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Posted by ブクログ
出版社/著者からの内容紹介
寝ている間に、わたしが変換(スイッチ)してしまう――
最初は寝言のような呟き。やがて大声の独りしゃべりとなり、しまいには目を開けてうらみの言葉をまくし立てる。だが、その記憶がない。その寝姿を恋人に指摘され、作り話だと笑い飛ばしたけれど、3年前の恐怖が甦る
ねえ、ゆうべ 私 どうしていたの―
怨念の遺書をいたため自殺をはかった八木沢菜美絵は、予定外の火災に巻き込まれ黒焦げの死体となって発見された。遺書も燃え尽き、彼女の糾弾は失敗したかにみえたが、浮かばれぬ死霊となった菜美絵は、憎き女、杉浦茉莉に再び報復しようと、睡眠中に彼女の身体を乗っ取ってしまう。 深夜、別人にスイッチした恋人の異様な姿を目撃した竹下旭は、数々の幻覚に脅かされながらも、奇怪な出来事の原因を探りはじめるが…。ラストの大どんでん返しが、読者を待つ!
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Posted by ブクログ
この小説、「自殺」をテーマに上げてて、自殺は被害者も加害者も自分という特殊な殺人事件だって考え方をひっくり返そうってトコから始まってる。と思う。自殺には「理由」があって、その理由を作った人物がまず最初の加害者で、自殺は加害者がまったく手を汚さずに行える「完全犯罪」だと。
私は、死にたい死にたいって言ってる人は、死なないと思う。死にたいって口に出せるって事は、誰か私の話を聞いて!ってだけで、悲劇のヒロインだのヒーローだのになりたがってるだけだと。ただ、衝撃を受けたのは、この小説の中で、「自殺する人って、死にたい死にたいじゃなくて、生きたい生きたいって思ってるんだよ!だけど生きていくのが苦しくてどうしたら良いか判らないから死を選ぶんだよ!」ってセリフがあってあぁ、そうかもって、すんなり理解できた。でもやっぱり自殺って「逃げ」でしかないと思う。楽だもんね。パっと死んでしまえば。責任も義務も何もかも放棄して。
重いなぁ・・・重い。こういう小説って読んでしまうと、ずしーんと何かが身体に落ちてくる感じがする。痛い。「自殺」ってキッツイテーマを女性の怨念とか若いコしか好きになれない変態教師とか、正義感の強い男とかいろんな人間模様に隠して、思い切り投げ付けられてる。痛い。痛いよ。
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