小説作品一覧

  • 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 下 クラシックシリーズ12
    4.2
    謎の神社には、境内に日本経済復興の鍵となる発明が隠されていた。しかし、それは国家転覆を企む鬼芭阿諛子の切り札だった! 真実に一歩ずつ迫る岬美由紀に、復讐鬼と化した阿諛子が立ちはだかる──。美由紀は千里眼の宿命に決着をつけるべく、恒星天球教との最後の戦いに向かっていく! 著者渾身のエンタテインメント巨編が待望の完全版で登場。息もつかせぬ展開で描かれたクラシックシリーズ、ついに完結!!
  • 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 上 クラシックシリーズ12
    3.9
    「鬼芭阿諛子」なる人物が石川県の神社で宮司を務めている!? 神社に急行した岬美由紀は、そこでかつての師であり宿敵であった阿諛子の母・友里佐知子の日記を入手する。その日記には、驚愕の昭和裏面史=友里の過去が記されていた! 圧巻のスケールで描かれる激動の歴史。メフィスト・コンサルティング、ダビデ、マリオン・ベロガニアと友里の戦いが明らかになるクラシックシリーズ第12弾! すべての謎は今、白日の下に。
  • 千里眼 ブラッドタイプ 完全版 クラシックシリーズ11
    4.0
    「B型になるくらいなら、死んだほうがマシよ!」。血液型性格判断が過熱し、特にB型人間への差別・偏見が広がる中、白血病患者の女性が骨髄移植を拒んだ。日本では最大にして最強の迷信となっている血液型性格分類に、岬美由紀、嵯峨敏也、一ノ瀬恵梨香が立ち向かう! 彼女を救うため、「ないものをない」と証明する奇跡を起こせ!! 3大キャラクターが競演するクラシックシリーズ第11弾。『ブラッドタイプ』待望の電子書籍化!!
  • 千里眼 マジシャンの少女 完全版 クラシックシリーズ6
    3.9
    雪山で遭難事故が発生した。休暇で訪れていた岬美由紀は救出に向かうが、現場に人影はなく雪崩に呑み込まれてしまう。折しも東京都知事は、お台場の巨大カジノ建設計画を発表。オープニングセレモニーには天才マジシャン少女、里見沙希が出演していた。ショーが始まったその時、銃声が轟き、会場は武装集団に占拠されてしまう。彼らの真の目的とは? 最高のリーダビリティと称される、クラシックシリーズ第6弾!
  • 千里眼 ミドリの猿 完全版 クラシックシリーズ2
    3.7
    きみも緑色の猿を見たのかい? 嵯峨敏也と名乗る男にそう聞かれた瞬間から、女子高生の知美の存在は周囲から認識されず、母親からも拒絶されてしまう。彼は敵か味方か? 折しも国内では岬美由紀のある行動が原因で中国との全面戦争突入のタイムリミットが迫っていた。公安に追われながらメフィスト・コンサルティングに立ち向かう美由紀の活躍が、改稿の域を超え生まれ変わったクラシックシリーズ第2弾!
  • 戦慄(新潮文庫)
    NEW
    -
    1巻825円 (税込)
    福岡県で篠山照幸君が自宅を出たまま失踪した。四年後、火災死亡事件の現場から子供の骨が発見されたが、疑惑の三藤響子は完黙、裁判で無罪に。一方、同県で望月留美さん誘拐事件が発生。ノンフィクションノベルを執筆する前田は二つの事件を追う。照幸君が履いていた靴の謎、留美さんに声をかけた男、共通する地名、気味の悪い〈真相〉。実際の事件を基にした実話小説。『完黙の女』改題。
  • 戦慄のクトゥルフ神話 狂気の山脈
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【注 単行本に収録されているパロディ短編小説「陰気な山脈にて」は電子版には収録されておりません。ご了承ください】ロバート・ブロック(サイコ)、ギーガー(エイリアン)、菊地秀行(吸血鬼ハンターD)など、世界中のクリエイターに強い影響を与えた「クトゥルフ神話」。その原点小説『クトゥルフの呼び声』に勝るとも劣らない人気を誇り、映画化の噂も絶えない『狂気の山脈にて』を漫画化。各章末には、PHP研究所既刊『クトゥルフの呼び声』の解説やライトノベル『うちのメイドは不定形』の原案を担当したクトゥルフ神話研究の第一人者、森瀬繚氏による解説を掲載。

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  • 戦慄の魔薬<タイフーン>を掃滅せよ!(上)
    3.5
    海洋冒険小説の王者、クライブ・カッスラー最新刊。人体改造に関わる悪魔の物質の謎にカブリーヨたちが挑む! フィリピンの海上で反政府勢力の指導者ロクシンを護送中の船が奇襲され、衝撃的な事件が起きた。激しい銃撃戦によって絶命したかに見えた男が目の前で回復を遂げ、警察が茫然とするなか男は逃走する。満身創痍のはずがいったいなぜ? 一方タイでは窃盗品の美術品売買をめぐって密売業者の抗争が発生。カブリーヨは旧知の美術品鑑定家に依頼され、美術品の回収を請け負う 。追跡の末に彼らがたどりついたのはフィリピンの山中だった。しかしそこには逃走中のロクシンの姿が!
  • 戦慄の未解決ミステリー88 殺ったのは誰だ?
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 殺ったのは誰だ? ・住民の恐怖のドン底に陥れた正体不明のシリアルキラー ・物証のない重要容疑者、神隠しに遭ったように消えた少年少女 ・突如レーダーから消えた飛行機 ・海に漂う無人の幽霊船 ・被害者が残した謎のメッセージ、 ・陰謀論が囁かれる重大事件 真相が闇に葬られた世界の未解決事件88本! ■目次 ・第1章 殺ったのは誰だ?      殺人家族「ベンダー家」事件      オースティンの斧男事件      青ゲット殺人事件      グライムス姉妹殺人事件      大分みどり荘事件      ほか ・第2章 MISSING 消失      ノーフォーク連隊集団失踪事件      ニューヨーク州最高裁判事失踪事件      イタリア人天才物理学者失踪事件      ロックフェラー家御曹司失踪事件      赤城神社主婦失踪事件      ほか ・第3章 残された謎      宝の隠し場所を示した「ビール暗号」      メアリー・セレスト号事件      オーストリア皇太子情死事件      マックス・ヘッドルーム事件      売れっ子金融ライター飛び降り自殺事件      ほか ・第4章 陰謀の影      国鉄三大ミステリー1 下山事件      国鉄三大ミステリー2 三鷹事件      呪われたパン事件      クリントン元大統領夫妻の関係者47人が不可解な死を遂げている      アメリカ同事多発テロ事件自作自演説      ほか ■著者 鉄人ノンフィクション編集部 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 戦慄!まるプ業界用語辞典
    5.0
    汲めどもつきぬプロレス譚。獏の格闘技夢講座! プロレスとは男と女の人生を丸ごと見せる劇場であり、人生とはまるでプロレスだ。プロレスの大家がウンチクを傾ける! ――プロレスとは、人生そのものであり、人生とは、プロレスのごときものである、という真理に到達した偉大なる作家であり、比類なき冒険家である夢枕獏が、全人類に捧げる前代未聞の怪著。一読、眠れなくなる恐怖の物語、巨人のハートの意外な繊細さ等々。
  • 千里駒後日譚
    -
    1巻440円 (税込)
    川田瑞穂による作品。
  • 戦略課長
    3.9
    事なかれ主義で経営が悪化した上場企業に、メインバンクから取締役としてロボットが出向してきた!?予算5000万円の新規事業を任された新米課長・道明美穂は、ロボット取締役からさっそく事業計画書の作り直しを命じられるが……。はたして道明はこの事業を成功させ、業績を上げることができるのか、さらに恋人・吾郎との恋の行方は?「新規事業を成功させる3つの戦略」「ポートフォリオを使えば、事業リスクは減らせる」「事業を拡大するお金を上手に調達する方法」「賃料を上げて不動産投資を成功させる方法」「戦略を理解できれば、人生の勝者になれる」など、事業計画書や経営戦略の立て方から株や不動産投資の基本まで、投資のルールのすべてがわかる! 先が気になる、笑いと涙の投資戦略ノベル。運に任せた人生は、努力の効率が悪い。成功するために必要な知識を得て、戦略を立て、合理的に決断し、実行すれば人生は変わる!

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  • 戦略読書日記
    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    本質を抉りだす思考のセンス! 『ストーリーとしての競争戦略』の原点がここにある。 ──そもそも本書は普通の意味での「書評書」ではない。 書評という形式に仮託して、経営や戦略について 僕が大切だと考えることを全力全開で主張するという内容になっている。 ものごとの本質を抉り出すような本、僕の思考に大きな影響を与えた本を厳選し、 それらとの対話を通じて僕が受けた衝撃や知的興奮、発見や洞察を 読者の方々にお伝えしたい。 僕の個人的なセンスなり趣味嗜好に引きずられた話なので、 好みや体質に合わない方もいるだろう。 その辺、ご満足いただけるかどうかはお約束しかねる。 しかし、本書を読んでも「すぐに役立つビジネス・スキル」が 身につかないということだけはあらかじめお約束しておきたい。(「まえがき」より) 読んでは考え、考えては読む。 本との対話に明け暮れた挙句の果てに立ち上る、極私的普遍の世界。 楠木建の思考のセンスとスタイルが凝縮された1冊。 特別付録・ロングインタビュー「僕の読書スタイル」、付録・「読書録」付き。 【目次】 ■序章:時空間縦横無尽の疑似体験 『ストーリーとしての競争戦略』 楠木建著 ■第1章:疾走するセンス 『元祖テレビ屋大奮戦!』 井原高忠著 ■第2章:当然ですけど。当たり前ですけど」 『一勝九敗』 柳井正著 ■第3章:持続的競争優位の最強論理 『「バカな」と「なるほど」』 吉原英樹著 ■第4章:日本の「持ち味」を再考する 『日本の半導体40年』 菊池誠著 ■第5章:情報は少なめに、注意はたっぷりと 『スパークする思考』 内田和成著 ■第6章:「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の戦略思考 『最終戦争論』 石原莞爾著 ■第7章:経営人材を創る経営 『「日本の経営」を創る』 三枝匡、伊丹敬之著 ■第8章:暴走するセンス 『おそめ』 石井妙子著 ■第9章:殿堂入りの戦略ストーリー 『Hot Pepper ミラクル・ストーリー』 平尾勇司著 ■第10章:身も蓋もないがキレがある 『ストラテジストにさよならを』 広木隆著 ■第11章:並列から直列へ 『レコーディング・ダイエット 決定版』 岡田斗司夫著 ■第12章:俺の目を見ろ、何にも言うな 『プロフェッショナルマネジャー』 ハロルド・ジェニーン著 ■第13章:過剰に強烈な経営者との脳内対話 『成功はゴミ箱の中に』 レイ・クロック著 ■第14章:普遍にして不変の骨法 『映画はやくざなり』 笠原和夫著 …他、全21章
  • 川柳いろいろ 愛犬カールと綴る一日一句一万歩
    -
    1巻880円 (税込)
    日常を彩る川柳と絵が共振して生まれる、世界にたった一つの17音の物語。 愛媛県西予市を拠点に活躍する川柳作家・松本宗和が、初心時代ならびに58歳から再開し現在に至るまでの約2000句から300余句までの川柳作品を吟味精選し収録した第1句集。 「出会い」「再会」「そして今」「これからも」の4章構成。物事の真実を見極める冷静な目で詠まれた句群は、読者の心を真っ直ぐに捉えてはなさない。仕事に奮闘し、家族を愛し守り抜いてきた一人の喜怒哀楽の人生が鮮やかに浮かび上がる。 巻末には著者の特技である川柳画20点が4ページを飾り、味わい深い世界が広がる。サブタイトルの愛犬とのエピソードは「あとがき」で触れられており、作句活動に欠かせないウォーキングの良き相棒として紹介されている。 白鳥を待つ少年の紅い頬 素うどんを分解するとボクになる 坂道に父の答えが置いてある 食べてからまた泣いている通夜の席 握手するだけです票はあげません どの道も正解というラストラン 結果より努力をほめてくれる母 インタビュー泣くか笑うか決めてない 犬が来て心ひとつになる家族 春がきて一本増える笑い皺
  • 川柳うきよ鏡
    -
    「アパートに母は来ました女いた」──川柳は〈笑いの文芸〉であります。そして浮世のさまざまな出来事や人々の思いを映す「鏡」であります。俳名・変哲こと小沢昭一は幼少のみぎりより落語や川柳に親しみ、「役人の子はにぎにぎをよく覚え」などという有名句に唸っておりました。本書は著者が選者を務めている「小説新潮」誌への読者投稿句、九年分をまとめたものです。皮肉、諧謔は川柳の身上。大いに笑ってください。

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  • 川柳解体新書
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳は「川柳のこころ」によって表現された17音の定型詩。 その川柳の作品の生成に至る16の“まなざし”を通して腑分けし、川柳とは何かを浮き彫りにすることで作句能力の向上をはかる、まったく新しいタイプの川柳書。 川柳の上級者、中級者はもちろん、川柳のイロハを知る方であれば川柳の入門書としても読め、あなたの作句と鑑賞力を根底からジャンプアップさせる好著。
  • 川柳 風と組む
    -
    1巻880円 (税込)
    現代川柳界を代表する女性作家の一人で、茨城県川柳協会副会長・つくばね番傘川柳会創立会長を務める著者が、つくばね創立十周年を記念して編んだ句文集。 日々の暮らしが詠まれた川柳の中に自己主張、社会批判のエッセンスがキラリと光る。 《花筏こころまかせに風と組む》 《桃の花菜の花亡母はどのあたり》 《ひらがなの中で男を赦してる》 《パソコンに夢も家計も詰め込んで》 《いい妻を演じ切るのも義理のうち》 《夫をほめると洗濯が早くすむ》 《来年の母の日までに母になる》
  • 川柳句集 葦の言ノ葉
    -
    1巻880円 (税込)
    「葦のように儚いわたくしの句」と語る現役の数学教諭である著者が呟くように、囁くように、時に心に秘めた情念をぶつけるように己の弱さや葛藤を吐く、魂を揺さぶる一冊。 《目の前にあるものずっと探してる》 《吹っ切れて軌道に乗った四コマ目》 《昨日なら空いていたよと断られ》 《幸せの境界線が上下する》 《もう誰も追っては来ない氷点下》 《酒池肉林きっと長生き出来ないな》 《懸案事項死んでもスマホ離さない》 《拘り消えて背骨ゆるやか》 《白い息君の答えを待っている》
  • 川柳句集 ありがとう有り難う
    -
    1巻880円 (税込)
    時事川柳のエキスパートであり、川柳路吟社幹事、横浜文芸懇話会幹事等で活躍する待望の第4句集。 「冬の雨」「春日和」「夏景色」「秋遍路」の4章構成は「私の人生は、厳しい冬から始まった」と記す著者の人生と重ね、敢えてこの順に編まれた。 《胃に米がある幸せがイロハのイ》 《つまずいた石としばらく話し込み》 《生きざまは見られたくない足の裏》 《かあさんの顔を見たくて目をつむる》 《骨壺へもぐる最後の隠し芸》 《この指にとまって幸せだったかい》
  • 川柳句集 ありがとう たった一言
    -
    1巻880円 (税込)
    「川柳は人生を味付けする絶妙な胡椒のような調味料」と語る著者は福岡に生まれ、父の戦死、母親の再婚により日本各地を転々として育つ。 苦学の後、東京都職員として定年まで勤め、在職中に川柳を知る。現在とうきょうと川柳会副会長として活躍、また25歳から始めた裏千家茶道50年の茶人として指導者の育成に務める才人である。 「第一章 社会の中で」「第二章 人と生きる」「第三章 自然と共に」「第四章 自由吟」の4章構成。人と自然を愛し、社会の中で懸命に生きる著者の感謝の人生が投影された好著。 唇に近づいてみるやはり魔女 妻の手に触れて体操佳き日かな 喜寿ふたり朝も二人で物干し場 貧乏につらい夜です風もなし ゆっくりな自転の先に朝が来る 百年後蛍となって見たき世ぞ 居て普通たまに居ないと探してる 名月は誰にも均し銀散華 蟻んこにお前にも家あったんか ありがとうたった一言光る汗
  • 川柳句集 合わせ味噌
    -
    1巻880円 (税込)
    息をするように、歌をうたうように自然と生まれる著者の飾らない17音の旋律。淡々と喜怒哀楽が盛り込まれた人生の達人が詠む川柳。つくばね叢書シリーズとして刊行。 《回り道した分 花もたんと見た》 《頬ずりをしてから孫は近寄らぬ》 《ご先祖はイケメンだった肖像画》 《親の脛齧る前歯が生えてきた》 《クラス会僕が一番若いかな》 《ヒマだからなんていうのが来て困る》 《お別れと思って来たな見舞い客》 《やわらかい手だなお金は貸すまいぞ》 《清濁を合わせ味噌して老いの味》
  • 川柳句集 杏
    -
    1巻880円 (税込)
    「私にとっての川柳は、人間にとって大切な水のように必然であった文芸なのかと思えてきた」。川柳一族の一人として、川柳作家になるべき宿命を負ってこの世に生を受けた著者。16歳で作句活動をはじめ、学生生活、就職、結婚・・・とめまぐるしく変わる人生のステージで一時は川柳に遠ざかった時もあった。紆余曲折を経て、運命に導かれるように50代で再び川柳と巡り合ってからは、為すべき「業」を悟り、人間の裏の裏まで詠み尽くさんと赤き情熱を燃やす。「第一章 すりりんご」「第二章 走馬燈」「第三章 飛行機雲」「第四章 凪」の4章構成。 風邪で寝た時だけ貰うすりりんご 私の心緑に負けている 自分の目信じ自分の耳信じ いつまでも笑うモナリザの不気味 どん底を知った体が動じない 人生の苦労はいつか凪になり ライバルに慰められてムッとする 躓いた石を次には蹴り返し コート脱ぐ陽気疑わないで春 春という不思議に人は惑わされ
  • 川柳句集 苺一縁
    -
    1巻880円 (税込)
    地元・東京都練馬区でパティシエひと筋40年、腕利きのオーナーシェフは川柳作家だった! 前著「雨男晴男」から6年。人生は晴れのち雨、雨のち晴れを信条とし、どんな時にも前を向く著者による待望の第2句集。鋭い観察眼でウイットに富んだ川柳作品には定評がある。 本書は「川柳が楽しくて」「大阪大好き」「趣味に生きる」「アンダンテ事業継承~廃業から企業売却への道」の4章で構成され、第4章では令和4年にM&Aで店を売却、若き新オーナーに屋号とレシピを引き継ぐまでの奮闘の物語が川柳で綴られている。 「人のためにやっていると必ず神様が降りてきて事が成就するという経験を繰り返し感じてきた」(あとがきより)と振り返る著者。ライフワークとしての川柳、趣味の園芸や旅、アドバイザーとして継続するパティシエ活動など人生の第2幕が上がったばかりの著者は、現役時と変わらぬ多忙で充実した毎日を送っている。 「さようなら」は家族以外に言う言葉 ゴミ屋敷更地になって物足りぬ まあいいか座薬入った冷蔵庫 カウントダウン菓子屋人生あとわずか 生き甲斐のアクセル趣味に切り替える
  • 川柳句集 一本の道
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳まつやま吟社、愛媛県川柳文化連盟事務局長・理事などで活躍する著者が還暦を記念に編んだ第一句集。 易しい言葉で人生の機微を人間の喜怒哀楽を、日常生活を深く読む著者の句風は定評があり、十七音のポエムが読者の心に響く。 《息継ぎの下手な父だが沈まない》 《一本の道を人が歩いている》 《まっすぐに歩けば虹が見えるはず》 《消しゴムがあるから文字を間違える》 《三年も我慢したのは石の方》 《美人だと鏡も思うようになる》
  • 川柳句集 薄っぺら
    -
    1巻880円 (税込)
    天性の詩心と巻き込み力で、現代川柳に嵐を呼ぶ! 静岡が生んだ川柳界のホープ、待望の第1句集。30歳で脳内出血をわずらい、闘病のさなかに「真っ暗闇の中で私をプラス思考に導いてくれた」(「はじめがき」より)運命の一句に出合い、川柳を本気で志すことになった著者。主宰するホームページの掲示板にて全国の川柳作家の交流の場をつくりつつ、自ら軽やかに日本中の句会大会を駆け回る行動派。斬新な言葉選びと仕立て方は早くも「団石調」との呼び声も高い。一方で社会問題に斬り込むシリアスな作品もあり、著者の懐の深さが感じられる一冊。 《父ちゃんの朝一番が長すぎる》 《ご機嫌で帰ると妻は不機嫌だ》 《歯科助手の長いマツゲにあーんした》 《びしょ濡れの旗だ風にはなびかない》 《本当に泣いてしまった女優です》 《道化師が笑うああ痛いのだろう》 《消すために点ける炎よ赦されよ》
  • 川柳句集 うたかた
    -
    1巻880円 (税込)
    昭和3年に樺太に生まれ、終戦後の昭和22年に北海道に引き揚げて激動の時代を生き抜いてきた著者。その作品は、鋭い観察眼によって生まれた発想で、飾らない易しい言葉を用いて、人間の深層心理まで暴いていく。 「青年時代」「壮年期」「老境」という3章構成。“生きる証”として編まれた本書には、社会の矛盾や著者の喜怒哀楽の人生が投影され、読む人を感動に導く。あとがきは「私は、いま生きている。そして、川柳を創っている」の一行で締め括られている。 焼酎よ語り明かそう妻は留守 猫を抱く妻は不満に耐えている 満点をひらひらさせて孫が来る こんがりと焼けば悋気も愛らしい ハンドルの遊び程度の浮気です 記念日を忘れたらしい千鳥足 時は金ならば私は大富豪 先着の十名様に妻がいる 憎まれた頃が私の絶頂期 裏付けが無いのに取った鬼の首
  • 川柳句集 大倉山 発
    -
    1巻880円 (税込)
    密度の濃い社会体験、広く知り広く読み広く体験してきた男の骨格から生まれる十七音のポエム。 鋭い感性、上質なユーモアで社会をよむ、人間をよむ。待望の第1句集。 《抜け道も至るローマと書いてある》 《躓いた数もかぞえて歩数計》 《懐手影は両手を上げている》 《アニメなら描ける男の黙示録》 《豆を抱く莢の形は母に似る》 《花追えば花の都はビルの地下》 《カーナビに散骨場所も入れておく》 《七色を混ぜれば黒き虹の裏》 《冬靴に桜を見せてから仕舞い》
  • 川柳句集 起きあがり小法師-喜寿回想
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳歴60年、長きにわたり川柳の普及と発展に貢献してきた達人しか詠めない17音の境地。著者の喜寿および金婚を記念して編まれた待望の第3句集。 《あと一球良からぬことを考える》 《潔い進退誰も見ていない》 《打ち合わせしたアリバイがすれ違う》 《偉いこと言ってる偉くなった人》 《冗談はさて置き蝉のいのちなど》 《起きあがり小法師も払う消費税》 《不可侵のものがまだある喜寿夫婦》 《手花火のその真ん中に孫を置く》 《笑ってはいるが善人とも違う》 《見えてきたのは人の世の薄なさけ》
  • 川柳句集 折れない足
    -
    1~2巻880円 (税込)
    ハードボイルドを貫きながらも、要所要所に隠しきれない人間くささ。超高齢社会を生き抜く男の愛とロマン、そして哀愁。囲碁の世界から川柳の世界を知り、静岡県川柳協会副会長などで活躍する静岡の“奇才”ならぬ“棋才”の句集。 「第一章 ほっといてください」「第二章 なんでやねん、日本」「第三章 オレナイメゲナイ」の3章構成。確固たる歴史観に裏打ちされた熱い心、それでいて絶妙な抜け感のある作品に定評がある。著者が得意とする妻をテーマに詠んだ「カミさん川柳」も健在。 カミさんに布団の中で叱られる わたくしに近づいてくる紙おむつ ゲンコツを投票箱へ入れてきた 友だちのままでいましょう終電車 納豆をこんちきしょうと混ぜている 法廷に天下国家が立っている 粗品だといってハートをいただいた あんみつを食べに行こうと誘われる 二十四時蟹工船が浮上する お休みなさいと襖を閉められる
  • 川柳句集 各駅停車
    -
    1巻880円 (税込)
    ザ・川柳・オブ・川柳と呼ばれるユーモア川柳に定評のある著者の、その飽くなき好奇心、鋭い洞察力から生み出されるユーモア溢れる川柳のみを集めた川柳名作集。 青春18切符をこよなく愛する自称「乗り鉄」の著者は、ワンカップ片手にのんびりと周りの景色を楽しむ各駅停車の旅を人生にも重ね、日常に転がっているユーモアの種を見逃さず、ひょうひょうと飾らない言葉と表現で読者を笑いにいざなう17音に仕立てる。 風の中抱き合う君と僕のシャツ 一歩前へ出ろと命令する便器 帰り道暗い方へと彼が行く 子の箸を一瞬止めるおやじギャグ 白衣着ていると信用してしまう 家系図のここから先は馬の骨 講義メモここで笑うと書いてある 入浴シーン必ず肩を出している 「何らかの事情を知る」が犯人だ お冷でございます 見たら分かるわい
  • 川柳句集 風花抄
    -
    1巻880円 (税込)
    柳歴40余年の香川川柳界の雄が奏でる、格調高い十七音の調べ。 川柳の発展を切実に願い長年指導者として、作家として己を磨きつつ、後継者の育成につとめてきた著者。高い評価を得た平成10年刊行の川柳句集「風花」の掲載作品1200句から、選りすぐりの作品300余句を序・破・急として3章に構成。 18年の時を経て、醸し出された川柳の味を新鮮な心持ちで噛みしめる。 《馬手にペン 弓手に辞書の ごくつぶし》 《雨に泣き 雨に躍りて 農奴かな》 《悲喜劇へ 呼吸も夫婦らしくなる》 《針孔写真機で 虹を撮る 男》 《逃げ水の 彼方に佇っている 女》 《壽と書き 無と書いて 春の酒》 《生涯をかけ ひょっとこの 面を打つ》 《目的がない旅人で 混む 駅舎》 《間違えているかもしれぬ道を急く》 《縺れては解けて どこまで蝶ふたつ》
  • 川柳句集 風の中
    -
    1巻880円 (税込)
    生駒番傘川柳会、番傘川柳本社、川柳瓦版の会、奈良新聞ニュース川柳選者等で活躍しながら2017年に急逝した萩原三四郎氏の遺句集。川柳作家として活躍しながら後進の指導や育成にも多大な貢献をした。また、川柳の本質に迫ろうと過去の有名作家の作品を論評し、盛んに仲間と積極的に川柳論を交わすなど常に向学心に燃えていた。著者が残した3千余句からご家族の手により選出された3章構成の作品群には、風の中に人の心が見え隠れするように、人生の機微や氏の人生観を垣間見ることができる。序文は長年の柳友である笹倉良一氏、書と画は夫人の萩原久美子氏が担当。 しがらみをすてて原野の風の中 埋火とふたりになれる冬の海 一筋に生きて乱世の木偶の坊 大過無しこれも勲章だと思う 駅裏を歩いて街の風にあう 野が消えて子守が消えて詩が消え 狂わずに生きて狂いに憧れる 危機管理こんな物です机上論 リストラで出した黒字は誇れまい 想定外使い勝手のいい言葉
  • 川柳句集 風の残り香
    -
    1巻880円 (税込)
    何気ない日常が輝いて見える作品群――命を吹き込まれた川柳は、今日も鼓動する。川柳、詩、エッセイ等と韻文・散文のどちらかに偏ることなく、幅広い文芸活動でマルチな才能を発揮する著者待望の第一句集。中でも「五七五は、まさに日本人の心の基調であり、日本の文芸の原点」「川柳の端的で滋味溢れる世界に惹かれて作句を続けてきた」と「あとがき」で記すように、著者と川柳の相性は抜群であり、川柳創作は著者の人生に無くてはならないパートナーとしてそこに在る。「風の問答歌」「風のいのち」「季節風」「あの日あの時吹いていた風」「風の託(ことづ)け」の五章構成。磨きこまれた言葉と魂で五百余句から厳選された、澄みわたる風のような十七音の世界。 聞き耳を立てれば風の問答歌 大丈夫日本に桜咲く限り ペットショップどこへ行くのか売れ残り 五七五心を託すパスワード 人生に疲れひとまず昼寝する 主婦だって何か始めてみたい春 ぴかぴかのバナナ夜空にぶら下がる
  • 川柳句集 かつぶし
    -
    1巻880円 (税込)
    歌うように、弾むように、会話するように心に滑りこんでくるキング・オブ・ポップ川柳! 20代で川柳をはじめ現在、静岡たかね川柳会代表、(一社)全日本川柳協会常任幹事、葵川柳倶楽部代表等で活躍する川柳界の若きプリンス、待望の句集。序文・高瀬霜石、熊谷岳朗。 《ディスイズアペンさあ夢を綴ろうよ》 《十八の僕がハチ公前にいる》 《君はもう寝たかな窓の外は雪》 《笑うがいい最後に笑うのは俺だ》 《地下駐車場でB子と待ち合わせ》 《匿名の手紙チワワのように吠え》 《タイムイズマネー寂しい響きだな》 《妻よ子よ俺は負け組だよゴメン》 《沢ガニも君もそーっと掴まえる》 《めぐり遇おう今度生まれて来る時も》
  • 川柳句集 かみさまのいうとおり
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    1巻880円 (税込)
    十七音かつ平易な言葉を用いながら、深く読者の心に入り込む、一編の小説以上の物語が紡ぎ出される詩情豊かな世界。川柳界の芥川賞と称される「川柳マガジン文学賞」第8回大賞受賞記念出版。 《虹だよと庭であなたの声がする》 《だいじょうぶ雨のち晴れははずれない》 《十指みな愛のパートを持っている》 《人生は二度ある桑のうすみどり》 《幸せも大きく見える虫めがね》 《のみこんだ夢のかけらがつきささる》 《肩に雨 ほら人生が軽くなる》
  • 川柳句集 亀の歩み
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    1巻880円 (税込)
    落語好きの著者が、自然の流れで導かれた川柳作家への道。句集のタイトルは《兎より亀の歩みが性に合い》という著者の「偽らざる心境」を詠んだ句から生まれた。第一章「生活編」、第二章「職場編」、第三章「社会編」、第四章「家族編」、第五章「余生編」の構成。収録作品は、所属する上州時事川柳クラブ、時事川柳創琳などで長年鍛えてきたウガチの効いた時事川柳、ユーモア溢れる川柳、一読明快で多くの読者の共感を呼ぶ川柳などバラエティに富み、読む者の好奇心をくすぐる。実体験もあればフィクションもある、著者のキラキラ輝く十七音の宝箱をのぞいてみよう。 文春に追いかけられもせず過ごす 鈍感力付けばこの世はパラダイス すみません最前列でつい欠伸 取らないでマスク美人のままがよい 吊り橋の真ん中あたり管理職 新コロナ家で録画の旅をする 永眠をせぬよう目覚ましをかける
  • 川柳句集 強制しないオムライス
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    1巻880円 (税込)
    俳人の父を持ち、教師として生徒に川柳を指導、「日本語は噺家さんに教わった」と語る著者のウイットに富んだ第一句集。 東葛川柳会、川柳研究社、川柳展望社、東京番傘川柳社、都々逸しぐれ吟社など多方面で活躍。タイトルは収録句《君が代を強制しないオムライス》より。 《飼ってます散歩いらない熱帯魚》 《イラク叩いた手でスマトラを撫でる》 《十五の春が蕾のままで震えてる》 《濡れ煎餅早く食わぬと乾き出す》 《指貫をことりと仕舞い母が寝る》 《間を空けて叱られに行く歯科の椅子》 など。
  • 川柳句集 車椅子
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    1巻880円 (税込)
    家族の愛情に満たされ、人生への挑戦はつづく。 前著「再生紙」から三年。九州随一の川柳結社・川柳噴煙吟社の幹部として活躍する著者の古希記念に編まれた待望の第3句集。47年間の仕事人生を終え充実した定年後の日々、闘病に負けずリハビリを続ける車椅子生活、世相をズバリ斬った時事川柳などが心地よい17音のリズムで赤裸々に綴られている。 「愛いよいよ満ちる」「日々の感謝」「挑戦は続く」「時の流れを詠む」「列島揺れる~大津波」の5章構成。 《年金で買ってあげるよランドセル》 《じいちゃんを画くふさふさの髪にして》 《父の日はビール一本あればいい》 《もう師走うれしいニュースないですか》 《福耳の効き目がやっと出た余生》 《車椅子うまくなったとほめられる》 《9回裏ツーアウトから勝ちに行く》
  • 川柳句集 幻聴
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    1巻880円 (税込)
    40代の新進気鋭の若手作家の鮮烈なデビュー句集。 みずみずしい感性と洞察力の鋭さ、アイロニーの適確さで、読む人全てをケンジロウワールドに引き込む。 《ファイティングポーズのままで飯を喰う》 《取扱説明書だけ残った》 《かみさまがしあわせになりますように》 《これ以上アホになったら神になる》 《無職です今日は勤労感謝の日》 《リサイクルショップで買った社長椅子》 《一所懸命適当に生きている》 《ロボットが作り続けている無職》 《ご褒美に一枚紙を貰うだけ》
  • 川柳句集 さくらいろ
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    1巻880円 (税込)
    「これからも満ち欠けをくり返すなかで、ひとを愛し、つれづれにこの世の色や音、美酒を味わい楽しみ、今ここ、を生きて句をつくり、歌をうたって歩いてゆきたい」(あとがきより)  川柳総合誌「川柳マガジン」主催の「第15回川柳マガジン文学賞」大賞受賞記念出版。川柳界の芥川賞と呼ばれる同賞で大賞を受賞した著者が、受賞作品10句を含む代表作品を掲載。 【第15回川柳マガジン文学賞大賞受賞作品】 白衣着る天使ではなく人として 泣きむしのナース泣く場はわきまえる いのちを守るチーム茶髪もおばちゃんも 傷つけるだけにはすまい針を刺す 毒になる薬くすりになれる毒 死に近い場所で際立つ生きる意味 いのちには教えてもらうことばかり 生きて死ぬ人みなひとの手をかりて 重々しくも軽々しくもない看取り 白衣ぬぎその日の味の酒をのむ
  • 川柳句集 さとの風
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    1巻880円 (税込)
    川柳と二人三脚の27年、80余年の人生を1句1句、丁寧に形にしてきた著者。掲載された333句は、著者みずから全国各地の大会や所属結社の入選句、約4,000句超から時間をかけて選び抜いた入魂の句が揃う。その内容は、ふるさと岩手への想い、自然の賞賛、愛する家族への想い、半生を彩ってきた仕事への想い、人生への夢や希望のことなどバラエティに富み、まさに著者の「生きてきた証」と呼べる作品群である。「第一章 妻と薔薇」「第二章 旅好きの雲」「第三章 夢紀行」の3章構成。 持て成しも気兼ねもしない里の風 口下手も身の上話なら聞ける 妻と薔薇どちらも二番にはできぬ 大切な夫に毒味してもらう 敗者でも勝者でもなく職終える 妻のこと抜きに自分史綴れない 喝采を浴びた記憶のない軍手 人生のゲーム一点差がつづく どの顔も不真面目そうでホッとする この空の続きに捨てた里がある
  • 川柳句集 さまざまな想い
    -
    1巻880円 (税込)
    我が句は我が子。17音に人生を投影させて輝き出す、さまざまな想い。岸和田市在住。 地元の健老大学から始まった川柳は良き師や仲間に支えられ楽しいものとなった著者。これまでに詠んだ一句一句が我が子のようにいとおしく、作品を残したいという思いから編まれた作品集。 そのうちにきっといいことありますよ 狙ってた席にライバル座ってる 心配事ないのか君はよく笑う 飾らない人柄なのに華がある 子育てが終わり女を取り戻す 種牛のプライドもなく殺される お茶ですとペットボトルが並べられ 野良猫に餌をやる人にらむ人 まな板は家の盛衰知っている ひらがなのやさしさほしい私です
  • 川柳句集 偲ぶ
    -
    1巻880円 (税込)
    人生の達人が贈る、生きるためのヒントが満載の一書。91歳の現役川柳作家の著者が亡き妻を偲んで編んだ初の川柳句集。10代で満洲に渡り、戦後は旧ソ連に抑留された壮絶な人生を送った著者は、愛する家族そして川柳を通じて「人はどう生きるべきか」を学び心の糧にしたという。「世相」「偲ぶ」「老いの坂」の3章構成。 《駄馬でよし最後に笑う夢がある》 《飲まないと心配顔の妻がいる》 《躓いて拾った石は温かった》 《ありがとう没句に百点くれた妻》 《適量を越えて鼾が唄い出す》 《さよならを決して言わない妻でした》
  • 川柳句集 斜光線
    -
    1巻880円 (税込)
    「川柳はウガチである」という主張のもと、数々の川柳句会・大会で優勝、上位の常連として名を連ねる達吟家の待望の川柳句集。 「題をどのように消化するか、題との距離をどう測るか。句会の句は題と格闘したり遊んだりして作る句であり、その面白さは題を省いてはわからない」と語る著者は、雑詠(自由吟)よりも軽く扱われがちな句会吟の復権を本句集で果たしたいと宣言。 川柳研究社幹事、東都川柳長屋連店子、NHK学園川柳講座講師などで活躍中。 第1章は雑詠、第2章は「句会吟・いろはかるた」と称して課題別に句会吟を掲載。さらに巻末に課題索引を掲載する著者らしい構成に注目が集まる。 「言葉のセンス」と「ダンディズム」が堪能でき、課題吟の作り方のお手本句集として必携の書。 スーパーの籠に男が磨かれる ナマズからアポが取れない地震学 青い鳥みたいな顔で妻が居る アメリカの庭に咲いてる日章旗 次世代に白紙委任をして寝よう ハコモノが役所の前科まで喋り 妻の皿僕がほどよく煮えている 出会い系怖いマッチがおいてある 人事部のパソコン僕を出庫する 山頭火後ろ姿がステキです
  • 川柳句集 蜃気楼
    -
    1巻880円 (税込)
    静かに感動が満ちてくる、一句ごとに味わう人生の壮大なドラマ。川柳総合誌「川柳マガジン」主催の「第14回川柳マガジン文学賞」大賞受賞記念出版。  川柳界の芥川賞と呼ばれる同賞で大賞を受賞した著者が、受賞作品10句を含む283句を掲載。「ニアミス(受賞作品)」のほか「迷い」「生きる」「明日へ」の3章構成。  「川柳は人間を詠む文芸であり、年を重ねることで人生経験の蓄積ができ、それだけ守備範囲が広がっていくものと思います。高齢になっても若い句を詠むことが出来ます。(中略)川柳という趣味を続けることで、人生の中で一本の線が出来ているということが言えます。」(あとがきより)。   【第14回川柳マガジン文学賞大賞受賞作品より】 諦めたものが大きく見えてくる 群青の何かが足らぬ空の色 青空にあなたは何を描いたのか オン・オフのはざまに疑問符が詰まる それらしい顔して手探りで歩く ニアミスになろうなろうとする言葉 手に触れた言葉が森になっていく 本心が出てしまうからほどけない 見つからぬようジャガ芋の中にいる 人間の臭いぬめりになっていく
  • 川柳句集 ジンジャーエールの味
    -
    1巻880円 (税込)
    時代の風をつかむ確かな眼力、読者の胸奥に迫りくるアイロニー。時事川柳を愛し、一般川柳も愛する著者は「川柳さろんGunma」世話人として活躍中。「第一章 宛名書き」「第二章 追われる如く追う如く」「第三章 現代民話集」の3章構成。川柳というフィルターを通して、人間や社会の美しさから醜さまでを著者が暴き出す。ドキリとさせる痛烈な諷刺が小気味よい。シュワシュワと清廉な泡を吐きながら、甘くそして時折ピリリと効かせる、ジンジャーエールのように誰からも永く愛される好著として輝きを放つ。 団塊が団塊のまま老いてゆく 宛名書き様の字だけがうまくなり 君の愚痴ジンジャーエールの味がする 定年の胸にも滾るものがある カタカナ語その説明もカタカナ語 リストラは完璧だった社も消えた 休耕地いきなり街が生えてくる 折り鶴も羽ばたくでしょう平和なら 倒れても微笑の消えぬ野の仏 笑いとは何かと問えば笑えない
  • 川柳句集 雪月花
    -
    1巻880円 (税込)
    自由と平等、人間賛歌、言霊への畏れ―書家・四井汀花としても活躍する著者待望の第一句集。 ひら仮名を効果的に用いる「やまとことば」の遣い手としても評価が高い著者は、「書にも絵にもそして歌にも、優れた天分を持たれて生きる才媛であり、然してなお生き足りぬ思いの人生を流麗に生きる菅田が彷彿とする」と序文で赤井花城が記すように、静かな面(おもて)に秘める青春、沸々たる内面の激しさを句に託して、一人間としての懐の深さを表現する。 《こぼすまじこのぬくもりのひとしずく》 《一芸を持って人生生き足りぬ》 《限りない優しさ種の無いぶどう》 《ふり向けば支えてくれる手の数多》 《八月の夾竹桃は焔の匂い》 《問い詰めることはするまい男の背》 《恋衣脱ぐたび女深くなる》 《ほうほたる知らずや父と母の恋》 《たまゆらのはかなきことのうつくしき》 《雪月花帰らぬ刻を愛おしむ》
  • 川柳句集 千羽鶴
    -
    1巻880円 (税込)
    大空に解き放たれた、川柳という名の千羽の鶴たち。遠い恋の思い出、愛する家族のこと、妻として母としての自分、日々の暮らしで生まれる心の葛藤を詠んだ「第一章 約束はまだ」。70歳まで現役で看護師として務めていた著者が医療現場で経験したこと、感じたことを、川柳というフィルターに通して、時に臨場感あふれる十七音として綴られた「第二章 靴の音」。平成8年開催の国民文化祭とやまの文部大臣奨励賞受賞作《立ち直るチャンスを呉れた平手打ち》が収録された「第三章 夢の途中」。 妻だからいつも味方と限らない ひとつでは無力だと知る千羽鶴 立ち直るチャンスを呉れた平手打ち それなりの秘話もあります皺の数 羽根ひとつ眠らせてあるノラの家 胸中のほたる温存して暮れる 天の川君を探してくたびれる 雪の白宥めることも知っている 人間を少しぼかして撮るさくら 家計簿がピタリゆっくり眠れそう
  • 川柳句集 川柳三味II
    -
    1巻880円 (税込)
    昭和期の川柳黄金時代を創った六大家の一人、川上三太郎を創始者とする大結社・川柳研究社の代表を務める著者。千葉県川柳作家連盟会長、(一社)全日本川柳協会理事などの要職で活躍。 1999年「川柳三味」、2010年「川柳作家全集 津田暹」に続く第3集。 《真実は一つチワワの眼は二つ》 《花束の似合う男は信じない》 《一列に並ぶとゼロも怖ろしい》 《天国も地獄もきっと高齢化》 《君と居て何度もできる宙返り》 《快感と言えば背中を掻くくらい》
  • 川柳句集 川柳食事記365
    -
    1巻880円 (税込)
    「トイレ占い ノックにノッ句」「げんそ占柳 エレメントスクール」「歩いて占う、てくて句 川柳文字放送」「令和川柳選書 ブレス」に続く、著者待望の第5集。著者は1972年に生まれ、東京都昭島市コミュニティーサークルの「くじら川柳」に参加し、川柳作家・大木俊秀に師事。川柳にとどまらず、ブロガーとして、ラジオリスナーとして、また川柳と占いを融合させた「占柳作家」として活動をスタート。 本書は、とある年の9月から8月までの1年間に食べたもの全てを、毎日1句の川柳で記録して1冊にした極めて斬新な川柳句集である。 食べたものを毎日記録する人は少なくない。また川柳で日記をつける人も珍しくないが、食事記録のみを川柳に詠んで365日欠かさず書き続けるという試みは前人未踏の領域ではないだろうか。 守りに入ることなく、常に挑戦し続ける著者の川柳魂にぜひ触れてほしい。 バーベQ味ならひとりでもできる 蚊が鳴いてトマトジュースを用意する 天ぷらの日にアゲアゲな本を読む 今川焼食べて面接おけはざま お茶漬けはサラサラサラリーマンかしら
  • 川柳句集 玉響
    -
    1巻880円 (税込)
    企業のトップをリタイア後、「川柳専心」の暮らしを楽しむ著者待望の第5句集。 つくばね番傘川柳会会長、技術士(情報工学)、東京玉野会会長、玉野ふるさと大使、おかやまビーチスポーツ協会顧問、おかやま観光特使など幅広い分野で活躍する著者は、47都道府県川柳踏破を達成するなど旅好き、散歩好き、歴史好きとして知られる。 五十音を課題に詠んでいく実験的な「課題吟あかさたな」のほか「京都逍遥」「江戸東京散歩」、母への思いを綴った「母百句」など圧倒的なスケールで迫る1冊。 ああ君もリタイアですか御同輩 彼女にはいいが妻にはしたくない 今もなお予算未達の夢を見る 左手がだるいと嘆く招き猫 舞妓はん待って久しい巽橋 伝通印悲恋の姫に会いにゆく 日本橋起点に立って明日の夢 スカイツリーどこから見てもいい男 ふるさとは柿が熟して母ひとり お袋はやっと青春取り戻す
  • 川柳句集 土偶の乳房
    -
    1巻880円 (税込)
    飾らない言葉で、女性としての凜とした美しさ、強さを十七音に乗せて、達吟家として輝かしいキャリアを積んでいる著者待望の第1句集。 川柳作家の母の影響で、子供の頃から川柳に親しんでいた著者。中学を最後に川柳から遠ざかっていたが、夫が定年日に著者の母の影響で川柳を始めたことを契機に再開。すぐに頭角を現した著者は、作家として指導者として活躍中。タイトルは国民文化祭とくしま2012年で徳島県議会議長賞受賞作やさしさを土偶の乳房からもらうから。 花筏まだプライドを持っている やさしさを土偶の乳房からもらう 電気消すふっと白状したくなる 千羽目の鶴がきれいに折り上がる 両輪のリズム揃えて金婚譜 振り向けばまあまあでした女坂 生きている証わたしに影がある 煩悩が消えて魔法がかからない 老いらくの恋はとっても肩が凝る ピーマンの真ん中無効だと思う
  • 川柳句集 流れ星の詩
    -
    1巻880円 (税込)
    川上大輪・富湖夫妻による30年余りの川柳人生の記録を一冊にした川柳句集。夫・大輪は川柳塔社副主幹、川柳塔わかやま吟社主幹などの要職につき、第5回オール川柳賞大賞など全国の大舞台で数々のタイトルを手中にしてきた誰もが認める実力作家として活躍中。 一方、川柳作家・大矢十郎を父に持ち、彗星のごとく現われて川柳界期待の星、大型新人と呼ばれた富湖は、第3回オール川柳賞大賞を受賞し、まさにこれからという時に病に倒れ、その才能を惜しまれつつ他界。人気句集の電子書籍化。 【川上大輪作品】 いい日だな机の上に何もない 家中の明かりを点けて一人きり 生まれても死んでも時刻告げられる 鉛筆の長さよ人の一生よ 大声を出すなよ空が落ちてくる 【川上富湖作品】 甘えたら低温火傷してしまう 赤い糸結び直した跡がある 親という皿が浅くて子が荒れる 思いやりだろう鏡が曇るのも 手が届きそうで過去にはまだ出来ぬ
  • 川柳句集 なでしこ
    -
    1巻880円 (税込)
    「五七五に魔法をかけて飛んでいる」――川柳を心の糧とする著者の花香る人生。福岡市在住。 作句生活60年を記念して2014年出版の川柳句集の電子書籍版。昭和29年作句開始から平成26年までに詠まれた数万句の作品から573句を抄出。 傷ついて丸くなる石尖る石 お寝坊を起こして雀嬉しそう 諦めの早い男のもどかしい 七十年かけて仕上げた笑い皺 人間が好きかと象に問うてみる ばあちゃんを母ちゃんと呼ぶおじいちゃん 逆光の中でわたしを呼ばないで 七転び八転び碧い碧い空 弱点に触れず長所も見付からず 空っぽの掌にこそ無限大がある
  • 川柳句集 75の手習い
    -
    1巻880円 (税込)
    75歳から飛び込んだ、川柳の世界。良き師や仲間に恵まれ、ひたむきに前だけを見て作句に挑み続けた6年の記録。  読んだ人もポジティブに、前向きになれる作品群に、あなたも思わず一句詠みたくなってくるかもしれない。 生甲斐を求めて学びの戸を叩き 錆ついた心のドアに油さし 待つことを覚えて少し強くなり もう一度時と所を変えて咲く いいことも山ほどかかえ生きている 黒白をつけずにうまく引き分ける うまく行く秘訣はたまに敗けること
  • 川柳句集 なめくじら
    -
    1巻880円 (税込)
    鋭いまなざしで社会を、人間を、自分自身を見つめる著者が、アイロニカルで知的で正統派なユーモア川柳に仕立て上げた、川柳愛好者にとっておきの句集。「暮しの章」「世相の章」「くすぐりの章」の3章構成。 《あの世でも一緒と言って厭がられ》 《エリーゼのために近所が眠れない》 《言う前にすっとお茶出た頃もある》 《兎小屋ふとん叩きも気を遣い》 《老い二人暗くなったら寝ると決め》 《最後まで以下同文の組に居る》 《スマホしていない僕だけ上を向く》 《鼻に付く自分以外の加齢臭》 《非常灯だらけになった世界地図》
  • 川柳句集 なめくじらⅢ
    NEW
    -
    全1巻880円 (税込)
    鋭いまなざしで社会を、人間を、自分自身を見つめる著者が、アイロニカルで知的で正統派なユーモア川柳に仕立て上げた、川柳愛好者にとっておきの川柳集。昭和5年創立で関東を代表する老舗結社「川柳研究社」幹事として活躍する著者による、好評の第1句集「なめくじら」、第2句集「なめくじらⅡ」に続く第三弾。 書名の由来は「ほんの一つまみの塩を振り掛けられただけで、すーっと縮んでしまう程度の句」という著者の謙遜から生まれた。ところが読み進めるほどに、全編に漂う諧謔とユーモア、老いの現在地を自覚するペーソスが読者の胸奥にすっと入ってきて感動を誘い、自然と「なめくじら」ワールドにはまってしまう不思議な魅力を持つ。易しく楽しく、誰もが川柳の醍醐味を味わえる1冊。「暮しの章 そのⅢ」「世相の章 そのⅢ」「くすぐりの章 そのⅢ」の3章構成。 《何時か来る戦力外という非情》 《胡蝶蘭ばかりへ母のねぎが着く》 《ファイルからあふれ出てくる恥の束》 《出世道人身事故がよく起きる》 《ゴキブリも妻と出会って運が無い》
  • 川柳句集 なめくじらII
    -
    1巻880円 (税込)
    好評の第1句集「なめくじら」の続編。書名の由来は「ほんの一つまみの塩を振り掛けられただけで、すーっと縮んでしまう程度の句」という著者の謙遜から生まれた。ところが読み進めるほどに、全編に漂う諧謔とユーモア、老いの現在地を自覚するペーソスが読者の胸奥にすーっと入ってきて感動を誘い、消えるどころか自然と「なめくじら」ワールドにはまってしまう不思議な魅力を持つ。易しい言葉が選択され、難解な表現も用いられていないため、誰もが川柳の醍醐味を味わえる1冊。 「暮しの章 そのⅡ」「世相の章 そのⅡ」「くすぐりの章 そのⅡ」の3章構成。 《お茶飲んでムセるとこから老いが来る》 《来たる年こそはこそはでもう傘寿》 《苦が続きちょっとの間だけ楽が来る》 《トイレから漏れてホントになる人事》 《ああ愉快イケメンだって歳をとる》 《カナヅチの散骨海はやめてくれ》 《新品のマスク外してクシャミする》
  • 川柳句集 なめくじらⅣ
    NEW
    -
    全1巻880円 (税込)
    日々の暮らしや社会の様々な側面が、著者の抜群のユーモアセンスで17音に昇華された、好評の川柳句集「なめくじら」シリーズ第4弾。 「暮しの章」「世相の章」「くすぐりの章」の3部構成。「暮しの章」は日常生活の中での老い、家庭、介護、友人関係などがテーマになり、「世相の章」は現代社会が抱える問題や政治、経済に関する風刺が展開されている。 「​くすぐりの章」は思わず膝をポンと打つ、軽妙なユーモアを乗せて日常の小さな出来事を中心に描写されている。 難しい言葉を一切使わずに、日常生活の中の小さな笑いや驚きを取り上げ、鋭い風刺で社会の不条理や矛盾をつく、川柳の醍醐味を堪能できる1冊。 並の子を並みに育てる並の塾 見え見えのお世辞を誤嚥してしまう 使途不明帳簿も行方不明です はっきりと曖昧に言う評論家 ITに弱いと寿司も食べられず 邪魔にした手すりに今はすがり付き 起業した夫がずっとウチに居る
  • 川柳句集 2010年
    -
    1巻880円 (税込)
    一途な純粋さで「私」の川柳を右手に、時事川柳を左手に川柳の道を究めんとする著者の渾身の第1句集。「よくわかる上に語彙が豊かで表現が適切」と川柳瓦版の会・前田咲二会長が絶賛する作品を「沙羅の花」「豆の蔓」など6章に収録。 《曼珠沙華自分に嘘をつきとおす》 《さみしさが溜まり半開きになった》 《約束のように桜が咲いている》 《一人称ばかりがせめぎあうコップ》 《止まってはいないわたしのなかの水》 《遮断機の向こうはきっとわらべ歌》
  • 川柳句集 ネオンきらきら
    -
    1巻880円 (税込)
    こよなく人間と酒、そして川柳を愛する著者の、平易な表現に染みこむ穿ちとユーモア。 磨き上げられた人間観察が十七音に活かされ、紡がれる。朝日新聞『朝日なにわ柳壇』への投句からスタートした著者は、現在、川柳塔社や川柳瓦版の会、川柳文学コロキュウムなど関西の錚々たる結社で活躍中。 川柳を楽しみ、時に苦しめられる著者の訪れを、ネオン街が今日も待っている。 《自動改札行きも帰りも裁かれる》 《下り坂登っていると思ってた》 《黄信号人生観を試される》 《飲みなはれあんたの金で好きなだけ》 《角砂糖三個コーヒーとは呼ばぬ》 《あしたにひびく酒ならきっとうまかろう》 《雲一筋空の高さを思い知る》 《かごめかごめ後ろは誰もいなかった》 《あとわずかいつも手を抜く僕がいる》 《ネオンきらきらちょっと漂うことにする》
  • 川柳句集 猫のうた
    -
    1巻880円 (税込)
    素晴らしきかな、猫のいる人生―猫好き必読の250句の猫まみれ川柳。 ほか博学多才の著者による連作「チリ鉱山の奇跡」100句、「時事川柳」「春から夏へ」「秋から冬へ」など情趣に富んだ川柳句集。 《泣き笑い我が人生は猫といた》 《自分史の索引に猫の名がずらり》 《茶柱が立ったと猫を抱きしめる》 《皿を割るついでに猫も居なくなる》 《猫の仔の貰い手つかず空が澄み》 《切り札がやっぱり出せず猫を撫で》 《ゆたんぽの湿りに猫のひげも濡れ》 《世は愉しぞっこん愉し猫飼えば》
  • 川柳句集 凌霄花
    -
    1巻880円 (税込)
    己を信じて、孤高をつらぬく川柳の求道者である著者は、まるで空に向かって高く咲く凌霄花(のうぜんかずら)のように、強くたおやかである。 愛と女、喜怒哀楽、勇気と安心感、ときに諦念や妬心、殺意までのありとあらゆる心の動きや現象を、その研ぎ澄ました感性でするすると十七音に編み上げていく。 時実新子氏に師事し、大阪市生涯学習インストラクターとして活躍中。 《一茎に一花 やっぱり君が好き》 《愛された記憶を探す冬の指》 《返り血は覚悟ゆっくり紅を引く》 《少しずつ忘れきれいになってゆく》 《手を洗う神に許しを乞うように》 《清め塩誰も汚れてなどいない》 《子に頼る父の目尻が濡れている》 《あの世へと続く花火のあとの闇》 《盛大な拍手で送りひとり消す》 《ライオンでありたし今日も明後日も》
  • 川柳句集 花こぶし
    -
    1巻880円 (税込)
    兵庫県、丹波に生まれ、12歳の頃から川柳に出合う。 川柳の他、俳句・短歌といった短詩型文芸すべてに長ずる著者による第一句集であり川柳作句生活70年を迎えた結晶である。 正論を通し路傍の石となる 阿呆になる世の中うまく泳ぐため 正論を貫きこぶし白く咲く 売られゆく牛にれんげの首飾り 呆けた母だんだん神に近くなる 天辺に鴉へ残す柿ひとつ 余生など言うまい恋がまだできる 靴が鳴る老いらくの恋手をつなぐ 花椿 首から落ちるのがきらい 写経するなんと無の字の多いこと
  • 川柳句集 雨男晴男
    -
    1巻880円 (税込)
    人生は晴れのち雨、雨のち晴れを信条とし、どんな時にも前を向く天晴流川柳。パティシエを天職として20数年、オーナーシェフとしても忙しい毎日をおくる著者。 第1章はまさに仕事人としての著者を詠んだ「ケーキ作りの半世紀」。繁忙期のせわしない作業室の様子、真心を込めてつくったケーキの甘い香りや味、驚きの職人技が手に取るように伝わってくる。第2章は「一人称」で、言葉の通り自分自身を掘り下げて、時に自虐的ともとれる句、愛する家族との絆などが盛り込まれている。第3章「天晴流川柳」は客観に重きを置き、社会性やユーモア性のある著者の持ち味が存分に活かされている。第4章は愛娘への普遍の愛情がリアルに描かれている。 妻の留守わたしは女装などしない 南こうせつに似たおばさんを知っている 歯を磨くようにケーキを作ってる 仕事以外ほとんどずぼらです私 目を瞑ってもできるケーキはおよそ百 還暦にもう何度目の反抗期 学歴を恥じる心を恥じている 横にしよ縦に歩いた道だから 一身上の都合で消した影法師 自慢ですちょっぴり私似の娘
  • 川柳句集 肥後椿
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    1巻880円 (税込)
    ユーモア川柳作家として高い評価を得ている著者待望の第三句集。自ら「詠んでも」、自分や他人の作品を「読んでも」川柳は楽しいとかたる著者は一日一句を目標に掲げ、十七音を紡ぎつづけている。 著者の手にかかれば、何気ない日常の「あるある」から、他者には真似の出来ないユニークな視点で句材を拾い上げられ、あっという間にスパイスの効いた川柳が出来上がってしまう。「テレパシー」「新書体」「花見酒」の三章。 《歳聞かれ干支で答えてイケズする》 《百点を取ったらパパの子にされる》 《秋だもの髪も紅葉させなくちゃ》 《手始めにあなたの事を忘れたい》 《叱ってもいいかと孫の親に聞く》 《夕べの蚊ここで会ったが百年目》 《もう朝だ地球の裏で眠りたい》 《早寝早起き良い子になった六十路過ぎ》 《美しい指に見とれている手品》 《東京の砂漠で砂になっている》
  • 川柳句集 一片の華
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    1巻880円 (税込)
    小中学校校長を務め、長く教育界の第一線で活躍してきた著者初の作品集。第一章「処世片片」、第二章「老いらくの坂」、第三章「学びへのピアー」、第四章「やぶにらみ」の構成。《無職にもその他大勢にも馴れた》 《追い越して行く人どうぞ老いの坂》 《老骨に猫もパスする膝枕》 《今日もまた昨日のコピーする老後》 《オレ流に生きる月日は悔やまない》 《欲張るな終の住処は壺の中》 《運不運のせて綿毛の着地点》 《一夜だけ月下美人に添い寝する》 《踏んづけた後に四つ葉のクローバー》
  • 川柳句集 ひびき
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    1巻880円 (税込)
    「土俵に戻る花道はない。でも歩くしかない。生きるしかないのだ。」セカンドライフを送る人すべてに贈る、五七五の人生賛歌。野良猫が水を飲んでいる風景に発想を得て作った川柳を職場の仲間に披露したところ、思いがけず大きな反響があったという著者が退職後、本格的に川柳をライフワークと活動をはじめ生きた証を一冊にまとめた川柳句集。 暮らしの中のちょっとした気づきから社会諷刺、人生観にいたるまでの振り幅の大きい題材を、書名の通り「読者と響き合えるもの、共感できるもの」を意識しつつ、誰にでも分かる易しい言葉をつかい、個性ある視点で十七音で綴っている。また正義感や孫、クラス会、みちのくの旅、野田市に住んで、生き物とともに、という六つのテーマ吟も意欲的。 丸くない男の土俵そっとおり 愛の鞭力加減が難しい 見返りがたまには欲しい時もある 軟弱な地盤に立てた旗印 生きるには泣くか笑うか金が要る 捨てる人いて拾う人誉められる 人様をじっと見ている認知症 少子国九月生まれが少し増え 安心がかけ捨てられた保険料 フランスが日本部下に☆三つ
  • 川柳句集 ひびき3
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    1巻880円 (税込)
    第1句集「ひびき」刊行から12年、第2句集「ひびきⅡ」から2年。川柳への情熱が高まる中、最愛の妻との死別という苦しみを経験し、夫婦そして家族とともに歩いてきた愛しい日々を川柳に昇華してきた著者。この「ひびき」シリーズは、まさに著者にとって人生第二章の自分史としてしっかりと足跡を残してきた。第一章「満ち潮」は平成28年、第二章「波静か」は平成29年、第三章「桜貝」は平成30年、第四章「追憶は愛」は平成31年、第五章「流れ」は平成15年から平成31年までの時事川柳をの作品を纏めたもの。偽りのない魂の輝きを刻む本句集は、一人の人間が織りなす人生模様がこんなに多彩であることに気づかせてくれる。 野の花へ語りかけてる老い孤独 ニンゲンに飽きて人生にも飽きる だんだんと幸せ色になるイチョウ あのころはなどとぼんやり日向ぼこ 人のため世のためという犠打ばかり マスクして潤んだ瞳だけを見せ ひとしきり老いの話に猫が乗り
  • 川柳句集 ひびき2
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    1巻880円 (税込)
    第1句集「ひびき」刊行から10年。「人生の下り坂は山の端に沈む太陽のように転がり落ちて、体力も記憶力も劣化の一途をたどるばかり」の一文ではじまる「あとがき」には最愛の妻との死別が綴られ、一時は川柳から離れたほど埋めきれない著者の孤独が滲み出ている。 いつしか自分をさらけ出し、川柳に吐くことを再開した著者は、一日に一句を思いそれが山となった頃、川柳を通じての他者との響き合いを求め、人生の輝きを取り戻した。「2008年の章」から「2015年の章」までの8年間の魂の軌跡。 幸せにすると確かに言ったはず 晩酌に目刺しと妻のある平和 訳もなく泣いてレモンの味を知り 一歩前照らした妻の常夜灯 さよならをしたのに妻はいつもいる 花の名が知りたくなって墓参り 人生を騙し続けた万華鏡 にんげんに差をつけたまま日が暮れる 真ん中に母さんがいて丸くなり 夕やけの色になりたいだけである
  • 川柳句集 百歳の笑み
    NEW
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    全1巻880円 (税込)
    岐阜を拠点に活動する著者が、40年もの長い年月をかけて磨き上げた480句が収録された待望の第一句集。 「斜光のなかで」「招き猫」「野鳥のしらべ」「へのへのもへじ」の4章構成。割り箸を割る音、新刊を開く感触といった何気ない日常の一コマ、また見落とされがちな季節の移ろいや小さな感動が、著者の研ぎ澄まされた感性で丁寧に拾い上げられている。重くなりがちな「老い」のテーマさえ軽やかなユーモアへと昇華させる著者の視点は、同世代には深い共感を、若い世代には生きる勇気を与えてくれる。本質を捉える確かな眼力で、現代社会の矛盾や世相を軽やかに突く時事川柳も魅力的である。 本書の全編を通じて流れているのは、著者が人生で導き出した川柳賛歌と「生」の肯定である。ページを繰るごとに川柳への親しみが深まり、読者の心を解きほぐすに違いない。巻末の『句集のおわりに』では、著者が長年培った作句の手ほどきを公開している。「想像力を刺激する余白を残すこと」「難しい言葉よりも、誰にでも伝わる言葉を」などの川柳哲学は、これから川柳を始める人へのやさしい指標となり足元を明るく照らすだろう。川柳のエッセンスが凝縮されているため、時間のない現代人にもピッタリである。老若男女問わず、人生の同伴者として繰り返し読みたくなる一書。 割り箸の軽く馳走のする香り 新刊のミリッと本を開く良さ 百歳を祝う写真に笑むばかり 日めくりの大吉らしき明日透けて 封切らず旨い酒だと自慢する 百生きりゃ百の苦労も笑いだす 寝る前に感謝を込めて消す明かり
  • 川柳句集 筆の向くまま気の向くまま
    -
    1巻880円 (税込)
    ほのぼのして、ほんわかして、クスッと笑えて、ちょっぴりワサビも効いた、芯から心が温まる人情川柳。「そうそう」「あるある」と読者が思わず膝をポンと打つような、日常どこにでも転がっている句材でありながら、卓越した観察眼と的確な表現力に、著者の人情味がプラスされたとびきり上質なユーモア川柳に仕上げられている。本書が著者の必需品である小さなノートとたった一本の鉛筆から生み出されていることを考えると、川柳の可能性は無限に広がっているという大きな期待をかけたくなる魅力を有している。 第1章「女房と私」、第2章「定年後」、第3章「スマイル」の3章構成。 ゴマをする相手は女房だけになり 父の日はブブゼラの音にかき消され 泥酔の一部始終を見てる猫 鬼の面必要ないと妻に言う 一日がこんなに長い定年後 おもてなし受ける理由がわからない 白よりもグレーが似合うお金持ち 上記した猫が出てくる掘ごたつ 鏡見て口角上げる誕生日 おさらいをしないどうしがへぼ将棋
  • 川柳句集 平成二十五年
    -
    1巻880円 (税込)
    透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす待望の第六集。 「川柳の理論と実践」の著者で、「川柳マガジン」に「名句を味わう理論と鑑賞」を好評連載中の著者が平成元年から五年ごとに刊行する川柳句集。 《上品に飲むと悪酔いしてしまう》 《用済みの包丁すぐに仕舞うべし》 《七十歳あたりで分かる砂の味》 《志望した通り無職のおじいさん》 《引きだしの奥も年寄りじみてきた》 《ライバルに拍手するのも修行なり》 《あとはもう酒喰らうだけ午後七時》
  • 川柳句集 綜麻
    -
    1巻880円 (税込)
    埼玉を代表する川柳作家の一人である著者は昭和63年に川柳入門、20年の節目を記念して編まれた金字塔。「黎明」「桜前線」「竹とんぼ」「忘れたパスワード」「待合室」「びっくり水」など13章構成。題字と本文の書は川瀬翠氏。 《パスワード忘れわたしでない私》 《それなりの位置に落着く鼻眼鏡》 《一服の茶も飲み頃の湯を注ぐ》 《サイコロの目からこぼれた七が好き》 《前線が過ぎて桜は木に戻る》 《拝まれてやおら飛び立つ竹とんぼ》 《秒針の動作にあった小休止》
  • 川柳句集 豆電球
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    1巻880円 (税込)
    読む人の心に響く、原風景がここにある。古き良き風景と人情の中に育った、生粋の江戸っ子である著者の東京下町を舞台にした、人情味あふれる17音の物語。タイトルは小学生の時はじめて作った冬の夜豆電球も寂しそうより。 昭和の東京の風物詩や気丈な母親との思い出、蕎麦屋を営んでいた時代のこと、江戸っ子ならではのこだわりなどを平易な言葉で詠んだ句と文を13章に収録。 誰もが言葉にしたくてもなかなか出来ないもどかしい想いを、17音に凝縮して代弁する。 ト音記号のように食べてるスパゲティ 海に陽が沈むとジュッと音を立て 名を知ってそこここで目に止まる花 首を傾げてビクターの犬を見る 吸収合併されるすりへった石鹸 ラジオ体操のピアノの物憂げな スローモーションでどんぶり落ちてゆく 趣味ひとつわたしの隠し味にする いい休みだった一日雪が降り
  • 川柳句集 道草
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    1巻880円 (税込)
    人生いたる所に咲く、みずみずしい感性、極上のエスプリ。ユーモア精神に富み、会社の同僚から「川柳に向いているかも」と常々言われていた著者が、還暦の定年を機に川柳をはじめ本領発揮。傘寿の節目に、これまでに発表した句を纏めた待望の一書。  20年の間に川柳三昧の日々から、自分の体調と相談しながらマイペースに川柳を楽しむ日常へと変わってきた著者。日々の暮らしで感じる喜怒哀楽を深く、前向きに見つめ、十七音に昇華している。 警察犬シャネル5番に横を向き 少し貧しいくらいがいいと父が言う まだいけるもう一度だけ犬を飼う 近所ではとてもいい人逮捕され ゲートボール立ち見している定年後 ときどきは正しい時刻確かめる 目覚めたら岸が変わってるといいね 渋滞の因をなしたる取り締まり 枯れそうになるとせっせと本を読む 思いのほか長く生きそうあしからず
  • 川柳句集 無人駅
    -
    1巻880円 (税込)
    茨城県を代表する川柳結社「つくば牡丹柳社」初代会長であり、卒寿を越えてなお活発な創作活動を繰り広げる著者。  前期の章と題した「はしがき」と、私の人生川柳と題した「あとがき」の双方を、あえて散文ではなく川柳作品のみで纏めているところに、著者の並々ならぬ川柳愛、そして美学が浮かび上がる。作品の章は中期の章、後期の章の2章だて。難しい単語は一切用いず、人生の彩りを十七音に投影、味わい深い秀作が揃う。「あとがき」では、生まれ育った北海道での生活、就職、結婚、病気、転居、川柳との出合い、家族などを詠んだ44句を読み進めていく。一句一句はもちろん独立しているものの、あたかも秀逸な小説を読むように、連作として川柳を味わうことが出来る。 寒さだな人を羨んで悔いている A面の地声が大き過ぎないか 鉛筆を削り膨らむ好奇心 後期でも一番風呂は譲らない 良心を写すカメラになる両目 叱られた椅子に座って誉めている へそくりは終活用とはばからず つまらない客だパンダが欠伸する 物忘れ進みへそくりつくれない 無人駅何を祝うか福寿草
  • 川柳句集 目覚まし時計
    -
    1巻880円 (税込)
    赤裸々な「私」をさらけだす、十七音の魂の記録。 豊橋番傘川柳会会長として活躍する著者が、激動の人生を乗り越えて、たどり着いた境地を詠む。なにげない日常を一本のエッセイに変える川柳の力を実感できる、四千余句から厳選した待望の第二句集。 《家に居るはずの夫と駅で会う》 《ぺこぺこの鍋が未だに捨てられぬ》 《砂山のトンネルで手をつないだ日》 《次の世も女で君に貢がせる》 《夫とは違う願いを流れ星》 《恋人が出来たと母からのメール》 《ネクタイはどう結ぶのと聞く娘》 《財布よく忘れる友だなと気付く》 《拗ねてる間に苺大福消えていた》 《背中見たままじゃ追われぬサバイバル》
  • 川柳句集 YANAGI
    -
    1巻880円 (税込)
    次世代の川柳界を担う川柳作家として、全国から注目の集まる著者の電子句集。川柳作家と同時に川柳論にも評価が高く、総合雑誌・川柳マガジンにて「Senryu! japan」を連載。  「やなぎの川柳らしきものたち」「帆波のいろは歌留多」「かたのちからがぬけてあすいろ」の3章構成。 《つんのめりながら氷の息を吐く》 《たつまきが来る洗濯が終わらない》 《ヒロインになりそこなった雪の中》 《なれあいを確かめている6度5分》 《ほどいたらおしまいになるダンボール》 《プラトニック舌を抜かれる覚悟なら》
  • 川柳句集 やまびこ
    -
    1巻880円 (税込)
    鍛えぬかれた人間力と磨きぬかれた洞察力、研ぎ澄まされたユーモア。九州のユーモア川柳作家の雄として佐賀番傘川柳会、番傘川柳本社、わかば川柳会等で活躍する著者の第2句集。 「好奇心」「急がない旅」「お魚の意見」「信号青になる」「花の八合目」の5章構成。 《母を看るゆっくり鯛の身をほぐす》 《命より大事なメモが見当らぬ》 《くどいほど愛情運を聞いている》 《温めた夢へ信号青になる》 《どんちゃん騒ぎしてよ私が逝った時》
  • 川柳句集 夜明け前
    -
    1巻880円 (税込)
    女性して、人間として奥底で燃える情念の世界を余すところなく17音で綴った激動の人生譜。豊橋番傘川柳会会長、番傘川柳本社同人を務める著者が22年間に詠んだ作品を「金粉」「陶酔」「秘密」など全10章に収録。 タイトルは平成9年全日本川柳三重大会入選句《夜明け前確かに聞いた銭の音》より。 《いい女だったと過去になる私》 《土下座した土の匂いを忘れない》 《捨て台詞拾い集めてまだ憎む》 《離婚する勇気ください子がいます》 《惚れてたは再び恋ができぬほど》
  • 川柳句集 余白
    -
    1巻880円 (税込)
    奥深い川柳を作る作家として、大阪を中心に活動する著者の秀句集。 同書は川柳総合雑誌「川柳マガジン」の入選句を中心に収録。 起・承・転に分けた3章は、著者の歩んできた歴史を、そして最後の結の章は、希望の「余白」に繋がっていく。 《さあ春だいろんな切符買ってみる》 《満面の笑みは語らぬ疵だらけ》 《真っ白を見るとイタズラしたくなる》 《即答を迫るとするり青い鳥》 《左でも右でも軍手しなやかに》 《笑ったら負けだと関節を外す》
  • 川柳句集 わかさ
    -
    1巻880円 (税込)
    鋭い観察眼から生まれたユーモア川柳で、思いつくまま、言いたいままを詠う。故郷を愛し、人間を愛する著者の五七五の人間賛歌。そして、そこから得た生きる力と心の若さ。 《髪の毛の豊富な頃は金がない》 《声出して暗証番号押している》 《魂は年を取らぬと教えられ》 《お手本にはなれぬが見本にはなれる》 《ポックリと死ぬには授業料が要る》 《聴診器金はあるかと聞いている》 《 《ネクタイが先にスープを味見する》 《臓器移植脳へ脳へと向かってる》 《お時間はありますお金ありません》
  • 川柳句集 私の為の子守唄
    -
    1巻880円 (税込)
    屈折した青春期から「生きるとはなにか、死ぬとはなにか」を問い続けてきた著者。がむしゃらに走りながら、ひたすら暴き続ける己の弱さと欺瞞性。虚無感と闘いながら、自己の喪失と再生を詠い続け、いま鮮やかに浮かび上がる詩魂の軌跡。 《ガリガリになるほど野心太らせる》 《陽の当る場所で暮らそう影法師》 《生まれつき無口な訳があるもんか》 《観念の毒をあおって死に切れぬ》 《今日もまた曇り硝子を拭いている》 《コトリとも言わぬわたしの誕生日》 《足元を照らしてくれたのはお金》 《タイプよと貧乏神が絡みつく》 《瞳を上げよ 健やかなる狂人》
  • 川柳作家全集 赤井花城
    -
    1巻880円 (税込)
    日本を代表する結社のひとつ「ふあうすと川柳社」主幹、(一社)全日本川柳協会理事などの要職で活躍する著者の第一句集。 柳歴50年を越える氏の長い創作活動の中で、作者の師である北米川柳界の重鎮・山中桂甫が目を通した1990年頃から約20年にわたる作品が収録されている。 ふあうすとの指針とする「川柳は人間である」を底流に、抒情に富んだ唯一無二の句境に読む者すべてを誘う。 《明け暮れの疾さ心の雨季乾季》 《橋の名と川の名ばかり美しき》 《諦めの数は覚えていない指》 《幻と気付く旅路のさい果てに》 《アヴェマリア耳朶を流れて止まぬ雨》 《かすり傷ばかり知らない間に治る》 《いつからかもう天の川仰がない》 《わが胸の薄墨桜散り止まぬ》 《肩少し触れ今生をすれ違う》 《身一つを賭し守り抜く何を持ち》
  • 川柳作家全集 赤松ますみ
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳文学コロキュウム代表として、女性作家を代表して、川柳界を牽引する著者の第4句集。「薔薇のアーチ」「水を足す」「波の音」の3章構成。 《ぽつんと雨 モノクロになる水面》 《ワンコインで凌ぐこの世の吹きだまり》 《まだ青い果樹園のある行き止まり》 《下り坂正気に戻る時間です》 《磨かれてますます罪を深くする》 《花の色盗んでくちびるを飾る》 《にっこりと笑って海にしてしまう》 《泣いている部分をなぞる世界地図》 《美しい曲がり具合になってゆく》
  • 川柳作家全集 あべ和香
    -
    1巻880円 (税込)
    空に向かって凜と咲く花のように、人生の試練を一つ一つ乗り越えながら、川柳という表現手段において、岩手の地で確かな足跡を残し、後進を育成してきた著者。花巻川柳会会長として活躍する第一句集「秋桜」から20年、待望の第二句集。 著者にとっての「やすらぎ」は、川柳を書くことで得られる心の救い。詠まずにはいられない「吐露することのできる想い」は多くの人を感動へと導く。「今が旬」「癒しのフルコース」「下り列車」の三章構成。 《今が旬あなたの皿に乗ってみる》 《ふところの数珠をまさぐる現在地》 《骨密度まだしばらくは歩けそう》 《笑顔から始まる癒しのフルコース》 《素うどんのように連なる時は人は》 《涅槃図の隅でひっそり臓器授受》 《下り列車なんてやさしい音だろう》 《ももさくら静止画像が動き出す》 《犬かきで進んだ夏をふりかえる》 《目の前にあれば信じてしまう癖》
  • 川柳作家全集 今田久帆
    -
    1巻880円 (税込)
    現役の高校教諭であり、静岡県川柳協会会長、浜松川柳社いしころ会会長などの要職にある著者。 比喩を効果的に用いて、自分の思いを十七音の物語に昇華させる。 《親と子が絵本に架ける虹の橋》 《ひたむきな母がこっそり伸ばす腰》 《褒められた記憶がボール弾ませる》 《逆境にかざすと見える愛の色》 《破壊して生を実感する若さ》 《伝えたい思い机上でひからびる》 《くたびれた皺を伸ばして描く夢》 《地球にも必要になる解毒剤》
  • 川柳作家全集 大野風柳
    -
    1巻880円 (税込)
    (一社)全日本川柳協会会長、柳都川柳社主幹として20歳から60余年にわたり川柳界をリードしてきた著者の代表句が揃った1冊。「うめぼしの種」「る・る・る」「地蔵菩薩」の3章構成。 《蟹の目に二つの冬の海がある》 《はくちょうのねむりのそこのそこのしろ》 《なんとなくすこし疲れた靴が好き》 《一列のスリッパどこから履いたらいいのかね》 《号泣のあとの自分をどうしよう》 《女房の財布をあけて閉めている》 《花鋏指紋はひとつ妻だった》
  • 川柳作家全集 高瀬霜石
    -
    1巻880円 (税込)
    映画と音楽を愛し、青森県川柳連盟理事長、(一社)全日本川柳協会常任幹事、弘前川柳社顧問、川柳塔社理事等、ラジオパーソナリティの要職で活躍中の著者による注目の1冊。 「イエスタディ(Yesterday)「フール・オン・ザ・ヒル(The Fool On The Hill)」「イン・マイ・ライフ(In My Life)」の3章構成。 《たてがみあるか時々確かめる》 《ノーカット版ではお見せできぬ過去》 《恥ずかしい右脳なまけものの左脳 《カギカッコ外せば恥があふれ出る》 《とりあえず休火山だと言っておく》
  • 川柳作家全集 田辺進水
    -
    1巻880円 (税込)
    川柳まつやま吟社会長、愛媛県川柳文化連盟事務局長などで活躍する愛媛を代表する作家である著者が、誰にでも分かる平易な表現で自分の思いを十七音の調べに乗せて、読者の心に届ける。 《定年後二人は蝶になりました》 《まだ妻は信じていない地動説》 《本物の男は暗闇で光る》 《年金が助けた亀を待っている》 《謝罪会見髪が薄くてすみません》 《真実になるまでシャドーボクシング》 《招き猫は頭掻いてただけだった》 《ポケットの大吉少しずつ使う》
  • 川柳作家全集 富田房成
    -
    1巻880円 (税込)
    山口県を代表する川柳作家の一人である著者の第一句集。「直球」「変化球」「危険球」の3章構成。 《マニュアルに土下座があってたまるかい》 《出来ますか下り坂での回れ右》 《がむしゃらに走りようやく並の並》 《年金で呑む酒旨い筈がない》 《頭ひとつ下げるたんびに腹が減る》 《少しずつ思い通りになる恐怖》 《遺伝子が護ってくれる体脂肪》 《用済みの鍵が束から外れない》 《踏ん切りがついてすらすら丁寧語》 《雨が降る声が聞きたいEメール》 《神様が鬼で隠れる場所がない》
  • 川柳作家全集 平田朝子
    -
    1巻880円 (税込)
    九州発の伝統結社、川柳噴煙吟社主幹・幹事同人兼機関誌「ふんえん」編集人、熊本県川柳協会副会長、熊本県文化協会副会長など要職に就く著者の第2句集。 女性ならではの感性がほとばしる。「私の中のわたし」「愛……飾らねば」「人生いろいろ」の3章構成。 《この指に止まった人だ信じよう》 《思わせぶりな花があなたへ半開き》 《女だけ住む玄関を擬装する》 《ピコピコと親指だけのお友だち》 《飾らねば時がひたひた押し寄せる》 《水を飲む時人間の音がする》
  • 川柳作家全集 弘兼秀子
    -
    1巻880円 (税込)
    喜怒哀楽を受け止めてくれる十七音に惹かれて高校生から川柳をはじめ、制服姿で句会に参加していたという著者。その情熱は未だ衰えることを知らず、活動の幅はますます拡がっている。 本書は昭和五十五年頃から三十年間の作品を年代別に編んだ作品群であり、真摯な姿勢で川柳に、人生に向き合う著者自身が一句一句に宿る。読み進めていくと母そして妻、社会の中の一人、書家としての顔、さまざまな著者が立体的に浮かび上がってくる。「母の小旗」「和音」「さくら道」の三章構成。 《塩も砂糖も心配りで煮えている》 《ふともれた本音を聞いた耳の穴》 《ヘナヘナとさせる塩なら持っている》 《あと一歩押せば火がつく導火線》 《あいまいな返事を口の中でする》 《ひらめきを発酵させているごろ寝》 《サイコロは振れぬ告白遅すぎる》 《ころころと転がって来たこれが運》 《ていねいに洗いなかったことにする》 《心電図ほらねやましさなどはない》
  • 川柳作家全集 普川素床
    -
    1巻880円 (税込)
    短詩型文芸の世界を縦横無尽に飛び回り、現代川柳界が誇る智者による、川柳誌および柳俳交流誌に発表したノーボーダーな句集。 40年以上にわたり、川柳作家としてはもちろん、多数の評論、論文、鑑賞文を発表する評論家として常に第一線で活躍しながら、川柳の未来を誰よりも思考し、新しいものを受け入れる包容力を持つ著者。 第1章「ZからZへ」、第2章「健・祐・一・青のY」、第3章「三・冨・慎・美のX」、第4章「百白集―百人の感想集―」。 難解な言葉は使わず、冒険を恐れず、それでいて読者を不思議な共感へといざなう唯一無二の世界観に定評がある。第4章は「川柳作家全集 普川素床」を読んだ100名の感想集をまとめたもの。 これは頭ではありません私の帽子です 鼻の奥に灯りが見える春は眠い 一日をむすんでひらく酔いながら 影をクリーニングに出しぼんやり煙草 あとがきの死体をオキシフルで拭うv 抜いて差す釘一日はやわらかい 似ているとどうして笑っちゃうのかな めしを食う 影も遅れてめしを食う うしろまえなんだよきみのやさしさは 墓地いっぱいのこの人間の明るさは
  • 川柳作家全集 古谷龍太郎
    -
    1巻880円 (税込)
    福岡県川柳協会会長、県内屈指の伝統結社・川柳くろがね吟社主幹である九州を代表する著者。 骨太ながらも飄々と人生を詠んだ「起」「承」「転」の3章構成。 《鉄鍛う男我流の花を生け》 《嫌いから好きに変わった一ページ》 《芽が出ないそれで気の合う屋台酒》 《退屈だなあ女房と昼寝する》 《転変の雲と一日なにもせぬ》 《貧しさは言うまい今日の飯を炊く》 《見通しはどうあれ今日の石を積む》 《しょうもない話だけれど茶は旨い》 《よくやった自分を褒める馬の脚》
  • 川柳作家全集 安永理石
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    1巻880円 (税込)
    昭和25年に大嶋濤明が創設した川柳噴煙吟社の創立会員で、熊本柳友川柳吟社主宰、熊本県川柳協会会長、川柳噴煙吟社主幹を歴任、現在噴煙吟社会長として活躍する熊本川柳界の泰斗である著者の第2句集。 「昭和の譜」「平成の譜」「近年の譜」の3章構成。 《明けまして一銭もないお正月》 《目じりからこぼれてしまう母の嘘》 《生きるとはゴミを出す日はゴミを出す》 《ライバルへ顔の半分笑っとく》 《回れ右すると軍靴の音がする》 《八十歳どこを切っても血は赤い》
  • 川柳作家叢書 長崎弘康
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    1巻880円 (税込)
    いつだって仕事に趣味に全力投球、世界を舞台にして活躍する著者が、川柳をはじめて十年の節目に刊行した刺激的で遊び心、詩心満載の一書。「天狗はどこだ」「今日から本番」「がらくた趣味」の三章構成。《クリップで留めた二人がさようなら》 《雑念を指に集めて爪を切る》 《置きボトル切れますようと招き猫》 《ポケットに経営理念忍ばせて》 《居酒屋で教育テレビ流れてる》 《ライバルを蹴散らす為の同じ船》 《痛風が如何ですかとお呼びです》 《冷蔵庫自分の物は左側》 《春物をハンガーに掛け待っている》
  • 川柳作家ベストコレクション 赤松ますみ
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    1巻880円 (税込)
    川柳は言霊であり潜在意識であり 日常から非日常へといざなってくれる魔法の扉である。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・赤松ますみの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「むらさきになったり透けてしまったり」。 一輪の花予言者のように咲く 迷宮へいざなう虹色の封書 ミステリーゾーンへ続くプロローグ 掬われて天女になってゆく金魚 むらさきになったり透けてしまったり エンドロールの先に流れている銀河 曼荼羅の縁を歩いているのです
  • 川柳作家ベストコレクション 秋山春海
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    1巻880円 (税込)
    川柳を続けるな 川柳を離れるな 原点を守り 新たな変化を遂げる(柳言より)    短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 群馬を代表する川柳作家・秋山春海の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「風狂の男一匹野点傘」。    風狂の男一匹野点傘 麓から茶が届かない野点傘 野点傘寅さんの席空けておく 風の海花の小波野点傘 花入れは天下御作の野点傘 源氏名の客で溢れる野点傘 見送りは月登るまで野点傘

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