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  • 美っつい庵主さん

    美っつい庵主さん

    小説・文芸
    -
    1巻583円 (税込)
    五人の尼がひっそりと暮す尼寺に、突然舞いこんだ女子学生とそのボーイフレンドが巻きおこす珍騒動の中に、新旧世代の自由のありかたを対照させた表題作。丸ノ内の近代的なオフィスに勤務する国際電話オペレーターの日常に潜む鬱屈感を探った『線と空間』など六短編を収録する。厳しい現実に揉まれ男女や親子の確執に悩みながらもささやかな幸せを求めて生きる人々を描く初期作品集。
  • ディアスポラ

    ディアスポラ

    小説・文芸
    4.0
    1巻590円 (税込)
    “事故”により日本列島が居住不能となり、日本人は世界中の国々に設けられた難民キャンプで暮らすことを余儀なくされた。チベットのラサから2000キロ離れたここ、メンシイにも日本人の難民キャンプがある。国連職員としてキャンプを訪れた“私”の目に映ったのは、情報から隔絶され、将来への希望も見いだせないまま、懸命に「日本人として」生きようとする人々の姿だった――。3・11に先駆けること10年、破滅的な原発事故で国土を失った日本人を描き、日本人のアイデンティティを追究した予言的傑作「ディアスポラ」をはじめ2篇を収録。
  • アナリストの淫らな生活 ―ベンチマーク―

    アナリストの淫らな生活 ―ベンチマーク―

    小説・文芸
    3.3
    1巻605円 (税込)
    【本書はベンチマークに恋をして アナリストの憂鬱(1)を一部加筆修正した作品ですが、内容は同一のものです】若手アナリストが危ない恋に翻弄されていく。証券経済研究所で働く邦彦は、アナリストランキング表に載っている一人の男に注目した。敏腕で有名なその人物が、かつて自分と同じ会社に勤務し独立した経緯(いきさつ)を知り、邦彦は彼に心酔する。だが、出会った男は憧れとはほど遠く、やがて身も心も奪われ……。若手アナリストが翻弄される禁断のラブストーリー。
  • みんなの旅行

    みんなの旅行

    小説・文芸
    -
    1巻607円 (税込)
    僕たちは、なぜいつも不安なのだろう。あまりにも純粋だから、あまりにも優しいから? 精神科病棟という大きく甘美なゆりかごで、夢と妄想の世界に浸る記憶喪失のうつ病患者のこころの揺れを鮮やかに描写した傑作小説。患者たちの日帰り旅行の提案を受けても、煩わしくて気乗りしない主人公に訪れる変化とは。(講談社文庫)
  • 春を背負って

    春を背負って

    小説・文芸
    4.2
    1巻641円 (税込)
    主人公の長嶺亨は大学院卒業後、サラリーマンをしていたが、父親の訃報をきっかけに奥秩父の山小屋を継ぐことになった。そんな亨をサポートしているのが「ゴロさん」。父親の大学の後輩で、ひょんなことからホームレス生活をしていたが、亨の父親と再会。父親の死後は亨を手伝い始めた。ある日、年配の刑事がゴロさんそっくりの指名手配のチラシを持って亨の家にやってきた。あまりにも謎に包まれたゴロさんの過去。亨の心にうまれた疑いの灯――。奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く、感動の山岳ヒューマン小説。監督・木村大作、主演・松山ケンイチで感動の映画化!
  • テティスの逆鱗

    テティスの逆鱗

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    華やかな美貌で売る女優、出産前の身体に戻りたい主婦、完璧な男との結婚をねらうキャバ嬢、そして、独自の美を求め続ける資産家令嬢。美容整形に通い詰める4人は、どんどんエスカレートし、やがて「禁断の領域」にまで達する――。終わりなき欲望を解き放った女たちが踏み込んだ、美容整形という天国と地獄。その戦慄の風景、女の心模様に震撼する、美と恐怖の異色作!
  • 夏至祭

    夏至祭

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    廃坑の町を棄て、1人の少女を不幸にした負い目を残して都会へ出た靖雄は、過去の傷を抱え、孤独をなめるような生活を続ける。土の匂い、山の息吹に引かれるように戻った故郷は、ベッドタウンとして新たな活力と創造に満ちていた。彼もまた、再生できるのか? 人間の生命力を讃える表題作他2編を収録。(講談社文庫)
  • 私は忘れない

    私は忘れない

    小説・文芸
    4.0
    1巻660円 (税込)
    日本のめざましい経済成長の陰に、電信電話もなく台風の被害も報道されない僻地。海の荒れる時は定期便の船さえ近づけない閉ざされた南の離島、黒島。スターの座を夢みながらチャンスを逃した門万里子は単身黒島へ旅立ち、自然との闘いの中でたくましく運命を切り開く人々の純朴な姿に心を打たれる――。明るい筆致で、厳しい日常生活の中に人間らしさの恢復を試みた問題作。
  • 針女

    針女

    小説・文芸
    4.0
    1巻704円 (税込)
    死にに行く男が、愛を打ちあけたら、銃後に残される女はどんなに困るだろう――出征した帝大生の弘一が残した〈青春の遺書〉を胸に、針仕事に打ちこむ孤児の清子。やがて戦争は終り、弘一は復員するが、彼の性格は一変していた。二人の愛の結末は? 愛も哀しみも針一本にこめて激動の時代を生きたひとりの女性の姿を通して、日本人が忘れてはならない戦争の傷跡を描く。
  • 海暗

    海暗

    小説・文芸
    -
    1巻704円 (税込)
    若者は次々と島を捨て、社会の動きからも隔絶された伊豆七島の御蔵島に、ある日「米軍射爆場に内定した」というニュースが伝わる。戦争中でさえ爆弾が落ちたことはなかったのに、なぜ? あまりのことに呆然とする島民たち――別名を海暗とよばれる黒潮に、断崖絶壁を洗われる平和でのどかな御蔵島を舞台に、射爆場設置に反対し、離島問題に取組む島民の苦悩と哀歓を描く問題作。
  • 地唄

    地唄

    小説・文芸
    5.0
    1巻704円 (税込)
    琴に命を賭ける盲目の父と、父に背き日系二世の米国人と結婚した娘――父娘の愛憎の絆を妙なる調べに映す「地唄」、女流舞踊家と老墨絵職人の心の交わりを唐墨の逸品に凝縮させた「墨」、翻訳劇の端役を演ずることになった黒衣の悲喜劇を軽妙に綴る「黒衣」、文楽座の分裂を素材にして芸人の世界の厳しさをえぐった「人形浄瑠璃」。日本の伝統的な芸の世界を追究した珠玉四編を収める。
  • 神津恭介、犯罪の蔭に女あり

    神津恭介、犯罪の蔭に女あり

    小説・文芸
    3.7
    1巻770円 (税込)
    貴公子然とした容姿端麗の名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。世間にも名高き彼の下(もと)に、事件は絶えず舞い込む。荒廃した劇場で偶然見つけた女性の死体、自分自身の遺骸の探索を請う女……。謎めいた犯罪の蔭に女たちの姿を垣間見た時、思慮深き神津の瞳は静かに憂愁(ゆうしゅう)をたたえる。数ある神津恭介作品の中から、「女性」にまつわる短編6作を収録。傑作セレクション第2弾!
  • 一の糸

    一の糸

    小説・文芸
    4.3
    1巻869円 (税込)
    造り酒屋の箱入娘として育った茜は、十七歳の頃、文楽の三味線弾き、露沢清太郎が弾く一の糸の響に心を奪われた。その感動は恋情へと昂っていくが、彼には所帯があった。二十年が過ぎた。清太郎は徳兵衛を襲名し、妻を亡くしていた。独身を通した茜は、偶然再会した男の求婚を受入れ、後添えとなるのだった。大正から戦後にかけて、芸道一筋に生きる男と愛に生きる女を描く波瀾万丈の一代記。
  • 鬼怒川

    鬼怒川

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    鬼怒川のほとりにある絹の里・結城。貧農の娘チヨは、紬織りの腕を見込まれて、16歳で日露戦争生き残りの勇士のもとに嫁いだ。気のいい婚家の人々の中で、彼女は幸せになれるかに思われた。しかし、夫も、太平洋戦争から復員した息子も、そして孫までも“黄金埋蔵伝説”にとり憑かれ、悲惨な運命を辿る……。戦争の傷跡を背負いながら精一杯たくましく生きたひとりの女の生涯を描く。
  • 木瓜の花

    木瓜の花

    小説・文芸
    -
    1巻957円 (税込)
    花柳界から足を洗い、老いを意識しながらも壮年の学者に少女のような憧れを抱く正子。豪華なバーや料亭を一人できりもりし、男なしではいられないという蔦代。幾度か衝突し、行き来のとだえていた二人だが、恍惚の人と化した蔦代の母が正子の許に飛び込んできたことから、再び愛憎の葛藤が始まる。――戦後を生きる『芝桜』の主人公たちの対照的な老境を本瓜の花の色どりの中に描く。
  • 恍惚の人

    恍惚の人

    小説・文芸
    4.4
    1巻990円 (税込)
    文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か? 日本の老人福祉政策はこれでよいのか? 老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない《老い》の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。
  • 偉大なる、しゅららぼん

    偉大なる、しゅららぼん

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,100円 (税込)
    高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる……!
  • 「とうさんは、大丈夫」

    「とうさんは、大丈夫」

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,353円 (税込)
    児童相談所に勤め、温かい家庭を持つ主人公、澤村。父として家族の柱となり、児童福祉司として他の家庭を救うなか、突如事件は訪れた――。妻の声も子どもの声も、もう心には届かない。正しく生きてきたやさしい男の人生は、ひとつのできごとに殺された。果たして最後に彼を救うのは、叫びか、ささやきか、誰の声なのか。
  • 永遠の誓い

    永遠の誓い

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,672円 (税込)
    平穏なるときも、苦しきときも、永遠に変わらぬ愛を、誓います。中学校教員の夫と保育士の妻が営む幸福な結婚生活に、初めて訪れた試練が照らしだすものは……。野間文芸新人賞作家が「夫婦」を描く意欲作。
  • リーガル・ハイ

    リーガル・ハイ

    小説・文芸
    4.2
    1~3巻880~1,155円 (税込)
    訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士・古美門研介と、融通のきかない堅物新米弁護士・黛真知子。水と油のふたりがタッグを組んで、殺人、著作権侵害、ストーカー、日照権、収賄罪、離婚、親権問題…さまざまな裁判に挑む!その一方、古美門の宿敵、大手弁護士事務所の三木長一郎との闘いもクライマックスへと…。弁護士ドラマ史上もっとも笑える、極上リーガルコメディ。
  • Oh,My Dad!!

    Oh,My Dad!!

    科学者としての成功を夢見て18年。元一はある日突然、妻に出て行かれ、ひとり息子とホームレス同然の生活を強いられることに…。息子光太の信頼を糧に、元一は再起を目指していく。
  • 餓狼伝 正史・登場人物一覧
    無料あり

    餓狼伝 正史・登場人物一覧

    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和60年(1985年)にノベルス版第一巻が刊行された『餓狼伝』は、およそ30年にわたって書き継がれている、世界最長の素手による格闘小説です。丹波文七という一人の空手家が、最強の漢(おとこ)を目指してひたすら闘い続ける物語であり、世界最強の実戦空手団体・北辰館の創始者である松尾象山をはじめ、魅力的な人物が次々と登場します。その血湧き肉躍る格闘シーンに、読者の皆様は間違いなく胸を熱くされることでしょう。  今回、電子書籍版『餓狼伝』の刊行にあたって、平成18年(2006年)に刊行されたノベルス版合本『餓狼伝』第4巻巻末に収録した「登場人物一覧」と「餓狼伝 正史(作品年表)」を、作品をいっそう楽しんで頂くためにご用意しました。初めてお読みになる方にとっても、すでにシリーズを通読なさった方にとっても、人物や話の流れを確認するためのお役に立てれば幸甚です。(編集部)
  • 男たちの経営
    値引きあり

    男たちの経営

    小説・文芸
    4.0
    1巻209円 (税込)
    石鹸は、「たかだか石鹸…」と軽視されがちだが、明治時代には「文明開化を象徴」するような工業製品の一つだった。“日本の夜明けをになう新しい人間像”のモデルとして、島崎藤村の未完の大作『東方の門』にも登場する花王石鹸の長瀬富郎。そのころ混乱の場にあったこの業界に〈高級新石鹸〉として、アイデアを駆使して挑戦した花王石鹸の創立と発展の歴史。一企業が単なる「職場」以上の意味をもって、そこで働いたことのある人たちの「心の故郷(ふるさと)」たり得るかを問いかけ、男たちの経営に賭けた人生を描いた、感動の長編小説!
  • 成算あり
    値引きあり

    成算あり

    小説・文芸
    -
    1巻231円 (税込)
    家の前にマンションが建つことになった老田は、日当りの悪い家で暮らす生活を考え、怒りが突き上げてきた。そのマンションを建てる洋々不動産の社長桐山に抗議を申し込むが、桐山は慇懃に受け流すだけであった。そんな桐山の態度に逆に魅力を感じた老田は洋々不動産に入社した……。複雑怪奇な不動産業界に暗躍する詐欺師や業者の苛酷な戦いと“金こそ力である”と信じ自分の道を切り拓こうとする男の運命を描いた力作長編!
  • ヘビィ・ゲージ
    値引きあり

    ヘビィ・ゲージ

    小説・文芸
    4.0
    1巻231円 (税込)
    マンハッタン・レノックスのスラムで薬(ヤク)漬けになった伝説のブルースギタリストとの濃密な時を綴った『ナッシング・バット・ザ・ブルース』をはじめ、音楽を、空気を、匂いを、物語に昇華させた萬月文学の原点。
  • 零からの栄光
    値引きあり

    零からの栄光

    小説・文芸
    4.0
    1巻253円 (税込)
    〈グラマン・ヘルキャット〉に太刀打ちできる戦闘機がほしい! 緒戦以来、「零(ゼロ)戦」が日本の戦闘機の花形であったが、敵にヘルキャットが出現すると形勢逆転、「零戦」は餌食にされるばかりだった。だが、おそまきながら、この日本戦闘機部隊の悲願にようやく新型機の「紫電改」が応えようとしていた。「川西航空機」は、戦闘機メーカーとしては通りが悪い田舎会社であった。社長の川西竜三も、さしたる飛行機好きでもなかった。それがなぜ、当時としては、最高性能の戦闘機がつくれたのだろうか。軍部のいわれのない圧力をはねのけ、血の滲みでるような苦闘と熱意で新型機をつくりだした“飛行機にとり憑かれた男たち”の不屈のドラマ!
  • 鮮やかな男
    値引きあり

    鮮やかな男

    小説・文芸
    -
    1巻253円 (税込)
    男にとって企業とは何か? 自分の能力を発揮し、経済生活を支える場、いわば男の全生活は企業と結びついている。――大銀行にパワー・エリートとして勤める竹原のところに組合運動でクビになった友人が訪れた時から何かが狂いはじめた……! 有能で会社のため全能力を注いでいる男が、ある日、企業との関係を誤まり、その生活ばかりか、性格まで変わってしまうケースを描いた表題作他、企業で峻烈に生きる男達を見事にとらえた傑作作品群!
  • 飛行計画変更せず
    値引きあり

    飛行計画変更せず

    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    東邦新聞航空部にカメラマンの矢崎が来て以来、田村たちパイロット仲間の周囲は、不穏な空気に包まれた。敵機撮影中に中国大陸で落命した父をもつ矢崎は、シャッターチャンスのためならパイロットを危険な飛行へと駆り立てる男だ。ある日、岩手県の海岸でアメリカ籍の貨物船が座礁した。過酷な条件のもと、矢崎を乗せた田村のパイパー機は目標へ向かったが……。空を舞台に生きる男たちの人間像を、圧倒的な飛行シーンの中に描いた表題作「飛行計画変更せず」など、後年の城山文学を彷彿させる最初期の作品全8編を収める。
  • 重金属青年団
    値引きあり

    重金属青年団

    小説・文芸
    3.3
    1巻275円 (税込)
    ヤク中で慢性自殺志願者のブンガクさん。浅草置屋の娘で、文学少女のくせに暴走族にも一目置かれているタカミ。二人を乗せたフェアレディZ改は、深夜の中央高速を疾走(はし)った……。――H・M・C(ヘヴィ・メタル・カフェ)。レコードすらかけられない元ライブ・ハウス。ここには、毎夜社会不適合の若者たちが集う。辿り着いた二人は、彼らとともにH・M・Cを後にした。北へ――。刺激を求め、快楽を貪るために。音楽(へヴィ・メタル)と単車(バイク)。薬(ドラッグ)と暴力(パワー)。救いのない魂(ソウル)の行方を描く感動の青春ロード・ノヴェル。
  • ジャンゴ
    値引きあり

    ジャンゴ

    小説・文芸
    3.4
    1巻275円 (税込)
    哀しく、それでいて熱い旋律。沢村がつま弾く音に、麗子が目を付けた。麗子は沢村が世話になっているヤクザ者・山城の溺愛する妹だった。麗子は美女の自殺志願者だった。そして、麗子は悪魔だった――。沢村はたった一度の麗子との快楽の代償として、ギタリストの命である指を失った。そればかりか巨大な野獣にいたぶられ、人間としての尊厳をも失った。すべては麗子の罠だった。沢村を指の動かない天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトにするための……。男女の、兄妹の、粘り付くような濃い愛憎を、物語を通して描き切った花村文学の真骨頂!
  • 早咲きの花 子どもたちの戦友
    値引きあり

    早咲きの花 子どもたちの戦友

    小説・文芸
    4.3
    1巻275円 (税込)
    昭和18年、東京から愛知県にある海沿いの国民学校へ転校した真次。無人島の宝探しや炎天下のスイカ泥棒、子ども同士の決闘など、大自然の中を駆け回っているうちに、彼らはかけがえのない親友になった。だが、やがて真次たちは戦争の渦に否応なく巻き込まれる。学徒動員により豊川工廠で働いていた子どもたちは、一面を焼き尽くす苛烈な空襲の下、捨て身の覚悟で互いを守り合った……。史実を元に戦下の友情を描いた感動作。
  • 風雲に乗る
    値引きあり

    風雲に乗る

    小説・文芸
    3.0
    1巻297円 (税込)
    旅館の子だった鯛公介は、少年時代に家を大火で失って以来、父の死、南方戦線への従軍と苦労の多い青春期を過した。その中で公介が命をかけたのは“貧乏人のための信用販売”であった――。月賦販売という初の試みに果てしない苦難の道が続く……。冷たい経済社会の中で平凡な一人間がどのように生き得るかを描いた傑作!
  • 真夜中の金魚
    値引きあり

    真夜中の金魚

    小説・文芸
    4.0
    1巻297円 (税込)
    ツケを払わん奴は盗人や。ばんばん追い込みかけんかい! 社長が吠えたその日からバーの名ばかりチーフのおれの災難は始まった。問題の客は明らかにその筋の匂いがし、お目当てのホステスはおれが密かに同棲している女ときた。そこへ現れた昔なじみが取り返しのつかない出来事に結びつくなんて、あの時は思いもしなかった――。北九州のネオン街を疾走する男たちの生き様を描く異色の青春小説!
  • 一発屋大六
    値引きあり

    一発屋大六

    小説・文芸
    3.0
    1巻341円 (税込)
    今田大六、37歳。私大を卒業、地方銀行に就職して12年、いまだにうだつの上がらぬ平社員であるが、ひそかに自身を名づけて「一発屋大六」。―いつの日か一発やって周囲を見返し、人生の生甲斐をつかみたいという熱烈な想いである。銀行の宿直のある夜、一千万円紛失事件が発生。疑惑は彼に向けられて、退職の破目となったが、資産数百億円を持つ、スーパーマン的相場師根岸剛造からさしのべられた、思いがけない救いの手。……。会社の機構に圧迫される現代サラリーマンの、脱サラへの夢を、豊かなユーモアと風刺の中に描く、傑作小説。
  • 盲人重役
    値引きあり

    盲人重役

    小説・文芸
    4.0
    1巻363円 (税込)
    是が非でも、牽引力の強いあのC12機関車がほしい! 半島鉄道の田舎重役・屋代は必死だった。なにかと小会社の邪魔をする鉄道振興会の圧力をはね飛ばすために、非常手段のハンストも辞さない構えだ。なにしろ、大正時代に造られた、オンボロ機関車では、沿線の人口増の輸送に追いつけない。客車の窓ガラスはなく、屋根から雨が漏り、客は傘をさして乗っている。その上、馬力がないからたった3両の貨車しかひけず、野菜など生鮮食糧品が駅に山積みのまま腐ってしまう! 妻に愛想をつかされ、失明の悲運にもめげず、猛烈な経営者根性と湧きでるようなアイデア。すさまじい“男の生きざま”を描いた最高傑作。
  • 転生
    値引きあり

    転生

    小説・文芸
    3.6
    1巻408円 (税込)
    2011年度芸術選奨受賞作家。謎の死を遂げたパンチェンラマ十世が、突然蘇った。卑しい男の魂が転生してしまったのか、この活仏(かつぶつ)は意地汚くて女好き。動くミイラと化したラマは、当局の目を避け、小僧のロプサンを連れてインドへの道を急ぐが……。核の脅威が迫るチベット高原でラマはある行動に出る。(講談社文庫)
  • まごつき一家

    まごつき一家

    小説・文芸
    4.0
    1巻418円 (税込)
    私は市立高校の二年生。父と弟と三人で団地住まい。母は五年前に亡くなった。母のいない寂しさはちょっぴりあるものの楽しく暮らしている。「どうや、道子に健、明日の朝、ひとつ散歩にいってみるか」――土曜日の晩、父は珍しいことを言った。酔うと理想主義者になる父である。酔っぱらったのかと思ったが、これは、なかなかに意味深長な、意外な伏線であった……。思春期の少女と父の再婚話を、明るく、ほのぼのと描くジュブナイル長篇。
  • グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語

    グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語

    小説・文芸
    3.5
    1巻418円 (税込)
    女はマスターベーションをしてはならない、という性教育の寓話「眠り姫」。死体愛好者の変態王子が服と食べ物にしか興味のない頭の軽い白雪姫を見初めた話「白雪姫」。初体験に憧れる乙女と欲求不満のおばあさんに中年オオカミが殺される恐怖のストーリー「赤ずきん」。階級闘争のマルクス主義者たちが女性差別には寛容だったために死んだ悲劇の女の子「マッチ売りの少女」。独自の視点とユニークな解釈で描く7編を収録。
  • ラスト・ワルツ

    ラスト・ワルツ

    小説・文芸
    3.5
    1巻418円 (税込)
    12年前。18歳で上京したぼくは、10歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして12年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作!
  • 紫色の場所

    紫色の場所

    小説・文芸
    4.0
    1巻418円 (税込)
    このささやかな成功がいつまでも続いて欲しい。自分だけがいつも他人からちやほやされ、一流の仕事を山のように持っていたい――。不安と野心が交錯する売れっ子スタイリスト・見村ヒロミは初めて体験した「浄霊」に興味をもち、除々に新興宗教「久慈尊光教」に深入りしていく。心の平安、生活の安泰を求める私たちにとって、神の役割りとはなんなのだろう。「宗教」と現代人の心の接点を細やかに描き、新境地を切り開いた傑作長編小説。
  • ココナッツ

    ココナッツ

    小説・文芸
    3.4
    1巻418円 (税込)
    実乃に中学二年の夏休みがやって来た。特に変わったこともない静かな町で、便利屋の父親を手伝っていたそんな時、実乃が密かに心を寄せる永春さんの同級生、ロック歌手の黒木洋介のコンサートが開かれることになるが……。何かすばらしいことがあるかも知れない。そんな少女の季節を描いた、清々しくほろ苦い青春物語。
  • 金曜日にきみは行かない

    金曜日にきみは行かない

    小説・文芸
    3.5
    1巻418円 (税込)
    天才ロックシンガー白石ありすの記事を依頼された音楽ライターの〈きみ〉。だが、インタビューは散々だった。ありすが全く口を開こうとしなかったからだ。それでも〈きみ〉は十個の質問に対する、ありすの十通りの沈黙を書き分け、編集部にファックスする。そこに、ありすから「助けて」と電話が入る。東京湾岸のスタジオを抜け出し、紅葉の足尾へ、新宿歌舞伎町の街路へ、ふたりの逃避行が始まる。境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。〈分身〉をめぐるネバーエンディング・ストーリー。
  • 火の山 山猿記(上)
    値引きあり

    火の山 山猿記

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻440~470円 (税込)
    火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結婚の型。戦中戦後を生きた人たちを描きながら、日本の近代を見つめ直した傑作長編小説。第51回野間文芸賞、第34回谷崎潤一郎賞受賞作。平成18年4月から放送のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の原案。(講談社文庫)
  • 身も心も

    身も心も

    小説・文芸
    3.0
    1巻440円 (税込)
    「君は可愛いから好きだ」「愛してるよ」――そう言ってもらうのを心待ちにする22歳のデザイナー・千鶴。冷静、潔癖、頑な性格で充分な愛をふりそそごうとはしない英宗。彼への思慕と焦燥をベースに、新しい恋、別離、再会を繰り返す、6年間にわたる愛の軌跡をせつせつと謳い上げた秀作「身も心も」。マスコミ界に生きる男女数人が、好奇心から裏ビデオ観賞会を開く。一本のビデオを機軸にそれぞれの心模様が映し出される一夜の出来事を軽妙に綴った「ビデオパーティー」。
  • 私が好き

    私が好き

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    恋、結婚、仕事、そして――。人は、心だけでなく、体も、嗜好も、変わるらしい。もしかすると心の嗜好も変わっていくのかもしれない。変化とは、まだ知らない明日への希望を意味するのだと信じている。私は、変わっていく私が好き。これからも、いつまでも変わっていく自分が好きでいられるために、そして大きく、豊かに、変わっていくために。
  • 見た・揺れた・笑われた

    見た・揺れた・笑われた

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    焼跡の街を空腹を抱えて徘徊しながら、青春の惨苦と荒涼にひしがれ、人生の醜悪の果てを見たい熱望にかられた日々。廃墟の青いミミズにも似た主人公の“修業時代”を描く佳作「見た」。 近郊農村の小屋での年上の女詩人との同棲生活。19歳の父となった体験を語って奇妙に感動的な「笑われた」。破天荒で余裕綽々。饒舌体と称されながら、知性がきらめき詩が横溢する独得のスタイルの、私小説パロディ。現代文学の金字塔「夏の闇」に至る著者の出発と模索を示した短篇シリーズ。
  • 秋のわかれ

    秋のわかれ

    小説・文芸
    5.0
    1巻462円 (税込)
    ラブレターにはろくな文例がない、と悦子は発見した。相思相愛の文例はあっても、片恋の苦しさをしみじみ訴えるというのは、ない。――スキデス。いろんなことがありました――これ以上、何も浮かんでこない。親友の信子とすごした、田舎での夏休みは、高校生になったばかりの二人にとって忘れられないものとなった。16歳のひと夏の思い出を、爽やかに描く表題作、他3篇を収録。
  • 人生の甘美なしたたり

    人生の甘美なしたたり

    小説・文芸
    4.3
    1巻462円 (税込)
    恋愛の究極は、手ェも握らんとこへ還る。しょせん男は気立てと甲斐性。人生、エエとこ取りでよい。血は水より薄い。「死」の対極にあるのは「生」ではなく、「恋」である――。人間への深い愛と洞察力を持つ著者が行きついた、鋭くてユーモラスな田辺流決めフレーズ集。人生をより軽快にするための応援歌であり、ふとこぼれる本音であり、気持ちひとつで手に入る幸福のさまざまなかたちの提言ともいえる。
  • おせいさんの落語

    おせいさんの落語

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    男女間の色事ではじまり、人情の機微にふれ、煩雑な世事を皮肉り、時に説教をし、やっぱり男と女のお話に果てる。卓抜した発想を、軽妙な大阪ことばで仕上げた笑いのフルコース。洒落た味わいのなかに、醒めて、したたかな文明批判がにじみでる。御存知おせいさんが新境地を拓いた、新作上方落語十一篇を収録。
  • 美華物語

    美華物語

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    タイガースのジュリーや竹の子族、大正時代の竹久夢二、制服姿の海軍兵学校生や弾圧下のキリシタン等々。 時代の「アイドル」に寄せる、「ミーハー心」は、いつの世も変わらない。 一途に思いつめて、入れ上げて、禁じられれば一層、燃え上ってしまう。憧れと嫉妬、そしてやがておとずれる喪失感を、日本のアイドルの系譜とともに、やさしい共感をもって描いていく。究極のミーハーを自認する著者ならではの、オリジナリティゆたかな愛すべき小説集。
  • 東京胸キュン物語

    東京胸キュン物語

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    「若さ」は元気や可能性があって、輝やかしいものだけれど、弱点だってたくさんある。ちょっとした常識を知らず恥をかいたり、将来がきまらず不安定だったり、寂しさになれていなかったり…。 まして、刺激が多い都会ぐらしは、快適な一方、孤独感、焦燥感もつのってしまう。東京に住む女の子たちの胸のうちを、軽やかに、巧みに描いた小説集。
  • イミテーション・ゴールド

    イミテーション・ゴールド

    小説・文芸
    4.0
    1巻462円 (税込)
    ブティック勤めの福美は、プロのレーサーを目指す恋人邦彦のためになんとしても1000万円を工面したい。とらの子の70万円を株投資、高級化粧品のネズミ講販売等々とその手段はエスカレートし、ついに若い自分の「体」をも商品にしてしまう。二人の大きな「夢」を賭けて思いつめた献身が、二人の愛と信頼を崩していくのだった――。若さ、金、権力がちょっとした仕掛けで簡単に手を結ぶ「現代」の様相と仕組みを映し出した、出色の恋愛長編小説。
  • すじぼり
    値引きあり

    すじぼり

    小説・文芸
    3.9
    1巻473円 (税込)
    ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。就職先もなく、将来が見えないことに苛立ちを感じていた亮は、アウトローの男たちに少しずつ心ひかれていく。しかし、時代に取り残された昔ながらの組には、最大の危機が訪れようとしていた。人生をドロップアウトしかけた青年の一夏の熱くたぎる成長ドラマを描いた第10回大藪春彦賞受賞作。
  • ロズウェルなんか知らない
    値引きあり

    ロズウェルなんか知らない

    小説・文芸
    3.9
    1巻491円 (税込)
    温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。青年クラブのメンバーたちは町を再生することで、自らの生き方にも活路を見出そうとするが。地方の現実に直面する人々の愚かしくも愛しい奮闘を描いた胸に迫る長篇。「日本の四次元地帯」として駒木野は再生するのか? (講談社文庫)
  • 田辺聖子の今昔物語

    田辺聖子の今昔物語

    小説・文芸
    4.2
    1巻506円 (税込)
    今は昔。いつのころか、一昨年のことだったか――。何だか怪しいなとは思ったが、不思議でならなんだが――。こんな話があった。ほんとの話だ。見果てぬ夢の恋、雨宿りのはかない契り、愛嬌のある欲ボケ、猿の才覚話――。貧しい若者、ならびなき風流男、帝、生霊、動物、遊芸人、美女と主人公は様々だ。徹底して滑稽で、哀切で、怪(こわ)くて、ロマンティックな29話を語り伝える田辺流今昔物語。
  • 延命の負債

    延命の負債

    小説・文芸
    3.0
    1巻506円 (税込)
    “死にたくない。商売がこんな大事なときに死んでも死にきれない”――町場の印刷工場の主・村野末吉は、病院のベッドで思った。苦労を重ね続けた人生が、ようやく好転しかけていた。彼は意を決して、縁者から多額の借金をし、最上等の個室に入り、心臓手術の担当医にも十分な謝礼をした。そして無事、退院を果せたが……。表題作ほか「湖畔の人」「ひとり旅」「九十九里浜」「賞」「春の命」など、人生の皮肉、孤独をテーマとする初期作品12編を収録。
  • ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

    ワンス・ア・イヤー 私はいかに傷つき、いかに戦ったか

    小説・文芸
    3.8
    1巻506円 (税込)
    もうこの男の手の届かないところにいる――このフレーズをつぶやくまでに、私はどれほど傷つき、戦ってきたことか。就職が決まらなかった女の子がベストセラー作家にステップ・アップしていく道のりは、身を切るような恋の出会いと別れの日々でもあった。23歳から36歳まで、その人生を決定づける大切な14年間の、愛と葛藤のすべてを一年ごとに描き切った、画期的自伝長編小説。
  • ローマの休日 小説 ロマンチック洋画劇場

    ローマの休日 小説 ロマンチック洋画劇場

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    平凡で色あせた日常に光のように射し込んで来た「恋」に酔う18歳の2人は、やがておとずれる中年期や倦怠のことなど思いもよらないことだった――「いつも2人で」。結婚目前の私、見合いを始める愛子。いくつもの諦めを胸にアトランタへと旅立った――「風と共に去りぬ」。その他「ローマの休日」「卒業」など12の名画の名場面、名セリフをモチーフにした、映画より心おどらせ、胸つまらせる、私たちの恋愛小説集。
  • バルセロナの休日

    バルセロナの休日

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    パリでバレエ留学中の安奈は、ある日窃盗事件に巻き込まれる。忌まわしいその体験が甘美に思い出されるのは、その時に出会った美しい男の黒い瞳のせいだ。もう一度会いたい。安奈は彼から手渡された「鍵」を手がかりに、パリからバルセロナへ旅立つ――。光と闇に彩られた「カタロニア」を舞台にくり拡げられる恋と冒険と希望の物語。極上の、ラブサスペンス!
  • 失恋カレンダー

    失恋カレンダー

    小説・文芸
    4.0
    1巻506円 (税込)
    正月帰省や卒業や新学期、バレンタインとか夏休みとかXマスとか。女の子の年中行事は、恋がめばえたり、深まったりしそうな絶好のチャンス。だけど、あれこれ期待する胸のうちとはうらはらに、いつもその機が裏目に出て、恋がぎくしゃくしてしまう……。移りゆく四季の情景をバックに、恋する娘心の機微と哀楽をたくみに描いた12ヶ月の失恋物語。
  • 青狼の拳 餓狼伝・秘篇

    青狼の拳 餓狼伝・秘篇

    小説・文芸
    5.0
    1巻517円 (税込)
    格闘小説の金字塔が遂に電子化! 格闘技最強の男を目指す丹波文七は、新たな技を習得すべく、サンボの大家、河野に弟子入りを懇願している。その河野は地上げ屋に狙われており、戦慄的な仕込杖の遣い手、土方元を差し向けてきた。柔道、空手の強敵と対戦してきた丹波に仕込杖の白刃が襲う!!
  • 生きることの発明

    生きることの発明

    小説・文芸
    -
    1巻517円 (税込)
    死は美しくない。だが、死後は美しい。  誰もが避けて通ることのできない「老い」、そしてその先にある「死」に対して、延命に軸足を置いた医学的なアプローチだけでは、きちんと向き合うことに限界があるのではないか。高齢者という大きな括りでカテゴライズすることは、かえって彼らから目を背けていることに繋がらないだろうか。  そんな思いを抱きながら、逝ってしまった父、義父の人となりについて、作者は、慈愛に満ちた眼差しで丹念に描き尽くす。読後、あたかも彼らを自らの近親者のように感じ、悼む気持ちを覚えてしまう三つの書き下ろし作品集。
  • 餓狼伝 : I

    餓狼伝

    小説・文芸
    3.9
    1~13巻536~676円 (税込)
    格闘小説の金字塔が遂に電子化! 東洋プロレスの梶原年雄に敗れ、自らの肉体を鍛え続ける丹波文七と竹宮流・泉宗一郎の野試合は壮絶をきわめた。文七の名は、立会人・姫川勉の口から北辰空手総帥・松尾象山の耳にも届く。小犬のようにつきまとう少年・久保涼二をつれ、文七は東京へ。目指すは梶原!
  • 誰か故郷を想はざる

    誰か故郷を想はざる

    小説・文芸
    3.8
    1巻550円 (税込)
    「おまえは走っている汽車のなかで生まれたから、出生地があいまいなのだ」。一所不在の思想に取り憑かれた著者は、やがて母のこの冗談めいた一言に執着するようになる。酒飲みの警察官の父と非嫡出子の母との間に生まれて以来、家を出、新宿の酒場を学校として過ごした青春時代を表現力豊かに描く。虚実ないまぜのユニークな自叙伝。
  • 空、見た子とか

    空、見た子とか

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    野田秀樹の処女長編小説? 子供だましなんじゃないの? 子供魂さ。ナンたって河竹黙阿弥の火曜放火(かようのほうかは)子供魂だもん。『火曜日のほオカマ事件』? 『僕帝国幻想』さ。8歳でノーベル賞だよ。 フン、しょせん人生は輪廻(ルーレット)ね。 僕は悪魔の国の代理執行人なんだ。 あら、あたしなんか「天使=オ・カ・マ」よ。ほら、その毎日中学生新聞の切り抜き。え、この切り抜きにまつわる未来の記憶? これが僕の物語の第1話だったんだ。この「僕の物語」の始まりだった第1話を語る頃、きっと「お前の物語」のその第十三話が、裏側では語られていたんだ。お前の第13話は、一体どこに……僕は切りぬきを、そうっと裏返してみた。そこにある、「お前の物語」の第13話……
  • ロビンソンの末裔

    ロビンソンの末裔

    小説・文芸
    5.0
    1巻550円 (税込)
    敗戦直後、食うに食えず、ペテンにかけられたみたいに北海道に渡り、運命のいたずらにほんろうされる“ロビンソンの末裔”たちの苛酷な自然との苦闘を、作者は、いささかの感傷をもまじえずに乾いた文体で描く。この底なし沼にすりへらす、人間の貴重な労働力に、本書はいやおうなしに世間の目をむけさせる。
  • 不機嫌な恋人

    不機嫌な恋人

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    三条油小路に住む小侍従は、宮廷きっての美女、という噂。香を調合したり、染め物をしたり、ちょっとした縫物をしたり、というのがとても上手。蓄財の才に長け、女一人で生き抜くのにもそつはない。今、年下の恋人・二条の少将に首ったけ。男と恋が楽しみなのだ。少将は名うてのプレーボーイ。恋の冒険に明けても暮れてもうつつを抜かして倦むことを知らない。ほんの遊び心でかいま見た女(ひと)は、暗い妖しい情趣と愛らしい少女の雰囲気を合わせもつ子持ちの未亡人だったが……。恋、背信、心がわり。――揺れる大人の恋を美しい季節の移ろいとともに描く、王朝の長編恋愛小説。
  • 茉莉花茶を飲む間に

    茉莉花茶を飲む間に

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    南青山の紅茶専門店「青(ブルー)」は、店主和子を慕う常連のお客が多い。 自力で手にした「男と贅沢」を同僚に横取りされてしまったハウスマヌカンの奈々子。待望の新車で大事故を起こすモデルのみちる。憧れのニュースキャスターになって不安に揺れる留美。 輝やかしいはずの若さを前に立ちふさがる冷やかな「現実」をどうクリアすればよいのか――。女主人和子との語らいを糧に、恋に仕事に鍛えられていく、6人の女たちの物語。
  • 次に行く国、次にする恋

    次に行く国、次にする恋

    小説・文芸
    3.5
    1巻550円 (税込)
    買物めあてのパリで弾みの恋。迷っていた結婚に決着をつけたN.Y。留学先のロンドンで苦い失恋――。少々の嘘も裏切りも遠い旅先ならば許される。そんな解放感にそそられて、恋愛の似合う世界の都市で生まれて消えた、ロマンチックな危うい恋を描いたトラベル小説7編。さらに、初めてのキスのときめき、幸福な朝の快楽などをテーマにした恋愛小説4編。
  • 翳った旋舞

    翳った旋舞

    小説・文芸
    3.7
    1巻550円 (税込)
    東京の女子大学を卒業してR新聞社資料調査部に働く順子は、ある日外国要人の写真を係に取り違えて渡し、その日の夕刊の写真誤用は社内に大きな波紋を呼んだ。部長末広と次長の左遷。――責任を感じた順子は編集局長川北に辞表を提出するが、川北は意外にも彼女を銀座のクラブに誘う。二人の接触は、川北に恨みを抱く末広により、スキャンダルとして暴露された。社内に激化する醜い派閥争い。職場への夢を失った順子は、一夜川北から財界の怪物海野を紹介されるが…。人生の確かな手ごたえを求めてさまよう、一女性の心と行動を鮮やかに捉えた巨匠の長編現代ロマン。
  • 月光スイッチ

    月光スイッチ

    小説・文芸
    3.6
    1巻550円 (税込)
    たとえば、月の光を灯すように、世界を少しだけ変えるスイッチがあるのかもしれない――。夏、恋人セイちゃんとの期間限定・新婚生活(仮)が始まった。ちょっぴり後ろめたいけど、確実に幸せな日々。その中で出会う不思議な人々、不穏なこころの波立ち。こんなことずっと続くわけないってわかってるけど、本当にあなたのこと、愛してるんだよ――ままならない思いを抱えて真摯に生きる彼女と、彼女に似たあなたのための物語。
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

    株式会社ネバーラ北関東支社

    小説・文芸
    3.7
    1巻556円 (税込)
    戦場のような職場での仕事と恋に疲れた弥生が、転職先に選んだ会社は、田舎の納豆メーカー。東京にない、ゆるい生活が始まった。が、ある日、会社が乗っ取られるとの噂が! 凍っていた弥生の心に火をつけたのは、同僚の沢森君から言われた「戦うのが怖いだけ」という言葉だった。実は納豆嫌いの弥生に、何ができる? 短編「はるのうららの」も収録。
  • 絶望センチメンタル

    絶望センチメンタル

    小説・文芸
    3.6
    1巻583円 (税込)
    今日こそはアイツに復讐しよう。公園のベンチに座ってそう決意する僕の目の前に、女子高生のお姉さんが落ちてきた。 ……アスレチックの上から。彼女は微笑んで言う。 「しようぜ、復讐」 見知らぬお姉さんに引きずられ、僕(=小学五年生)の奇妙な旅が始まった。旅なのか……な? 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞後、第一作。可愛げのない小学生と、破天荒な女子高生。おかしな二人の奇妙な旅を綴るメランコリック・ロードノベル。
  • 君に続く線路

    君に続く線路

    小説・文芸
    3.2
    1巻583円 (税込)
    時は昭和初期。線路を守る保線手として、二十年以上ひたむきに働いてきた三郎。ある日、彼は一人の若い少女が線路の上で倒れているのを発見する――。仕事一筋に生きる純朴な四十男と少女の淡いラヴロマンス。
  • 裸の王様・流亡記

    裸の王様・流亡記

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    無口で神経質そうな少年・太郎が、ぼくの画塾へと連れられてきた。太郎の父は画材会社を経営しているが、彼が描くのは電車やチューリップの絵ばかり。人間が1枚も描かれていないスケッチブックに彼の孤独を見たぼくは……。閉ざされた少年の心にそっとわけいり、いきいきとした感情を引き出すまでを緻密に描いた芥川賞受賞作「裸の王様」ほか3編。世間を真摯なまなざしで切り取った、行動する作家・開高健の初期傑作集。
  • NO CALL NO LIFE

    NO CALL NO LIFE

    小説・文芸
    4.1
    1巻594円 (税込)
    サンタさんにお願い。クリスマスにおかあさんを届けて。高校3年の夏、携帯電話に残された過去からの留守メッセージに導かれて、佐倉有海は学校一の問題児・春川と出会った。心に同じ欠落を抱えた2人は互いの傷を埋めるように惹かれあうが、それはあまりにも拙く刹那的な恋だった。時を超えた留守電の真相が明かされる時、有海の衝撃の過去が浮かび上がる……。痛々しくて、たまらなく愛おしい、涙のラブ・ストーリー!
  • トカジャンゴ

    トカジャンゴ

    小説・文芸
    3.3
    1巻594円 (税込)
    高層ビルの清掃用ゴンドラに宙吊りになった七人の男女。極限状態で、生き残りバトルを勝ち抜くのは誰なのか? 秘密警察から武装特別市民に任命された老人の熱き戦い。正義の名の下に待ち受ける過酷な運命とは?イカれた“キモカワ女&激安野郎”共が、ビートの利いた文体にのって自爆パワー全開!! 衝撃の短篇「トカジノフ」に続く比類なきイリーガル文学!! 過激に、スタイリッシュに、娯楽原理を追求した異端大活劇!!
  • 混声の森 上

    混声の森

    小説・文芸
    -
    1~2巻594~682円 (税込)
    東京西郊に2万坪の敷地とホテルと見まがう白堊の近代校舎を持つ、私立女子大学「若葉学園」。今日の隆盛は、学園専務理事石田謙一の辣腕によるものであったが、彼の胸中には、現大島圭蔵理事長の椅子を奪い、学園経営を一手に収めようとする、どす黒い野心があった。大島理事長と学生課事務員秋山千鶴子との秘密の関係を知る彼は、そのスキャンダルを暴こうと図るが、彼自身もまた、バア・マダムと情事を重ね、一人息子恭太の非行に悩む身であった。……
  • ほどらいの恋 お聖さんの短篇

    ほどらいの恋 お聖さんの短篇

    小説・文芸
    4.3
    1巻594円 (税込)
    真面目が取り柄のオトーサンが、十年間も浮気をしていたなんて――。気がむいた時に付き合う気楽な恋人がいる私に縁談が持ちあがり――。中年女のなで肩を水蜜桃のようだと愛しむ老人は――。移りゆく季節の中で、ほどらい(ちょうどよい加減)の恋を育む男と女。彼らの身上にふりつもる小さな喜び、悲しみをユーモラスにしっとりと描き切った、珠玉小説集。
  • 人間水域

    人間水域

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    暗闇から飛び出してきた男が、いきなり硫酸をあびせかけた。夜鳥のような悲鳴をあげてうずくまるふみ子……。前衛水墨画の旗手として、一躍マスコミにクローズアップされた彼女はライバルの滝村可寿子をけ落すため、その美貌と肉体を駆使して画壇の権力者を籠絡し、着々とその名声を高めて行く。しかしその果てに彼女が得たものは何か? 格調高い芸術の世界を舞台に、そこに渦巻く愛欲と陰謀を見事に浮き彫りにした松本清張の問題作!
  • トカジノフ

    トカジノフ

    小説・文芸
    3.7
    1巻594円 (税込)
    初めてヒットマンの役目を仰せつかったチンピラが、標的を間違えたために起こる大チェイスの結末とは? 男に捨てられた三十路前のOLの車を十代ヤンキー娘がカージャック。極限状態で勃発するバトルの行方は?……強烈な殺笑能力を秘めた8発の弾丸(ショート・ストーリー)。イカした文体で、イカれた男と女共を徹底描破! フヌケな現代をこらしめる比類なきイリーガル文学! ハイブローなトカジ波(ウェーブ)が、あなたを小説の虜にする――。
  • センチメンタル・サバイバル

    センチメンタル・サバイバル

    小説・文芸
    3.8
    1巻594円 (税込)
    なんとなくフリーターを続けるるかの日常は、恋も仕事も将来も不安ばかり、生きてるだけでサバイバル。そんな彼女が、ひょんなことからやり手キャリアウーマンの龍子叔母と同居をすることに。女二人暮らしの食卓で繰り広げられる「SEX AND THE CITY」も顔負けの赤裸々トークが、るかを少しずつ変えていく。ある日、無骨だけどキュートな左官職人が現れて……。日常から一歩ふみ出す勇気をくれる応援ストーリー!
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

    一九五二年日航機「撃墜」事件

    小説・文芸
    3.7
    1巻594円 (税込)
    昭和27年4月9日、羽田を離陸した大阪経由福岡行の日航機「もく星」号は伊豆大島の三原山に激突、全37名の命が奪われた。米人パイロットと米軍管制官の間にどんな交信がなされたのか。全員救助の報が絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が画策されたのか。犠牲者のひとり、ダイヤ密売の美女は何者なのか。世を震撼させた事件の謎に迫り、「40年目の真実」を明らかにした、完結した長編としては巨匠生前最後の作品となった渾身作。
  • つばめの来る日

    つばめの来る日

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    父親に認めてもらおうとボクシングを始める少年、息子と初めての潮干狩りに出かける父親。試験勉強のために女友達の家を訪れる大学生、ベランダで鉢植えを愛でる独身サラリーマン…。ふつうの人生を生きる、ごくふつうの男たちの背中は、いつもどこか淋しい。男にとっての幸福とは、孤独とは、いったい何なのか。じんわりと心にしみこんでくる、九つのほのかな感動。(著者自作解説つき)
  • カエルの子は

    カエルの子は

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    遊園地でカエルの着ぐるみをかぶって仕事をこなし、優雅な独身貧乏生活を満喫中の俺、三十歳。ある日、見知らぬガキんちょがやってきて、俺に向かって思いっきり叫んだ。 「父ちゃん!」 身に覚えは……ない、わけでもない……。ああ、なんてこった。突然の息子の登場で、俺の平穏な生活が一変。そもそも子供は苦手なのに、この先、どうなっちまうのか ――。 真冬の遊園地でじんわりと展開する、奇妙な縁で結ばれた親子の心温まる物語。ぎこちない父親の愛情と、まっすぐな子供の信頼が、関わる人々に笑顔を運んでいく。
  • 俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち

    俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち

    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    故郷の小さな田舎町でコンビニを起ち上げた若き店長、牧水良平。開店までの苦労を乗り越えた彼を待っていたのは、厳しい現実だった。画一化を図るコンビニチェーン本部に抵抗し、オリジナリティあふれる店づくりをモットーに頑張っていたが、経営は赤字続き。しかも、バイト店員が起こしたある事件が原因で、ただでさえ少ない客足も激減してしまう。閉店の危機に、牧水店長が打ち出した策は―― !? どれだけ努力しても、結果が出ないこともある。でも彼には、信じるものがあった……。へこたれながらも、前へ進もうとする青年を描いた、元気をもらえる爽やか青春小説!
  • 俺のコンビニ

    俺のコンビニ

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    東京暮らしに挫折して、故郷へと舞い戻った青年、牧水良平。実家の小さな商店を手伝うわけでもなく、悶々とした日々を送っていた。そんな彼が一念発起! 人口の少ない田舎町で、コンビニを起ち上げようと決意する。当然のごとく次から次へと難題が降りかかってきて、若き店長は行き詰まるのだが――。 あなたがいつも立ち寄るコンビニの裏でも、こんな熱いドラマが繰り広げられているのかもしれない!? 何事にもへこたれず、前へ進んで行こうとする一人の青年を描いた、元気をもらえる爽やか青春小説!
  • 奇祭狂想曲

    奇祭狂想曲

    小説・文芸
    4.0
    1巻627円 (税込)
    おちゃらけな大学生、名雪小次郎。彼はある日、思わぬ事態に驚愕する。すなわち ―― 金がない。 このままでは卒業どころか、明日を迎えることさえ叶わないと自覚した小次郎は、夏祭り 「嗚鼓宮祭」 で、濡れ手に粟の金儲けをしようと企む。しかし、頼りの相棒・魔王が逮捕され、ピンチに陥る。しかも、かつて敵対していた女子高生・朝霞愛理を人質に、街中を逃げ回ることになってしまい……。 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作である 『おちゃらけ王』 の名雪小次郎が、またまた大奮闘!? 疾走感あふれる愉快痛快な逃亡劇に、酔いしれろ!
  • ロックンロール

    ロックンロール

    小説・文芸
    3.6
    1巻627円 (税込)
    小説執筆のためパリのホテルに滞在していた作家・植村は、なかなか筆の進まない作品を前にはがゆい日々を送っていた。しかし、そこに突然訪れた奇跡が彼の感情を昂ぶらせる。透き通るような青空の下で、恋が動き出そうとしていた。ポケットに忍ばせたロックンロールという小さな石ころのように、ただ転がり続ければいい。作家は突き動かされるように作品に没頭していく――。欧州の地で展開される切なくも清々しい恋の物語。
  • 生きる歓び

    生きる歓び

    小説・文芸
    3.3
    1巻627円 (税込)
    にんじんが嫌いな父とその娘、サラリーマンだったころを思い出す老人、自分に物語が足りないことに気づいたOL、入社3年、肥満を気にし始める青年…。なんでもない「ふつう」の人々が生きる、ごく「ふつう」の人生。そのささやかな歓びと淡い哀しみを切々と描く短編集。名手・橋本治が紡ぎ出す、九つのほのかな感動。
  • いつか、しあわせな君に会いたい。

    いつか、しあわせな君に会いたい。

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 僕は、あるお店の前に立っていました。 ……ある小さなお店を舞台にした、切なくも、あまずっぱい物語。 あたたかな絵とマッチして、やさしい気持ちになれます。 心がホッコリとしたい人におススメ!
  • 魚は水に女は家に

    魚は水に女は家に

    小説・文芸
    5.0
    1巻638円 (税込)
    舅・姑・小姑のいる大家族に嫁ぎ、「どっちでもいいの、私」方式で我を押しころし、さしたる波風もたてず、二十年。やっと、親子夫婦だけの生活がはじまった時、舟子は、せせこましい仕事にからめとられ、世の中の回転から全くそれている夫を啓蒙したい、と思った。共に楽しい人生を送るために。魚は水に、女は家にいるもの、と思っている世の男たちに、そして、すべての女たちに贈る、自立への出発(たびだち)の物語。
  • 海と川の恋文

    海と川の恋文

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    18歳の遥香は、二人の上級生に出会う。自主映画を撮る徳明、演劇部を主宰する修平。二人の間でゆれながら、初恋に別れをつげて、女優へ。忘れられない思いを胸に、月日は流れた。そして再会、「ずっと好きだった」。だが若い日という川は海へ出てもう、もどれない。人生の光と影を知り、大人になった三人。全編に流れる、甘く苦い青春の郷愁、大人になっても消えない恋のときめき。懐かしくてドラマチック、心にしみる恋愛小説。
  • スワンソング

    スワンソング

    小説・文芸
    3.9
    1巻638円 (税込)
    同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた僕は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし愛の歯車はそのときから少しずつ狂い始める――。蝕まれる心と身体、公私にわたって逼迫する生活。心を閉ざし壊れていく恋人を見守り、献身的に尽くす僕の日々に突然の別れが押し寄せたとき、脳裏には美しい白鳥の歌声がこだましていた……。狂おしいまでの情熱に駆られラスト1ページまで突き抜ける、哀しみのラブストーリー。
  • あるキング

    あるキング

    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇なのか悲劇なのか、寓話なのか伝記なのか。キーワードはシェイクスピアの名作「マクベス」に登場する三人の魔女、そして劇中の有名な台詞。「きれいはきたない」の原語は「Fair is foul.」フェアとファウル。野球用語が含まれているのも、偶然なのか必然なのか。バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。
  • 指哭(しこく)~強行犯刑事部屋~

    強行犯刑事部屋

    小説・文芸
    3.3
    1~2巻649円 (税込)
    西浅草署の刑事・高杉順平(たかすぎじゅんぺい)の自宅に送られてきた身元不明の人差し指。数日後、人差し指の欠けた遺体が発見され、ズボンのポケットには猿の絵が描かれた紙が。その後も続く殺人。そして、「容疑者」は次々に殺されてしまう。真犯人は誰か。そして、「指が語る」もうひとつの事件とはいったい――。当代屈指の人気時代作家の名作警察小説シリーズ第1弾、待望の文庫化!(『指が哭く』改題)
  • 月だけが、私のしていることを見おろしていた。

    月だけが、私のしていることを見おろしていた。

    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言される。驚いた咲子は合コンやお見合いなどの予定を入れていくのだが、相手を御厨と比べてしまい、逆に自分の未練を自覚していく。そんな咲子には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。今の彼女の心を暖めてくれるのは、月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて──。
  • 七人の王国 総理大臣は十七歳

    七人の王国

    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    小笠原諸島の中に浮かぶ、ある小さな島。東京から南に1000kmも離れたその島には、さまざまな過去をもつ男女七人が、数年前から暮らしていた。ある日、彼らは、日本からの独立を宣言する。 国名は多生島共和国。そして驚いたことに、総理大臣は十七歳の少年だという。 独立宣言を記した国書を受け取った日本政府は不快感を示し、突飛なニュースを渇望していたマスコミは一躍飛びつき、そして日本中の国民が大いに動揺した――。 これは、日本での生活に馴染めない人間たちが自由を求め夢想した、可笑しくも哀しい破天荒な物語。
  • おちゃらけ王

    おちゃらけ王

    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    かつては無類の馬鹿者だったが、いまは怠惰な大学生に成り果てていた名雪小次郎。そんな彼の前に、幼少からの腐れ縁 「魔王」 が現れ、言い放つ。「君に用心棒を頼みたいのだ」。 多くの人間に金を借りている魔王は、借金を取り立てる債鬼から逃げつづけなければならないのだという。 やっかいな頼みを断る小次郎だったが、魔王の策略にはめられ、恐ろしい追っ手たちから無我夢中で逃げ回ることになる。その逃亡劇の果てに二人を待っていたものは――? 馬鹿で奇妙奇天烈で爽快なネオ青春グラフィティ! 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。
  • フィルム

    フィルム

    小説・文芸
    3.5
    1巻660円 (税込)
    30年間も音信のなかったあの人の訃報は縁もゆかりもないはずの山梨・勝沼の老人ホームから届いた。顔も知らない父親の残したわずかな遺品のなかから見つけた1本のフィルムには、何が写っているのか? 我々の暮らす街の片隅で仕事をし恋をする人々の切なさや喜びをこまやかに描いた、初めての短編小説集。(講談社文庫)

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