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Posted by ブクログ
単行本は2013年刊。もとは季刊「考える人」連載(2010年夏号~12年秋号)。
雑誌「暮しの手帖」の名編集長、花森安治(1911-1978)の評伝。文庫で426ページ。
労作。読み甲斐もある。でも、いかんせん、書かれている情報が細かすぎて、花森安治のあの魅力、あのセンスのよさ、あのユニークさがなかなか浮かび上がってこない。(敗戦までのことが、全体の半分強を占めているが、もっと短くてよかったようにも思う。だって、それまで「暮しの手帖」はおあずけなんだもん。)
Historical If は使っちゃダメよ、とはよく言われるが、でも、花森安治の場合は、どうしてもそれを考えてしまう。もし彼がいなければ、そして「暮しの手帖」がなかったら、戦後の日本はどうなっていたろう。心に潤いや余裕のない社会になってしまっていたのではないのかな。
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