ドキドキハラハラ作品一覧
-
4.0
-
4.1
-
3.0元は江戸屋敷勤番の侍だった月村四十郎。この男、からすにつきまとわれているため“からす四十郎”と綽名されている。病気の妻を抱え、用心棒稼業で糊口をしのいでいたが、借金は増えるばかり。易者に「死相が出ている」と言われ自棄になった彼は、礼金は高いが用心棒仲間も嫌がる化け物退治を引き受ける。油問屋の巨大な人魂、そば屋の閻魔、医院の骸骨。次々に依頼が舞い込むが、その正体は……。化け物騒動の裏に見え隠れするのは、あやうい人の心の闇。「心に闇、人が化け物――」今日も四十郎は、そう呟くのだった。人気著者が放つ、「四十郎化け物始末」シリーズ3冊合本版!
-
4.2大手不動産会社に勤める瑠花は、今年で5年目。ついにメイン担当として大きなプロジェクトを任され意気揚々としていた。そんな瑠花のパートナーになったのは、会社でナンバー1の出世株・霧島律29歳。しかし、仕事がデキて、カッコいい彼には「性格以外パーフェクトな男」という別名があり、女遊びが激しいと噂されていた。そんな霧島には目もくれず、卒なく仕事をこなす瑠花は、霧島と信頼関係を築いていく。しかし、ある日仕事帰りに二人で飲んだ際、酔っぱらってしまった瑠花は、気づけば霧島の家にいて、そのまま体を重ねてしまう。彼と過ごす夜はまるで麻薬のように甘く、瑠花を虜にしていき…。「その余裕の顔、崩してみたくなった」――苦くて甘いオトナの恋の行方は?
-
2.3念願の秘書課への異動が叶った、地味で真面目なOL・亜矢。喜んだのもつかの間、上司の常務・嵯峨野はイケメン御曹司で仕事もデキるのに、毎日嫌味で高圧的な態度で接してくる。思わず感情を爆発させて怒鳴ってしまう亜矢。我に返り青ざめていると、彼は大爆笑する。大嫌い!と思っていたのに、普段はまったく見せないその無邪気な笑顔に、なぜか亜矢の胸は高鳴ってしまい…。
-
4.0衝撃の三冠達成から30年―― 今でも根強い「最強の三冠馬説」と謎に包まれた高松宮杯出走まで“シャドーロールの怪物”の真実に迫る! 伝説のジョッキーたちによっていま初めて明かされる栄光と挫折の舞台裏。 「やっぱりもう少し長く生きてほしかった。それが一番ですね」(南井克巳) 「(ルドルフと)一緒にやって(対戦して)みたかった、という思いが強かった馬だよね」(岡部幸雄) 「負けた側としても非常に嬉しいですよ。後世まで語り継がれるというのは」(田原成貴) 「見てて史上最強馬だと思っていました。好きな馬でしたね」(武豊) 「栄光のあとに降って湧いてきた不運や不幸は、ナリタブライアンのあずかり知らぬ力によって生まれた『闇』に翻弄されたものといえるかもしれない。 その闇のひとつが『人間』であるのは明白だ。 2024年はナリタブライアンの三冠達成30周年という節目の年。 個人的なことをいえば、私は同年に還暦を迎える。 その節目の年に、現場で最も取材した競走馬の一頭であるナリタブライアンの足跡を辿ってみたいと強く思うようになった。 その思いを伝えて実現したのが、この日の南井克巳さんへの長時間にわたるインタビュー取材だった」(著者より) 【著者プロフィール】 鈴木学(すずき・まなぶ) サンケイスポーツ編集局専門委員。1964年6月生まれ。慶応義塾大学文学部卒。 1989年に産経新聞社入社。産経新聞の福島支局、運動部を経て1993年2月にサンケイスポーツの競馬担当に。 2年間のブランク(運動部デスク)後、週刊Gallop編集長、サンケイスポーツレース部長、競馬エイト担当部長などを歴任し現在に至る。 サイト「サンスポZBAT!競馬」にて同時進行予想コラム「居酒屋ブルース」、「週刊新潮」にて「ビギナーゆかりと師匠まなぶの競馬道」を連載中。 印象に残っている馬はオグリキャップ、ホワイトマズル、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、マヤノトップガン、フジキセキ、ダンスインザダーク、ロゼカラー、ローズバド、タイキシャトル、テイエムオペラオー、ジャングルポケット、ローエングリン、ハーツクライ、スマイルジャックなど多数。 共著に『しなやかな天才たち イチロー・武豊・羽生善治』(武豊を担当/アリアドネ企画)がある。
-
3.9※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 史上最強レベルの論理的思考能力が身につく。「『この文は偽である』さて、この文は真、それとも偽、それとも…」。単純そうに見えて錯乱しやすい問題を解くことでものごとを理詰めで考える力がつく60問。(ブルーバックス・2003年11月刊)
-
4.3結婚を約束した彼との幸せな未来を夢見る絵梨。ところが、ようやく迎えた婚約披露の日――彼の隣で笑っていたのは何故か自分の後輩だった。人生最高の瞬間が一転、どん底まで突き落とされてしまう。理不尽に貶められ最悪な日々を送る中、絵梨に思いがけない転機が訪れる。なんと顔見知りのイケメン――雅翔から、二股男たちへの“復讐”を提案されたのだ! 戸惑う絵梨だったが、気付けばデートへ連れ出され、甘く強引に本来の美しさを引き出されていき……。恋も復讐も、豪華に楽しく徹底的に! 極上イケメンと失恋女子のときめきハッピーロマンス!!
-
3.0ケイトは最初、自分の耳を疑った。村にある発電所に新しい所長がやってくる。所長の名はジェイク・ハーヴィー。2年前、ケイトが別れた夫だった。いいえ、離婚手続きを終えていない以上、彼はまだ私の夫。ロンドンの家を飛び出してのち、ケイトはヨークシャーのこの地で友人とクラフトショップを経営し、自立の道を歩み始めていた。新しい所長を歓迎するディナーパーティーのホステス役を頼まれ、気楽に引き受けたものの、まさか相手がジェイクだとは思わなかった。しかも彼はケイトの名を聞き、彼女が誰か知ったうえで出席するという。今さら何のつもり? ケイトは夫との再会に一歩も引く気はなかった。■1984年に書かれたP・ジョーダンの未邦訳作品をお届けします。今回がいよいよ最後の新刊となります。多くの読者を魅了した、ロマンスの醍醐味あふれる小説の世界を心ゆくまでご堪能ください。
-
2.8
-
3.0おしゃべりで皮肉屋で奇態、屍人探偵・烏丸白檀、参上! 看護学校からの帰りの通学路で交通事故に遭い、意識を失った主人公・藍原剛力。目覚めたときには、体の機能が停止した“屍人”となっていた。“屍人”から人間に戻る方法は、自らを殺めた犯人を糾弾することのみ。探偵の烏丸白檀とともに犯人を探る藍原が突きつけられた“悪意”とは……!? 不意に死が訪れた人間たち自らの死の真相を明らかにするため、烏丸とともに彷徨する連作短編ミステリー。 第一話 炎と水死体 第二話 そこにない家 第三話 早すぎた埋葬 ◆著者 木犀あこ(もくせい・あこ) 1983年徳島県生まれ。奈良女子大学文学部卒。 2017年『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞しデビュー。 ◆イラスト TAKOLEGS(タコレグス)
-
4.016歳の誕生日に悪魔の花嫁となってしまったコンスタンティン。 唯一の離婚の方法「善行を積んで結婚指輪を壊す」を実行するべく、伝説の聖女【黒い羊】として悪を倒すも、異端者として司祭にまで追われることに!?
-
4.2東京墨田区の外国人たちの相談役的存在で、「シスター」と慕われる、予備校の英語講師、能條玲。フィリピン出身の友人女性からの頼みで彼女の息子を探すことになった玲は、彼を探すうちに、ひょんなことから暴力団と外国人半グレ集団とのトラブルに巻き込まれてしまう。普段はただの一般人としてふるまう彼女だが、元フランス特殊部隊のエースという隠された経歴があった。前職の技術を活かし、暴力団と半グレたちを制圧して事件を解決に導く玲。その後も相次ぐトラブルに巻き込まれた外国人たちを助けていくうちに、玲は下町に隠された国際的な陰謀に巻き込まれていく。
-
3.52011年3月11日の東日本大震災の直後に起きたみずほ銀行のシステム障害。2002年の経営統合直後に続く二度目の大規模システム障害は何故起きたのか? 20年以上にわたって「動かないコンピュータ」を追い続けてきた日経コンピュータ編集部が関係者に徹底取材。義援金の振り込み集中が大規模障害につながるプロセスを平易に解き明かすとともに、失敗が繰り返される真因に迫ります。 金融分野のみならず、障害が深刻な信用失墜/損失につながるミッションクリティカルシステムに携わるすべてのビジネスパーソン必読の一冊です。
-
3.4
-
3.9有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。 苦境にあっても決してへこたれず、ユーモアを忘れない、史上最もタフな探偵の最新作。 〈甘いミステリ・フェア〉〈サマーホリデー・ミステリ・フェア〉〈風邪ミステリ・フェア〉〈学者ミステリ・フェア〉〈クリスマス・ミッドナイトパーティー〉など、各回を彩るユニークなミステリの薀蓄も楽しめます。 好評の「富山店長のミステリ紹介ふたたび」も収録。 解説は大矢博子氏。 【目次】 「青い影~7月~」……バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなくなっているという相談を受ける。晶は現場から立ち去った女の存在を思い出す 「静かな炎天~8月~」……かつて息子をひき逃げで重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。晶に持ち込まれる依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く 「熱海ブライトン・ロック~9月~」……35年前、熱海で行方不明になった作家・設楽創。その失踪の謎を特集したいという編集者から依頼を受けた晶は失踪直前の日記に頻繁に登場する5人の名前を渡される。 「副島さんは言っている~10月~」……元同僚の村木から突然電話がかかってきた。星野という女性について調べろという。星野は殺されており、容疑者と目される男が村木の入院する病院にたてこもっていた。 「血の凶作~11月~」……ハードボイルド作家・角田港大の戸籍抄本を使っていた男がアパートの火事で死んだ。いったいこの男は何者なのか? 「聖夜プラス1~12月~」……クリスマスイブのオークション・イベントの目玉になる『深夜プラス1』初版サイン本を入手するため、翻弄される晶の過酷な一日を描く。
-
3.5やさしい口当たりと驚きの後味 最後に一篇、いかがですか? 初収録作品多数、日本SFの巨匠の知られざる傑作集 大きな戦争が起きて、どうやら世界は終わるらしい。 しかし、そんなニュースは流れない。戦争の噂はデマだったのだろうか……。 不気味な“日常”を描いた表題作ほか、 ムダをはぶき効率化を突きつめた企業の行く末「ムダを消せ!」、 クイズ番組に人生を賭けるクイズのプロたちの熱き戦い「テレビの人気者・クイズマン(人間百科事典)」など、未収録作品と未文庫化作品を多数収録。 いまなお突き刺さるアイデアと警鐘。 SF第一世代の巨匠による、やわらかな口当たりと驚きのコクが味わえる全五十篇。 お目覚めに、あるいは最後に一篇いかが? 作家活動最初期の十年間に眉村卓が発表したショートショートのうち、これまで著者の単行本または文庫本に一度も入ったことのない作品を中心に五十篇をまとめたのが、本書ということになる。未知のジャンル「SF」に賭けて若き日の作者が傾けた情熱の一端を、この一冊から感じていただけたなら、これに勝る喜びはない。 ――日下三蔵「編者解説」より 【収録作品一覧】 いやな話 名優たち われら人間家族 廃墟を見ました 大当り 誰か来て 行かないでくれ 応待マナー ムダを消せ! 委託訓練 面接テスト 忠実な社員 特権 夜中の仕事 のんびりしたい 土星のドライブ 家庭管理士頑張る 自動車強盗 ミス新年コンテスト 物質複製機 獲物 はねられた男 落武者 安物買い よくある話 動機 酔っちゃいなかった 晩秋 怨霊(おんりょう)地帯 敵は地球だ 虚空の花 最初の戦闘 最後の火星基地 防衛戦闘員 最終作戦 敵と味方と すれ違い 古都で 雑種 墓地 傾斜の中で あなたはまだ? 静かな終末 錆びた温室 タイミング テレビの人気者・クイズマン(人間百科事典) 100の顔を持つ男・デストロイヤー(破壊者) 電話 店 EXPO2000 『ながいながい午睡』あとがき(さんいち・ぶっくす)
-
3.6私はあの人と付き合うとるとよ。 あの人を好いとると。 そう言い残して、一人の女が姿を消した。 失踪したのか、死亡したのか――。 圧倒的な「不在」がもたらす感情を炙り出す、 不穏でミステリアスな物語。 誰にでも自分だけの神様がいるのかもしれない。 だとすれば、その神様は私の味方であるはずだ。 東京から佐世保の和菓子店に嫁ぎ、娘を育てながら若女将として生きる、晶。誕生祝いの夜、夫から贈られたエルメスのバングルを手首に巻きながら、好きな人がいる、その人のところへ行くと告げ、いなくなった。残された夫・伸吾の怒りと嘆き、愛人・武藤の不審と自嘲、捨てられたと感じながら成長する娘・結生……。「不在」の12年間を、さまざまな視点から綴る長編小説。
-
3.4
-
4.015歳までに100万回ボールを触れ! ■子供への声かけに「バカヤロー」は必要 ■指導者たるもの、最低10年のスパンで指導を考えろ! カズ、ヤスなど60人以上のJリーガーを輩出した高校サッカー界の名将が語る選手育成法 勝負の世界は勝者と敗者がいる。長い人生の中で、高校時代というわずかな時間に負けることくらい、そんなに大したことじゃない。 むしろ、頭が柔軟なその時期に、自分で考えるサッカー、個人を磨くサッカーをしておけば、いつかきっと勝てる時期が来るんだ。 だからこそ、俺は子供たちにこう言い続けている。 「お前たちがやっているようなサッカーは、他のどのチームもやっていない。自信を持って続けていけ」と。 育成年代の指導者は、長期的な視点を持って、物事に取り組まなければならない。 子供たちの今ではなく、10年後、20年後の姿をイメージして、アプローチしていくこと。それを脳裏に刻みこむ必要があるんだ。(「はじめに」より一部抜粋) 【目次】 第一章 指導力 ・今の日本サッカー界を見つめ直す ・指導者への第一歩「人の真似をしても何も始まらない」 ・コーチングの道を極めるために仕事、そして人生を投げ打つ ・死ぬまで現役のサッカーコーチをあり続けることを目指し志したブラジル流テクニックの道 ・指導者たるもの、最低10年のスパンで指導を考えろ! ・大切なのは「スイッチ・オン」いかに子供の心に火をつけるか ・いい選手を見極めるためには「目」と「足」を見ろ! ・本当のサッカーの駆け引きを伝えろ! ・練習のための練習はするな いつも試合をイメージさせろ! ・選手を成長させるハングリー精神の追求 etc 第二章 技術力 ・求めるサッカーは常に「美しくある」べき ・才能ある選手は路地裏から突然、生まれる ・ブラジルサッカーを日本式に活用 ・サッカーの原点はドリブルにあり ・15歳までにボールを100万回触れ! ・型にはめない練習方法を実践せよ ・全国制覇へのアプローチ ・いい見本がスペシャリストを生み出す etc 第三章 人間力 ・心のコップを上に向けさせろ ・たゆまない努力と向上心がリスペクトと人間力を生む ・世界と戦える選手になるための条件 ・いい男はピッチ内だけじゃない 「ナイトサイエンス」が人としての器を広げる ・理不尽と思えるものに価値がある ・指導者と選手と言えども一人の人間同士 真っ直ぐな目線で向き合え! etc
-
2.0
-
3.5米国は中国の覇権主義を止められるか。 2020年11月に行われるアメリカ大統領選に世界の注目が集まっている。再選を目指す共和党のトランプ氏に挑む民主党のバイデン氏の闘いは僅差でバイデン氏がリードしているとされるが、2016年の大統領選でも大方の予想を裏切って勝ったのはトランプ氏だった。 しかし、新型コロナウイルスを軽視して、死亡者を全土に拡大させた上に、白人警官による黒人“殺害”事件でデモをする民衆に対し、軍による鎮圧をちらつかせたトランプ氏に全米で反発が広まっているのは確かだ。アメリカ国内を見てみると、新型コロナの影響で失業率は高止まりして、格差拡大は高まる一方だ。分断も進み、国民の不満は日に日に強まっている。 そんな内政を鑑みた上で外交面を見れば、覇権主義を目指す中国との対立はギリギリの緊張状態である。このまま中国への圧力が高まれば、中国も黙ってはいられないだろう。中東問題にしてもアメリカの介入によって、不安定化している。多くの地域に爆弾を抱えているようなものだ。 日本にしても対岸の火事と見てはいられないのが事実だ。かつて「世界の警察」として圧倒的な力を持っていたアメリカ1強時代は終わってしまうのか。
-
4.1
-
3.0
-
5.0
-
3.7全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体の確認にベルリンからやってきた母ミカエラは、自分一人でも娘が殺された理由をつきとめ、姉と一緒に家出したまま行方不明のもうひとりの娘を捜し出そうと堅く心に決めていた。事件を担当する上級警部ヴァルターは、ともすれば暴走しようとするミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴェリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師からの弁護依頼を受けていた。『夏を殺す少女』続編。ドイツで爆発的な人気を博した話題作登場。
-
4.0「なんにもない」と県民が自虐する地、埼玉県を旅した歴史家・渡辺惣樹氏が史跡の声を伝える──濃厚歴史浪漫 日米近現代史研究家である著者の今回の考察領域は、時間軸では日本の古代から近代までとロングスパンだが、視察エリアは武蔵国こと「埼玉県」限定。そう、「なんいもない!」と県民が自虐する埼玉県の古墳、寺社、城跡、古道、碑文、地質遺産を、著者が現地で視察し、戦後教育が教えなくなったエピソードにも触れつつ歴史浪漫を解説する。エリア限定と言いつつも、ひっそり佇む寺社、道端のひとつの碑文も歴史の眼で見れば、その場にいながら日本列島各所からピースが集まり、日本国史のダイナミズムが全国規模で広がるのである。全埼玉県民必読の書。 <本書の内容> 第1章 家康の遺骸は日光にはない(川越市) 第2章 渡辺綱は鴻巣からやってきた(鴻巣市) 第3章 氷川神社は古代祭祀場だった(さいたま市) 第4章 芭蕉の旅と斎藤実盛(草加市・熊谷市) 第5章 金錯銘鉄剣に記録された115文字(行田市) 第6章 日本武尊の東征の足跡を追う(秩父市) 第7章 古秩父湾 海辺だった秩父(秩父市・長瀞町・小鹿野町) 第8章 飯能戦争、帰化人、大東亜戦争の史跡(飯能市・入間市) 第9章 武蔵国から思う鎌倉武士の憂鬱(狭山市) 第10章 室町の関東はカオス、謀略に沈んだ太田道灌(越生町) 第11章 深谷の不思議と渋沢栄一(深谷市) <本文より> 私には、旅先の現場に立つと、しゃべりたくてうずうずしている先人たちの声が聞こえる。 おれのことを、わたしのことを書いてくれという声である。 第2章で扱った渡辺綱は辞世の句を次のように詠んだ。 「世を経ても 分け越し草の ゆかりあらば あとをたつねよ むさしののはら」 先人の最高の喜びは、後世の人々にゆかりの地を訪ねてもらうことに違いないのである。
-
4.0
-
5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 原子・地球は丸いということ・電磁波・偏光……といった世界的な大発見から,生活を豊かにしてくれる身近な日本での話まで,おもしろい発明・発見をした人たちの物語。科学のたのしさと創造的に生きる喜びがイキイキ伝わってきます。科学者たちがどんなふうに科学をたのしんできたかを知ることが,〈科学のたのしさ〉を知る一番の近道! お話のくわしい解説もついています。 ★★ もくじ ★★ ・ デモクリトス物語 原子論をはじめてとなえた人 ・ まちがいなく「大地はまるい球だ」 コロンブスの大たんな計画 ・ テレビアンテナ物語 ・ 〈光は電磁波の一種だ〉とかぎつけたファラデーの発見物語 ・ フリッシュさんの大発見 ミツバチの不思議な方向感覚のなぞ ・ バカ苗病とジベレリン 日本人の発見した植物ホルモン ・ 創造の時代をひらく村人たち 雪国にたつ〈科学の碑〉 ・ 記号と暗号 ギリシア文字入門
-
4.0
-
3.8
-
4.1
-
3.6《私たちの心には、“彼女”のかけらがあるから》 女性への暴力や不条理が激しかったころ、美術家として作家として、時代に先駆けて生きたシム・シソン。 ユーモアを忘れずにたくさんの仕事をし、二度結婚して四人の子供を育て、世の評判をものともしなかった人。 そんな〈家長〉にならい、自由に成長してきた子供と孫たちは、彼女の死後十年にあたり、ハワイでたった一度きりのちょっと風変わりな祭祀を行うことにするが…… 『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』のチョン・セランが贈る家族三代の物語。韓国で16万部を突破した待望の最新長編小説。 ――20世紀を生き抜いた女性たちに捧げる、21世紀を生きる女性たちからの温かな視線。
-
3.8
-
3.0
-
3.8年間約17万人――高齢化が進む日本では、孤独死など病院外で死ぬ「異状死」が増え続けている。そのうち死因を正確に解明できるのは一部に過ぎず、犯罪による死も見逃されかねないのが実情だ。なぜ、死ぬ状況や場所・地域によって死者の扱いが異なるのか。コロナ禍でより混迷を深める死の現場を赤裸々な証言で浮き彫りにする。
-
4.0
-
3.5
-
4.3東京都の監察医となって数多くの「死体」と対面してきた著者が「死」とは何かを語る。監察医とは意外なことに事件性のはっきりした死体は解剖しない。いわゆる「変死体」と言われる死因のはっきりしない死体と向き合う。それだけに、その死から様々なドラマを読むことになる。誰にも看取られずに死んだ独居老人、溺れて死んだ子供、ミイラ化した死体、五寸釘を心臓に刺して自殺した男などなど。テレビのサスペンスドラマがよりいっそう興味深いものになるのは間違いない。ベストセラー『死体は語る』に続く監察医のモノローグ。
-
3.5この街では、 なぜか人がよく殺される。 ならず者たちが謎を追う!! ミステリ・ランキングを席巻する 鬼才が贈る、前代未聞の死体パズラー! 豚の頭をかぶった死体、 死体の腹の中の死体…… この街では、なぜか人がよく殺される。 殺人事件の発生率は南アフリカのケープタウンと同じくらい。 そんな牟黒市で見つかる一風変わった死体の謎を追うのは、 文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、 詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事。 ミステリ・ランキングを席巻する 鬼才が贈る死体大博覧会【EXPO】、開幕!!! 解説/東川篤哉 【目次】 前日譚 豚の顔をした死体 何もない死体 血を抜かれた死体 膨れた死体と萎んだ死体 折り畳まれた死体 屋上で溺れた死体 死体の中の死体 生きている死体 後日譚 解説 『死体の汁を啜れ』を削れ 東川篤哉
-
3.6ドイツ、2006年6月。オペル動物園で左腕と左足が切断された死体が発見される。首席警部オリヴァーと相棒のピア、そして捜査課のメンバーたちが乗り出し、死んでいたのは高校教師で環境保護活動家のパウリーだと判明する。彼はたくさんの生徒たちから慕われていたが、同時に動物園付近の道路建設による環境破壊や動物園の動物虐待を批判し、さまざまな人間に憎まれていた。捜査が進めば進むほど、パウリーを殺す動機を持つ者が浮上する。さらにピアに危険が迫り……。謎また謎の展開と緻密極まる見事な伏線。リーダビリティに溢れた傑作警察小説!
-
3.3
-
3.0「今日もお礼が言えなかった……」志波 健(しば たける)24才。ルックスはそこそこながら、極度のあがり症&ヘタレという、なんとも残念なリーマンである。そんな志波は現在、いつも優しくフォローしてくれる先輩の一ノ瀬さんに片思い中!にも関わらず、あがり症が原因で想いを伝えられない。というか、緊張して上手く話せない…(涙)。我が身の情けなさを呪っていたある日、なんと一ノ瀬さんと一緒に新企画のプレゼンをすることに! 「これはもしや一ノ瀬さんと仲良くなれるチャンスでは…?」心機一転、脱・あがり症&ヘタレを目指して『あること』を実践しようとするが――。【桃色日記】
-
-本作は本編モノクロ版です。2巻以降は本編フルカラー版をお買い求めください。 25年1月より放映開始!!アニメ「「1分間だけ触れてもいいよ…」シェアハウスの秘密ルール。」(通称:いぷふれ)OUMA先生の最新作「女性社員たちの…下心がまる見えです。」美女だらけの女性向け商品企画部。唯一の男、俺はバリキャリOLからコキ扱われていた。なんとか見返したくてダウンロードする『心が読めるアプリ』すると思わぬ事態が…!?――「(あぁ…キミに抱かれたい)」鬼部長から聞こえてくる”心の声”。それどころか、部署の女性全員が俺と”シたい”と妄想していて…ちょっとHなOLたちとの一発逆転のハーレム天国が始まった!!☆単行本限定の描き下ろしも収録!朝の電車でこっそりプレイ…♪ ※この作品は過去、電子書籍「下心が読めるアプリ~本音はキミが好き好き大好き~1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
-
5.0夢の中で見知らぬ少女と出会い、共に過ごすようになった幸成は、ある日、既視感を覚えて訪れた場所で、夢の中の少女と出会う。同じく夢で幸成と出会っていた彼女と、その現象を確かめるため出かけていくと……。
-
3.0
-
5.0
-
3.3緊急出版! 第99代内閣総理大臣・菅義偉を知る一冊。秋田から出てきた若者は裸一貫から、いかにして最高権力の座を射止めたのか生い立ちから、法政大学の学生時代、横浜市議、衆院議員当選、安倍総理の右腕として「影の総理」ともいわれた官房長官時代までを、菅本人へのインタビューや地元・永田町関係者らの徹底取材をもとに描く人物評伝。 はじめに 菅総理、誕生す 第一章 血涙の歴史の落とし子 第二章 集団就職の世代 第三章 小沢一郎と菅義偉 第四章 権力闘争の渦中で 第五章 安倍政権の中枢で 第六章 権力を体現する政治家
-
3.5
-
3.0
-
3.3
-
5.0ごく普通のエンジニア仲間3人が、起業からわずか数年で100名規模の会社を作り上げ、数十億円で企業を売却するまでの経緯をもとにした経済小説です。 誰も教えてくれない会社設立の方法、組織が大きくなるにつれて生じる軋轢など、乗り越えるべきさまざまなハードルを、エンジニアならではの性格と発想で乗り越えていきます。問題に直面したときの判断のよりどころとなったのは次の3つの考えです。 - 自由な働き方を追求すること - 有名になることをいとわないこと - 売上にはシビアな判断をすること これらの考えを経営判断に取り入れることで会社は急成長しました。実は3人の性格はバラバラで、これらの考えをピッタリと表すのが3人の性格なのです。創業から売却までのさまざまなストーリーが凝縮されていて、起業したいと考えるエンジニアだけでなく、組織の管理に悩む現役のマネージャ/経営者にとっても重要なヒントが見つかる1冊です。
-
3.3表の顔は腕の良い仕立職人、裏の顔は達人に仕込まれた剣術で悪を成敗する「地獄への案内人」。仕立屋お竜の活躍を描く痛快時代小説開幕! 第一話は、いたいけな少女・おしんがお竜と名を変えて「地獄への案内人」の道を歩むまでが描かれます。幼い頃に父からDVを受けてきたおしんは、母と家を逃げ出すが、その母も過労で亡くなり天涯孤独の身に。母親の薬代のためにつくった借金を抱えたおしんだが、親切顔で近づいてきたやくざの林助に騙され、盗品の運び屋や、美人局の片棒を担がされるなど、悪の道にひきづりこまれてしまいます。 とあることがきっかけで、武芸の達人・北条佐兵衛に助けられて自由の身となったおしんは、天賦の才があったのか、達人から教えてもらった武術を乾いた砂が水を吸うようにわがものにしてゆきます。「お前の才能は、お前のように困っている女性のために使うのだ」という師匠の言葉を胸に、師匠の紹介で仕立屋「鶴屋」から仕事をもらうようになります。そしてお竜と名を変えて、女をいたぶる悪人を退治することを決意。そんなある日、因縁の男と再会することになって……。 お竜の庇護者となる仕立屋の主・鶴屋孫兵衛、鶴屋の碁敵で謎のご隠居・文左衛門、そして鶴屋の用心棒で、ちょっととぼけた吉岡流剣術の使い手・井出勝之助など、お竜の脇を固める登場人物たちも魅力たっぷり。そして何よりの読みどころは、お竜の艶やかさと痛快アクションシーンです!
-
4.0【その手から、紡がれる伝説…。】 人々の願望を形にする夢の職人、天選(マスターピース)!! 天選に憧れる仕立屋マクモが、伝説のハサミを手にした時…。笑顔を仕立てるNEWブランド! Mac-mode始動!! (C)2004-2005 Yen Hioka
-
3.4
-
2.0弟のアーリンをゲイの道に引き込み破滅させた、父の秘書を探すため、ゲイ狩りを命じるダク家の当主キャサリン。だが、秘書はすでにキャサリンが殺していたのだ!?彼女の中では、ホモセクシャルと魔女が同じになっていた。彼らを世界から一掃させるという狂気に取り憑かれていたのだ。ある日キャサリンは、食べた料理があまりにも美味かったので、シェフに夜の伽を命じる。「お前ほどの料理の達人なら、さぞこっちの料理も上手そうね。さあ、私の欲望を満たしてちょうだい。もし満たしてくれたら、もっと大きなレストランのシェフに抜擢してあげてもいいわよ」男の指と舌の愛撫に激しく応える女。「あ…」その直後「お前はその舌と指で私を満足させればいいの!」と。
-
2.8
-
3.9中流魔族のネロは父親から希少な贄である「人間」を譲り受けた。リモーネと名付けて主人になるが、正式に囲うためにはその体液を“下の口”から“食事”として摂取しなければならない!?魔族より弱い人間のリモーネに組み敷かれ、与えられる熱はおかしくなるくらい美味しくて、一途にそそがれる彼の眼差しはネロの心まで満腹にした。学校へも連れて行きリモーネとの距離を一層近く感じるネロ。しかし、リモーネと手をつなぎ対等に接するネロの様子は人間を餌としか認識しない周囲の反感を買ってしまい…!?――リモーネは餌なんかじゃない。ずっと一緒だ。キュートな人間×まっすぐ魔族のHでせつない異種族主従ラブ!描き下ろし付き。(※この作品は電子雑誌「kyapi! vol.43、45、47、55、57、60、62」及び単話版1~7の内容が含まれております。重複購入にご注意ください。)
-
4.0
-
3.0大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。 しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。 ==登場人物== 春人 人と関わるのが苦手な大学生。 イマリには下僕と見なされている。 イマリ 元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。 甘いものに目がない。 桜 春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。 しっかり者の高校1年生。 洋蔵 「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。 初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。
-
4.0不動産大手に入社したものの、お人好しすぎて成績イマイチなOL・仙川凛香。上司に与えられたラストチャンスは開発予定地に立つ「ツバメビル」の各店舗を3ヶ月で退去させること。 「弱みを握ってでも立ち退かせなさい」と言う上司の指示で身分を偽ってビルに潜入する凛香。でもなぜか日本酒バーを営む美青年・飛田と、個性あふれるテナントの人々の悩みを解決することに……!? 凛香の、そして「ツバメビル」の明日はどっちだっ!? 頑張る女子へ、ビタミン小説。
-
3.0「人様を照らすような太陽のような人間になれ!」。先祖伝来の土地・田畑を担保にして学費を作り自分を医大へと進ませてくれた母の言葉を胸に医師となった青年・水野太陽。2年間の研修医期間を終え荒川沿いの下町にある『河原病院』に勤めることになるが、そこでいきなり余命一か月の末期がん患者・東野の主治医に任命される。『医者になったものが最初に現場で学ばなければならないことは“医者なんて無力だ”…ということを学ぶことです』。院長の言葉に最初はそんな無茶な…と思ったものの、太陽は東野と必死に向き合い…。軽薄でスケベながら涙もろく情に厚い熱血青年医師の成長を描いた、人情派医療コミック!
-
3.5華麗なる復讐は誰のために? 復讐の女神と化した美しき女優と忠実な運転手 死の輪舞が幕を開ける 生涯五本の長篇しか残さなかった小泉喜美子が、 溺愛するコーネル・ウールリッチに捧げた最後のサスペンス長篇。 「わたしは〝死に至る病〟に取り憑かれた」── 美人女優は忠実な運転手を伴い、三人の仇敵への復讐に最後の日々を捧げる。 封印されていた怨念が解き放たれる時、入念に仕掛けられた恐るべき罠と目眩があなたを襲う。 同タイトルの中篇を特別収録。 イラスト コテリ 〈目次〉 死だけが私の贈り物 死だけが私の贈り物(中篇) 解説 新川帆立
-
4.0
-
3.3
-
3.0
-
3.523歳の夏――この罪を見過ごすことはできなかった。 MWA賞受賞作家が放つ瑞々しい青春ノワール。 「ルー・バーニーの最高傑作」S・A・コスビー 「最後のページまで心を掴んで離さない」ドン・ウィンズロウ 遊園地で働く青年ハードリーはある日、煙草の火傷痕の残る幼い姉弟を見かける。 行きがかり上、虐待を通報するも当局に相手にされなかった彼は、証拠を掴むため素人探偵まがいの調査を開始する。 見えてきたのは裕福なのに荒れ果てた家と、弁護士の父親の背後にちらつく麻薬組織の影。 23年間、面倒を避け気ままに生きてきたハードリーは、幼い命を救うため人生で初めて壮大な賭けを仕掛けるが……。 解説:吉野 仁 ■著者既刊 『11月に去りし者』
-
4.0吉田聡が赤裸々にデビュー前後の己を描き切った(!?) これぞ、笑劇的半自伝まんが道の決定版!! 時は、1981年3月。 グーグルマップのストリートビューにも出てこない小さな町の小さな場所から 全国各地のキミに贈る“THE YOSHIDA”節 大全開の熱烈ドキュ“漫”タリー、 ここに誕生! いざ、未知なるまんが道へ飛び込め 時田サトシ!!
-
4.5冴木あずみと吉野葉平は先輩と後輩で、しかも恋人同士。でもまだお互いの名前の呼び方すらにすら慣れない日々で…!?甘酸っぱさと恥ずかしさ満載の二人の恋を描く、思わず悶え転がるイチャラブコメディー!
-
4.0
-
-
-
3.5
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。