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「私の本で奇跡を起こしませんか?」書店員、取次、版元営業――本を届ける人々の愛と信念
中野区野方の独立書店〈さざなみブックス〉の店主・塔田しずくは新刊の配本を減らされ窮地に陥っていた。仕方なく代わりに置いたのは変わり者の高校生の蓮見純歌に頼まれた簡素なコピー本『ヴァージニア・ウルフの作り方』。この小説がささやかな奇跡を起こす
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Posted by ブクログ
パン、パン、パン、パパパパパーン!←この擬音、何?
「あの──私の小説で奇跡を起こしませんか?」
蓮見純歌著『ヴァージニア・ウルフの作り方』と記された個人誌。
しずく、書店経営。売り上げに困っている。母親から譲り受けた店。
純歌が置かせてくれと頼んできた同人の本。
母親、昔、自分の飼い猫を捨てた。粗相が多く、書店の品が汚れる。
ムーちゃん、しずくの1歳の娘。
ヴァージニアウルフは全く売れない。
表紙には、書店の陳列棚の脇で寝そべっている黒猫のモノクロ写真が使われていた。手書き風のタイトルも、箔押しが印象的だ。ひと目で本屋が舞台で、猫の出てくる話なのだとわかるのが売れているポイントなのだろうか。
→なんか、いつの間にか、売れてることになってる?
「本が消えてゆく世界で、行方不明になった猫を探す小説です。この作中に登場する猫の名前が──」 「ジニーなわけか」
〈さざなみブックス〉
木築誠。取次のないzineはうちとしては設けないが、社長にヴァージニアウルフの作り方を読んでみてくれ、と勧める。
しずく、売れないヴァージニアウルフの作り方を読んでみることに。
→木築誠視点とは時系列違うっぽいな。。わけわからなくなるから、こういうのやめてほしい。。
ヴァージニアの愛称、ジニー。
すでに世界から消えて久しいヴァージニア・ウルフの本だが、どうにか絶滅する前に何冊か保持していたのに。それが〈虫〉に食べられてしまった。
作中のジミーとトミの一致が多い。
これは、単なる創作ではないのでは? たぶん純歌は、トミの姿を小さい頃に見ていたのに違いない。 それで──でもおかしい。粗相のことを知っているのはなぜ? それに、猫のトイレの始末が母の当番だったことまで知っているものだろうか?
しずく、ヴァージニアウルフの作り方を絶対に売ってやると思う。純歌に相談し、表示を、変えることに。書店猫の写真に。
純歌、高校生。
この小説で、この本屋を救う。そう決めたとき、しずくはようやく澄江と和解できた気がした。そして、同時に澄江を恨んできた自分の幼さを許すこともできた。
→同人誌で本屋を救えるほど世の中甘くないのでは?と思ってしまったが、そこはフィクションだから仕方ないか。
本紹介のインフルエンサーのジニーに〈セーシン〉の木築から連絡。紹介して欲しい本。ヴァージニアウルフの作り方。
作中の猫がジニーと名付けられている理由は、どうやらヴァージニア・ウルフの本の上で寝そべっているから、という理由らしい。
→ヴァージニアウルフが元々知らなかった身としては、これを読む前は狼男的な話かと思ってた。。
「ジャンルは、何なんですか?」 「何でしょうね、ファンタジーのような気もするんですが、探偵小説のようでもあります。本が次々と〈虫〉に食べられてしまう世界で、〈木憶庫〉を運営するヒロイン姉妹のもとに人々が〈存在しない本〉を訪ねてくるんですよ」
ヴァージニアウルフがまだ一冊も売れていない視点と、売れてる視点が交互にくるの、微妙だと思うのだが。先がわかっては、どうせそのうち売れるんだろ、と思ってワクワク感がなくなる。
ヴァージニアウルフの作り方が初めて売れて、〈ノベルdeフリマ〉に参加しないかと誘われる。水無月に。
あれから25年、しずくは癌で入院。
水無月が訪ねてくる。
あのとき、ヴァージニアウルフの作り方のおかげで、〈ノベルdeフリマ〉の今がある。
純歌としずく、〈ノベルdeフリマ〉で売ったとき、はじめは全然売れなかった。
「この子を探しています」POP。
売れだす。
純歌「この小説──私と澄江さんとの、共作なんだ」
→だから、色々しずくの猫と付合があったのね。
しずくの母、純歌に本をプレゼント。純歌、代わりに小説書いた。それを母、手紙で感想。
純歌の創作活動を支えること、それが結果として娘との対話の代償行為になっていったのでは。
トミを逃がしてしまったのは、純歌だった。
て……。私はそのことがすごく悔やまれて、毎日トミちゃんを探して回ったんだ。そうしたら、澄江さんが、『そんなに悔やまないで。それより、トミのことを、小説に書いてよ』って。
「でも私はまだ文章力も構想力も拙いから、自信がなくて。そうしたら澄江さんが、じゃあ一緒に書こうよって。それで構想を澄江さんが練って、初稿を私が仕上げて、ジニーの特徴をとくに丹念に澄江さんが足していって──って感じかな。でも私はそうやって共同作業をしているうちに気づいたんだ。澄江さんは、これ、誰かに気持ちを伝えたくて一緒に書いてるんじゃないかって」
しずくに。
「澄江さんは猫のことで、噓をついたんでしょ? 捨てたって」 「ええ」 「それはしずくさんがドアを開けたまま学校へ行った自分を責めないで済むようにっていう配慮だったんだと思うけど、結果的に親子の溝が深まってしまった、間違った方法だったって……私によく話してたから」
「……私、てっきり母はトミの死体を発見したのかと思ったんです」 「え……死体? どうして?」 「枕元に猫の牙のようなものがあったので」
水無月は目を細めた。 「じつはずっと黙っていたんですが、僕にとっては『ヴァージニア・ウルフの作り方』はすごく個人的な意味のある小説だったんですよ」
子供の頃、猫がやってきた。
その猫、みすず書房のヴァージニアウルフの本をひっかけてその上で寝るのが好き。
トミだとしずくは思った。
牙は、トミが戻ってきて、命をひきとったのでは?
純歌は10:年前に亡くなった。
純歌、車の事故でなくなった。
ブレーキきかなくなり。
ドラレコ「あーやれやれ、やれんそーらん、と」←?
慎重になるときの純歌のおまじない。
秋奈、ナイフをイベントに持って行く。
健一、本を買って帰る。秋奈には会わずに。
木築、奇跡を起こしたい。
ヴァージニアウルフの作り方、初版部3万で正式に売られることに。
しずくに、純歌の娘が会いに来る。
ヴァージニアウルフの作り方のヒロインと同じ名前。潤芙。
静夢、しずかの娘。
静夢、書店を引き継いだ。ムーちゃん。
静夢、もう病気で意識の薄い母に会いに行く。
最後、ヴァージニアウルフの作り方のラストで終わる。そこはよくわからなかったが。。なんとなく、文学的なものを感じた。文章は文学的でいい部分はいいのだが、多少くどさもありそこは傷かな、とも思ったが。。
→広義のミステリーかな。
純歌が母と通じてたところからの展開がいい。それまではファンタジーなのか、ただの純文学なのか不安だった。
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