本を読む女

本を読む女

539円 (税込)

2pt

万亀は本を読むのが好きなだけの平凡な女の子。しかし突然の父の死と戦争の始まりによって、彼女の人生は否応なく時代の流れに巻き込まれてしまう。進学、就職、結婚という人生の岐路において、常に夢や希望を現実に押しつぶされつつも、読書を心の支えに懸命に自分の人生を生き抜いた万亀。著者自身の母親をモデルに、一人の文学少女の半生と昭和という時代を描いた力作長編小説。

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本を読む女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本史やってないから時代背景が絡む話はなるべく避けてるんだけど、これはすごく自然に読めた。
    主人公の生き方も感じ方も、結婚への憧れと仕事の狭間で絶望しそうな今の私と全く一緒じゃないか…。しかもそれでも約20年前に書かれたものとは。いつの時代も女性が悩み苦しむことなんて同じという。これは作者が巧妙と言

    0
    2014年06月25日

    Posted by ブクログ

    たぶん林さん自身をモデルにした、信州の田舎に生まれた主人公の半生をその時代に流行していたりした本を通して描いていっている作品

    林真理子さんはエッセイや恋愛もののイメージがあるけど、この作品は隠れた名作だと思う。


    あと関係ないけど美容室に行って雑誌のエッセイのページ開いて最後まで読むのは林真理子

    0
    2010年04月27日

    Posted by ブクログ

    ストーリを予測していくにあたり、期待を裏切られることが多くありました。いい本です。

    私も万亀と同じく、普通に結婚をして普通に生きていくのが、嫌で嫌で…人と違うような道を生きられればと思っているけれども、結局何も出来ないでいます。
    万亀の結末は…幸せなのかもしれません。でも、私は万亀とは違う選択肢を

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    林真理子ファンとして、最もオススメの本。エッセイの面白さとは一味違った林真理子の小説の醍醐味を!林さんのお母様がモデルの主人公がいきいきと描かれている傑作!!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    筆者である林真理子さんのお母さんをモデルにした「万亀」の、大正から戦争直後までの半生を描いた小説。この時代、女性は古い家族制度のしがらみに囚われ、自由に生きる事が難しい時代だった。特に主人公は高い教育を受け、母をはじめ周囲から期待をかけられていたが、本人は本当はただ本を読んで過ごしたいのが夢。そのギ

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    大正から昭和にかけて生きた物心ついた頃から30代までのある女の人の話。各章はその人が読んだ本の名前で構成されていて、それが良くその人の人生を表しているらしい。戦争がどれだけ人を不幸にするかも分かる小説。しがらみに囚われてるなーって感じる人におすすめ!

    0
    2020年01月22日

    Posted by ブクログ

    マリコさんのお母様をモデルにした文学少女の半生を、戦前から戦後直後の昭和という時代にのせて描いた物語です。

    今私が生きている時代は、職業は自由だし、本を読むこと勉強することは奨励され、更に背が高いことが障害になるなんてありえません。
    が、そうではない時代がありました。それが本書の舞台です。

    時代

    0
    2016年07月18日

    Posted by ブクログ

    林真理子の小説は、距離の取り方がとても不思議。エッセイを書いているような奇妙な距離感が物語との間にある。自分が生み出している物語なのに、それをどこからか客観的に眺めている自分がいるような。そんな小説な気がする。私はそのグレーの溝、みたいなものが気になって気になってしょうがなかった。なんでこの人、自分

    0
    2014年01月27日

    Posted by ブクログ

    著者のお母さまがモデルになっている作品とのこと。
    本を読むのが好きな女性にとっては、ついつい手にとってしまうタイトルですね。そのものズバリで。
    学がありすぎる、身長が高すぎる、で婚期をのがしてしまったり、親だから、兄だからといって、頼る。いつの時代も変わらない事ですよね・・
    結婚しそびれた年下男性の

    0
    2012年02月07日

    Posted by ブクログ

    昭和の激動期を本と共に生きた著者の母親をモデルにした作品。


    またやっちゃった。この本、読んだことあったよ。
    でも面白かったです。

    0
    2010年04月23日

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