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本当の自分を見たくて
「自分自身が、自分自身を見ている」 カメラというものは、機械だから、 何の感情も偏見もなく、目の前の対象をありのままに映し出す。 そうした性能に対する信頼から、男と女は 自分たちの性の時間を、3台のヴィデオ・カメラに収めていく。 自分はあんなことをしているのか、あれが本当の自分なのかと 録画されたものを見ているのもまた同じ自分なのだ。 本当の自分とは何か? 「本当」なんて本当にあるのだろうか。 それは、わからない。 しかし、カメラが確かに捉えた事実は、まぎれもなく、そこにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
本当の人生
家には四つ部屋があった。両親の部屋、私の部屋、弟ジルの部屋、そして死体の部屋……。それは狩猟が趣味の父親が戦利品をしまう剥製の部屋だった。暴力的な父親と、その顔色をうかがうだけのアメーバのような母親。そんな両親との暮らしだったが、十歳の少女は四歳年下の無邪気な弟と楽しい日々を送っていた。しかしある日、アイスクリーム売りを見舞った事故を目撃した時から、弟は変わってしまった。無邪気な笑みは消え、剥製の部屋にこもるようになり、虫や動物をいじめるように……。なんとかしてあの無邪気な笑顔を取り戻したい! 現実をリセットしたい! 利発な少女の試みは? Fnac小説大賞、高校生が選ぶルノードー賞、ELLE読者賞他14の文学賞を受賞。 -
ほんとうの友だちって・・・
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 児童詩の世界 教師と子どもたちのこんな関係 6年生を送る卒業式のあとで、著者は生徒から賞状を授与される 「ありがとう証書 あなたは、私たちの先生を勤め、思いやりの心に気づかせてくれました。おっちょこちょいぶりは直らなかったけれど、心の豊かさは宇宙一です。 よって、その栄光をたたえ、これを証します。」 生徒(六年生卒業時)の詩 いつまでも 「ありがとう」今は胸をはっていえる 勇気のかたまりだから ひとつひとつの糸が しっかりむすびあっている ながした なみだも わすれない くやしさも それがきずなに変わるから はなれたってかわらない この思いはなくならない ずっとつながっている 見えない糸でつながっている -
ほんとうの名前は教えない
生きるために、他人になりすまして“仕事”をしてきた“わたし”。今回はボスから、エヴィという女の経歴を使い、ルイジアナ州の小さな町に住む男ライアンの裏稼業について調べろと指令を受けた。偶然を装ってライアンと出逢い、同棲にこぎつけ、順調に調査をつづけていたある日、状況が一変。パーティで紹介された女性が、自分そっくりの外見で、自分の本名を名乗り、自分自身が経験した出来事を語ってきたのだ。“わたし”になりすましている彼女は何者なのか? 目的は? 〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー第1位の大型サスペンス!/解説=若林踏 -
本当は恐い!世界名作童話 禁断のメッセージ
「遠い昔のこと……」世界中で親しまれている昔話や童話、おとぎ話には、後世に伝えられることなく、封印されてしまった「恐怖」や「残酷」、「性愛」といった禁断の裏テーマが秘められている。初期に語られた恐ろしく、そして淫らな問題シーンは、親から子へと語り継がれるうちに改変され、あるいは削ぎ落とされてしまったのだ。本書では『赤ずきん』『シンデレラ』をはじめとするグリム童話や、アンデルセン童話、ペロー童話といった世界的な名作童話を検証し、その裏に隠されている生々しい実話を浮き彫りにしていく。子どものころに親しんだ物語が、本当はどんなお話だったのか? 闇に葬られた禁断のメッセージ、その真実を解き明かす。 -
本当は恐い! 日本むかし話 知られざる禁忌譚
「昔々あるところに……」人から人へ、親から子へと語りつがれた昔話や民話には、同じ話でも、語られる地域によって、いくつもバリエーションがある。さらに、その実態はわれわれの知る物語と大きく異なることもある。なぜならば、初期に語られた物語には、あまりに残酷なもの、あまりに淫猥なものがいくつもあるのだ。そして、そうした場面は、伝えられるうちにカットされたり、変更されたりして、封印されてしまったからだ。なじみ深い日本の昔話が、本当はどんな話だったのか? 本書では、この国に伝わる有名な民話を検証し、その裏に隠されている生々しい実話を浮き彫りにしていく。 -
本当は恐い! 日本むかし話 秘められた異聞録
「昔々あるところに――」 親しみ深い口上ではじまるむかり話には、秘められたもうひとつの顔がある。 原初の姿では、人生の教訓を伝える一方で、人間の禍々しい本性を語るものでもあったのだ。 その表現は、目を疑いたくなる描写に満ちたもの。 色欲、嫉妬、強欲といった卑しい心、猜疑、愛憎、そして狂気や殺意といった心の闇が至るところに散りばめられていた。 だが、親から子へ、子から孫へと語りつがれていくうちに、そうした残虐性や好色性は封印され、なじみやすい物語へとその姿を変えられてきたのである。 はたして、子どものころに聞いたむかし話の本来の姿は、いったいどんなものだったのか? 本書では、むかし話や民話をさまざまな角度から検証。 その裏側に秘められた“原点”を明らかにする。 -
本当は恐い! 日本むかし話 封印された裏物語
「昔むかし、あるところに……」 昔話や民話、童話は、さまざまな教訓や知恵を含んだものとして、長い歴史のなかで語り継がれてきた。そのほとんどは古くからの伝統や生活習慣を語りながら、人生を教えるものとされている。だが、その一方で、残酷性や好色性が随所に秘められているという指摘も多い。 事実、今日語られる昔話のなかには、時代とともに、恐怖性やきわどい部分が削除され、親しみやすいものへと姿を変えられた物語がいくつもあるのだ。 本書ではこうした昔話や童話を、その原話にさかのぼって検証。独自の解釈も加えながら、ときに大胆な跳躍し、封印された裏物語、隠された真実を探っていく。 ■収録作品 桃太郎/おむすびころりん/鉢かづき/笠地蔵/タニシ長者/絵姿女房/花咲か爺/初夢長者/ジンゲンダ様のヒヒ退治/三枚のお札/しょうじょう寺の狸囃子/置いてけ堀/蛇婿/大歳の客/かぐや姫/鶴の恩返し -
ホントに欲しいものを、言ってみな! 深呼吸和歌集
2008年に刊行した深呼吸和歌集「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。」(バジリコ)は、Mixiのレビュー欄で58本のレビューが登録された。メディアと共に生きてきたメディア活動家の辿り着いた表現形態。 (※本書は2009/8/24に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました) -
本と私と恋人と
わたしの大好きな作家のひとり ――コリーン・フーヴァー 母亡きあと、妹のリビーの面倒を見るため、ノーラは文芸エージェントとして奮闘してきた。冷酷至極で無愛想でツンツンした仕事人間――周囲からはそう評価され、つき合う男性にはフラレてばかりだけど、すべては愛する妹のため。そんなある日、その妹が、三人目の子供を出産する前に休息したいと姉妹だけの田舎町へのバケーションを提案する。つい同意したものの、たどり着いた田舎町のカフェで出くわした男性の姿に声を失った。チャーリー・ラストラ! かつて本を売り込んだとき、剣もほろろに拒絶された相手。だが悪夢はそこで終わらず…… 原題:Book Lovers Amazon.com2022年のベスト・ブック選出! goodreads2022年年間ベスト・ロマンス賞第1位獲得! -
ほんのかすかな光でも
『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』などで人気を博し、数々の賞を受賞してきた実力派作家の最新短編集! 手をのばし、すれ違う、 二人に差しこむひとすじの光。 人間関係の感情の機微を卓抜した力で描くチェ・ウニョン。 〈書くこと〉を使命とする強い意志。問い直される女性への差別。 【収録作】 大学で研究者を目指す私と女性講師を描く、表題作/基地村での女性殺害問題と校内誌編集部を描く、「役割」/雇用形態の異なる二人の車中での会話を描いた、「一年」/DV問題を扱った、「返信」/「夫と妻と子ども」という「一般家族」を超えた繋がりを描く、「種まき」「伯母さんへ」「消える、消えない」 2018年から2023年までに書かれた中短編全7編。 -
ほんのこども
横溢する暴力と身体、無垢なる魂の軌跡。第44回野間文芸新人賞受賞作! 元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、 商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。 父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくんはやさしく恋するみたいに他の人体を壊す。 殴られても反発するようによろこぶ身体。やさしさや暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体。 物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。 恋人をころして自分も死んだところで折り返し、あべくんの物語は無限に再生を繰り返す。 小説家があべくんなのかあべくんがかれなのか、やがてふたりの境界は曖昧になり、問い自体が意味を失う。 言葉を与えられていない領域に光をあて小説は紡がれ、大量虐殺の記憶が時空を架橋しやがて物語は侵蝕される。 ーー世界文学に接続する芥川賞作家の真骨頂・新境地。ーー 小説で考え、小説が考える。作者には小説に対する圧倒的な信頼がある。ーー保坂和志(野間文芸新人賞選評より) 鴻巣友季子さん絶賛!読書量と強靭な知性に瞠目! “すべてのポートレイトは画家の自画像であり、すべての小説は自伝を目指すと言う。おそらくすべての小説はどこかしら、一人称の失恋なのだ。” “小説でなにかを「再現」することは、過去のよみがえりのように見えて、未然の予告なのだ。すべてのフィクションは自伝を目指し、すべての自画像は他人の顔をしている。” “かきあうこと、傷しあうこと、死にあうこと。「かれ」と「私」、その人称空間のよじれは経験と真実味との落差そのものだ。落差から、小説は来る。”――鴻巣友季子(翻訳家) -
本の町の殺人
【ミステリ専門書店本日開店!殺人事件の在庫はございません】古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに大量の観光客が押し寄せる、読書家の聖地、本の町ストーナム。トリシアはそんなストーナムにあるミステリ専門書店の店主だ。ヴィンテージものの初版から、新刊のベストセラーまで取りそろえたこの店は、彼女の夢と努力が詰まった大切な城。ところが経営不振だった隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な料理本の初版が消えた。保安官は第一発見者のトリシアを容疑者扱い。なんとか容疑を晴らそうと、彼女は必死で事件を調べはじめる。本屋だらけの町を舞台にしたライトなミステリシリーズ第1弾。 -
ほんのよもやま話 作家対談集
人気作家46組がずらりとそろった豪華対談集! 「いま、何を読んでいるの?」「これからどんなものを書くの?」 書き手同士だからこそわかる創作秘話を語ったり、 お互いにオススメの一冊を紹介し合ったり。 作家同士のつながりや意外な組み合わせから、読書の楽しみがぐんぐん広がります。 ★例えばこんな組み合わせ 島田荘司&伊坂幸太郎「島田さんの本を読んで小説を書き始めました」 佐藤友哉&島本理生「夫婦対談ってはじめてだよね」 江國香織&島田雅彦「自分より上手い小説を読むと傷つくじゃない(笑)」 川上弘美&林真理子「出合った時に私のための小説だと思ったもの」 藤野可織&松田青子「洒落たラブストーリーやんな」「あれ私も大好き!」 村田沙耶香&穂村弘「傑作だから嫌いなんです」 青山七恵&綿矢りさ「ヘミングウェイのタフさに憧れるよね」 日々たくさんの作家にインタビューを重ねる瀧井朝世さんによるセッティングならではの 贅沢なラインナップで、読みたい本がどんどん増える対談集です。 【全46組】 桜木紫乃&桜庭一樹 朝井リョウ&西加奈子 島本理生&佐藤友哉 村山由佳&千早茜 山崎まどか&柚木麻子 青山七恵&綿矢りさ 山内マリコ&速水健朗 松田青子&藤野可織 村田沙耶香&穂村弘 島田荘司&伊坂幸太郎 恩田陸&辻村深月 岸本佐知子&クラフト・エヴィング商會 角田光代&川村元気 羽田圭介&中村文則 豊崎由美&阿部賢一 古市憲寿&加藤千恵 藤井光&小野正嗣 古川日出男&柴崎友香 西崎憲&米澤穂信 宮田珠己&金沢百枝 深緑野分&岡崎琢磨 長嶋有&和嶋慎治 須賀しのぶ&芦沢央 ジェーン・スー&春日太一 日高トモキチ&宮内悠介 垣根涼介&早見和真 星野智幸&松田青子 小嶋陽太郎&渡辺優 Pippo&古谷田奈月 森絵都&辻堂ゆめ 畑野智美&森見登美彦 東山彰良&小野正嗣 江國香織&島田雅彦 白岩玄&山崎ナオコーラ 中島京子&金井真紀 彩瀬まる&尾崎世界観 天野健太郎&斎藤真理子 朝井リョウ&奥田亜希子 高橋久美子&浅生鴨 今村昌弘&千街晶之 恒川光太郎&真藤順丈 朝比奈あすか&平野啓一郎 本谷有希子&武田砂鉄 はらだ有彩&王谷晶 平松洋子&小川糸 林真理子&川上弘美 -
翻訳と異文化――原作との〈ずれ〉が語るもの
「翻訳は原作の鏡である。ただし特殊な造りの鏡で、原作が属する文化とは異なる文化の装置が一面に嵌め込まれている。原作のなかで、その鏡が映しだしにくい部分は歪められ、変形させられ、ときには鏡面から完全にはじかれて写されなかったりする。この本では、そのさまを、日本語と英語の文学作品にかんして、垣間見ようとした。例えば日本文学にあふれている〈悲しみ〉あるいは〈物悲しさ〉の受け皿が英語にはないらしいこと、〈清々しい絶望感〉という日本人には何となくわかるフレーズが英語に吸収されるためには複雑なパラフレーズをへねばならないこと……」(おわりに)。翻訳は異文化理解の、多分もっとも重要な手段の一つである。しかし翻訳は〈或る文化〉を正確に伝えることができるのか?本書は原作と訳文をていねいに照合しつつ、異文化間の表現の〈ずれ〉を検証してゆく。『テス』における〈手〉、『こころ』に現われる血のイメージからパラグラフや主語の省略まで、翻訳における問題点を具体的に提示する。細部への探究から生まれたユニークな比較文化論の試み。 -
翻訳論の冒険
多くの文学翻訳、翻訳論で知られる第一人者が「翻訳になぜ理論が必要か」を、多くの実例を用いて解説する。翻訳はAIで「できてしまう」時代は、しかし翻訳すべき「内容」とは何か、その「正しさ」とは何かがより深く問われる時代でもある。翻訳の質への問い、翻訳の喜びへと読者をいざなう書。 【主要目次】 はじめに I 翻訳になぜ理論が必要か 01 イントロダクション――翻訳論はなぜ必要か 02 世界にはどんな翻訳論があるのか 03 まず、翻訳を定義してみよう 04 日本の「翻訳」とは何だったのか 05 形か意味か(1)――西欧の逐語訳 06 形か意味か(2)――日本の「逐語訳」 07 そもそも、意味とは何だろう 08 意味を伝える、とは 09 関連性理論とは何か 10 いよいよ、翻訳とは何だろう 11 文学テクストを翻訳するということ 12 さあ、理論の応用に漕ぎ出そう II 翻訳の実例を見る 01 文学翻訳の実践へ――冒険の見取り図 02 翻訳推敲のワークショップ――『たのしい川べ』 03 視点・声・心理劇を翻訳する――『床の下のこびとたち』 04 物語の意味を翻訳する――『ホビット』(1) 05 物語の仕掛けを翻訳する――『ホビット』(2) 06 仕掛け翻訳のバリエーション――スターン、ディケンズ、O・ヘンリー、トールキン、モンゴメリー 07 明治日本の天才たち――福澤諭吉、夏目漱石、森鷗外 08 短編翻訳のポイント――イエイツ、マンスフィールド、デ・ラ・メア、ブラッドベリ、ポー 09 書き換えられた『源氏物語』――ウェイリーとサイデンステッカー 10 言語が変わると物語が変わる――『赤毛のアン』『羅生門』『新聞紙』『コンビニ人間』 11 映像に翻訳する――『ホビット』『チョコレート工場の秘密』『ふしぎの国のアリス』 12 メディア間の翻訳を考える――『ジェイン・エア』から映画、児童書、語学教科書へ あとがき -
本屋百景 独立系書店をめぐりめぐる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読む人、売る人、つくる人――本に恋する人たちが集う独立系書店をめぐる前代未聞の圧巻のルポルタージュ! 進化を続ける知のワンダーランド、その現在地を根掘り葉掘り聞き尽くす「独立系書店」ガイドブックの決定版! 〈収録店舗〉 ・大島渚監督の遺本を膨大に譲り受けた…猫の本棚(神保町) ・オールジャンル猫づくし…Cat‘s Meow Books(世田谷) ・「シェア型+ワーキングスペース」で人と人をつなぐ…100人の本屋さん(世田谷) ・視線と思考の導線まで考え抜かれた棚づくり…本屋Title(荻窪) ・ハシゴを登った屋根裏に文系の隠れ家…ヤンヤン(高円寺) ・筋金入りの図鑑愛好者がおくるまったり空間…図鑑カフェfumikura(練馬) ・絶品豆料理と本をつまみに一杯…本と豆料理 豆千(埼玉) ・一人ひとりに向けてカスタム「選書えほん便」…ちぇすなっと(大阪) ・リノベした京町家に本とカルチャー…誠光社(京都) そのほか、文学、アート、旅、フェミニズムなど、得意分野を追求する個性的なお店、本だけに飽き足らず、カフェやお酒まで極めてしまうお店など……。 大人の秘密基地全102軒を徹底取材! 暮らしのそばにも、出先でふらりと入っても、はたまた旅の目的地にも。 こだわり抜いた棚のなかをさまよって本の世界で迷子になる、そんなあなただけのサードプレイスを見つけよう! 店主たちの個性が光る「ウチの推し本」も全店大公開! -
本読むふたり
待ち合わせの目印は、『ノルウェイの森』だった。 村上春樹、島本理生、森見登美彦、中田永一。 ふたりの間には、いつだって本があった。それなのに……。 2010年代のカルチャーを閉じ込めた、ピュアな恋愛小説。 大学の課題で読んだ村上春樹の短編小説をきっかけに、読書の面白さに気づいたタツヤ。調べるうちに出会ったのが、Twitterの読書アカウントだった。自由で楽しそうに本の感想をつぶやく彼らの中で、タツヤはフミカというアカウントの投稿に心惹かれる。初デートの渋谷。明け方の神保町。抱きしめ合った御茶ノ水――。 わたしたち、出会うはずじゃなかったんだよ。 -
奔流の海
人は運命に抗うことができるか? 1968年、後に「千里見の七夕崩れ」とよばれる大型台風による土砂崩れで、町は多数の死者・行方不明者を出した。 20年後、同じ町の旅館の娘・清田千遥は、東京からやってきた大学生・坂井裕二と出会う。裕二はなぜか夜ごと町を徘徊していた―― 激流に飲まれた運命がやがて大きな感動へとたどり着く。 『代償』『悪寒』のベストセラー作家・伊岡瞬史上、 最も残酷で美しい青春ミステリー! Apple Books Store 2022年上半期ベストブック(ミステリー部門) ※この電子書籍は2022年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
本を愛した彼女と、彼女の本の物語
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。 これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。 -
本を隠すなら本の中に
「いますぐわたしの家から出ていって!」大学時代のルームメイト、パミーが家に転がり込んで二週間、我が物顔で家を占領するだけでなく、トリシアの大事な城であるミステリ専門書店に出て客に迷惑をかけるにいたって、ついに堪忍袋の緒が切れた。ところがトリシアが追い出したその日のうちに、こともあろうに人手不足に悩むカフェの店主でトリシアの姉アンジェリカが、うっかりパミーを雇ってしまったのだ。だがそのパミーが店の裏で殺された……。古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナムで起こる事件を描く、ライトミステリ。本の町の殺人シリーズ第3弾。アガサ賞候補作。 -
ホープ・ネバー・ダイ
新旧米大統領が主役を張るバディ・ミステリ。 トランプ政権下のアメリカ。ホワイトハウスを離れても常に注目の的のオバマ前大統領に対し、バイデン元副大統領は地味で単調な日々を送っていた。かつてはあれほど固い絆で結ばれた「チーム」だったのに、いまや便りのひとつも寄こさずセレブたちと華麗な交流を謳歌するオバマに、不満と嫉妬、そして寂しさを抱くバイデン。そんな彼の前に突如オバマが姿を現す。彼がバイデンの元を訪れたのは、バイデンの親友であり、かつて彼が通勤に利用していた列車の車掌の事故死を知らせるだった。自殺とされたこの死に疑念を抱いたバイデンは独自に調査を始め、やがてオバマとともに、老体に鞭を打ちながらホームズ&ワトソンよろしく真相を追うことに――! 2018年にアメリカで刊行されるや、AmazonUSの月間ベスト、NYタイムズベストセラーリスト入り、さらにgoodreadsの2018年choice awardファイナリストになったスマッシュ・ヒット小説。まさかの新旧大統領が主役を張ってしまった、前代未聞の超痛快バディ・ミステリ! 解説は「解説といえばこの方」、池上彰さん。 (底本 2021年10月発行作品) -
ホーム
20年前、大リーグのニューヨーク・フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。52歳となった今は、マイナーリーグの巡回コーチをしている。ある日藤原は、現役時代のライバルで、大リーグ機構上級副社長であるヘルナンデスの訪問を受けた。東京オリンピックのアメリカ代表監督が亡くなったため、代わりに監督をやってくれないかと打診されたのだ。悩んだ末にその依頼を引き受けた藤原は、戦力補強のため、アメリカと日本の二重国籍を持つ大学生天才スラッガー、芦田をスカウトする。しかし、そこには二つの故郷の狭間で苦しむ若者の姿があった――。元日本人大リーガーが金メダルを目指す! 圧巻のスポーツ小説!! -
ホームズ探偵学序説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰もがあっと驚くホームズの名推理の数々。その裏にはホームズ自身による確固とした理論的な裏づけがあり、それはさながら一つの学問体系をなすものであった。名づけて「探偵学」。ホームズは生前から、自分の探偵学を一冊の本にまとめると公言していたのだが、その本の存在はこれまで誰にも知られていなかった。「ところが、その『探偵学大全』の未発表原稿がついに発見された!」という設定で、生粋のホームズ研究家が、ホームズ推理の全貌を、ホームズの筆を借りて解き明かす。加えて、名作『バスカヴィル家の犬』を、魔犬という汚名を着せられたまま死んでいった犬の視点からつづったパロディも。シャーロッキアンはもちろん、ホームズは名前しか知らないという推理小説ファンも、目からウロコの一書。 -
ホームズと推理小説の時代
舞台はヴィクトリア朝のロンドン、拡大鏡を片手に元軍医のワトソンとともに活躍した鷲のような鋭い目、細身で寡黙な探偵。そう、彼の名前はシャーロック・ホームズ。登場以来時代を超え全世界を魅了し続けてきたのは、なぜか? その疑問をもとに推理小説がどのように誕生し、黄金時代を迎えていったのかをホームズを起点に丹念に辿る。本書はその歴史、基礎知識を交えながら、イギリス、アメリカ、そして日本の推理小説を概観し、正当な評価を与えるべく英文学者、愛好家の視点から考察する。推理小説を愛する多くの読者に捧げる一冊。書き下ろしオリジナル作品。 -
ホームズの生還
ホームズが宿敵モリアーティ教授もろともライヘンバッハの滝壷の底に消えて3年。失意の日々を送るワトスン医師のもとへ一人の老人が訪れた。その老人の正体は、なんと死んだはずのホームズであった! 喜びの再会と同時に、2人の新たな冒険が始まる。ホームズ物傑作短編第3集「シャーロック・ホームズの生還」から「空家の怪事」「ノーウッドの土建屋」「ひとり自転車を走らせる女」「プライアリ学院」「踊り人形」「ブラック・ピーター殺し」「奸賊ミルヴァートン」「六個のナポレオン」「三人の学生」「金縁(きんぶち)の鼻眼鏡」「スリー・クォーターの失踪」「アビ農場の屋敷」「第二のしみ」13編を収録。 -
ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる
今年も残すところあと数日。世間は完全に正月ムードの中、雪越大学三年生の八神森司は、アパートの自室でとぐろを巻き、孤独な年越しを決めていた。例のクリスマスイブから数日たち、その騒動でなくしてしまったネクタイをこよみと買いに行く約束をしていたのだが、大雪の心配があった。こんな日は家にずっといたい――と思っていたその時、雪大オカ研のメンバーから召集のLINEが入った。今回の依頼主は、かつてタレント占い師として名をはせていた如月妃映こと蒔苗紀枝だった。その奇怪な相談内容は、「自宅でいつも、自分が死んでいる――」というものだった。大雪の降る中、オカ研メンバーの推理が冴えるシリーズ19弾。 -
ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】
黒沼家の分家筋にあたる白葉家はオシラサマのいる神社だ。33年に一度の特殊な儀式を見守るために、オカ研部長とその従弟である黒沼コンビが山深い白良馬村へ向かう。白葉家の本家は、娘が失踪し、長男は警察沙汰になっていた。一方、オカ研には、ある学生が相談に来ていた。それは、父親が脳卒中になり、その後サイコメトラーになってしまったという。刑事は、書置きを残して失踪してしまったという。向かった先は、白良馬村。オカ研メンバーも村へ向かうことに。元刑事が追う未解決少女連続失踪事件と、オシラサマ伝説が複雑に交差する時――事件が動いた。子を思う親の気持ち、性情、伝説が隠した真の闇――すべてのパズルがラストで見事に解明する、デビュー10周年の櫛木理宇が描く、本格ホラーミステリー。森司とこよみの恋の進展にも大注目!! ※電子書籍特典としてショートストーリーを電子版だけに特別収録! -
ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる
オカ研メンバーの八神森司が迎えた今年のバレンタインデイ。長年の想い人こと、意中の乙女・灘こよみから、「二月十四日は頑張ります。八神先輩、覚悟してください」と言われたのだ! 灘こよみの今年のバレンタイン計画。それは県内でもっとも有名なショコラトリー&カフェ『KUKKA』にて、森司と二人きりで夜を過ごすことであった。ところが、『KUKKA』は無期限の休業を発表。その背景には怪現象が絡んでいた。ことの発端はエレベーターの防犯カメラ映像に映る「ぼんやりと人のかたちをした、薄黒い影」から始まった――。果たしてこよみのバレンタインの行方はいかに?(「第一話 ショコラな恋人たち」)。ほか、元銀行員の老人が黒い影の怪異に取り憑かれる「第二話 あなたのマグネット」、神隠し伝説が多い地元で約50年前、恋人と山に入り、記憶を失い一人帰ってきた伯父の事件の真相を追う「第三話 かどわかしの山」を収録。黒い影ーーそれは執着。恋愛、お金、妊娠、出産などで苦しめられた浮かばれない者たちの思いが黒い影と化し……。エスカレートする霊障に立ち向かう、オカ研メンバーの推理が冴える青春オカルトミステリー -
ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか
第一話 ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。だがデート中の『カサブランカ』上映中に、先週上映したはずの『ローズマリーの赤ちゃん Rosemary's Baby (1968年)』が混ざる怪異に。映画の世界と現実が徐々にシンクロし、どうやら出ると言われている2階のバーと関連しているとわかるのだが…。 第二話 車にとりつく怪異。制御が効かなくなったり、カーステレオが急に大きくなったり小さくなったり。ついにその車で姉が死亡してしまう。車の廃車を願って相談者が来る。しかし意外にも怪異の背景に遺伝子的な病が関係しているとしたら? 第三話 1577年、イギリス。雷光とともに突如黒犬が出現し、二人の信者を殺害すると、瞬く間にその姿をくらましたという。黒い犬差別=ブラックドッグシンドロームを扱いながら、怪異とからめた切なくも温かい物語。こよみと森司のホテルでの急接近の行方にも注目!
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