経営顧問・椎名に、スーパー最大手「リュウマート」の会長・染谷は激怒した。その後、椎名を起用した担当者が失踪。椎名の周辺にも怪しい影が蠢き始める。それは、椎名たちを恐れた染谷が命じたことであった。やがて、椎名ばかりか、彼の部下・坂崎舞にも敵の毒牙が迫り……。そして舞台はタイへ──。息もつかせぬサスペンスが始まる!
  • 他人(ひと)のパンを狙え
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    ホーム電業の影近三兄弟。長兄は社長、次弟は副社長、末弟の宗佑は常務で、アメリカ現地法人の社長をしていた。独身の宗佑は、秘書と恋仲になり、「自分が死んだら会社の株を100株贈与する」という遺書をつくってやった。数日後、女は消え、彼は謎の転落死を遂げた!? ベストセラー『十年後』の著者が、恐怖の企業買収社会の到来を予見!
  • 会社喰い(マージャー)
    -
    199X年。アメリカ企業の、日本産業への狙い射ちが横行している。和光電機のコンピューターシステムに侵入した形跡が見つかった。副社長は優秀な調査員に徹底的に調べさせる。が、次々と起こる奇怪な事件。和光電機は危機に……! ベストセラー『十年後』の著者が、マージャー(合併屋)、ヘッドハンター(首刈り)の暗躍する、10年後のビジネス界を鋭く描く!
  • A HAPPY LUCKY MAN(ア・ハッピー・ラッキー・マン)
    3.0
    県人会の学生寮で、管理人が緊急入院。留年必至のレポート課題をかかえる、お人好しの寮長・柳瀬幸也が代役を仰せつかることに。飯の支度や便所のつまりぐらいはなんとかなるが、ライバル寮との喧嘩騒ぎや、恋のもつれに、痴漢冤罪まで――。次から次へと難題続出! はたして、幸也に未来はあるのか!? 愛と涙と笑いがいっぱい! スラップスティック青春小説。
  • おんなの条件
    -
    小谷敬子は昼はOL、夜は大学生。明るい彼女に忌まわしい秘密がある。中学時代、遠戚の石崎淳に暴力で犯されたことだ。そのため、現在の恋人花田英昭の胸に素直に飛び込んでいけない。やがて敬子は完全結合がなく、処女であったと証明される。ところが今度は花田に困った噂が……。誰もが苦悩する結婚への道を探る恋愛傑作小説。
  • 雨 の 扉
    -
    「雨さえ降れば……」「そう思っているうちは、あなたはここからは抜け出せない。雨なんて、自分で降らせるものよ」迷っている時間などない。自分で決めたことを信じて歩きつづけなければ……。絡み合う時空と人物が、読む者を心地好く幻惑する。人生の境目で、気づけば何かを失っているやるせなさと、それを乗り越える興奮を贈る、切なく温かい恋愛物語。
  • 善意の報酬
    -
    サラリーマンは経営者から能力を評価されにくいし、意見の上申もむずかしい。志村哲夫はこの障害を取り除こうと、ハーバード・ビジネス・スクールで学び、学友の日本財界二世(ジュニア)と親交を深めた。帰国後、彼らの協力を得て経営コンサルタント業を開店し、ドライな恋人葉月冴子とともに弱いサラリーマンを救う善意の活動を展開!
  • 残酷な昇格
    -
    縁談を断ってまで出世に賭けたキャリア・ウーマンを描く『残酷な昇格』。名家令嬢の誘拐事件にからむ熾烈なホテル戦争を衝く『罠の代償』。京都・西陣の老舗へ婿養子作戦を図った勤め人(サラリーマン)の策謀を暴く『許せない男』。どの作品も、企業の非情さと人間の葛藤をからませた臨場感が胸を打つ。長い通勤生活を経た著者ならではの白眉の傑作集。
  • 課長の操
    -
    百貨店の花房宣伝課長が、部下の野川に囁きかけた。「相談にのってくれ。今晩、喫茶店で待っている」と。用件は、「ネクタイ売場の嵯峨景子君を紹介してくれ」。 善良で気の弱い課長でも浮気の虫が騒ぐらしい。だが野川と景子は婚約中である。困って、さて、結末は?(「課長の操」)。表題作のほかに会社員(サラリーマン)の喜怒哀楽を満載!
  • マリリン・ブルウ
    -
    〃ブルウ……というよりは、グレエがかった、グレイッシュブルウ。私の、心の憂鬱程度を表せば、その色味は日により(時により)濃い薄いこそあるものの、依然として、色調(カラー)は変わらない。〃 自殺願望を持つ女性が、男性との関係でも、敏感すぎるがゆえに陥るブルウな世界。新感覚女流作家が書き下ろした神秘的小説(ミステリアス・ノベル)!
  • 子犬のように、君を飼う
    3.0
    悦楽の街マカオ。小説家は束(つか)の間の自由な時間を楽しんでいた。カジノで大勝している時、日本語で声をかけてきた美しい中国人の少女。娼婦を買ったことなど一度もなかった彼は、魅入(みい)られたようにホテルへと連れ帰ってしまう。それは、甘美な地獄への入口だったのか――。30歳も年下の少女との蜜月の先に待っていた運命とは? 異端の純愛を描いた、究極の恋愛小説。
  • 女奴隷は夢を見ない
    3.7
    「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。自分は売られ、間もなく「奴隷市場」で競(せ)りにかけられるというのだ。ビルの一室に拘禁(こうきん)され、絶望にくれる春菜。だが、仕入れられていたのは、彼女だけではなかった。女たちを待ち受けていた壮絶な運命とは? おぞましくも美しい禁断の書。
  • 人を殺す、という仕事
    3.8
    僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果――母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦……僕は次々と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」!
  • 虚業紳士~兜町を揺さぶった闇の男たち~
    5.0
    住宅・マンション分譲・ゴルフ場開発……。商才と有力者のコネに恵まれ、大峰秀直のビジネスは破竹の勢いで拡大しつづける。彼は資金力をつけると、上場企業株の買い占めに乗り出す。さらにその野望は大仕手戦へと向かう……。だが、巨額の資金繰りに窮して追いつめられた大峰は、一か八かの賭けに出た……。野望の実現へと突き進んだ男の半生を描く出色の経済小説。(『バブルの帝王』改題)
  • 滅びの宴(うたげ)
    -
    突如大発生し、甲府市を殲滅(せんめつ)した数十億匹のネズミの大群は、2年前に滅び去ったはずであった。しかし、強靭な生命力をもつ彼らは、歳月を経て蘇った。20億のネズミが、ついに多摩川の防衛ラインを突破! さらに過激派の破壊工作により、首都・東京は火の海と化した……。鬼才が世に問う衝撃の長編警鐘小説!
  • 密  謀
    -
    人間は誰でも殺される動機をもっている。京都郊外に『B・W・リサーチ京都』という謎の研究所が誕生した。小金持ちの軽食喫茶を営む近藤小一郎の出資である。所長・若狭芳樹と他の四人の幹部は、犯罪者であり、借金魔の会社員。儲かることなら脅迫も平気だ。ついには女事務員を絡めて、近藤を殺害、保険金を狙う。著者の名作『鬼畜』を彷彿させる人間の究極像。
  • 終着駅
    -
    二人の貧しい若者が薄暮に睦み合う恋人を発見、激しく興奮。男の背中を刺し、揃って女を襲ったがついに取り逃がす。犯人が、山へ登ったのも、恋人たちを苛めたのも、殺傷を図ったのもみなアソビ。罪の意識はなかった(「徒花」より)。 ――人生の辛酸を嘗めてきた著者が、さまよえる孤独な人間たちの魂を剔出する珠玉の傑作選。
  • おいしい水
    3.4
    同じマンションの主婦仲間と子育てに勤(いそ)しむ30歳の弥生(やよい)。夫の微妙な変化に気付きながらも、社会との接点を求めて、タウン誌のライターを始める。そこに、新たに入居した隣人のあけすけな言動が、平穏だった日常をねじれさせていく……。リアリズムの名手が切実に描く、人生の岐路に立つ女性の〃渇き〃と〃癒し〃。あなたにとって結婚は〃おいしい水〃ですか?
  • 昭和御前試合
    3.0
    ――何はともあれ、ここに私の原点があることは確かである。この短編集の中に、今の私につながるいくつもの要素、パロディ精神であり、ものを奇妙な角度から見る視点の取り方であり、文体模写などであるのだが、それがちゃんと入っている。清水義範はここから始まった(文庫版へのあとがきより)。 人気急上昇著者のデビュー作!
  • 事件屋悠介
    -
    三十坪の部屋に黒皮のソファ、さまざまな娯楽設備を完備した豪華な事務室。これが大洞悠介(おおぼらゆうすけ)の誇るオーロラ商事だ。だが、その業務内容はもっと奇抜だった。汚職情報をネタに汚職の元凶(げんきょう)に喰い込み、その上前(うわまえ)をハネる。悠介は、建設汚職に連座し、勤務先のY県庁を首になった。そして一念発起であみ出した究極の金儲けの秘法が、この仕事だったのだ。快進撃が続くが……?
  • 湿 地 帯
    -
    大同銀行の秘書室副部長・三浦昭二は、政界担当実務、実態は政治献金を政治家に届ける役目を命じられていた。ある日、その三浦に、保守党の代議士秘書から電話がかかった。厚かましさと押しの強さで有名な、通称ナベヤス。話を聞くうち、三浦は蒼(あお)ざめた。――巨額の金をめぐって生まれるどす黒い野望。永田町という湿地帯。銀行と政界の癒着を鋭く抉る問題作。
  • 虹の海藻~東証第二部~
    -
    証券市場は、岩戸相場の終焉で沈滞気味であった。最大手・大山証券の事業法人部次長・庵達夫は、新しく発足する市場第二部で、業績の悪い東洋紅藻工業の株を任された。この会社は莫大な借入金に苦しんではいるが、技術は非情に優秀である。庵は、立て直しに全力を傾けた。しかし、再建寸前に……!? ビジネスマンの本質と悲哀を鋭くえぐった傑作長編企業小説。
  • 欲望集団
    -
    証券担保金融という怪しげな会社を経営する犬塚誠のところに、十兆円の儲け話がもたらされた。日露戦争で財宝を積んだまま沈んだ軍艦を引き揚げるための、資金提供者を探してくれというのだ。犬塚は政財界の黒幕に取り入り、三十億円を捻出させたが、そこには恐るべき罠が……。現代欲望社会の裏面を凄絶に描く内幕経済小説。
  • 暗黒の月曜日(ブラック・マンデー)
    3.0
    ニューヨーク株式市場で、史上最高の大暴落! その余波はたちまち日本へ波及し、角六証券の吉村和夫の運命を大きく狂わせた。私生活のごたごたで仕事への集中力を欠いた彼は、百億円の損害を出した。大暴落は、失敗を一気に挽回する策を立てた矢先に起こったのだ。(表題作)現代企業社会に生きる人間たちの公私両面に光をあて、深い味わいを醸す経済企業小説集。
  • 小説四十九歳大全集
    -
    男四十九歳――はや「知命」の域に達しようとするが、地位は課長待遇。出世コースからはずれているからといってひがみもせず、けっこうオフィスラブも楽しむ……。 戦争のさなかに青春を過ごしてしまった中年男の、ちょっぴりセンチメンタルな心情を、著者得意のユーモアで綴ってみせる、傑作哀愁小説集!
  • 石に咲く花
    -
    カメラマンの国立敏夫は、ヨーロッパの裏町を写しまわり、強引な売りこみで海外で成功していた。日本を思い出させるものといえば、離婚した妻との間の娘・江利の面影だけだ。孤独なパリでのひとり暮らしをなぐさめるのは、娼婦のミレーヌ……。 女と夜を描き、現代のエゴイズムを鋭く抉る自選傑作集。
  • 悪の決算
    -
    渡来元彦(わたらいもとひこ)、44歳、東亜デパート経理部課長。彼が、田園調布にプール付きの豪邸を建てた。推定総額、1億6千万円。年収数百万円の彼に、なぜそんな大金があるのか。驚くべきカラクリが……!? 汚職、横領、暗闘……それは、現代企業にとって「必要悪」なのか? 企業小説の第一人者が、企業犯罪者たちの実体を抉る、異色の情報小説!
  • 銀行疑獄
    -
    銀行が我が世の春を謳歌した時代は終わった。冬の時代を迎える各行は、地方自治体の指定金融機関の地位獲得を最後のターゲットとした。その指定は法律により一行と定められているため、銀行のメリットは計り知れない。自治体幹部への猛烈な裏工作、ライバル銀行との虚々実々の駆け引き――銀行間の暗闘を描く衝撃の企業小説!
  • 黒の燃焼室
    -
    マスコミ操作、スパイもどきの欠陥車づくり、運転手の引抜き――。大口ユーザーであるタクシー会社への売込みを巡る自動車メーカーの壮絶な死闘! 名作『黒の試走車』の主役たちが再び登場して、謀略のコンクールを展開する表題作をはじめ六編を収録。熾烈極まる産業社会をリアルに描くビジネスマンの教科書!
  • 囮(おとり)
    -
    〈アナリスト〉という職業がある。証券調査マンのことである。成長する企業を発掘し、危ない会社をマークして見まもってゆくのが、日本のアナリストたちの仕事だと聞いて、私は、大いに作家としての食指を動かしたわけだ……。(著者のことば) 奇々怪々な株価のカラクリに単身挑戦する調査マンを中心に、証券界の裏面を活写する痛快小説!
  • 美男奴隷
    5.0
    「きみ、お願いだ! ぼくを乱暴に扱ってくれ!」全裸の男がひざまずき、中里千絵に哀願した。 尊敬する教師に処女を捧げながら、捨てられた18歳の高校生・千絵。彼女は男たちへの復讐を誓って単身上京した。そして、数々の情事、異常性愛をとおして〃女の武器〃に目ざめ、次々と男を征服していった。――痛快娯楽小説の傑作!
  • 社長になるぞ!
    -
    〃誰だって長島や王になろうと夢をもってプロ野球に入ってくる。社長になりたいと思うサラリーマンがいてなぜおかしい〃 井浦兆一(いうらちょういち)・41歳、友光ホームズの万年係長(マンカカ)だ。ようやく課長に昇進した井浦は、妻や部下の前で「社長になるぞ!」と宣言。周囲の冷笑を尻目に出世街道へ。――テレビの舌鋒で知られる著者の痛快小説!
  • 花のデカメロン
    -
    『デカメロン』は、フィレンチェの教会で七人の淑女と三人の紳士が十日間で百話を語った物語。この古典中の古典から、エロチックな、また機知に富んだ男と女のお話しを取り出し、阿刀田流スパイスをかけました! すると……。現代風に面白く生まれ変わった恋愛の手引き。あなたも洒落た恋を味わってください。
  • 愛の墓標
    5.0
    何度か関係をもったことのある女性部下の披露宴でスピーチする男、十数年前に一夜の恋におちた男の正体を知らされた女、見るだけで妊娠を言い当てる特技を持つ男が妻に抱く不安。 男と女の場面は、一見甘くソフトでも裏には複雑な心理のズレが……。十二カ月の四季の中で語られる愛と恐怖の世界を描く異色の小説集。誰の背後にも「愛の墓標」は横たわっている。
  • 百の眼が輝く
    -
    テレクラで知り合った人妻との刺激的な情事を自慢する友人の手帳から、密かに相手の電話番号を写した男は……。週末の夜ごと、異様な眼をして巫女の衣装を持って通うOLたち。その跡をつけた者は……。議論する蛸や、体を溶かす恐怖のパンなどなど。普通の人がさ迷い込んだ、奇妙で無気味で愉快で、そして怖い世界。それらはもともと、あなたの中にあったもの!?
  • ひとりおきの犯人
    -
    エリート税務署長の密かな願望とは。不思議な公園にさ迷い込んだ男の話。一万円札の長い旅。絶妙な舌技をもつ女の正体は。……おもしろさ、こわさ、奇妙さ、不可思議さ、色っぽさ……ユーモアとホラーを、ひとつおきに配列した、きわめつきの異色短編集。小説のおもしろさをたっぷり満喫できる一冊。
  • 虹の架け橋3時のおやつ
    -
    22歳のOL白川唯は、就職が決まった会社に絶望した。唯はどんな方法でこの苦境から脱出したのか? こんなとき、OLはいったいどうしたらいいのか? その具体策を明かす新実用小説。
  • 課長の厄年
    -
    寺田喬氏は、紡績会社の東京支社で課長をつとめる普通のサラリーマン。彼が四十一歳のころから、この物語、迷いと苦しみの日々が始まった。……まず体調の不安、そして会社での上司と部下の板ばさみ、勉強嫌いの息子と老いた親。山積する問題に、もがきあえいだ末、寺田氏は起死回生の脱出法を思いついた。それは……? サクセスのためのノウハウを秘めた実用小説。
  • 妖魔男爵(ようまだんしゃく)
    4.3
    妖魔退治の宿命を負う男・工藤明彦。不思議な霊に護(まも)られた老女・武井そよに依頼され、北の果ての深草家の島・護符島へ。古来、日本の権力を闇で支えた謎の「力」の守護者・深草家。当主の男爵は、50年以上前に突如、島の館の地下室に消えていた。工藤を迎えたのは「力」から生まれた超絶妖奇なメカと魔人化物! 翻弄される工藤は男爵を助けられるか!?
  • 青山物語1971
    4.0
    1971年4月。愛知県の大学を卒業した平岡義彦は、青山の裏通りにある小さな企画調査会社に入社した。従業員は、社長以下6人。給料は3万円。それも10日ごとに1万円払うというひどさだった。このような状況にあっても、彼は落ち込むでもなく、将来、小説家になるんだという夢を持ち続けていた。著者の冴えなくも素晴らしい時代を描いた、自伝的青春物語。
  • 恋とは何か 君は知らない~湘南探偵物語~
    -
    万里村桂、26歳、生粋の湘南娘。高校時代は祖父直伝の柔道の腕を生かし、不良女子校生退治をしていた。単身米国生活六年の後、逗子で友達の店を手伝う独り暮らし。そんな彼女には「ヨコスカCIA」としてのもう一つの顔がある。駐留する二千人近い米兵と日本人とのトラブル処理が、その主な仕事だった……。葉山に在って、自ら海にも乗り出す著者が描く潮気満喫の物語。
  • 恋はフェニックス~湘南探偵物語~
    -
    万里村桂、26歳、生粋の湘南娘。高校時代は祖父直伝の柔道の腕を生かし、不良女子校生退治をしていた。小遣い稼ぎにもなった。そしてそれが父親に知られ、勘当。以後アメリカで六年近くを過ごし、現在は逗子で友達の店を手伝う独り暮らし。そんな彼女に、米軍横須賀基地の大佐がある正式な依頼を……!? 〃自分のスタイル〃を大事にする男と女の、潮気に満ちた物語。
  • 女医彩子の恋愛診察室
    -
    女医彩子は悩んでしまった。患者の美加子が、就寝中に強姦されたと訴えるのだが、どうもその証拠が得られない。美加子は元女優で歌手の、妖精のような美人。かつて所属プロの社長小西と同棲していた過去があるのだが……。――内科医は、体だけでなく心の診療も大切だ。彩子の作詞した歌が、美加子の恋に迷う心を救った。

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