世界はゴ冗談(新潮文庫)

世界はゴ冗談(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

〈まったく信頼出来ない語り手〉による衝撃の超認知症小説「ペニスに命中」。太陽の黒点の異常、電子システムの異常、「お風呂が沸きました」等電子音声の異常、異常の連続を描く表題作。午後四時半を征伐に向かった男が国家プロジェクトに巻き込まれる「奔馬菌」。前人未踏のパラフィクションに挑む「メタパラの七・五人」。錯乱なのか預言なのか。天才筒井の進化が止まらない。衝撃の傑作10編。(解説・佐々木敦)

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世界はゴ冗談(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。御歳でこれらを書いたのはすごい。やはり筒井氏の短編は読み進められさせるというか、アイデアに圧倒されて表現方法にも圧倒されることが多い。一番面白かったのは『ペニスに命中』、最も印象に残ったのは『メタパラの七・五人』。メタパラ、は本当に凄かったというか、突然自身の足場がなくなったような不安感

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    筒井は久しぶりだけど、やっぱり異常に面白い。よくわからないところも含めて面白いのはなぜなのか。どれも好きだけど、「不在」と「小説に関する夢十一夜」が好き。昔の筒井っぽい「教授の戦利品」も。最後のウクライナのエッセイでしみじみ。

    0
    2022年05月13日

    Posted by ブクログ

    この歳でこのキレキレっぷり。さすがというしか。
    どの短編も面白くて引き込まれる。
    実験的且つブラックユーモアたっぷり。好物だらけで筒井康隆作品、何読んでも最高と思ってしまう自分が悔しいというか。こちらにもうちょっと考えさせる余裕くれよな、という感じ。
    メタパラフィクション面白かったな、、
    最後のウク

    0
    2022年08月13日

    Posted by ブクログ

    面白かったが難しかった。短編集なんだが、冒頭のペニスに命中がかなら、ドラスティックな内容で、お、この方向性の作品かな?と思ったが、後の話は千変万化。難しかった。読んでるうちに、いつのまにか作者の話になっているのが楽しい。油断すると、すぐに自分の話をする筒井康隆の作品は大好きだ。それにしてもこの作品の

    0
    2024年08月07日

    Posted by ブクログ

    著者の作品を久しぶりに読みました。
    全てにおいて言えることだけど、掴みどころのない内容になっているように思えた。
    ナビのエラーは少しクスッと笑えました。

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    感想
    なぜどうしては無粋。言葉が編み出す世界にただ揺られるのみ。今ある世界は本当に信用できるのか。神様がナンセンス小説にハマったら。

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    わかるようなわからないような世界観。
    途中止めしそうになったのを無理やり。
    慣れてしまえば面白い世界観なのかもしれない。
    三字熟語の奇がお気に入り。

    0
    2022年05月20日

    Posted by ブクログ

    ナンセンス/シュールな作品を集めた短編集。刊行時筒井は80歳とのこと。
    表題作はコンピューターの反乱の一形態と言えるドタバタSFで、往年の筒井康隆で面白かった。他の作品のうちナンセンス/シュールなもので、作者が出てきたり、読者を巻き込もうとしたりはなかなか難しかった。

    0
    2021年08月04日

    Posted by ブクログ

    表題作の「世界はゴ冗談」は面白かった。
    男と音声案内の女の声とのやりとり?が笑えた。
    他に気になったのは、「三字熟語の奇」と「メタパラの七・五人」だな。

    0
    2021年07月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「筒井調」満載の短編集。メタ・パラフィクションもあって、堪能した。

    ひとつ不思議なのが、エッセイの「ウクライナ幻想」が「付録」として掲載されていること。著者がその昔、旧ソ連を訪れたときの思い出を、イリヤ・ムロウメツの物語とともに書いている。

    ただ、その中身はと言うと、「今はただ、不幸な戦いの中に

    0
    2022年05月13日

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