桜の園/プロポーズ/熊

桜の園/プロポーズ/熊

913円 (税込)

4pt

美しく咲いた桜の園に5年ぶりに当主ラネフスカヤ夫人が帰ってきた。彼女を喜び迎える屋敷の人々。しかし広大な領地はまもなく競売にかけられることになっていた(「桜の園」)。滑稽で支離滅裂ぶりが笑いを誘うボードビル2篇を併せて収録。登場人物が際立つ絶妙のセリフまわしでチェーホフ喜劇の神髄を味わう、翻訳史に残る会心の新訳!

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桜の園/プロポーズ/熊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    はじめてのアントン.チェーホフ
    キンドル アンリミテッドで
    戯曲はじめて読みましたが140年以上も前の
    ボードビル一幕物「プロポーズ/熊」には抱腹絶倒。
    チェーホフ最期の作品4幕物「桜の園」は喜劇の中に哀愁漂う深いお話でした。桜はサクランボのことのようです。いろんな戯曲読んでみたいかも

    0
    2021年02月20日

    Posted by ブクログ

    読んだつもりになっていたけど、読んでいなかった、というタイプの本です。

    この手のブンガクについて、ある年齢以降、

    「どれだけ、翻訳が難解にしていて、モトモトの魅力を削いでいるか」

    ということに気づいてしまって。
    気づいたら恐らく意識過敏になってしまって。

    で、その反動で、光文社の古典新訳はイ

    2
    2018年01月03日

    Posted by ブクログ

    戯曲のたのしみかたが相変わらずわからない。
    農奴解放の光と影、みたいな話なのかな。貴族の斜陽、そして彼女のもとで農奴として働いていた男の息子ロパーヒンが彼女の屋敷を買い取ってしまう。上の世代であるラネフスカヤとガーネフの兄妹は桜の木が伐り倒されることに心を痛め、なぜそうなってしまうのかも理解できない

    1
    2013年12月27日

    Posted by ブクログ

    チェーホフを読むのは久々なような、初めてなような。

    「家」を中心にした戯曲、そこに描かれた人々のドタバタ劇…何だかロシア文学なのに日本文学と似ている印象を受けるのは気のせいか。喜劇なのに、どうにもこうにも喜劇に思えないのはロシア文学だからか、そういうわけではないのか。不思議な気持ちになる名作。でも

    1
    2013年02月05日

    Posted by ブクログ

    ここから出て、ここではないどこかへ…。思い切って飛び込んでしまえば、案外やっていけるのかもしれない。でも、そうじゃなかったら…。

    『プロポーズ』と『熊』は、楽しいコメディだった。

    0
    2014年08月28日

    Posted by ブクログ

    読書会の課題本。「桜の園」は神西訳に親しんできたが、他の2本は初めて読んだ。ところどころ出てくる、古臭い駄洒落が少し気になったが、まあまあ楽しく読めた。

    1
    2016年05月21日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだチェーホフの中では一番ハマらなかったかもしれない。

    「桜の園」は喜劇ということだけど、普通に読むとやっぱりどうも悲劇の色が濃いようにも思う。
    見方によってはたしかに滑稽かもしれない。

    「プロポーズ」は一番わかりやすくコメディで笑えた。
    プロポーズしにきたのにひょんなことから話が逸れて

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ

    チェーホフは、かわいい女に続き2作目なのだけれど、戯曲だったのでおっと思った。

    桜の庭は名作とされてるらしいのだけれど、そうなの?という感じ。劇用だからか、所々、キャラクターのセリフが無視をされ、次の人が関係ない話をいきなりする個所が見られ、そこがよく分からなかった。

    プロポーズは面白かった。

    0
    2016年05月29日

    Posted by ブクログ

    人間ってかなしいのに、おかしい。

    「プロポーズ」は、普遍的にある話。はいはい、って言いたい。
    「桜の園」は、ところどころなんか変な人がいて、でも、まあ人間ってこんな感じかな、と思わせる。ちょっと変な人って、わりとどこにでもいるよね。
    「熊」も、どちらもめんどくさい人だった。こういうの、いろんなキャ

    0
    2013年08月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『桜の園』
    日常の中のありふれた悲劇、って感じの書き方がかなり好き。
    何かの本で読んだ、「『桜の園』で桜の木を切り倒す斧の音を忘れられる人は居ないだろう」って言葉を思い出しながら読んだ。戯曲としても見てみたい。
    解説を読んで「その通りだな」って思ったけど、チェーホフは日常を切り取ってる。どれだけ重た

    0
    2022年07月26日

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