阿部誠の一覧
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ユーザーレビュー
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行動経済学に嵌りそうです。鬼才の阿部誠先生によるプロスペクト理論の展開に、心理と経済が融合しています。
新年度のゼミに活かしていきます。
Posted by ブクログ
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<本のタイトル>
ビジネス教養 行動経済学 (サクッとわかるビジネス教養)
<本の紹介>
マーケティング≒行動経済学と言っても過言ではないくらい、行動経済学はビジネスと密接にかかわります。
行動経済学を勉強することで「消費者心理」「マネジメント」「自己実現」等の一助になります。
本書では身近な例を
...続きを読む用いて内容紹介があるため気軽に読めます。
<感想・気づき>
・人の思考には「直感」と「熟考」の2種類があり、時と場合により使い分ける。
ヒューリスティック:直感、即決、努力を要さない、過去の経験から判断
システマティック :熟考、低速、努力を要する、合理的に比較検討
・ヒューリスティックは3種類
利用可能性ヒューリスティック:
なじみがあり、何度も耳にしたり、見たりしたものを直感的に選択する傾向がある
代表性ヒューリスティック:
身近な例が全体を映し出していると勘違いする傾向がある。(少数の法則)
すべての出来事をシステマティックに判断するのは無理なので、代表的な事柄で判断を下すことも多い。
固着性ヒューリスティック:
人は自分に都合のいい情報だけを集めたがる傾向がある。(確証バイアス)
好きなことはメリットばかりに注目し、嫌いなことはデメリットばかりに注目しがち。
またそれにどれくらいの時間を費やしたかも意思決定に影響してきたりする。
フレーミング効果。
Aには好印象を、Bには不安を抱く人が多くなる。
A:満足度90%です
B:10人に1人は満足していません。
同じことを言っていても、まるで聞く人の反応が変わってくる。
A:わが社が生き残る可能性はわずかだ
B:わが社が生き残る可能性はゼロじゃない
数字が大きいBの方が、Aよりも量が多く感じやすい
A:タウリン1g配合
B:タウリン1000mg配合
極端の回避効果
2択より3択のほうが選びやすい。
Before: 竹4000円、梅3000円(選びにくい)
After:松5000円、竹4000円、梅3000円(松をおとりに使って、竹を多く選ばせる)
・プロスペクト理論
得よりも損を重く感じるため、Aの方が選ばれやすい。
A:絶対に100万円もらえる
B:50%の確率で200万円もらえる
低い確率を過大評価する
今まで一回も当たったことが無くても宝くじには期待してしまう
飛行機事故が起こる確率は数百万分の1程度。自動車事故と比べると極端に低い。
生命や生活に直結するような意思決定に関してはさらにこの傾向が顕著になる。
だから人は「絶対に」というワードに弱い。(実際は絶対というのは無いのだが、、)
・端数価格
桁を1つ少なく感じさせる魔法の数字「980」
2000円じゃなく1980円にしたら、20円しか変わらないけど、1000円台で安く感じる。
・威光価格
逆に「50万円」など、切りのいい数字はプレミアム感を演出する。
ブランド品は価格を高くすることで、購入者の優越感や自己顕示欲をくすぐる。
・損失回避性とスポットライト効果
ネガティブなキャッチコピーが購買意欲をそそる
ネガティブな情報を与え、消費者の恐怖心をあおることで、商品の必要性をアピールする
さらにそれが「自分にあてはまる!」と当事者意識を持たせるとなおのこと危機感が倍増する。
・オプトインとオプトアウトはデフォルトを入れ替えると同意率が劇的に上がる
オプトイン :同意するならサインしてください。
オプトアウト:同意しないならサインしてください。
⇒サインが面倒になってサインしてもらえない対策として、
サインしないことをデフォルトにして、サインを抑止する。
Posted by ブクログ
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わかりやすいイラスト付きで解説してくれていて、内容がすんなり頭に入ってきました。
行動経済学初心者の私でも、とてもわかりやすかったです。
販売職、営業職を経験されたことある方は「ウンウン」と頷きながら読んでしまうのではないでしょうか。
私も営業職や販売職を経験したことがありますが、今まで取り組んでい
...続きを読むたことを明言化してくれているようでした。
とても勉強になりました。
Posted by ブクログ
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タイトル通りマーケティングに関する本だが、日常生活の場面がふんだんに取り入れられており、買い物など普段の生活の場面を想像しながら読めるだろう。
著者の専門がマーケティング・サイエンスであるため、ベイズ理論やゲーム理論が出てくることもあり、そこはしっかり読まなければいけないが、全般的には読みやすい本
...続きを読むかと思う。
終盤のマーケティング・リサーチやカンパニーに関する話は読み応えがあり、リサーチやグループインタビューの話はそれらの専門書を補完するものとして読めるだろう。
Posted by ブクログ
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