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Posted by ブクログ
就職活動のとき、自分にどんな仕事が向いているかなんて全然分からなくて、志望動機と言われてもそれっぽいことをうまくまとめられなくて、うっすいことしか書けなくて途方に暮れたことを思い出す。
氷河期と言われた時代だったこともあって、とにかくちゃんと働いてそれなりにお給料が出るならいい、くらいの勢いだった。そのなかで、自分に結構向いてたんじゃない?と思える職種に入り込んだんだから、とりあえず自分のことは褒めてあげたい。
というわけで、いざ就職活動となって、給与や福利厚生の条件ばかりが膨らんで、どんな仕事をしたいのかに迷ってしまう聖の気持ちはよく分かる。ついでに、なんでもいいならここでいいじゃんと言いたくなる周りの大人の気持ちもとても分かる。だって多分向いてるし。
自分の適性は自分では分からないのかも、というよりも、ハタチそこそこの学生に、自分で適した職業を選択せよという方が無理があるのではとか思う。
最近の学校では、どういう職業に就きたいのかから、何を学ぶか、どんな大学に行くかを考えて、というようなことをさせたがるし、それがキレイなルートだとは思うけれども、そこに乗らない仕事も山ほどあるよとも思うのだよ。
だからといって、周りの大人で就職先を決めてしまうこの結末もいかがなものか。
前作がすごくよかった、わけではないのだけれど、シリーズの次が出ているならば読んでおこう、という感じで手に取った2作目。
ちょうど選挙のタイミングで、タイムリー……ではあるかもしれないけれど、そこまで選挙活動が深く描かれているわけでもなく、今回は特に聖の就活の方がメインテーマ。元大物議員の事務員、という立場をうまく活かせているのかいないのか。
日常謎解き系としても、まぁ普通。前作の方がおもしろかった気がする。
ついでにやっぱりどうにも登場人物たちが話す言葉にところどころ古い言い回しが混ざってくるのが違和感として残ってしまう。
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