北條文緒の作品一覧

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作品一覧

2024/04/05更新

ユーザーレビュー

  • ナチ 本の略奪
    本を焼いたのは知られているが占領地でユダヤの本を片端から集めていたのは知られていまぜんでした。
    その奇妙な性癖についての本です。

    善悪からはちょっと身を引いて書いています。

    集められた本が今どうなっているのかを同時にレポートした書き方がすぐれています。

    また、ナチスのユダヤ人差別の「思想」がど...続きを読む
  • ナチ 本の略奪
     本年の春にテッサロニキを訪れたとき、この地はアリストテレスやアレクサンドロス大王ゆかりのギリシア第二の都市と称揚されるわりには荒廃した印象が拭えず、不思議な思いがしたものであった。ところが図らずも本書には、そのよってきたる原因が記されていた。
     第二次世界大戦でナチスの占領されるまでは、テッサロニ...続きを読む
  • 猫の王国
    文章に若さを感じる。
    それは、昨今の若者言葉を使って若ぶっているとか、若さに媚びているとかいうのではない。
    おそらく、ご自分の40年前の若さをもう一度追体験することに成功しているのだろう。

    そして、確かに歩まれてきた40年もまた同時に感じる。

    一見かけ離れているかのような、猫たちにまつわる3編と...続きを読む
  • 猫の王国
    猫を飼ったことがあっても、仔猫を保健所に持っていく(つまり、殺処分する)ことに抵抗なかったんだな、と新鮮な驚きがあった。

    時代背景もあるのだろうけれど、屋根裏で死なれても困るし、増えても困るし、野良猫に手を焼いていた、という理由があるにせよ、猫飼いにも色々な人がいるのだなと。

    同じ人が、自分の飼...続きを読む
  • 猫の王国
    猫を題材にした小説、でも、エッセイでも、読むときはいつでもどきどきする。
    話の筋とは関係なく、突然道路へ飛び出して車に引かれちゃうんじゃないかとか、変な物を飲み込んで窒息死しちゃんじゃないかとか
    著者が「小次郎」をボストンに連れて行ったのにもどきどきした。
    でも別れは突然くる。こんなに身構えていたの...続きを読む

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