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種川市の移動図書館、「本バスめぐりん」に乗り込むのは、六十五歳の新人運転手テルさんと図書館司書ウメちゃん、年の差四十のでこぼこコンビだ。返却本に挟まれた忘れ物や秘密を抱えた常連の利用者……。巡回先でめぐりん号とふたりを待ち受けるのはいくつもの不思議な謎?! 3000冊の本でつながる思いを載せて、移動図書館は今日も走る。書店員、編集者、記者などを主人公に「本の現場」を描く著者の新たな舞台は、本を届ける図書館バス! ハートフル・ミステリ全5編。/解説=森谷明子
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Posted by ブクログ
まさにコージーミステリー 憎らしい人が一人も出てこないほっこり系日常ミステリ。 ちょこちょこおじさんの古臭い考え方が気になるけれど、まぁ主人公がまさにおじさんなんでね。
ぎゅっと胸が痛くなる、静かに涙が溢れてくる…。大げさなことは無いけれど、読んでいると確かに心と身体が動かされる。 大崎さんの小説のそんなところが好きです。
本バスめぐりん。 こういう話好きだな〜 地域の人との関わりが薄くなっているところが多いと思うけど、こんな風に、本バスを通して、町の人、商店街、幼稚園、色々な人のちょっとした交流が増えればいいな
ホッとする。本が身近な物語を読むと、ホッとする。優しい視点の中に、さり気なく昨今の社会問題も織り交ぜてあり、良い。
本好きが書いた本を愛する人のためのほんわかミステリ。 ミステリといっても、原因は本を大切にするあまりの行動という感じで、謎ってほどではない。日常にちょっと添えられた不思議のエッセンス、くらい。 本当に作者は本が好きなんだねえーとなる1冊。 配達赤ずきんはもうちょいミステリ要素が強いのだろうか?...続きを読む読んでみたいかも。
謎解きってほどのこともないような出来事。 普段はあまり深く考えないようなことだけどやはりそれらにはきちんと理由がある。 理由を知ることによってつながりが深くなっていく。
大崎梢氏の本を巡るストーリー。 もうそれだけで嬉しくなって表紙買い(笑) さらさらと書かれたように見えてしまう文章なのに ひとつひとつのエピソードが考え抜かれた展開で 必ず素敵な結末を迎えている。 テルさんが少しうらやましいのは あと3年で教員生活も一区切りを迎える私が 学校ではないどこかで、教...続きを読む員ではない何かの仕事で 自分の生き方を見つけたいと思っているからだろうか。 さらさらと読んでしまって後悔しきり。 まだまだめぐりんのそばで本を選んでいたかった。
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