ほんのささやかなこと

ほんのささやかなこと

2,420円 (税込)

12pt

1985年、アイルランドの小さな町。寒さが厳しくなり石炭の販売に忙しいビル・ファーロングは、町が見て見ぬふりをしていた女子修道院の〝秘密″を目撃し――優しく静謐な文体で多くの読者に愛される現代アイルランド文学の旗手が贈る、史実に基づいた傑作中篇

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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ほんのささやかなこと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんだろう。読み終えた時は、そこで終わるのという感じだったが、少しづつなんとも言えない気持ちになってきた。
    これからが大変になるのは目に見えるだけに、とても心に刺さる小説でした

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。映画も楽しみ。『青い野を歩く』、「コット、はじまりの夏」、「マグダレンの祈り」にも触れたい。

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    どの社会も抱えているような暗部とそれに向き合う人間のあり方を、言葉少なでシンプルなストーリーに凝縮させて提示している。作品としての完成度がすごい。ただ訳文に日本語としてゴツゴツしている部分が散見されやや違和感があった。(有名な訳者のものなので、原文のテイストに合わせた意図的なものかもしれないが)。

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    『ウェクスフォード県のニューロスの町では、煙突が煙を吐きだし、それが薄く流れてもわもわと長くたなびき、埠頭のあたりで霧消する時季になると、じきに雨が降り、バロー川はスタウトビールほど黒く濁って水嵩を増した。町の人びとの大半はため息をつきながらこの悪天に耐えた』―『第一章』

    ふわふわと思考は漂ってゆ

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    世界の中に、このようなものの感じ方をする人間がいて、それを小説として世に出してくれて、極東の国で翻訳され、噛み締めることができる、という奇跡。

    さらに映画化もされ、来年公開されるという。
    昨年見た映画「コット、はじまりの夏」の原作者だと知って、膝を打った。いい映画だった。親からの愛を感じられない少

    1
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    著者の名は知らなかったが、役者の鴻巣友季子さんのお名前に見覚えがあったので手に取った。思っていた以上の良書。私が訪れたアイルランドはよく晴れた空にミモザがここにもそこにも咲溢れていたが、この小説からは薄暗い曇り空と寒風を感じる。身近な人の愛情に育てられた主人公が、自らの手で掴み取った平凡な幸せに飽き

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    ファーロングという男性が、不遇の女性(少女)のために行動を起こすのがよかった。そこに至るまでの彼の過去、現在を丁寧に中編にまとめているのもよかった。彼が未婚の母のもとに生まれながらもウィルソン夫人たちの加護のもとに育ったこと、家族を持てたことで問題意識をフラットに、熟慮することができたのも大きいので

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    アイルランドの小さな町で日々働いて一家を養う主人公ファーロング。彼の出自以外は退屈といってもいいくらいのささやかな日常生活が淡々と語られるのだけれど、どこか落ち着かないというか不穏なものを感じさせられる。
    最初はファーロング自身が抱える自分の来し方や将来への漠然とした不安なのかと思っていたが、それだ

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    「知ること」の大切さ。

    こんな話を聞いたことがある。
    関心のない国や土地については、地名は知っていても、地図で書いたり場所を指し示したりすることができない。つまり、自分の世界ではその土地がなかったことになっている。

    これは見事に自分に当てはまっていて、知っているつもりでいたこと恥ずかしく、また恐

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    著者はアイルランドの代表的な現代作家さんらしい。

    舞台はアイルランドのとある都市、1985年のクリスマス。
    ファーロングは父を知らぬ私生児として育ったものの、今は燃料店を切り盛りし、
    妻と五人の娘に恵まれている。
    ところが、クリスマスの直前、女子修道会に付属する施設で
    その実態を目の当たりにしてし

    0
    2024年12月20日

ほんのささやかなこと の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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