最後の読書(新潮文庫)

最後の読書(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

4.0

目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!(解説・鈴木敏夫)

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最後の読書(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    80歳まぎわ。視力、体力、脳力(とくに記憶力)の衰えを感じながら、本を読む日々。それにまつわる17章の連続エッセイ。とくに、瀬田貞二、山田稔、メー・サートンが登場する章が印象に残った。
    視力の章では、津野自身が編集した伝説の雑誌『ワンダーランド』の話が出てくる。当時はカッコよいと思い、小さな活字をぎ

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    幼少期から本に親しみ、編集者として本を作り読み続けていた著者が、老い先短いと自覚する年齢に達した今現在の読書について考察するエッセイ集。自らの経験だけではなく、知己や読書を通じて知った人たちなどが、どのように読書に親しんでいたかを本の中に書かれたことから読み解き、また、それを自分の過去の経験と重ね、

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    本にまつわる
    素敵なエッセイはいい
    本を読む楽しみが
    しみじみと伝わってくる
    ましてや 
    あの「本読み」の
    津野海太郎さん

    登場する
    作家、書籍、エトセトラが
    ひとつひとつ
    興味深い

    一回目は初めから
    再読は 気になって付箋をつけたところから
    本を読む楽しみが満載です

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

     今年最初の読書のタイトルが『最後の読書』というのは、もちろん狙ったところもある。ただ、それ以上に感じるところもあってさ。編集者、演劇人とのことだけど、齢80になろうとする時期に、読書周辺での年齢からくる苦労など、あれこれというのがね。なんとなく最近年取ってきたなぁという自分の親を観る視点と重なった

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    歳をとると、自然に体の各機能が衰えてくる。読書を呼吸することと同様に、当たり前のこととして生きてきた人間にとって視力の衰えはしんどい。記憶力も低下してくるというのも困りごとの一つになる。こんなこともありつつ、読書家の老年期をどう過ごすのかを思い綴った本。蔵書の行く末も悩みどころ。いずれは訪れるであろ

    0
    2022年06月08日

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