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  • 40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか: 体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術
    4.0
    1巻990円 (税込)
    「命にかかわる危険な暑さ」対策指南 喉元過ぎれば“暑さ”を忘れる にならないために。 体温調節のしくみがわかれば暑さ対策もわかる!? 体温はどのように決まるのか、カラダを冷やすしくみとは、 温度をどのように感じているか、熱中症はなぜ発症するか、 運動と体温の関係とは……。 さまざまな側面から、人体に備わった精緻なメカニズムを解き明かす。 酷暑を乗り切るための知恵が得られる一冊。 ●はじめにより 体温の研究は非常に多岐にわたる、学際的知識を必要とする面白い研究である。 たとえば、マニアックな生物学的研究の一方で、空調や、 衣服のことを考えることが必要である。 オリンピックで、トップアスリートがどれだけのパフォーマンスが 発揮できるかを考えながら、高齢者の暑さ感覚がなぜ悪いのかを考える。 体温の研究者は、いつもそんなことを議論しているちょっとおかしな人たちの集まりである。 生物学のようで、生活科学のようで、おばちゃんの井戸端会議のような学問である。 その中に、少しだけ入り込んで、 タイトルの疑問の答えを探しながら楽しんでいただければ幸いである。 ●目次 第1章 環境と人の関係 第2章 カラダの温度とその意味 第3章 カラダを冷やす道具たち 第4章 温度を感じるしくみ 第5章 脳と体温調節─―考えない脳の働き 第6章 フィールドの動物から暑さ対策を学ぶ 第7章 熱中症の話 第8章 運動と体温 第9章 発達、老化、性差など 第10章 温度や暑さにかかわる分子や遺伝子

ユーザーレビュー

  • 40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか: 体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術

    Posted by ブクログ

    タイトルと中身は随分異なり、良い意味で裏切られた感じ。

    当然、毎年当たり前のようになってきた40℃超えの気温でも、私たちは生きているが、一方熱中症で亡くなる人は多い。
    では何故熱中症にかかるのか、そのメカニズムとそれを避けるための方法を、生理学をベースに解説。
    一部専門的過ぎる部分があったものの、全体的には勉強になった。

    人の体表には300万〜500万個の汗腺が存在する。このうち実際に汗を分泌する汗腺を「能動汗腺」と呼ぶ。重要なことは、汗腺数は出生前にほぼ決まっており(遺伝的要因)、能動汗腺数は、幼児期には決まってしまう(後天的要因)ということである。また、この後天的要因として、生育環境に

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    2023年11月24日

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