無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「筒井調」満載の短編集。メタ・パラフィクションもあって、堪能した。
ひとつ不思議なのが、エッセイの「ウクライナ幻想」が「付録」として掲載されていること。著者がその昔、旧ソ連を訪れたときの思い出を、イリヤ・ムロウメツの物語とともに書いている。
ただ、その中身はと言うと、「今はただ、不幸な戦いの中にあるウクライナの首都、あの伝統の町キエフに戦禍が及ばぬことを(後略・文中ママ)」とか、「日本贔屓のお嬢さんを持つプーチンに、自国民の大多数と欧米諸国との板挟み状態に立つ苦境を乗り越えて平和への道を探ってほしい(略)」などと書かれてあってザワザワさせられ、思わず奥付を何度も確かめた(文庫発行日は令和3年6月1日)。
「もしかして、内容を自動的に最新にする技術が使われてるのか?」などという妄想も抱いてしまったり……(紙の文庫です!)。
実は、単行本の発行が2015年。
つまり、ここに書かれているウクライナとロシアの争いは、2014年から始まったウクライナ紛争を受けてのもの。しかし、偶然とは言え、こんなところでまた、「筒井康隆の先見性」について考えてしまった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸