酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

1,980円 (税込)

9pt

「ダメ、ゼッタイ」に代わる、有効な手立てはありうるのか?

依存は回復の始まり。
やめればいいってものじゃない!?
連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた
不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。

現代人にとって最も身近な「病」である依存症――非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、その対象は多岐にわたる。

そんななか最も身近な依存物質であるアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠と、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦の、一筋縄ではいかない往復書簡が始まった。最小単位、たったふたりから始まる自助グループ。

依存症の裏側にある、さらにその深淵へ!

特別鼎談「ギャンブル依存症問題を考える(ゲスト:田中紀子)」も収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    依存がどうして起こるのか、どのように抜け出せるのか。大変勉強になった。

    ⚪︎イギリスのアルコール依存の人に、アルコールを少しと健康的な食事を提供することで、少しずつ健康にさせていく。
    ⚪︎やってはいけないのは、薬物依存などの人を村八分にしてしまうこと。
    ⚪︎何かに依存することでなんとか今の苦しさか

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    タイトルの二人による往復書簡。
    松本俊彦さんの依存症に関する専門家としての知見は自分には新鮮で、依存症に対する「本人の意思の弱さ」的なステレオタイプを覆されて目から鱗の連続だった。

    ・人は皆何かしらに依存している弱い生き物
    ・依存性薬物使用経験者のうち依存症の診断基準に該当するのは1割程度。人間は

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    お酒を飲まないと笑顔で過ごせないがゆえにお酒をやめら…れなくはないけど(飲まなくても過ごせる)私と、煙草で借金をしてしまうくらい依存してる私の大好きな人。私たちを思って買ってみた本は奥が深かった。何かに依存をしないと生きれない自身や、大好きな人の心の深奥を掘り下げてみたい。

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    高橋源一郎が「飛ぶ教室」で紹介していたのが、面白そうだったので読んでみたのだが、大当たり!

    横道誠さんの壮絶な人生と、アディクションの数々。
    なんて困難な人生を生き延びている人なの!ということにまず衝撃を受ける。すごい衝撃。
    発達障害(自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症などなど)と宗教2世、それに

    0
    2025年03月11日

    Posted by ブクログ

    依存症にまつわる話。
    具体的で新たな学びが多くて、おもしろくてスラスラ読めた。
    結構専門的な事象やケア方法にも触れてるけど、往復書簡の形を取ってるから、読みやすかった。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    依存性に至るまでに、その人それぞれにとって様々な背景がある事。

    凄惨な虐待、いじめ、性被害、本人とってトラウマとなるような深刻な体験。
    または生まれながらの発達障害による生きづらさ、それに伴う二次障害。

    各々が複雑に絡み合いながら死にたい、消えてしまいたいという辛い気持ちを、それでもなお孤独にも

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    面白い!かつ、中身が深い。
    自分には関係ないと思いがちな
    依存症や「正常と異常の間」が
    違う見え方をする

    困った人は
    困っているから
    救いを求めて依存症になるという
    指摘はなるほど、と思った。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    依存性の奥にあるもの。生きづらさにつながる傷を意識したい。ゆるくつながる事。ゆっくりと安全な方へ変化していくこと。

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    本書の元となった往復書簡はweb連載時から“当事者、当事者家族、支援者、専門家を騒然とさせた”という。さもありなん!実を申せば、現時点で私自身が深刻な“やめられないとまらない”に悩んでいるわけではないが、それでも他人事とは思えなかったし、よくぞここまで言語化してくださったなと、おふたりそれぞれの“パ

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    本書の元になる連載から多少は読んでいたが、まとまって1冊の本になって読むと、さらに二人の対談が生き生きとドライブ感を持って読めた。依存症対応の専門家ではない人にも一読してもらいたい。当然、依存症対応の専門家の人にも。当事者の生の声であったり、自助グループについても本当に意味での実際がわかるし。悪と言

    0
    2024年11月04日

酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す