切ない作品一覧
-
3.0「愛人としての務めを果たせ」仕事で向かった別荘で、ある秘密を見てしまった朝香はヤクザの吉崎に捕らわれる。抗う朝香に与えられたのは、女物の着物と耐えがたき恥辱だった。吉崎の愛人として衆人環視の中で達かされ、男の矜恃を踏みにじられた朝香。そして、嫌悪するヤクザの愛人になることを拒絶した朝香は、吉崎に陵辱されてしまう。執拗に抱かれ、淫らに反応するように変えられた自身に戸惑い、逃走を試みるが、ついに座敷牢に監禁されてしまい――!?
-
3.5「わたしに抱かれる以外、生き残る術はない」平凡な大学生・直は、ある日見知らぬ男達によって異国に拉致された。そして謀反人の一族として死罪を命じられる。抵抗する直に、王イズディハールが下した決定。それは、花嫁として抱かれ女として生きることだった。傲慢な王に凌辱され、その痕跡を衆人の目に晒される直。夜毎の荒淫に心が折れかけた頃、幼い王子達と出会う。彼らが純粋に語る父王は、直を支配する王とは印象が異なっていた。イズディハールとの間に情などあるはずがない……直は戸惑うが――。
-
4.1
-
4.2
-
3.7「お前の存在そのものが必要だし、支えなんだ」心臓外科の専門医を目指して研修中の織原は、指導医からまともな仕事も貰えず、罵倒される日々をすごしていた。そんな時、同窓会で再会した親友・当麻に強く求められ、身体を重ねる。学生時代とは見違えるほどの自信に満ちている当麻の熱く激しい思いに触れ、織原の凍りついていた心は溶かされていった。望まれるまま交際を始め、次第に仕事意欲も取り戻す織原。だが、ふたりの関係を偶然知った研修医から更なる陰湿な虐めを受けるようになり……。
-
4.0「背徳だと誹られても構わない。君は私の花嫁だ」病弱な少年・真舟は航海途中、青年紳士のエドワードに出会う。洗練された男の誘惑に、恋を知らない真舟は戸惑いながらも次第に心を開いていった。航海最後の夜。離れたくないと願い、初めて彼の濃密な愛撫に蕩かされて幸せの絶頂にいた真舟。だが、その幸せは儚く、長くは続かなかった。見知らぬ異国で全てを失い、辿り着いた屋根裏。恋した男の面影を胸に耐える真舟に、運命は更に試練を与えてきて――!? 身分違いの恋とすれ違いが切ないラブロマンス。
-
4.5
-
3.8憧れのオーストリア史を学びに、ウィーンに留学した春希。その生活は苦しく、食費を削って研究に没頭するあまり、資料収集に訪れた屋敷で倒れてしまう。主である侯爵・クラウスは失態に怒ることなく、春希にパトロンとしての支援を申し出てくれた。初めは戸惑っていた春希も、彼の嘘のない優しさに負けて頼ることに。身分の差はありながら、二人は良い友人関係を築いていた。ふとした時に触れる彼の体温に、鼓動が高鳴ることもあるけれど、これは単なるスキンシップ。そう思っていた春希に、クラウスは愛情ではなく欲情で接しているのだと忠告されて……。
-
4.0昭和30年代前半の日本奥地紀行。1960年に単行本として初めて刊行された際は、秘境ブームを巻き起こした紀行文学の傑作。戦後の復興を遂げ、都市部では好景気に沸き立つころ、雑誌『旅』(日本交通公社)の名編集長として知られた岡田喜秋氏が、日本各地の山・谷・湯・岬・海・湖などを歩いた旅の記憶をまとめた紀行文18編を収載。紀行の名手が紡ぎだす文章は、ときに鋭く、ときにやさしい。高度経済成長の陰で失われていった日本の風景を描写した、昭和三十年代の旅の記録としても貴重である。初刊行後、2度、文庫化単行本化された不朽の名作が、半世紀以上を経たいま、著者の最終校訂を経て、「定本」としてヤマケイ文庫に収録されました。 新たな「秘境ブーム」が起きているいま、半世紀前の「秘境」の現実と、現在の「秘境」の様相を比較してみるのも興味深い。 巻末の解説は、ドイツ文学者・エッセイストの池内 紀氏が寄稿。
-
4.0親友・益龍の形見……それはACT-タイガーに変身できるスカジャンだった。港陽虎は親友の死の理由を探るためにスカジャンを着込み、屑を社会的に抹殺する機関【更生省】に闘いを挑むのだった……。週刊少年チャンピオンに連載されていた『悪徒-ACT-』全話を、天上編・天下編の2冊に収録! 陽虎の激闘がここに復活する!! 〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
-
3.5男女の恋愛、男同士の性愛、血縁との禁断愛、女同士の情愛、神との淫愛…。心が濡れるひそやかな愛のものがたりたち。
-
4.0
-
3.8
-
4.3
-
4.0
-
3.4
-
4.0
-
3.7
-
3.8
-
3.7
-
3.5
-
5.0UFOや宇宙人の存在を知れば、私たちはアセンションできる。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
-
3.5
-
4.4
-
4.0なりゆきでかかわることになった生徒会執行部の活動。合唱祭、演劇コンクールに体育祭、そして、あの事件――。高校二年の上田ひろみが出会った「名前のない顔のないもの」とは?
-
3.0兄の事業の失敗により、娼館・宴月楼に売られた理音。元華族というプライドから客と揉め事を起こしてばかりだったが、唯一の馴染みである海棠は、理音がどんな態度をとろうと優しく包み込んでくれた。いつしか海棠に強く惹かれていた理音は、請われるまま身請けの話を承諾する。しかし直前、耳にしたのは衝撃的な話だった。問い詰めてもはぐらかすばかりの海棠に業を煮やした理音は屋敷から脱走を試みるが!~
-
3.0「触られて気持ちいいって、言ってごらん」思い出のロザリオを胸にレスター伯爵家の別荘を訪れた庭師の薔を迎えたのは、伯爵家を穢すとして幽閉された次男・ジュリアンだった。憧れの人と同じ顔で自堕落な生活を送る彼に反発していた薔は、穏やかな優しさに触れ次第に戸惑うようになる。そして誘惑に抗えずジュリアンの手を取った薔は、愛撫され初めての快感に震えた。だが、彼に惹かれ始めていた薔の前にロザリオの持ち主が現れ!~
-
4.8【電子限定版】王を統べる運命の子 1巻&2巻セット購入特典! シリーズの挿絵を手掛ける麻々原絵里依の貴重な線画ラフを収録!! ●戦禍の残る貧しい国境の街に、王都から遣いがやってきた!? 国王を守護する「七使徒」選定のためらしい。白羽の矢が立ったのは、三年前の記憶を失くした孤児のリオ。 仕事もろくに貰えず、その日暮らしの俺がなぜ!? 呆然とするリオは、黒衣の魔術師ユリウスと、王都を目指す旅に出るが…!? 色褪せた辺境から、鮮やかな大海へ──激変する運命と恋に翻弄されるドラマチック・ファンタジー開幕!! ※口絵・イラスト収録あり
-
3.7人文地理学者で無類の親日家のE・R・シドモアは、ポトマック河畔の桜植樹の立役者でもあった。明治17年の来日以降、たびたび日本を訪れ、人力車で全国各地を駆け巡り、鋭い観察眼で明治中期の日本の世相と姿を生き生きと映し出す。自然と共に生きる日本の歳事伝統と日本人の優しい心。日本を愛したアメリカ女性の描く日本印象記の傑作。(講談社学術文庫)
-
3.8守るものができた時、人はまた強くなる。 何者かに毒矢で射られたあと魔力を失ったイレーナ。いまだ力は戻らず、その原因も解明できないまま試練の時が続いていた。そんななか、長年苦楽をともにしてきたヴァレクと最高司令官の間の溝はいよいよ決定的に。ヴァレクは苦悩の末、ついにある大きな決断を下す――。交錯する思惑と、その裏で蠢く陰謀……怒涛の展開でクライマックスに向け加速する、〈霊魂の探しびと篇〉第2幕!
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気のヘンプのアクセサリーが手作りで楽しめる本。さまざまなヘンプ作品を掲載。基本の結び方から少し凝った結び方まで丁寧に解説。
-
3.7全1巻1,037円 (税込)男の性感帯は、口の中にだってあるって知ってた? 気持ちよくさせたくてペロペロご奉仕してるのに、自分のほうが感じちゃう。けれど、舐められたって、震えちゃう。ジュッって吸われると出そうになっちゃう。インテリ根暗イケメン×おしゃぶり癖がなおらないさみしんぼの運命の出会い、ドSで変態プレイを大変お好みになる課長様と部下、ヤりつつ恋人未満の関係、芸能事務所社長に拾われた売り専ネコのシンデレラストーリーなど、迸るラブもりだくさん! 【執筆陣】大槻ミゥ/桜日梯子/みなみ遥/藤生/ヤマヲミ/仁茂田あい/南条つぐみ/羽柴みず/いさき李果/小池マルミ/清瀬ゆき/はらだ/春が野かおる
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インテリアとして世代を問わず人気の多肉植物を粘土でさらにかわいらしく再現!小さくて手間もかからないのでどこに置いてもぴったり。アレンジ方法も豊富で単体でも寄せ植えでも楽しめ、ブローチなどのアクセサリーや、リースなどのインテリア雑貨が作れる。
-
4.8『何度でも繰り返してやる。死以外のエンディングを迎えるまで…』 友達の勧めではじめた乙女ゲーム、公女様のラブラブ・プロジェクト――。 悪女キャラの『ペネロペ』に感情移入し ハードモードで死亡エンドを繰り返すも、寝落ち。 そして目覚めると…私がまさかの『ペネロペ』に――!? 1度の選択ミスでも即GAME OVER! リセット無しのこの世界で、死亡エンドを避けるために奮闘する ファンタジーコミックス第1巻!!
-
4.3
-
3.0
-
4.5田舎の無名家門に生まれたシュリーは、貧しい家族の企みでノイヴァンシュタイン侯爵の元へ嫁がされる。 でも、侯爵が亡くなって…いきなり4人の子どもの継母に――!? 『鉄血の未亡人』と非難されながらも必死に当主としての役目を果たしついに迎えた長男・ジェレミーの結婚式の日――。 継母としての務めを終え、新たな人生を始めようと馬車に乗ったはずなのに…7年前の侯爵の葬儀の日に逆戻り!! 周囲に敵ばかりだったシェリーの2度目の継母ライフはいかに……?
-
4.0
-
3.3
-
3.0インテリジェンスは人類を救う。 新型コロナウイルスの「発生源」として世界を震え上がらせた武漢は、中国革命の地にして、国共内戦の要衝でもあった。十歳でこの地に流れ着いた李志傑は、己の才覚を頼りに動乱の時代を駆け抜けたが、文革の嵐に見舞われ、家族は国を追われてしまう――。 それから五十年後、李一族の「業」は、MI6の異端児スティーブン・ブラッドレーと相棒マイケル・コリンズを巻きこみ、“謀略の香港”に降り立った。感染爆発は、なぜ武漢から始まったのか? トランプ再登板で改めて、ウイルス起源が取り沙汰されるなか、米中の最高機密にインテリジェンス小説の巨匠が挑む。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『武漢コンフィデンシャル』 の文庫版となります。 (底本 2025年3月発売作品)
-
4.8昭和とは何だったのか? 関川氏の一連の作品は、この問題を考えるヒントに満ちている。 本作で描写される「戦後」は、貧困に苦しみつつ、つねに明日を信じて努力した時代であった。一瞬の光芒を放ちながら、やがて輝きを失い、うつろな社会へと変貌していくその短い青春の時間を、著者自身の経験に拠った、一人称視点の主人公によって織りなされる小説と、時代を映したベストセラー(『山びこ学校』から田中角栄『私の履歴書』まで)の評論で、交互に照らし出す。 巻末には、「自著解説」を新たに書き下ろす。 「私説昭和史」三部作の第一弾。
-
4.0
-
3.3イギリス社会で入学希望者が殺到するパブリック・スクール(PS)。なかでも「ザ・ナイン」と呼ばれる九校は名門校とされ、多くの学生をオックスブリッジへと導いてきた。年1000万円という高い学費。寄宿制で家にも帰れない。にもかからず、多くの生徒を集めるその教育にはどんな秘密があるのだろうか――。最近日本にも分校ができたPSの秘密に、『ハリーポッター』をはじめ、PSをモデルにした映画作品を取り上げながら迫る。
-
4.6「山本周五郎の本、手に入らないか」。高倉健は本にこだわる俳優だった。時代小説の人情、白洲正子の気風、三浦綾子の「死ぬ」という仕事――30年間「健さんの図書係」を務めた編集者の目線からその生き様を描く。 【目次】 第一章 擦り切れた背表紙 健さんの「図書係」 山本周五郎『樅ノ木は残った』『ちゃん』 檀一雄『火宅の人』 山口瞳『なんじゃもんじゃ』 第二章 死ぬという最後の仕事 三浦綾子 最後のインタビュー 三浦綾子『塩狩峠』 三浦綾子『母』 第三章 人生の持ち時間 五木寛之『青春の門 第一部筑豊篇』 森繁久彌『あの日あの夜 森繁交遊録』 池波正太郎『男のリズム』 第四章 旅の流儀 白洲正子『夕顔』 伊賀、京都、熊野を歩く 白洲正子『かくれ里』 第五章 本名でいられた場所 健さんからの手紙 健さん片想いの会 「お母様との暮らし、悔いのないように」 第六章 託されたカセットテープ 長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ 酒井雄哉大阿闍梨の二千日回峰行』 柔らかな光を放って 高倉健の源泉
-
3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 外国から入ってきた動物が日本の生態系を破壊する! チョウセンイタチ、アライグマ、マングース……外国から連れてこられ、放たれ、繁殖した帰化動物。その強い生命力が日本固有の動物たちの命を脅かしている! 外国から移入され定着した外来種を「帰化動物」と呼ぶ。帰化動物は生態系に影響を及ぼし、その土地に古くから棲む固有の動物を絶滅させることが多い。そのため世界的な問題になっているが、日本でも近年、対策が講じられるようになった。ブラックバス放流禁止、アライグマ捕殺などはその一環だ。本書では、主な帰化動物を取り上げ、知られざる生態をマンガでやさしく紹介し、詳細な解説・資料も収載。多くの人に読んでもらいたい帰化動物入門書。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
-
3.0オール新作&オール読切★ 「欲しいのは、貴方だけ――」 ひたむきで、歪んでて、狂おしくて、重くて、愛しい「クソデカ感情」を詰め込んだアンソロジー! 【執筆ラインナップ】 《Cover illustration》 ずんだ餅粉 《Comic》 明谷ゆう『噛み痕に堕ちる』 一色藤『罪は鎹、情は錆』 大橋キッカ『キスから先も欲しいから【ひとりじめ】』 加太ブリコ『ヤンデレ幼馴染は一途すぎる』 晴屋うまこ『「まだ」の先まであと少し』 凡乃ヌイス『ホワイト ナイト メア』 舞木サチ『好きかも、しれない【next level】』 三栖よこ『奈落にて咲く』 rug『好きピには絶対いえない推しがいます』
-
4.0皇帝と結婚し、皇后となった姉。だが皇帝と愛人によって無実の罪を着せられ、一族全員処刑されてしまう。 「私だったら……私が皇后だったら騙されたりしなかったのに」 生々しい記憶が脳裏に焼き付くなか、皇后の妹・パトリツィアが目を覚ますと、そこはなんと、皇帝と姉が結婚する《前》の世界だった。 「あの惨劇を知るものは自分しかいない」そう悟った彼女は、姉に代わり今度は自らが皇后候補になることを決意する。 選抜に落ちて皇后にならなければ、呪われた運命から逃れられるはず――そう思っていたけれど……。 今度こそ、呪われた運命から逃れることはできるのか? 爽快な復讐劇が、今幕を開ける!
-
4.0松前家中の少年、春山伸輔は、尊皇攘夷に与しなかったことで落ちぶれてしまった家名を復権させるべく、箱館の遊軍隊と合流。 榎本軍への撹乱活動を行っていた。 一方、新選組副長だった土方歳三は、蝦夷地にできた箱館政府において陸軍奉行並となっていた。 市中の混乱を収めつつ、近藤勇らと夢見た国盗りを、再びこの地で実現させようとしていた。 薬売りに変じて市中見廻りに出ていた土方歳三は、撹乱活動中だった伸輔と偶然にも知り合うことになる。 互いの正体を知らないままに、知遇を得た二人。 だが激化する戦いが、やがて二人の運命を切り裂いていく。待望の文庫化。
-
4.0シリーズ累計45万部突破! ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作は、 日本の神話から平安時代までの嘘を暴く!
-
4.0はじめに 第一章 熊本への旅 第二章 狙われる「ひきこもり」たち 第三章 なぜ頼るのか――孤立する家族 第四章 暴力か救済か――メディアの教訓 第五章 望まれる支援とは 第六章 思い出 第七章 裁判 それぞれの戦い 終章 タカユキさんはなぜ死んだのか おわりに
-
4.0慈恵病院(熊本市)が開設した「赤ちゃんポスト」は“命を救う”という理念のもと、理解を広げてきた。だが、実際の運用は想定外の連続である。2023年3月までに預けられた170人。そのうち病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。さらに同病院は19年末、妊婦が匿名のまま病院で出産できる「内密出産」も導入した。そして近年では、別の団体が新たなポスト開設の構想まで公言し始めている。開設されて16年――赤ちゃんポストが日本社会に問いかけたものとは何か?「命」を巡るノンフィクション。 文庫化にあたり、慈恵病院が新たに始めた内密出産の現状や、関西、北海道、東京でポスト開設を試みる人々への取材など、近年の動向を大幅加筆。
-
3.9立ちはだかる「壁」の正体と乗り越える秘策。 夫婦の間にたちはだかる高くて厚い「壁」ーー 本書は 『夫のトリセツ』『妻のトリセツ』などの著書が大ヒットした脳科学コメンテイター・人工知能(AI)研究者の著者が、コロナ禍で浮き彫りになった最新事情を踏まえて、「夫婦は憎しみ合うようにできていた」という驚きの真実を明らかに。 在宅夫の「ご飯どうする?」に絶望する妻、一緒の時間が増えたのに会話が増えない夫婦…著者に寄せられた悩み29ケースから、夫と妻それぞれの行動の“意外な意味”を解説する。 お互いの行動の意味を知れば、関係は劇的改善!「夫婦は“生き残るためのセット”であって“平和に愛し合うためのセット”じゃない」と指摘する著者が、「在宅」「言葉」「家事」「定年」という4つの「夫婦の壁」をするっと乗り越え、そしてぶちこわすためのノウハウを綴った。 あきらめるのはまだ早い!人生100年時代に必読の夫婦の「シン・トリセツ」。 第一章 夫婦の時間が増えて顕在化した「在宅の壁」 第二章 だから夫婦はすれ違う「言葉の壁」 第三章 夫婦で分担なんて永遠にムリ?「家事の壁」 第四章 膨大なふたり時間はかなり危険「定年の壁」 (底本 2023年8月発売作品)
-
4.0BL(ボーイズラブ)、すなわち男同士の恋愛や性愛が描かれた作品は、 近年のエンタメ業界で存在感を高めている。 こうしたBL作品を理解するうえで欠かせないのが、 「妄想力」を土台とする「腐の精神」だ。 そして、これは突然変異で生まれたものではなく、 日本の歴史に脈々と受け継がれてきた精神であると著者は言う。 本書は、『古事記』から『万葉集』『源氏物語』『雨月物語』といった古典文学や史料を題材に、 「腐」を軸とした鮮やかな解釈で、新しい歴史観を提供するもの。 院政期に男色ネットワークが築かれた本当の理由や、男色の闇にあった差別と虐待の精神史など、 これまで語られてこなかった日本史の本質を描き出す。
-
4.3「野球の神様」ベーブ・ルース以来の二桁勝利&二桁本塁打を達成した大谷翔平。104年ぶりの快挙に世界中が沸いた。徹底解説により2人の偉業はもちろん、メジャーリーグの変遷や最新トレンドも見えてくる。
-
4.0
-
4.1メモ魔の窓際刑事VS多国籍IT企業! 秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。 外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。 これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。 <単行本が発表されたのは2020年秋だが、果せるかな、その1年余り 後の22年冒頭から、極端な円安が進み始めた。作中で「これから、日本人が景気の良いアジアに出て、仕送りする日がくるね」と吐き捨てたアインの予言(=作者の予言)は、着実に成就しつつあるようにも思える>――藻谷浩介氏(地域エコノミスト/巻末解説より) 日本経済の末路を予言した「震える牛」シリーズ最新作! (底本 2023年1月発売作品) ※この作品は単行本版『アンダークラス』として配信されていた作品の文庫本版です。
-
3.7
-
4.2気鋭のジャーナリストが鋭く抉りだすリーマン・ショックのセンセーショナルな内幕。800‐CEO‐READビジネス書大賞受賞作。《フィナンシャル・タイムズ》紙の年間ベスト・ビジネスブックに選出。金融ノンフィクションの傑作 みずからの利益か、世界金融システム破綻の回避か? 迫り来る未曾有の危機に際して、リーマン・ブラザーズCEO、ポールソン財務長官、バーナンキFRB議長、ガイトナーNY連銀総裁、ウォーレン・バフェット、そして巨万の富を稼ぐウォール街のトップは、何を考え、何を語り、いかに行動したか?
-
4.0
-
4.0ある本屋に集うぽんこつたちの人生の喜悲劇。 下北沢にある小さな書店・フィクショネスには、なかなかにぽんこつな面々が集っていた。本を愛しすぎているあまり、商売にはうまく結びつかない店主、物静かだけど筋金入りの「ロリータ」愛読者、大麻合法を真面目に主張する自由人、大手企業で管理職に就く何を考えているかわからない美形男性、そして、決して本を買わずにひたすら店で油を売り続ける、どこか憎めない女子・久美ちゃん。そんな彼女には、しかし、新婚間もなく不幸が訪れる。 それから十数年が経過したある日、久美ちゃんがお店にふらりとあらわれた。同じく懐かしい顔の男を伴って。 ※この作品は単行本版『燃えよ、あんず』として配信されていた作品の文庫本版です。
-
4.0お酒と長く楽しくつきあえる人は「栄養」を味方につけていた! アルコールの代謝には、実は多くの栄養素が使われていることをご存じでしたか。お酒を飲むということは、それだけで「栄養不足」を引き起こしてしまうのです。だからこそ、どんな栄養を摂りながら飲むかがポイント! 日本の栄養療法の第一人者である著者が、二日酔いや翌朝のだるさといった不調から気になる病気まで、お酒の「困った」を解消する飲み方、食べ方を初公開します。
-
3.5
-
5.0日系米国人作家によるエドガー賞候補作! 米国で生まれ広島で育ち、戦後帰米した日系二世、元庭師の老人マス・アライ。マスと同じく原爆体験を持つ帰米二世の親友・ハルオが亡くなり、広島の沖合にある小島に暮らす遺族に遺灰を届けるため、マスは50年ぶりに日本を訪れた。そこで彼は、少年が犠牲になる痛ましい事件に遭遇する。小さな島を訪れた異邦人でしかないマスだが、広島で経験した少年期の傷痕を思い出し、14歳で命を落とした少年のために謎を追う。 日系米国人作家が父親をモデルに、15年間にわたって描き続けた「庭師マス・アライ」シリーズ第7作。このシリーズ最終作では、父親の故郷・広島の現代の情景を鮮やかに活写し、さらに複雑なアイデンティティを持つ主人公の頑固爺の内面を見事に描いて2019年エドガー賞最優秀賞(ペーパーバック・オリジナル部門)最終候補作となった。日本のメディアでも話題となった傑作ミステリが、満を持して登場。 (底本 2021年8月発行作品)
-
4.3
-
4.6
-
4.6
-
3.0
-
4.3
-
4.2『夏の花』で知られる作家・詩人、原民喜(1905―51)。死の想念にとらわれた幼少年期。妻の愛情に包まれて暮らした青年期。被爆を経て孤独の中で作品を紡ぎ、年少の友人・遠藤周作が「何てきれいなんだ」と表した、その死――。生き難さを抱え、傷ついてもなお純粋さをつらぬいた稀有な生涯を、梯久美子が満を持して書き下ろす、傑作評伝。※(以下、新刊案内2018年7月6頁掲載の引用文)「私の文学が今後どのやうに変貌してゆくにしろ、私の自我像に題する言葉は、/死と愛と孤独/恐らくこの三つの言葉になるだらう。」(原民喜「死と愛と孤独」一九四九年)
-
3.8孤児オリヴァー・ツイストは薄粥のお代わりを求めたために救貧院を追い出され、ユダヤ人フェイギンを頭領とする少年たちの窃盗団に引きずり込まれた。裕福で心優しい紳士ブラウンローに保護され、その純粋な心を励まされたが、ふたたびフェイギンやその仲間のサイクスの元に戻されてしまう。どんな運命がオリヴァーを待ち受けるのか、そして彼の出生の秘密とは――。ディケンズ初期の代表作。
-
4.0
-
4.0
-
3.8
-
4.7
-
3.7目の前の世界をがらりと変えてしまう、不思議で魅惑的なお話を読みませんか? 「死の淵にある男が知人の医師から勧められた驚愕の最後」「従順な妻が横暴な夫から受けた仕打ちの行方」「詐欺牧師による狡猾な手段とその結末」「不倫妻が夫をだしぬく意外な方法」「養蜂家がとった恐るべき行動」――淑女の口づけとみせかけて悪魔の噛みつきのように刺激的。読書の愉悦にどっぷり浸らせてくれる短篇11篇をご賞味あれ。新訳決定版。/掲出の書影は底本のものです
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。