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万亀は本を読むのが好きなだけの平凡な女の子。しかし突然の父の死と戦争の始まりによって、彼女の人生は否応なく時代の流れに巻き込まれてしまう。進学、就職、結婚という人生の岐路において、常に夢や希望を現実に押しつぶされつつも、読書を心の支えに懸命に自分の人生を生き抜いた万亀。著者自身の母親をモデルに、一人の文学少女の半生と昭和という時代を描いた力作長編小説。
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Posted by ブクログ
日本史やってないから時代背景が絡む話はなるべく避けてるんだけど、これはすごく自然に読めた。 主人公の生き方も感じ方も、結婚への憧れと仕事の狭間で絶望しそうな今の私と全く一緒じゃないか…。しかもそれでも約20年前に書かれたものとは。いつの時代も女性が悩み苦しむことなんて同じという。これは作者が巧妙と言...続きを読むわざるを得ない。感服。
たぶん林さん自身をモデルにした、信州の田舎に生まれた主人公の半生をその時代に流行していたりした本を通して描いていっている作品 林真理子さんはエッセイや恋愛もののイメージがあるけど、この作品は隠れた名作だと思う。 あと関係ないけど美容室に行って雑誌のエッセイのページ開いて最後まで読むのは林真理子...続きを読むと村上春樹の村上ラヂオくらいしかない。
ストーリを予測していくにあたり、期待を裏切られることが多くありました。いい本です。 私も万亀と同じく、普通に結婚をして普通に生きていくのが、嫌で嫌で…人と違うような道を生きられればと思っているけれども、結局何も出来ないでいます。 万亀の結末は…幸せなのかもしれません。でも、私は万亀とは違う選択肢を...続きを読む選びたい。…そんな希望はもっているけれどもやっぱり何も出来ない、結局は両親に従ってしまいます。 太宰治の『斜陽』を読んでみたくなりました。
林真理子ファンとして、最もオススメの本。エッセイの面白さとは一味違った林真理子の小説の醍醐味を!林さんのお母様がモデルの主人公がいきいきと描かれている傑作!!
筆者である林真理子さんのお母さんをモデルにした「万亀」の、大正から戦争直後までの半生を描いた小説。この時代、女性は古い家族制度のしがらみに囚われ、自由に生きる事が難しい時代だった。特に主人公は高い教育を受け、母をはじめ周囲から期待をかけられていたが、本人は本当はただ本を読んで過ごしたいのが夢。そのギ...続きを読むャップに大変苦しんだ事だろう。 その都度運命に翻弄され、自分の思う様に生きられなくとも、彼女には本があった。自分は色々な夢を諦めたけれど、本の持つ豊かな世界、本を読む楽しさを人に伝える事は出来る。 結局主人公は古書店を営む事になるのだが、本に関わり、本を通して世の中の役に立てるとしたら、この小説に描かれた彼女の迷いや葛藤も、報われたのでは無いだろうか? 色々な意味でしがらみに囚われ、生きづらさを抱えている人には、大いに共感出来る一冊だと思います。
大正から昭和にかけて生きた物心ついた頃から30代までのある女の人の話。各章はその人が読んだ本の名前で構成されていて、それが良くその人の人生を表しているらしい。戦争がどれだけ人を不幸にするかも分かる小説。しがらみに囚われてるなーって感じる人におすすめ!
マリコさんのお母様をモデルにした文学少女の半生を、戦前から戦後直後の昭和という時代にのせて描いた物語です。 今私が生きている時代は、職業は自由だし、本を読むこと勉強することは奨励され、更に背が高いことが障害になるなんてありえません。 が、そうではない時代がありました。それが本書の舞台です。 時代...続きを読むや家族やいろいろなものに阻まれながらも本に支えられながらひたむきに生きる姿には感動しました。 だから最後に主人公が古本屋を職業として選ぶところがとてもうれしくて、それが実話であると思うと更に感動~ 「林真理子」という作家は、このような母や祖母が下地となって生まれてきたんだ!と思うとファンとしては感慨深い気持ちになりました。 また、「いつもいい子でいなければならない」という強迫観念にも似たおもいにも共感しました。 私は親にのびのび育ててもらったと思うのだけど、それでも長女という気負いがあって、私なりに優等生にならなければ、という気持ちはいつもありましたから。 そういう意味で共感する人は多いんじゃないかなあ。 だから、本屋さんになるところが余計にうれしかったのかもしれません。。 あっそれと、主人公がその時読んでた本のタイトルを章のタイトルにしてて、凝ってる、というかおしゃれ~♪って思ってしまった。 太宰の斜陽とか読んでみたくなりました。 また積読リストが増えるな。
林真理子の小説は、距離の取り方がとても不思議。エッセイを書いているような奇妙な距離感が物語との間にある。自分が生み出している物語なのに、それをどこからか客観的に眺めている自分がいるような。そんな小説な気がする。私はそのグレーの溝、みたいなものが気になって気になってしょうがなかった。なんでこの人、自分...続きを読むの小説で、しかもお母さんがモデルで、自身も相当移入しながら書いているはずなのにこんなに距離感を取りながら書いているのか、みたいな。その距離がなんだか、もどかしいもので、だからグレーって感じなんだけれども。不思議な小説だった。しかし、共感の波はこれまた凄い。時代とか関係ない。まっすぐに響く共感。
著者のお母さまがモデルになっている作品とのこと。 本を読むのが好きな女性にとっては、ついつい手にとってしまうタイトルですね。そのものズバリで。 学がありすぎる、身長が高すぎる、で婚期をのがしてしまったり、親だから、兄だからといって、頼る。いつの時代も変わらない事ですよね・・ 結婚しそびれた年下男性の...続きを読む言った、 本を読んでる人の話は面白い、心が優しい、 というのは、自分の友人たちを思うとその通りだと思います。もっと本読まなきゃ!
昭和の激動期を本と共に生きた著者の母親をモデルにした作品。 またやっちゃった。この本、読んだことあったよ。 でも面白かったです。
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