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その国では、物語を語る者が「本」と呼ばれる。一冊につき、一つの物語。ところが稀に同じ本に異同が生じた時に開かれるのが市井の人々の娯楽、「版重ね」だった。「誤植」を見つけるため正当性をぶつける本と本。互いに必死なのはなぜか。誤植と断じられた者は「焚書」、業火に焼べられ骨しか残らないからである。表題作他7編収録。最注目の作家が凶暴な想像力を解放して紡いだ、妖しく美しい悪夢の如き物語たちがここに。
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Posted by ブクログ
不気味さより、美しさが勝る装画 タイトルも色味も好き 7つの嘘の形、虚構や隠蔽 或いは恐怖と儚さの短編集 どの物語も表題作になり得る程 完成度が高い!! 特に『痛妃婚姻譚』は読んだ後余韻が凄まじく すぐに次の物語に進めなかった 表題作の『本の背骨が最後に残る』 7つの物語の始まりと最後を締める...続きを読む物語 この国では「本」とは物語を語る「人」そのもの タイトルが本の名前となる その人の着飾る物、化粧等を装丁と呼ぶ 一般的な「本」は「肺を持たぬ本」と呼ばれる 稀に誤植が見つかる その場合は本同士が向かい合い 物語の正しさを論じ合う それを「版重ね」という それを裁く者を「校正使」という 負けた方は焼かれ、最後に残るのは 「本」の背骨である 「本」とは命と人生そのもの、 焼かれるそのときまで美しい 故に人は憧れる「本」になりたいと 「版重ね」に魅入られていく・・・ やはり表題作というだけあってインパクト抜群 おぞましいが、物語に引き込まれる 独特の余白や頁数の位置 装丁や内容も含め、 あたかも。この本自体が読める芸術品のよう
めっちゃ好き。残酷で救いがなのに、隙のない美しい文体に否応無しに惹き込まれます。斜線堂先生、生まれてきて、文を書いてくださってありがとうございます。
"本を焼く者は、やがて人も焼くようになる"という言葉は学生の頃知って非常に印象に残っている。この表題作も、もしかしたらその言葉から生まれたのではないかなと思えた。 どの作品も残酷で、救いがないようにも思えるが、魅力的。
とても独特な世界観の短編集で引き込まれた。ホラーものや切ない恋愛話もあり、刺激的。「本」の話している姿が鮮明に想像できる表現。
タイトルと表紙に一目惚れして購入した記憶。人魚姫や白雪姫などお伽噺の新解釈を交え、あの作品のパロディに始まり、細部に至るまで耽美的かつ幻想的な短編の数々。
美しいという表現が1番合う気がします。 とにかくきれいな世界観。 そして独特でグロくて幻想的で残酷。 特に好きだったもの2つを紹介します⬇️ ⚪︎本の背骨が最後に残る 「本を焼くのが最上の娯楽であるように、人を焼くことも至上の愉悦であった。」 最初から引き込まれていきました。 いや、「その本は盲...続きを読む目だった」って何!?って最初に思いましたよ…。発想が天才すぎるー…。 版重ねの愉悦を人々が知ってしまうってなんか恐ろしいけど、その国では「普通」であって、みんなが楽しんでいるのかぁ…と思うと余計恐ろしいです…。 十のキャラがめっちゃ好きでした。 「本は背骨が最後に形成る」も面白かったです。 ⚪︎痛姫婚姻譚 うわーー。好きですね。。。。 石榴と孔雀が尊い((((言い方 石榴めっちゃかっこいい……泣 読んでください(え
初めから終わりまで斜線堂有紀が詰まってた。幻想文学なのかな……? 生きた本しかいない国で本が正しい本を争う表題作と「本は背骨が最初に形成る」はクるものがある。お気に入りは、痛みを引き受ける姫と舞踏会のお話「痛妃婚姻譚」。
一体何を食べたらこんな物語を生み出すことができるんですか????? 表題作でまず鷲掴みにされ、この設定だけで長編1冊書けるであろうものを…短編集として何の惜しげもなく繰り出される激烈な異世界に、焼き尽くされたような読後感です。 『デウス・エクス・セラピー』は映画シャッターアイランドをちょっと思い出し...続きを読むたな。あとは『ドッペル・イェーガー』が印象に残っています。二重三重の深層が描かれていて、なんともいえない後味。 全編”これは一体何だったんだ…”という、イヤミスともホラーとも言えるような、不完全な結末を迎えつつも、この本の表紙と裏表紙が「十の物語」で綴じられていることで完成してしまう…成ってしまってる…と頭を抱えました。はーーー2024年最後にとんでもない作品に出会ってしまった。
独特、別の世界に引き込まれる感覚で読みました。 イメージで語るのであれば、ホラー、残酷、といった言葉だけでは説明が足らず、そこに美しさが加わるような印象。 気づいたらページを捲る手が止まらずに読み終えました。
大好きです 痛いのに美しいお話が詰め込まれた本 どの話もどうしようもなく惹き込まれた。四の五の言わずに一度読んでみて欲しい。
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本の背骨が最後に残る
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斜線堂有紀
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