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博打打ちは例外なく、皆、臆病である。博打で生きている限り、現金以外は武器にならない。彼らにとっての恐怖は、負け続けることではなく、負けて現金が尽きることである――。絶対ガン札は出来ないといわれているヴァイスクルの封切版カードで、日本ギャンブラーを手玉にとるメリケンお玉。韓国のカジノで15分で1500万稼ぎ、勝ち役の名が鳴り響いている空野とノミ屋ゴロシのプロ車券師。ギャンブルを通して、人間の切なさ、哀しさ、凄まじさを描いた阿佐田哲也の傑作小説。
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Posted by ブクログ
思いのほか評価が低くてびっくり、 阿佐田哲也はこうだと思ってしまっている自分は納得ずくなんですが、 そうじゃないかたもいるんだなぁと。 それも当然か。 麻雀やりたい、 本文中にもあるが、 やらなくても全然問題がない、 今では年に1回するかしないかだ、 しかし不思議なもので、やりたいと思えば無性に...続きを読むやりたくなる。 ギャンブルとしてはあまり大した種目ではない、 時間はかかるし、お金も全然動かない、 それでも麻雀が面白いのは対人ならではの駆け引きと イメージづくりでしょうか、 イメージ通り行ったときの高揚感というものはなかなか捨てがたい。 私の中では打てる人が少ないので、 あまり囲む気にもならないのが正直なところ、 私が言う打てるってのは単純にスピードです テンポの合わない時は退屈なんですよね。 退屈って感じる段階でギャンブルとしてはむかない、 ルーレットは今のところ 配当だしたりして時間がかかっていても 待ってる時間も楽しめるものですから。
読んだ本 麻雀狂時代 阿佐田哲也 20250904 もう何年ぶりだろう。40年近くぶりに阿佐田哲也のギャンブル小説を読む。積本の中に2冊見つかりました。角川文庫のシリーズで2冊だけ読んでないのが手元にあんですね。 読まずにおいてある理由は、「麻雀放浪記」みたいな小説じゃないエッセイがシリーズの...続きを読む中に結構あって、しかも麻雀だけじゃなくて競輪、手本引き、バカラなんでもあれで、なんとなく飽きて、揃えといて読まなくなっちゃったんですよね。 で、改めて読むと、ほとんど麻雀じゃなくてブラックジャックと競輪。でも、年取った懐かしさもあって、面白かったですねぇ。 そう、エッセイと言いつつフィクションが膨らんで、それが昔は嘘っぽく感じてたんだけど、今となってはエッセイを模したエンターテーメントって割り切って読める。メリケンおたまなんて小説なんだけど、幕切れのあっけなさと後味のわびしさなんかはいかにもノンフィクション。空野って男が一冊通じての主人公なんだけど、エッセイとして登場して終わりの方は小説。うーん、もし本当にノンフィクションだったら・・・。信じられないこともあるのかも。 Mリーグがはやってるけど、麻雀うちはやっぱりピカレスクであってほしいよな。
初めにわざわざ「これは麻雀小説である」と書いてある以上、中身は作り話にかもしれないけれど途中まではまるでエッセイ調でかかれてある。 作家、阿佐田哲也が退院してから友人たちと麻雀を打った時の話だとかが、「麻雀放浪記」みたいに牌譜を動画で見せるような文体ではなくて、それはもっと大雑把に書かれていて、交友...続きを読むにもっと重点を置いて書かれてある。本当のエッセイみたい。それがいつの間にかまた「新麻雀放浪記」みたいな小説にシフトする。テーマは麻雀じゃないけど。 ちょっと期待してたのとは違った。
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