あの日、タワマンで君と

あの日、タワマンで君と

1,782円 (税込)

8pt

かつてない、タワマン文学×恋愛ミステリ!

山下創一は配達員をしながら日々を食いつないでいる。ある日、高級レストランから料理を届ける仕事が入った。依頼人は六本木でもっとも高いタワーマンションの最上階に住む多和田という男で、創一が到着すると、強引に部屋に上がらせた。戸惑う創一だったが、窓の外に広がる地上47階の景色に心を奪われてしまう。さらに、そこに現れた人物に驚く。それは高校時代、密かに想いを寄せていた静香だった。リビングに入ってきた女は「玲良」と名乗り、多和田は自分の婚約者だと紹介した――。
配達員の登録番号「4443番」にちなみ「ヨミ」と名付けられた創一は、金を持て余している多和田の享楽的で奔放な言動に振り回されながらも、誘われるままタワマンに通う。やがて玲良との距離も縮まりだしたころ、多和田は唐突にヨミと自分の「入れ替わり」を提案した。この暮らしを、この景色を自分のものにできるならと交換生活を受けいれたヨミに、多和田は告げる。「約束してくれ。このタワマンから絶対に一歩も出ないこと」。そして、三人の関係は大きく歪み始めるのだった。
彼らのあいだに隠された秘密とは? 太陽にもっとも近い虚飾の密室で起きる恋愛ミステリ。

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あの日、タワマンで君と のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    配達員をしながら細々と生活をしている青年がある日タワマンへ配達したら強引な家主と知合い、ある日家主から自身と入れ替わりを提案される。
    タワマンや、溢れるお金があるからこその事件が起こるが、最後のタワマン×恋愛はかなり意外。

    1
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    お金と自由のバランスを再認識できた小説。

    お金と自由の感覚の方が個人的には深く考えさせられました。
    自分の中の世の中の仕組みが氷解させられた気がしました。

    また、小説の「あの日、タワマンで君と」の意味を知ると納得させられる小説でもありました。
    今までにないミステリーが含まれていて面白く、文章自体

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    20代後半を迎えた青年がある日偶然高校時代に思いを寄せていた女性と再会し、そこから始まる物語

    読み終えたあと表紙を改めて見返して
    「あの日、タワマンで君と」というタイトルが、たしかに相応しい作品だとしみじみ。

    作品を読み進めていて「映画の『 太陽がいっぱい』を思い出すようなキャラ設定だな」なんて

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    いろいろなご縁があってお迎えした一冊。

    見事に騙されました。
    まさかそっちだったなんて…

    と思いつつ、主人公の気持ちと行動に終始納得がいかなくて、、、ラストには驚きましたが、少しモヤっとしてしまいました。

    タワマン、一度は住んでみたい。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!
    タワマンのお金持ちと、しがないウー〇ーイーツの配達員の人生が交差する。
    配達に行ったそのタワマンで、高校時代の恋の相手を見つけてしまう主人公。
    タワマンの持ち主に何故か気に入られ、何度も呼ばれていくうちに、生活の交換を持ちかけられる…

    確かに登場人物が絶対関わりたくないくらいクレイ

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    自分とは全く関係のない世界に、入ってしまったときに、人はどうなるのだろう。自分だったら?とつい考えてしまった。後半読み始めてから、結末が気になって仕方なかった。そして予期せぬ結末に驚きながら、何故かホッとしたり。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    サブタイトルの意味ご分からないな〜と思いながら読み進めてたら、まさか最後でなるほどでした。最後も余韻を残しつつ綺麗にハッピーエンドでないところがいいなと思いました。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんでした。

    最後まで読んで、タイトルの意味がわかりました。少しだけ後味の悪い部分がありましたが、読み進めていくうちに伏線が回収されていくのは読んだて気持ちが良かったです。
    文章も読みやすく、一気に読めました。
    面白かったです。

    他の作品も読んでみようと思います。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    自分とはかけ離れた世界で、興味もあったからあっという間に読んでしまった。
    中盤から物語の展開に大きな変化があり、そこから一転二転と「え?そうだったの」となった。
    現実にはありえない話だが、読み終わったあとはしばらく、タワマンを見上げて余韻に浸っていた。

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    タワマン文学流行ってるの?と思ったら大賞があるらしい。タマワンを利用した入れ替わりミステリ。得体の知れないモノは、現代ではタワマンに巣食っているのかも。

    0
    2025年07月22日

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