作品一覧 2022/03/28更新 かれが最後に書いた本 試し読み フォロー 最後の読書(新潮文庫) 試し読み フォロー 小さなメディアの必要 無料あり 試し読み フォロー 読書と日本人 試し読み フォロー 花森安治伝―日本の暮しをかえた男― 試し読み フォロー 本はどのように消えてゆくのか 無料あり 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 津野海太郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 花森安治伝―日本の暮しをかえた男― 津野海太郎 ずいぶん前に 途中まで読んで そのまま であった一冊です 改めて 再読し始めたのですが いゃあ これは 凄い 花森安治さんという 一人の生きてきた軌跡から その時々の時代の様子、雰囲気が 紙面から湧き上がってくる 「風土」ではありませんが その時代であったからこそ その人物(安森さん)が行動した...続きを読むこと その時代があったからこそ その人物が次なる行動にのめりこんでいったこと その 一つ一つが ありありと 想像できてしまう 改めて 津野海太郎さんの筆力に 脱帽です Posted by ブクログ 読書と日本人 津野海太郎 読書の方法として、小説読み と 学者読み のふたつの読み方がそれぞれどのように発展してきたのか。 また、本の種類として、固い本 と 柔らかい本のふたつに分けて主に20世紀以降どのようにしてそれぞれの本が扱われてきたのか。 日本の歴史に沿って日本人と読書の関係性に迫る本。 筆者の謙虚な姿勢もあってか...続きを読む、読み進めやすい一冊でした。 それにしても、二宮尊徳は街灯もない山道でどうやって本を読んでいたのか…。 Posted by ブクログ 最後の読書(新潮文庫) 津野海太郎 幼少期から本に親しみ、編集者として本を作り読み続けていた著者が、老い先短いと自覚する年齢に達した今現在の読書について考察するエッセイ集。自らの経験だけではなく、知己や読書を通じて知った人たちなどが、どのように読書に親しんでいたかを本の中に書かれたことから読み解き、また、それを自分の過去の経験と重ね、...続きを読む新しい発見をしてゆくという読書。まさに読書の醍醐味ですね。多くの本が紹介され、ブックガイドとしても楽しめます。 Posted by ブクログ 読書と日本人 津野海太郎 「出版と権力」を読んだ後、同じ本を読んだ友人から「なぜ、いま若い人は本を読まないのだろう?」という、おっさん臭い質問をされ、若い人=本を読まない、って決めつけについて異議申し立てをして、お互い主観的な噛み合ないディベートになったのですが、そういえば、NHK Eテレのswitchインタビュー、鈴木敏夫...続きを読む×津野海太郎の回で紹介されていた本書、積読のままだったな、と思い出して開いたら、まさにジャストミートでした。「出版と権力」も講談社110年の歴史で出版という産業を語る大きなモノサシでしたが、この本は九世紀の初めの菅原道真の「書斎記」、そして13歳の少女が「源氏物語」を読みふける様を記した十一世紀の「更級日記」、ふたつの始まりから〈読書〉という行為を巡る物語でスケールが大きい。そのなかでも二十世紀が〈読書の黄金時代〉という特殊な時代なんだ、という主張が、とても腑に落ちます。「だれであれ本を読むということは基本的にいいことなのだ」という常識、これって長い間かかって育まれたものであり、それが今後、常識じゃなくなっていく…早速、友人に、読むように伝えました。長い歴史、各方面からの視点、ざっくばらんな文体、まるで津野さんが隣で話してくれているような新書でした。 Posted by ブクログ 読書と日本人 津野海太郎 平安時代から現代にかけての、日本の読書史。菅原道真と菅原孝標女との読書風景の対比が描かれた第1章から、引き込まれた。出版業界の構造不況が言われて久しいが、そもそも不況前の「読書の黄金時代」が、読書史全体の中でいかに特異な時期であったかがよくわかる。本のこれからを考える手がかりとなる1冊。 Posted by ブクログ 津野海太郎のレビューをもっと見る