作品一覧

  • 生きるための読書
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    「老化につれて狭くなった私の世界の外で、新しく魅力的な知的世界が着実に築かれつつあるらしい」――ではこれを生きるための読書、「最後の勉強」の対象にしてみたらどうだろう。伊藤亜紗、斎藤幸平、森田真生、小川さやか、千葉雅也、藤原辰史……若い世代の知性にふれ、学んでゆく喜びをいきいきと綴った読書エッセイ。
  • かれが最後に書いた本
    値引きあり
    3.7
    1巻1,617円 (税込)
    世界をおおった未曾有の蟄居の日々、友だちはあっちの世界に仲間入り。でも、本を開けばまた会える。かれらとのつながりは、いまのほうがつよく感じられる。樹木希林、鶴見俊輔、池内紀、橋本治、和田誠、加藤典洋、古井由吉、坪内祐三、平野甲賀……ページのむこうにある記憶の重なり。希代の本読みの読書案内、しみじみと完結。
  • 最後の読書(新潮文庫)
    値引きあり
    3.8
    1巻485円 (税込)
    目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!(解説・鈴木敏夫)
  • 読書と日本人
    4.1
    「本はだまってひとりで読む、自発的に、たいていは自分の部屋で」。私たちがごく当たり前に「読書」と名づけてきたこの行為は、いつ頃生まれ、どのように変化してきたのだろうか? 菅原道真の時代から、まだ見ぬ未来へ。書き手・読み手・編集者として〈読書の黄金時代〉の真っ只中を駆け抜けてきた著者による、渾身の読書論!

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  • 花森安治伝―日本の暮しをかえた男―
    値引きあり
    3.8
    1巻515円 (税込)
    全盛期には100万部を超えた国民雑誌『暮しの手帖』。社長・大橋鎭子(しずこ)と共に会社を立ち上げた創刊編集長・花森安治は天才的な男だった。高校時代から発揮した斬新なデザイン術、会う人の度肝を抜く「女装」、家を一軒燃やした「商品テスト」。ひとつの雑誌が庶民の生活を変え、新しい時代をつくった。その裏には、花森のある決意が隠されていた――。66年の伝説的生涯に迫る渾身の評伝。 ※新潮文庫に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 小さなメディアの必要
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 本はどのように消えてゆくのか
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 読書と日本人

    Posted by ブクログ

    津野海太郎の力作

    日本に読書史がないはまさにその通りで、活字離れを調べていると科学的または歴史的な文献が少ないことがよくわかると思います。この本に出会うまで日本人がなぜ識字率の高い民族として成り立ってきたのか、そもそも日本人で本が読まれたのっていつからといった起源に関することまでわからない人が多いのが現実だと思います。
    それらを文献を辿り調べるにあたり、たとえエッセイであったとしても、形にするのにどれだけの時間がかかっただろうかと考えると途轍もない力作であっただろうと感じます。
    これを書いた作者、津野海太郎にはただただ感謝します。
    ぜひ時間をかけて読んでいただきたいです。

    0
    2024年12月14日
  • 花森安治伝―日本の暮しをかえた男―

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に 途中まで読んで そのまま
    であった一冊です

    改めて 再読し始めたのですが
    いゃあ これは 凄い
    花森安治さんという
    一人の生きてきた軌跡から
    その時々の時代の様子、雰囲気が
    紙面から湧き上がってくる

    「風土」ではありませんが
    その時代であったからこそ
    その人物(安森さん)が行動したこと
    その時代があったからこそ
    その人物が次なる行動にのめりこんでいったこと

    その 一つ一つが
    ありありと 想像できてしまう

    改めて 津野海太郎さんの筆力に
    脱帽です

    0
    2024年02月15日
  • 読書と日本人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書の方法として、小説読み と 学者読み のふたつの読み方がそれぞれどのように発展してきたのか。
    また、本の種類として、固い本 と 柔らかい本のふたつに分けて主に20世紀以降どのようにしてそれぞれの本が扱われてきたのか。
    日本の歴史に沿って日本人と読書の関係性に迫る本。

    筆者の謙虚な姿勢もあってか、読み進めやすい一冊でした。

    それにしても、二宮尊徳は街灯もない山道でどうやって本を読んでいたのか…。

    0
    2022年10月13日
  • 最後の読書(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    幼少期から本に親しみ、編集者として本を作り読み続けていた著者が、老い先短いと自覚する年齢に達した今現在の読書について考察するエッセイ集。自らの経験だけではなく、知己や読書を通じて知った人たちなどが、どのように読書に親しんでいたかを本の中に書かれたことから読み解き、また、それを自分の過去の経験と重ね、新しい発見をしてゆくという読書。まさに読書の醍醐味ですね。多くの本が紹介され、ブックガイドとしても楽しめます。

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    2022年08月20日
  • 読書と日本人

    Posted by ブクログ

    「出版と権力」を読んだ後、同じ本を読んだ友人から「なぜ、いま若い人は本を読まないのだろう?」という、おっさん臭い質問をされ、若い人=本を読まない、って決めつけについて異議申し立てをして、お互い主観的な噛み合ないディベートになったのですが、そういえば、NHK Eテレのswitchインタビュー、鈴木敏夫×津野海太郎の回で紹介されていた本書、積読のままだったな、と思い出して開いたら、まさにジャストミートでした。「出版と権力」も講談社110年の歴史で出版という産業を語る大きなモノサシでしたが、この本は九世紀の初めの菅原道真の「書斎記」、そして13歳の少女が「源氏物語」を読みふける様を記した十一世紀の「

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    2021年06月06日

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